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373帰ってきて起きた事件?と森のその後
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僕達が家に帰ってきて1週間が経ちました。あれからパパ達とグッシー達達は、3日くらいずっとお話し合いをしていました。けっこう長いお話し合い、大切なお話しって言っていたけど、どういう魔法を使ったとか、こういう風に戦ったとか、細かくお話ししてたのかな?
でもそんな長いお話し合いの途中でも、ママが時々僕達の事を見に来ました。この前ママが怒って笑った原因のせいだよ。
あの時僕達は、持って帰ってきた茎で遊んでいました。とっても面白い茎で、ペンみたいな茎なんだ。紙に書くとちゃんと文字が書けるんだよ。
色は赤とか青とか。全部で20本くらい持ってきたんだけど、全部が違う色なんで、書くまでは何色か分からないの。それから茎は硬いから、僕がギュッと握っても、ドラック達が咥えても折れません。
僕達はその茎でお絵描きをしていました。その時ちょうどニッカは、パパから渡されていた紙?を見るのに、僕達から目を離していて。僕達はいつもの通りに、その茎を持ったまま、あっちこっち移動したり、紙に描いた絵をぺたぺた触ったり。
その時ママがお部屋に入って来て、怒って笑ったんだ。ニッカは叫んで。ニッカが叫ぶの初めて聞いたよ。
僕もポッケ達も顔中、茎のペンの色だらけに。この茎で絵を描いた時はすぐに触っちゃいけなかったみたいです。それからこの茎が肌に着いたら、特別な石鹸じゃないと取れなくて。何とドラックパパ達の浄化でも取れないんだ。
ニッカは僕達が遊ぶ前に注意して、それから僕が茎のペンの色だらけにならないように、見ているはずだったらしくて。でもニッカがパパからの紙を見ているうちに、僕達はお絵描きを始めちゃったからね。
「もう、嫌だわ! 一体何をしているの! ニッカ、確かにその書類は大切だけれど、今はジョーディ達を見ていてくれないと」
「も、申し訳ありません!」
「もう、ジョーディもみんなも、これからお風呂よ。石鹸があってよかったわ」
そう怒りながら、僕達を見ると笑うママ。
「そのままお外に出たら、みんなに笑われちゃうわよ。ジョーディあなたは赤ちゃん大人になっているし、他のみんなもそれぞれ別の生き物に変身しちゃっているわ」
ママと一緒にお風呂に向かった僕達。すれ違う使用人さんやメイドさん達がクスクス笑って。それからパパが騒いでどうしたんだって様子を見に来て、思いっきり笑って。お風呂に着いた僕達はすぐに鏡の前に立ってみました。そうしたら…。
僕の顎とお鼻の下の所に、黒色が。それから眉毛のところは茶色が付いていて、太眉毛になっていました。ドラック達も凄かったよ。緑色の顔になってたり、黄色と青、しましま模様ができてたり。水玉とか足跡もついていて。僕達みんなで顔を見合わせて笑っちゃいました。
「おもちゃ! ちゃの! きゃっきゃっ!!」
面白いって言ったんだよ。
『みんな変な顔!!』
『面白いなのぉ!!』
『別の色も付けてみたいんだな!』
「もう、笑い事じゃないのよ。クスクス」
お母さん笑い事じゃないって言ったけど笑ってるよ。それから特別な石鹸で顔を洗って、手やどうしてそこについたのか、体にも色が付いていて。お風呂から出たらママとベルがとっても疲れてました。
それからまたこんな事になったら大変って、ママが時々確認しに来たんだ。ニッカも僕達から目を離さないで。いつかまた顔にお絵描きできたら良いなぁ。面白かったもん。
それから昨日、クルドお兄ちゃんのお父さんが来ました。新しい移動キノコが生えたか確認しに来たの。でもクルドお兄ちゃんは一緒じゃなくて。どうしてもクルドお兄ちゃんのお母さんと用事があって来れなかったんだって。残念。
でも新しい移動キノコはちゃんと育っていて、これなら後2週間くらいで使えるようになるって。そうしたら古い移動キノコは採っちゃって、新しい移動キノコの肥料にするみたいです。
僕のお家の移動キノコは全部ちゃんと育っていて、このまま育てばどれでも使えるから、もしあまったら食べて良いって。美味しいみたい。スープが良いって言っていました。
後、森の移動キノコも全部ちゃんと育ったみたいです。少し前からその移動キノコを使い始めたって。それから空を飛ぶ魔獣さん達に手伝ってもらって、色々な場所に移動キノコを植えている所だって教えてもらいました。まだまだ、前と比べると全然足りないって言っていました。
『アイツはどうした?』
『彼はまだ森で、色々手伝ってくれています。それと彼が元々住んでいた森に、私の仲間が同行する事に。彼の森にも移動キノコを生やす事にしました。彼は飛んできても早いでしょうが、何か森にあったときに、素早く駆けつけたいと』
『そうか』
『彼の責任が全くないとは言えませんが、元々の原因は彼ではないのに』
『だがそうして他の森と繋がる事は良い事だ。今回のような事があった時、情報交換ができるからな』
アースドラゴンさん元気だって。他の魔獣さん達もみんな元気。みんな元気になって良かったね。
「ジョーディ! 外で遊ぼう!!」
「ちゃ!!」
お兄ちゃんが呼びに来て、僕は最初よちよち歩きだったけど、でも途中から高速ハイハイで階段まで行って、そこからベルに下ろしてもらいました。お兄ちゃんに続いて外に出ます。
う~ん、良いお天気。1週間ずっと良いお天気。アンデッドが出ていた頃は雨が多かったってお兄ちゃんが。
「池で遊ぼう!」
「ちゃい!!」
『ホミュちゃん先頭なのぉ!』
『オレが先頭なんだな!!』
みんなが競争を始めます。そしていつも通り僕が1番ビリ。もう少し高速ハイハイを頑張らないと。
でもそんな長いお話し合いの途中でも、ママが時々僕達の事を見に来ました。この前ママが怒って笑った原因のせいだよ。
あの時僕達は、持って帰ってきた茎で遊んでいました。とっても面白い茎で、ペンみたいな茎なんだ。紙に書くとちゃんと文字が書けるんだよ。
色は赤とか青とか。全部で20本くらい持ってきたんだけど、全部が違う色なんで、書くまでは何色か分からないの。それから茎は硬いから、僕がギュッと握っても、ドラック達が咥えても折れません。
僕達はその茎でお絵描きをしていました。その時ちょうどニッカは、パパから渡されていた紙?を見るのに、僕達から目を離していて。僕達はいつもの通りに、その茎を持ったまま、あっちこっち移動したり、紙に描いた絵をぺたぺた触ったり。
その時ママがお部屋に入って来て、怒って笑ったんだ。ニッカは叫んで。ニッカが叫ぶの初めて聞いたよ。
僕もポッケ達も顔中、茎のペンの色だらけに。この茎で絵を描いた時はすぐに触っちゃいけなかったみたいです。それからこの茎が肌に着いたら、特別な石鹸じゃないと取れなくて。何とドラックパパ達の浄化でも取れないんだ。
ニッカは僕達が遊ぶ前に注意して、それから僕が茎のペンの色だらけにならないように、見ているはずだったらしくて。でもニッカがパパからの紙を見ているうちに、僕達はお絵描きを始めちゃったからね。
「もう、嫌だわ! 一体何をしているの! ニッカ、確かにその書類は大切だけれど、今はジョーディ達を見ていてくれないと」
「も、申し訳ありません!」
「もう、ジョーディもみんなも、これからお風呂よ。石鹸があってよかったわ」
そう怒りながら、僕達を見ると笑うママ。
「そのままお外に出たら、みんなに笑われちゃうわよ。ジョーディあなたは赤ちゃん大人になっているし、他のみんなもそれぞれ別の生き物に変身しちゃっているわ」
ママと一緒にお風呂に向かった僕達。すれ違う使用人さんやメイドさん達がクスクス笑って。それからパパが騒いでどうしたんだって様子を見に来て、思いっきり笑って。お風呂に着いた僕達はすぐに鏡の前に立ってみました。そうしたら…。
僕の顎とお鼻の下の所に、黒色が。それから眉毛のところは茶色が付いていて、太眉毛になっていました。ドラック達も凄かったよ。緑色の顔になってたり、黄色と青、しましま模様ができてたり。水玉とか足跡もついていて。僕達みんなで顔を見合わせて笑っちゃいました。
「おもちゃ! ちゃの! きゃっきゃっ!!」
面白いって言ったんだよ。
『みんな変な顔!!』
『面白いなのぉ!!』
『別の色も付けてみたいんだな!』
「もう、笑い事じゃないのよ。クスクス」
お母さん笑い事じゃないって言ったけど笑ってるよ。それから特別な石鹸で顔を洗って、手やどうしてそこについたのか、体にも色が付いていて。お風呂から出たらママとベルがとっても疲れてました。
それからまたこんな事になったら大変って、ママが時々確認しに来たんだ。ニッカも僕達から目を離さないで。いつかまた顔にお絵描きできたら良いなぁ。面白かったもん。
それから昨日、クルドお兄ちゃんのお父さんが来ました。新しい移動キノコが生えたか確認しに来たの。でもクルドお兄ちゃんは一緒じゃなくて。どうしてもクルドお兄ちゃんのお母さんと用事があって来れなかったんだって。残念。
でも新しい移動キノコはちゃんと育っていて、これなら後2週間くらいで使えるようになるって。そうしたら古い移動キノコは採っちゃって、新しい移動キノコの肥料にするみたいです。
僕のお家の移動キノコは全部ちゃんと育っていて、このまま育てばどれでも使えるから、もしあまったら食べて良いって。美味しいみたい。スープが良いって言っていました。
後、森の移動キノコも全部ちゃんと育ったみたいです。少し前からその移動キノコを使い始めたって。それから空を飛ぶ魔獣さん達に手伝ってもらって、色々な場所に移動キノコを植えている所だって教えてもらいました。まだまだ、前と比べると全然足りないって言っていました。
『アイツはどうした?』
『彼はまだ森で、色々手伝ってくれています。それと彼が元々住んでいた森に、私の仲間が同行する事に。彼の森にも移動キノコを生やす事にしました。彼は飛んできても早いでしょうが、何か森にあったときに、素早く駆けつけたいと』
『そうか』
『彼の責任が全くないとは言えませんが、元々の原因は彼ではないのに』
『だがそうして他の森と繋がる事は良い事だ。今回のような事があった時、情報交換ができるからな』
アースドラゴンさん元気だって。他の魔獣さん達もみんな元気。みんな元気になって良かったね。
「ジョーディ! 外で遊ぼう!!」
「ちゃ!!」
お兄ちゃんが呼びに来て、僕は最初よちよち歩きだったけど、でも途中から高速ハイハイで階段まで行って、そこからベルに下ろしてもらいました。お兄ちゃんに続いて外に出ます。
う~ん、良いお天気。1週間ずっと良いお天気。アンデッドが出ていた頃は雨が多かったってお兄ちゃんが。
「池で遊ぼう!」
「ちゃい!!」
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<第一部:疫病編>
一章【完結】ゴミ拾いと冒険者生活:5/20〜5/24
二章【完結】ゴミ拾いともふもふ生活:5/25〜5/29
三章【完結】ゴミ拾いともふもふ融合:5/29〜5/31
四章【完結】ゴミ拾いと流行り病:6/1〜6/4
五章【完結】ゴミ拾いともふもふファミリー:6/4〜6/8
六章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(道中):6/8〜6/11
七章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(本編):6/12〜6/18
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