上 下
3 / 3

どうなる太一!

しおりを挟む
宮廷魔術師が、彼のステータスを皆に見えるように空間に投影する。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

マルセリア・ド・パスタイム
年齢:0歳
種族:人族
職業:猫
レベル:10
スキル:掃除、料理、鑑定、洗濯、子育て、生活魔法、健康、快眠、安眠、体力強化、体術
空間魔法、時間魔法、火魔法、水魔法、闇魔法、光魔法、聖魔法、体術、剣術
槍術、盾術、言語理解
称号:猫の守護者、主審の加護

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

あまりの結果にみんな絶句した。


「こ、これは・・・・このまま世界征服ができそうなステータスじゃの・・・・・・。それにしてもこの猫、聞いたことがない職業だが、図鑑を持って参れ。古代語か、もしかしたら神語かもしれぬ。」

そして、この謎職業が、全くの新職業であることがわかり、皆が呆然としたのであった。

「と、とにかく、どんな職業かわからぬが、これは天啓である。光の子は、しばらくこちらで育てたいと思うがどうじゃ。」

「いや、そ、それは・・・・・・・。」

「そなた達をこの功績により侯爵と陞爵することを認めよう。」

「ははー」ありがたき、お言葉、痛み入ります。」

爵位で売られたマルセリア涙目。でもいいこともある。ここなら伯爵家、もとい侯爵家よりも人材が豊富なので、寝たまま、寄生虫として、ちゅうちゅうおいしく経験値を分け与えてもらえるぞ。

そうのんびりと考えると眠くなったマルセリアは、ふぅ、とおならをして寝るのであった。

気がつくと、信じられないほど、また経験値が溜まっていた。これは、すごい。気がつくと気配察知などもみについており、扉の前に騎士が何人もいてガードしてくれていることに気がついた。

こいつらの経験値が少しづつ分け与えられているのか。美味しいな。どんどん謎のスキルがピロンピロン得られてうるさいが、もはや子守唄状態である。

侯爵の嫡男ということは、これは何もしなくても寝て暮らせると言うことか。彼はほくそ笑むのであった。ただ、できれば、侯爵などという大変な地位は投げ捨てて、冒険者として、屋敷でも買って、綺麗な奥さんと、のんびり暮らしたい、そうも思うマルセリアであった。そしておそらく、それは可能であると考えていた。宮廷魔術師のおかげですでに転移魔法と飛行を手に入れたので、好きなところに行けそうである。しかしハイハイの前に飛行って・・・・・思わずボケツッコミしてしまう太一であった。
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

私、異世界で獣人になりました!

恋愛 / 完結 24h.ポイント:21pt お気に入り:636

継母の心得

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:68,342pt お気に入り:23,358

*大正華唄異聞*

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:7pt お気に入り:11

私のバラ色ではない人生

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:105,548pt お気に入り:5,049

処理中です...