可愛いけど最強? 異世界でもふもふ友達と大冒険!

ありぽん

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334 お仕置きはダメ?

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『やっぱりダメ?』

『お仕置き見たいなの』

『お仕置き見せてくれる約束でしょう。フーリだけじゃなくて、みんなが迷惑かけられたんだから。消えるとこだったし。ちゃんとお仕置き見せてよ! ね、フーリ』

『お仕置き、僕見たい』

 更に2週間後、僕達は今、新しいお屋敷のまったりする部屋にいます。そしてみんながスノーラやお父さん達にブーブー文句を言っているところ。

 あれから何事もなく、予定通りにお屋敷が完成して。完成した日はみんなでパーティーをしました。僕達だけじゃないよ。街全体でパーティーをしたの。
 お屋敷が完成した日にね、街のちょっと壊れちゃっていた所も、全部がしっかりと直って。全てが片付いたってことで、街全体でお祝いパーティーをしたんだ。

 もうね、凄い盛り上がりだったよ。あっちもこっちも魔法で街全体が輝いていて、魔法で花火も上がっているし。ご飯を楽しむ人達に、お酒を飲んで更に騒ぐ人達。それから子供が楽しめる遊びや、大人が楽しめる遊びでしょう。もうね、静かな場所が全然なかったんだよ。
 う~ん、どっちかって言うと、パーティーっていうよりもお祭りって感じ。もちろん僕達もお屋敷だけじゃなくて、街の中で思いっきりご飯を食べたり遊んだり。

 そうそう、くじ引きみたいな物があったから、みんなでそれをやってみたら、全員が一緒に寝られるくらいの、大きなクッションが当たったんだ。
 しかも、特別な素材でできているらしくて、なかなか手に入らない、とっても珍しいクッションで。首都ベルンドアへ行っても、売っているか分からないくらいなんだって。
 
 そんな特別珍しい、クッションを当てたのはアイスでした。最後にアイスがくじを引いたんだけど、それが大当たり。
 それでその日はベッドに寝ないで、クッションで寝たんだけど。あんな肌触りが良いクッションなんて。僕は初めての感覚でした。こうサラサラでふわふわでもこもこで。そうスノーラと同じくらいに気持ちが良いクッションだったよ。

 そんな気持ちの良いクッションだからね、すぐに眠っちゃって。これならスノーラがいないときでも、ゆっくり眠れるねって、みんなでお話しをしていました。
 でもそうしたらスノーラが、自分方が上だって、ちょっとムスッとしてさ。それで自分の抜け毛でクッションを作るとかなんとか。

 いや、そんなに張り合わなくても。もちろんスノーラの毛並みが1番だよ。同じくらい気持ちが良いってだけで。うん。でも……。
 スノーラの毛のクッション、僕欲しいかも。クッションじゃなくてもブランケットとか。気持ちよさそうだよね。スノーラにクッションにブランケット。この3つが揃ったら。みんな動かなくなりそう。

 まぁ、そんな感じでみんなが、街の復興を喜んだんだけど。ディアブナス達を封印して、ジャガルドを捕まえて。そして街が復興して数週間。ルリ達が我慢の限界に。僕はそうなるだろうなって、何となくそんな気がしていたんだけどね。

 ジャガルドが冒険者ギルドの牢屋に連れて行かれて、連日尋問を受けているけれど、ジャガルドは何も話さないみたいで。かなり尋問が難航しているみたいなんだよね。
 尋問はお父さんはもちろん、ダイルさんやスレイブさん、他にも尋問専門の人達が、順番にやっています。お母さんもやっているんだ。

 スノーラによると、お母さんが1番怖いみたい。何かあるといけないからって、スノーラ、ドラゴンお父さん、カースが順番に護衛をしてくれているんだけど。3人共がお母さんの時には、あんまり近くに居たくないって言っていました。

 お母さんが怖い? 僕はあんまり想像できないよ。だっていつも僕達にはニコニコ優しいお母さんだよ。スノーラ達がみんな嫌がるほど怖いなんて。ドラゴンお父さんなんか、1度カースに順番変わってくれって言っていたし。

 と、それはまぁ、良いとして。尋問が難航しているうちに、首都ベルンドアからジャガルドを引き取りに来る人達が、後少しで街に来るって知らせが届いて。それを聞いたルリ達が、ジャガルドを連れていくなら、その前にお仕置きを見せてって。
 なかなかお仕置きは見られなかったのと、連れて行かれちゃうのとで、我慢の限界が来ちゃったんだ。

 でも、僕もさ、落ち着いて考えたら、罪人をそう簡単には外へ出して良いわけないし。しかも今は尋問の最中。それなのに僕達のためだけに、ジャガルドを外になんて出せないよね。
 ただ、それを分かっていても、ルリ達の気持ちも分かるし。できればルリ達にジャガルドのお仕置きを見せてあげたいんだけど。

『お前達の気持ちは分かっている。だが、我だけでは、今はどうにもできんのだ』

『だって、約束だよ。だから僕達、あの時静かにしたのに』

『うん、約束』

『約束は大切なの』

『大切』

『そうなのだが…』

 みんながスノーラと話している後ろで、静かにしていた僕。そんな僕にドラちゃんが話しかけてきました。

『レンは怒らないの?』

「う~ん。しゅにょー、ダメはダメ? どりゃちゃんは?』

『そっか。僕もだよ。お父さんがダメって言っている時は、ダメなんだよね。だから今は本当にダメなんだろうなって。でもできるならお仕置き見たいよね』

 そっか。ドラちゃんも僕と同じ感じなんだね。う~ん、でもこればっかりは、僕にはどうにもできないし。スノーラ達も勝手なことはできないし。なんか良い方法ないかな?

 なんて、僕達が揉めていた日の夜から数日後、また知らせが届きました。
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