私との子を授かれば殿下は側室を持てるので妊娠したフリをしたら、溺愛されていたことを知りました

弓はあと

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ラブコメ短編バージョン(※長編版とは展開が異なります)

たくさんください

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「クッションを掴んで」

 殿下の声にギュッと目を瞑り、羞恥に耐えながら万歳をして殿下へ裸体を晒す。

「ミーネ、すごく綺麗だ」

 ほぅ、と殿下の艶めいたため息が聞こえる。

 殿下の方こそ、先ほど拝見した鍛え上げられた上半身は、まるで彫刻のように美しかった。
 そう思いながら目をゆっくりと開けて、まだ少し朦朧とした頭を動かしベッドの上で両膝立ちの姿勢をしている殿下の姿を見る。

 そして、気がついた。

 殿下の、お身体が!?

 眩暈がするように少しふらふらしながらも、必死に上半身を起こした。

「殿、下……、大変です、下腹部が、腫れていますっ。異常な腫れ方です! なにか毒でも盛られたのかもしれませんっ」
「え……?」

 どうしよう、ふたりきりの時にこんな事になるなんて。
 いったい誰が毒を?
 毒の種類は何??

 ああ、でもまずはそんな事よりも。
 殿下のことを何としてもお助けしなければ。

「殿下、患部を確認させてください」
「ミーネ!?」

 カチャカチャと殿下のベルトを外す。

「え? え?」

 戸惑う殿下の声。
 自分の下腹部が異常に腫れているんですもの。
 戸惑うのも無理はない。

 殿下のトラウザーズと下着を一緒に太腿までおろした。

「ええっ!?」
「きゃ!?」

 すぐ目の前に出現した、初めて見る光景。
 私の腕くらいの太さがありそうな、肉の……塊……らしきモノ?
 先端は、テラテラと光っていて。

 何やら恐ろしいような。
 でもなぜか愛おしいような。

 そして不思議な事に、見ているとジンとお腹の奥が疼いた。
 まさか、私にも毒を……?
 ああでも、まずは殿下を。

「取り急ぎ、患部を冷やしてもよろしいでしょうか、殿下?」
「冷やす!? いや、ちょっと待って」

 殿下にガシッと肩を掴まれた。

「ミーネは、夜伽教育で子を成す方法を、どのように習っている?」

 この非常時に、なんてことを聞くのですか、殿下!
 とりあえず早く答えて、治療にあたらなければ。

「……男性のおしべを女性のめしべに挿入する行為で、男性にすべてお任せすればよいと習っています」
「そうか……。ミーネ、俺は毒を盛られたわけじゃない。挿入する準備ができるとおしべはこうなる」

 先ほど指を入れられた入口のところで、殿下の指が動いてピチャピチャと音を立てた。

「ひぁ!?」
「そしてこのおしべを、ミーネのココに挿れて子種を出す」
「えっ、無理、ですっ」

 こんなに大きなものが、自分の体内に入ってくるなんて、怖い。

 殿下が微かに笑った。
 すごく寂しそうな笑顔で。

「心配しなくても大丈夫だよ。ミーネが自分から望むまでは、挿れたりしないから」

 あ……
 殿下の表情と言葉に、キュンと胸が締めつけられた。
 いつか殿下のことを、受け入れたい。
 殿下のなら、きっと大丈夫。

 切なそうに小さくため息をついた殿下に見つめられた。

「でも今日この後、そして明日からも自分を慰める時ミーネの事をより近くに感じられるように、少しだけ表面を擦り感触を憶えさせてもらってもいいだろうか」

 殿下がおっしゃっている事にわからない点もあるけれど、私をより近くに感じたいと思ってくださったことが嬉しくて。

 こくり、と頷く。

 私の背中に腕をまわし、殿下が少しずつ体重をかけてきた。
 背中から吸い込まれるように、ベッドへ私の身体が僅かに沈む。
 私の脚の間に陣取り覆い被さるようにしてきた殿下が、ゆっくりと腰を揺らし始める。

「ふっ……あっ……!?」

 パチパチ目の前が光ったような気がした。
 殿下のおしべが、私の蕾の上を滑っている!?

「っ、ァン……んぅ……」

 おしべにヌルヌルと擦られて、しかも敏感なところにひっかかる感じもあって、気持ちよすぎて、変になりそう。

 はっ、と何かを堪えるような殿下の吐息が聞こえる。

「すぐに俺が限界になりそうだ。砂が落ちたけどお仕置きも終わりにしよう。もう嘘をついてはダメだよ、ミーネ」

 ちゅ、と唇に触れるだけのキスをされた。

「愛している、ミーネ」
「殿、下……」

 愛していると、殿下が……。
 初めて言ってもらえた……
 嬉しい、すごく嬉しい。
 もっと殿下の言葉が、欲しい。

 殿下の動きが止まり、身体が離れていきそうな気配がしたので慌てて殿下の背中に手をまわした。
 驚いたような殿下の表情。
 殿下の背中にまわした手にグッと力を込めて、殿下の身体を抱きしめる。
 その拍子に、殿下のおしべが私の蕾の上をヌルヌルヌルッ、と滑った。

「ンッ殿下の……ァ……ン……が、欲し、ぃ、です……」
「っ、俺のが、欲しい……?」

 殿下の言葉が欲しいです。
 愛していると言ってくれた、言葉が。
 もっと、欲しい……。

「お願い、です……いっぱい、言って……」
「いっぱい、イッて……?」

 ふたたび殿下の腰が動き始めた。
 蕾を擦られ気持ち良すぎて、頭の中が蕩けていく。

 ああ……殿下……
 私に愛していると、言ってください。

「私に……くだ、さい……ァンッ」
「ミーネ、可愛いことを言わないでくれ!」

 殿下の動きが、なぜか勢いを増していく。
 おしべに蕾を擦られると変な声が出てしまって、恥ずかしい。

「ァッ今まで、の分、んンッ、たくさん、ィ、言って、ください、ァン、殿、下……」
「っ、たくさんイッてくださいなどと、言われたら……もう……」

 蕾を擦るような動きをしていた殿下のおしべが、ツン……ツン……と軽く脚の付け根をつつく動きに変わった。
 この動きも気持ちいい、けど……。
 先ほどまで激しく擦られていたのに比べると、もどかしく感じてしまう。

 私って、変なのかしら……。
 こんな私のこと、愛しているなんてもう殿下は言ってくれないのかも……。

「わか、った……ミーネが望むなら、何度でも……。ああ……ミーネ、好きだ、愛している」
「っ嬉しい……殿下の……が……欲しいの……私……に……くだ……さ……」

 嬉しい……殿下の言葉が。もっと言って欲しいの……私に愛していると、言ってください……。

「可愛いミーネ、愛している。どうか、俺の名を呼んでくれ」

 殿下、私も愛しています。
 ラッドレン殿下……。

「ラッドレン……」
「っ、ミーネ!」

「痛ッ!!!!!?」

 目の前で星が散った。
 身体が裂かれるような衝撃。

 なぜです、殿下!?

 自分の身体が殿下に貫かれているのが圧迫感でわかる。
 お腹の奥が、熱い。

 うっすらと汗ばんだ殿下の身体は、私に覆い被さるようにしてビク、ビク、と微かに揺れていて。
 殿下が小さく揺れるたびにドクッドクッと体内に何かを注がれているのがわかった。

 おそらく殿下の、子種……

 なぜ突然、こんなことに……?

「ミーネ……愛している、ミーネ……」

 耳元で私を呼ぶ少し掠れた殿下の甘い声。

 なぜ突然純潔を奪われたのかは、分からない。
 けれど、私のことを呼び続ける殿下の事が愛しくて、愛おしすぎて。
 痛みと驚きよりも、幸せな気持ちの方が大きい。

 殿下を抱きしめたらそれ以上の力でぎゅッと抱きしめられ、嬉しすぎて涙が零れた。





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