152 / 213
連載
414朝、外を見たら?
しおりを挟む
結局その日、僕達が寝るまで雪は降っていて、しかも僕の足首くらいまで雪が積もっていたんだけど。朝起きてすぐに、ドラックパパに窓まで連れて行ってもらってお外を見たら、一面雪景色で、僕が考えていた以上に雪が積もっていました。
「みー! きちぇ!!」
まだ寝ているみんなに、僕は起きてって声をかけます。むくりと最初に起きたのはフェニック、それからミルクが起きて、のろのろみんなが続いて起きました。みんな雪が積もってるよ! ほら見てみて!!
僕の言葉にハッ!!とするみんな。急いで飛んできたりドラッホパパに運んでもらったりして、みんなが窓にへばり付きました。僕も一緒に窓にべちゃと張り付いて。
『わぁ!! 本当だ!!』
『昨日も積もってたけど、こんなに積もるなんて!』
『僕達、雪に埋もれちゃうんじゃない?』
『飛び込んでみたいんだな!!』
あっ! それやってみたいかも! こう、とおっ!!てジャンプして、バシャッ!!と。噴水はいつもパパに止められちゃうけど、雪なら大丈夫なはず。ミルクの言葉に、みんなもやってみたいって、一気に部屋の中が騒がしくなりました。
と、その時、ドアをバンバン叩く音が。このドアの叩き方は、急いでる時にお兄ちゃんの叩き方だ。それからすぐにベルの声が聞こえて来て。お兄ちゃんに走ってはダメですとか、もう少し静かにノックしてくださいとか言われてたよ。
それから今度は静かなノックが聞こえて、僕は返事をします。
「ちゃ!!」
『ジョーディの声では聞こえんだろう。皆起きているぞ!!』
ドラッホパパが返事をするとすぐにドアが開いて、お兄ちゃんが勢いよく部屋に入って来ました。お兄ちゃんとってもニコニコだったよ。それにもう、しっかりと洋服も着ていて、一直線に僕達の所に。
それからベルとニッカが中へ入って来て、2人は僕におはようございますをした後、クローゼットをガサゴゾしたり、ベットをささっと簡単に綺麗にして、ほかの窓のカーテンを開けたり。
「ジョーディ、みんなも、急いでお洋服着て。それから急いで朝のご飯を食べてお外に行くよ!」
『外、雪で遊ぶ!』
「うん!! ママが遊んでも良いって、でも部屋の中へ入ってって言ったら、すぐに入るのよって。遊べる時に遊んでおかないと、ビッキー達が帰ってきたら、もしかしたら遊べなくなっちゃうかも!」
あれ? そう言えばグッシー達は? いつも僕が起きると気配で分かって、すぐに窓の所に来ておはようをしてくれるのに。もしかして昨日調べに行ってから、まだ帰ってきてないの?
グッシー達の事を考えてながらも、僕達は急いでソファーの方へ。うん、グッシー達のことは心配だけど、雪でも遊びたいし。お兄ちゃんの言う通り、もしかしたらこの雪に何かあって、遊べなくなるといけないもんね。
う~ん、たとえばこの雪が、魔獣さんが降らせた魔法の雪で、その魔獣さん達が街を襲ってきたりとか?
ベルが僕にお洋服を着せてくれて、ニッカは顔を洗う準備をしてくれます。全部の準備が終わったら、急いでご飯を食べるお部屋に移動。
お兄ちゃんは僕達の所に来る前に、ママにお外で遊んで良いか確認をしてくれたでしょう? それから料理人さんに、ちょっと早いけど、朝のご飯を頼んできてくれたんだって。
ご飯のお部屋に行ったら、すぐに朝のご飯が運ばれてきました。今日の朝のご飯は、くたくたのパンが入っている温かいスープと、ホークでホロホロほぐれるお肉。それから果物です。
あむ、あむ、なるべく早く食べようと頑張って食べる僕。だっていつもみんなを待たせちゃうんだもん。それに早く外へ行って、雪にジャンプしたいし。ドラック達もいつも以上に、パク、パクと、ご飯を食べていたよ。
それでね食べている時に、グッシー達のことを聞いたら、グッシー達は1度夜中に帰って来て、それからパパやスチュアートさんを連れて、もう1回森へ行ったって、教えてもらいました。パパ達大丈夫かな? 何でもないと良いけど。
一生懸命食べたけど、結局いつも通り1番最後に食べ終わった僕。みんな待たせてごめんね! 僕達は部屋から飛び出そうとしました。でもママに止められちゃって。
「まだダメよ。もうみんなそんなに慌てて」
今度はゆっくりする部屋へ移動した僕達。ママ、どうして止めたの、早く早く。みんなあっつこっち、ふらふらと歩きます。そんな事をしていたら、ベルがたくさん洋服を持ってきました。
「雪遊びをするのに、そんな薄着じゃダメ。さぁ、みんなこれを着て」
僕はマフラーに分厚い厚手の洋服を着せられて、靴も長靴に交換。最後に毛糸の帽子をかぶって、手袋をしました。あ、熱い。お部屋の中は元々暖かかったから、厚着をしたらとっても熱くなっちゃって。しかも洋服が重くて、僕はよたよた。
慣れるまで時間がかかりそう。これでちゃんと遊べる? 雪にジャンプどころか、歩けるかどうかも分からないよ。
ドラック達は昨日と一緒、マフラーをして。それからママがいつのまにか、冬用のみんなの洋服を用意していてくれて、着たい子はそれを着ました。みんなそれぞれ、自分達の姿が刺繍してある可愛い洋服だったよ。
それでね、みんなとっても気に入ったみたい。結局全員が洋服を着る事に。みんなとってもニコニコだったよ。
全員洋服を着終わったら、僕はニッカに抱っこしてもらって玄関ホールに。玄関ホールに置いてある鏡を見たら、僕の体は洋服で2倍に膨れていました。まだ雪で遊んでいないのに、僕が雪だるまみたいになってたよ。
使用人さんが玄関を開けてくれて、みんなが思いっきり外へ出ました。僕は玄関の階段を降りるまで、ニッカに抱っこだって。早く降りたいけど、階段で転んだら危ないもんね。あと少し我慢我慢。
そして玄関を出た瞬間、僕は叫びました。
「にょおぉぉぉ!!」
*・゜゚・*:.。..。.:*・.。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:*・.。.:*・゜゚・*
いつもご愛読ありがとうごさいます。ありぽんです。
ただいま作業中につきまして、明後日の更新をお休みさせていただきます。
28日には更新しますので、ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。
「みー! きちぇ!!」
まだ寝ているみんなに、僕は起きてって声をかけます。むくりと最初に起きたのはフェニック、それからミルクが起きて、のろのろみんなが続いて起きました。みんな雪が積もってるよ! ほら見てみて!!
僕の言葉にハッ!!とするみんな。急いで飛んできたりドラッホパパに運んでもらったりして、みんなが窓にへばり付きました。僕も一緒に窓にべちゃと張り付いて。
『わぁ!! 本当だ!!』
『昨日も積もってたけど、こんなに積もるなんて!』
『僕達、雪に埋もれちゃうんじゃない?』
『飛び込んでみたいんだな!!』
あっ! それやってみたいかも! こう、とおっ!!てジャンプして、バシャッ!!と。噴水はいつもパパに止められちゃうけど、雪なら大丈夫なはず。ミルクの言葉に、みんなもやってみたいって、一気に部屋の中が騒がしくなりました。
と、その時、ドアをバンバン叩く音が。このドアの叩き方は、急いでる時にお兄ちゃんの叩き方だ。それからすぐにベルの声が聞こえて来て。お兄ちゃんに走ってはダメですとか、もう少し静かにノックしてくださいとか言われてたよ。
それから今度は静かなノックが聞こえて、僕は返事をします。
「ちゃ!!」
『ジョーディの声では聞こえんだろう。皆起きているぞ!!』
ドラッホパパが返事をするとすぐにドアが開いて、お兄ちゃんが勢いよく部屋に入って来ました。お兄ちゃんとってもニコニコだったよ。それにもう、しっかりと洋服も着ていて、一直線に僕達の所に。
それからベルとニッカが中へ入って来て、2人は僕におはようございますをした後、クローゼットをガサゴゾしたり、ベットをささっと簡単に綺麗にして、ほかの窓のカーテンを開けたり。
「ジョーディ、みんなも、急いでお洋服着て。それから急いで朝のご飯を食べてお外に行くよ!」
『外、雪で遊ぶ!』
「うん!! ママが遊んでも良いって、でも部屋の中へ入ってって言ったら、すぐに入るのよって。遊べる時に遊んでおかないと、ビッキー達が帰ってきたら、もしかしたら遊べなくなっちゃうかも!」
あれ? そう言えばグッシー達は? いつも僕が起きると気配で分かって、すぐに窓の所に来ておはようをしてくれるのに。もしかして昨日調べに行ってから、まだ帰ってきてないの?
グッシー達の事を考えてながらも、僕達は急いでソファーの方へ。うん、グッシー達のことは心配だけど、雪でも遊びたいし。お兄ちゃんの言う通り、もしかしたらこの雪に何かあって、遊べなくなるといけないもんね。
う~ん、たとえばこの雪が、魔獣さんが降らせた魔法の雪で、その魔獣さん達が街を襲ってきたりとか?
ベルが僕にお洋服を着せてくれて、ニッカは顔を洗う準備をしてくれます。全部の準備が終わったら、急いでご飯を食べるお部屋に移動。
お兄ちゃんは僕達の所に来る前に、ママにお外で遊んで良いか確認をしてくれたでしょう? それから料理人さんに、ちょっと早いけど、朝のご飯を頼んできてくれたんだって。
ご飯のお部屋に行ったら、すぐに朝のご飯が運ばれてきました。今日の朝のご飯は、くたくたのパンが入っている温かいスープと、ホークでホロホロほぐれるお肉。それから果物です。
あむ、あむ、なるべく早く食べようと頑張って食べる僕。だっていつもみんなを待たせちゃうんだもん。それに早く外へ行って、雪にジャンプしたいし。ドラック達もいつも以上に、パク、パクと、ご飯を食べていたよ。
それでね食べている時に、グッシー達のことを聞いたら、グッシー達は1度夜中に帰って来て、それからパパやスチュアートさんを連れて、もう1回森へ行ったって、教えてもらいました。パパ達大丈夫かな? 何でもないと良いけど。
一生懸命食べたけど、結局いつも通り1番最後に食べ終わった僕。みんな待たせてごめんね! 僕達は部屋から飛び出そうとしました。でもママに止められちゃって。
「まだダメよ。もうみんなそんなに慌てて」
今度はゆっくりする部屋へ移動した僕達。ママ、どうして止めたの、早く早く。みんなあっつこっち、ふらふらと歩きます。そんな事をしていたら、ベルがたくさん洋服を持ってきました。
「雪遊びをするのに、そんな薄着じゃダメ。さぁ、みんなこれを着て」
僕はマフラーに分厚い厚手の洋服を着せられて、靴も長靴に交換。最後に毛糸の帽子をかぶって、手袋をしました。あ、熱い。お部屋の中は元々暖かかったから、厚着をしたらとっても熱くなっちゃって。しかも洋服が重くて、僕はよたよた。
慣れるまで時間がかかりそう。これでちゃんと遊べる? 雪にジャンプどころか、歩けるかどうかも分からないよ。
ドラック達は昨日と一緒、マフラーをして。それからママがいつのまにか、冬用のみんなの洋服を用意していてくれて、着たい子はそれを着ました。みんなそれぞれ、自分達の姿が刺繍してある可愛い洋服だったよ。
それでね、みんなとっても気に入ったみたい。結局全員が洋服を着る事に。みんなとってもニコニコだったよ。
全員洋服を着終わったら、僕はニッカに抱っこしてもらって玄関ホールに。玄関ホールに置いてある鏡を見たら、僕の体は洋服で2倍に膨れていました。まだ雪で遊んでいないのに、僕が雪だるまみたいになってたよ。
使用人さんが玄関を開けてくれて、みんなが思いっきり外へ出ました。僕は玄関の階段を降りるまで、ニッカに抱っこだって。早く降りたいけど、階段で転んだら危ないもんね。あと少し我慢我慢。
そして玄関を出た瞬間、僕は叫びました。
「にょおぉぉぉ!!」
*・゜゚・*:.。..。.:*・.。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:*・.。.:*・゜゚・*
いつもご愛読ありがとうごさいます。ありぽんです。
ただいま作業中につきまして、明後日の更新をお休みさせていただきます。
28日には更新しますので、ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。
77
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
転生したらちびっ子になって、空を落ちていた件 〜もふもふたちのお世話はお任せあれ。ついでに悪もやっつけます!〜
ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした高橋凛は、お詫びとして理想の世界へ転生することに。しかし気がつけば幼児の姿で、しかも空を落下中だった!?
バカ神、あいつまたミスったな!? そう思いながらも、凛はどうすることもできず、空を落ちていく。しかも更なるアクシデントが凛を襲い……。
が、そのアクシデントにより、優しい魔獣に助けられた凛は、少しの間彼の巣で、赤ちゃん魔獣や卵の世話を教わりながら過ごすことに。
やがてその魔獣を通じて侯爵家に迎え入れられると、前世での動物飼育の知識や新たに得た知識、そして凛だけが使える特別な力を活かして、魔獣たちの世話を始めるのだった。
しかし魔獣たちの世話をする中で、時には悪人や悪魔獣と対峙することもあったため、凛は、『魔獣たちは私が守る!!』と決意。入団はできないものの、仮のちびっ子見習い騎士としても頑張り始める。
これは、凛と魔獣たちが織りなす、ほんわかだけど時々ドタバタな、癒しとお世話の物語。
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
ひとりぼっちの千年魔女、転生したら落ちこぼれ令嬢だったので、家族を守るために魔法を極めます! 〜新たな家族ともふもふに愛されました!〜
空月そらら
ファンタジー
千年の時を孤独に生き、魔法を極めた大魔女。 彼女は唯一の弟子に裏切られ、命を落とした――はずだった。
次に目覚めると、そこは辺境伯家の屋敷。 彼女は、魔力コアが欠損した「落ちこぼれ」の幼女、エルシア(6歳)に転生していた。
「魔力がすぐに切れる? なら、無駄を削ぎ落とせばいいじゃない」
エルシアは前世の膨大な知識を駆使し、省エネ魔法を開発。
サボり魔だが凄腕の騎士を共犯者に仕立て上げ、密かに特訓を開始する。
すべては、今世で初めて知った「家族の温かさ」を守るため。
そして、迫りくる魔物の脅威と、かつての弟子がばら撒いた悪意に立ち向かうため。
「おねえちゃん、すごい!」
可愛い弟デイルと、拾った謎の**黒猫に懐かれながら、最弱の令嬢による最強の領地防衛戦が幕を開ける!
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
☆ほしい
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
才がないと伯爵家を追放された僕は、神様からのお詫びチートで、異世界のんびりスローライフ!!
にのまえ
ファンタジー
剣や魔法に才能がないカストール伯爵家の次男、ノエール・カストールは家族から追放され、辺境の別荘へ送られることになる。しかしノエールは追放を喜ぶ、それは彼に異世界の神様から、お詫びにとして貰ったチートスキルがあるから。
そう、ノエールは転生者だったのだ。
そのスキルを駆使して、彼の異世界のんびりスローライフが始まる。
ドラゴンともふ魔獣に懐かれて〜転生幼女は最強ドラゴン騎士家族と幸せに暮らします〜
ありぽん
ファンタジー
神様のミスで命を落としてしまった高橋結衣(28)。そのお詫びとして彼女は、様々な力を授かり、憧れだった魔法と剣と魔獣の存在する、まるで異世界ファンタジーのような世界へと転生することになった。
しかし目を覚ました場所は、街の近くではなく木々が生い茂る森の中。状況が分からず混乱する結衣。
そんな結衣に追い打ちをかけるように、ゾウほどもある大きな魔獣が襲いかかってきて。さらにドラゴンまで現れ、魔獣と激突。数分後、勝利したドラゴンが結衣の方へ歩み寄ってくる。
転生して数10分で命を落とすのか。そう思った結衣。しかし結衣を待っていたのは、思いもよらぬ展開だった。
「なぜ幼児がここに? ここは危険だ。安全な俺たちの巣まで連れて行こう」
まさかのドラゴンによる救出。さらにその縁から、結衣は最強と謳われるドラゴン騎士の家族に迎え入れられることに。
やがて結衣は、神から授かった力と自らの知識を駆使し、戦う上の兄や姉を支え、頭脳派の兄の仕事を手伝い。可憐で優しい姉をいじめる連中には、姉の代わりに子ドラゴンやもふ強魔獣と共にざまぁをするようになって?
これは神様の度重なるミスによって、幼児として転生させられてしまった結衣が、ドラゴンやもふ強魔獣に懐かれ、最強のドラゴン騎士家族と共に、異世界で幸せいっぱいに暮らす物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。