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41.本当の弔い(完)
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「……本当に、あれでよろしかったのですか?」
国王の応接室から退出して王太子宮に戻る途中、庭園を歩きながら、アイリスはレオナルドに問いかけた。
「ああ、構わない」
何かが吹っ切れたように、清々しい笑みを浮かべながら、レオナルドは答える。
王妃の生殺与奪の権を表す離宮の鍵を、レオナルドは国王に返したのだ。
「思えば、母の存命時は現王妃も己の分をわきまえていた。父の言うとおり、彼女を愚かな行為に走らせたのは、私に隙があったからなのだろう」
「だからといって……」
「私は王太子だ。恵まれている分、障害も多い。これからもアイリスと共に歩むためには、もっと強くあらねばならぬと痛感した」
すでにレオナルドの中では終わった問題のようだ。
それならばと、アイリスは何も言わないことにした。
「それに王妃には、アイリスを引き合わせてくれたという恩がある。これだけで命を狙われたことなど、吹き飛ぶくらいだ」
「まあ……」
「ただ、王妃はフォーサイス家の反乱捏造にも関わっていた。アイリスの気持ちを思えば、鍵を返したのは軽率だっただろうか」
「いえ……私も、王妃の命までは望みません。いわば離宮に幽閉となっているのですし、私にとってはそれで十分です」
心配そうなレオナルドに微笑むと、アイリスは静かに答える。
いつか王妃は自分がアイリスと似ていると言っていた。周囲と比べて低い身分の中であがいた王妃は、きっとアイリスと似ているのだろう。
レオナルドの命を狙ったことは許せるものではなかったが、狙われた当の本人が割り切っているのだから、アイリスが何か言うことではない。
それならば、フォーサイス家の事件についても主犯ではないのだし、すでに報いを受けている今以上の罰は望まなかった。
「王妃から直接受けた仕打ちで、そこまでひどいものもありませんわ。レオナルドさまの閨に送られたのと、あとはジョナス殿下と閨を共にしろと命じられ……」
「待て。ジョナスと閨を共に、だと?」
王妃の所業を思い出しながら呟いていたアイリスを、レオナルドの低い声が遮った。
余計なことを言ってしまったと、アイリスは焦る。
「そのような恥知らずなことを……よし、今からでも引き返して、離宮の鍵をもらってこよう」
「ちょっ……お待ちください! もちろん、お断りしましたし、何事もありませんでしたわ! だから、落ち着いてくださいませ!」
鬼気迫る形相で引き返そうとするレオナルドを、アイリスは必死に押しとどめようとする。
「私がお慕いしているのは、レオナルドさまだけですわ! ジョナス殿下のことなんて、何とも思っておりません! そこいらを飛んでいる虫と一緒ですわ!」
アイリスがレオナルドの腕にしがみついて全身で体重をかけると、ようやく彼の動きが止まった。
「……そうか。アイリスがそう言うのなら、仕方がない。王妃もジョナスも、命拾いしたな」
思いとどまってくれたようで、アイリスは胸を撫で下ろす。
以前は言い寄ってきたジョナスだが、アイリスが王太子妃になる可能性が高いと見ると、おとなしく身を引いたのだ。
今は数名の令嬢と親密な関係にあるようで、そのうち放っておいても刺されるかもしれない。
「ところで……王妃を支援し、お義父さまも指示を受けていた『あの方』とやらは、結局誰だったのでしょう」
「父か伯父、あるいは両方だろうな。現王妃が側妃となったのも、貴族の力が突出するのを防ぐためだったという。そういえば、フォーサイス家にストレイス家も、いわば急激に力を付けてきた貴族だった。何と言うか……あの二人の手のひらで踊らされているのだろうな」
ため息を漏らしながら、レオナルドは答える。
アイリスはふと、ブラックバーン公爵と初めて会ったときに、バランスにこだわるような発言をしていたことを思い出す。
もしかしたら、フォーサイス家の反乱事件すら、貴族間のバランスを取るためのものだったのだろうかという考えが、アイリスの頭に思い浮かぶ。
だが、すぐにアイリスはその考えを打ち消した。反乱を捏造したのはストレイス伯爵で、それは間違っていない。
そう動くように仕組んでいたというのもあり得るが、考えたところで答えの出ることでもない。それに、深入りしてはいけないような気がする。
「それよりも、近々婚約式を行ったら、日程を調整してハーテッド辺境伯領へ視察に行かねばな」
レオナルドもこれ以上その話をしたくなかったのか、別のことを切り出す。
「そうですわね。カトリーナさまの未来の旦那さまがどのような方か、私もぜひお会いしたいですわ」
アイリスもにこやかに答える。
謁見の場で健気にアイリスをかばってくれたカトリーナは、その後少しだけ体調を崩してしまったが、今はすっかり元気になっている。
本当にアイリスが義理の姉になりそうなことに、とても喜んでくれた。
アイリスも問題が解決した今は、未来を悲観することなく、素直にカトリーナと接することができる。
「アイリスもフォーサイス侯爵となったから、今後そちらの仕事も出てくるだろう。アイリスは、フォーサイス侯爵として何かやってみたいことはあるか?」
「そうですわね……まずは、お姉さまのお墓を作りたいです」
反逆者とされたフォーサイス侯爵家に、墓はない。
復讐だけを考えていた頃は思いつきもしなかったが、今は姉を弔いたいという思いがあった。
フォーサイス侯爵夫人にも、ふさわしい場所で眠ってもらいたい。
フォーサイス侯爵は、正直なところ放置したいくらいだ。しかし、一人だけ何もしないのも哀れなので、隅に小さな墓でも作ろう。
「そうか……ジゼルも、やっと安らげるだろう」
レオナルドが柔らかい微笑みを浮かべる。
それを見て、アイリスはずっと気になっていたことを尋ねてみることにした。
「レオナルドさまは、お姉さまに特別な想いはありませんでしたの?」
「ジゼルにか? うーむ……彼女ならば良い王太子妃、そして王妃になるだろうとは思った。互いに尊重していける相手ではあったが、アイリスに抱いているような想いがあったかというと、違うな。姉のように感じていたと言うべきだろうか。特別と言えば特別ではあるが……」
考えながら、レオナルドは答える。
それを聞いて、アイリスは愕然とした。
「そんな……あれほど素晴らしいお姉さまに恋をしなかったなんて、おかしいですわよ。レオナルドさまの目は節穴ですの? 信じられませんわ」
「おい……」
アイリスは真面目だったが、レオナルドは頭を抱えて呻いてしまった。
「アイリスはそれでよいのか。ではもし、ここにジゼルがいたとして、私がアイリスを捨ててジゼルを選ぶと言い出したらどうするのだ」
「それは……他の女なら決して許せませんけれど、お姉さまでしたら……でも……いいえ、やっぱりお姉さまなら……」
おそらく冗談であろうレオナルドの言葉だが、アイリスは真剣に考える。
他の女がレオナルドに寄り添うところなど、想像したくもない。しかし、それが敬愛する姉ジゼルであれば、別だ。
妖精のように愛らしいジゼルは、レオナルドの隣に立てばお似合いだろう。
ジゼルがレオナルドの隣を望むというのなら、アイリスは笑顔で祝福するべきだ。
「つらいですけれど……お姉さまもレオナルドさまを愛しているというのであれば……私は身を引いて……修道院でお二人の幸せを祈り……っ!?」
言葉を詰まらせながら、アイリスは思いを絞り出す。
だが、その途中で突風が吹いた。さらに葉が飛んできて、アイリスは思わず言葉を途切れさせる。
葉は、アイリスの頬をかすめると、地面に落ちていった。
「これは……」
呆然としながら、アイリスは落ちた葉を見つめる。
まるで、アイリスのことを叱りつけていったかのようだ。
「きっとジゼルが、バカなことを言うなとアイリスを叱ったのだ」
レオナルドの言葉に頷くように、葉が揺れる。
風で動いているだけなのだろう。それはわかっている。なのに、まるでジゼルの『私の分まで幸せにならないと許さないわよ』という声が、アイリスの耳をかすめていったようだった。
「お姉さま……」
アイリスの頬を、涙が伝っていく。
その隣に寄り添い、レオナルドはそっとアイリスの肩を抱き寄せる。
「アイリスが幸せになることこそ、ジゼルへの本当の弔いだ。だから、おかしなことは言わず、ずっと私の隣にいてくれ」
「はい……ずっとレオナルドさまの隣にいて、最期を看取って差し上げますわ」
「それはいいな」
涙を拭きながら、アイリスは晴れやかに笑う。やや不穏な内容ではあったが、レオナルドも爽やかに笑い返した。
そこに再び風が吹き、葉が舞い上がっていく。葉がどこか遠くへと飛んでいくのを、二人は身を寄せ合いながら見送った。
国王の応接室から退出して王太子宮に戻る途中、庭園を歩きながら、アイリスはレオナルドに問いかけた。
「ああ、構わない」
何かが吹っ切れたように、清々しい笑みを浮かべながら、レオナルドは答える。
王妃の生殺与奪の権を表す離宮の鍵を、レオナルドは国王に返したのだ。
「思えば、母の存命時は現王妃も己の分をわきまえていた。父の言うとおり、彼女を愚かな行為に走らせたのは、私に隙があったからなのだろう」
「だからといって……」
「私は王太子だ。恵まれている分、障害も多い。これからもアイリスと共に歩むためには、もっと強くあらねばならぬと痛感した」
すでにレオナルドの中では終わった問題のようだ。
それならばと、アイリスは何も言わないことにした。
「それに王妃には、アイリスを引き合わせてくれたという恩がある。これだけで命を狙われたことなど、吹き飛ぶくらいだ」
「まあ……」
「ただ、王妃はフォーサイス家の反乱捏造にも関わっていた。アイリスの気持ちを思えば、鍵を返したのは軽率だっただろうか」
「いえ……私も、王妃の命までは望みません。いわば離宮に幽閉となっているのですし、私にとってはそれで十分です」
心配そうなレオナルドに微笑むと、アイリスは静かに答える。
いつか王妃は自分がアイリスと似ていると言っていた。周囲と比べて低い身分の中であがいた王妃は、きっとアイリスと似ているのだろう。
レオナルドの命を狙ったことは許せるものではなかったが、狙われた当の本人が割り切っているのだから、アイリスが何か言うことではない。
それならば、フォーサイス家の事件についても主犯ではないのだし、すでに報いを受けている今以上の罰は望まなかった。
「王妃から直接受けた仕打ちで、そこまでひどいものもありませんわ。レオナルドさまの閨に送られたのと、あとはジョナス殿下と閨を共にしろと命じられ……」
「待て。ジョナスと閨を共に、だと?」
王妃の所業を思い出しながら呟いていたアイリスを、レオナルドの低い声が遮った。
余計なことを言ってしまったと、アイリスは焦る。
「そのような恥知らずなことを……よし、今からでも引き返して、離宮の鍵をもらってこよう」
「ちょっ……お待ちください! もちろん、お断りしましたし、何事もありませんでしたわ! だから、落ち着いてくださいませ!」
鬼気迫る形相で引き返そうとするレオナルドを、アイリスは必死に押しとどめようとする。
「私がお慕いしているのは、レオナルドさまだけですわ! ジョナス殿下のことなんて、何とも思っておりません! そこいらを飛んでいる虫と一緒ですわ!」
アイリスがレオナルドの腕にしがみついて全身で体重をかけると、ようやく彼の動きが止まった。
「……そうか。アイリスがそう言うのなら、仕方がない。王妃もジョナスも、命拾いしたな」
思いとどまってくれたようで、アイリスは胸を撫で下ろす。
以前は言い寄ってきたジョナスだが、アイリスが王太子妃になる可能性が高いと見ると、おとなしく身を引いたのだ。
今は数名の令嬢と親密な関係にあるようで、そのうち放っておいても刺されるかもしれない。
「ところで……王妃を支援し、お義父さまも指示を受けていた『あの方』とやらは、結局誰だったのでしょう」
「父か伯父、あるいは両方だろうな。現王妃が側妃となったのも、貴族の力が突出するのを防ぐためだったという。そういえば、フォーサイス家にストレイス家も、いわば急激に力を付けてきた貴族だった。何と言うか……あの二人の手のひらで踊らされているのだろうな」
ため息を漏らしながら、レオナルドは答える。
アイリスはふと、ブラックバーン公爵と初めて会ったときに、バランスにこだわるような発言をしていたことを思い出す。
もしかしたら、フォーサイス家の反乱事件すら、貴族間のバランスを取るためのものだったのだろうかという考えが、アイリスの頭に思い浮かぶ。
だが、すぐにアイリスはその考えを打ち消した。反乱を捏造したのはストレイス伯爵で、それは間違っていない。
そう動くように仕組んでいたというのもあり得るが、考えたところで答えの出ることでもない。それに、深入りしてはいけないような気がする。
「それよりも、近々婚約式を行ったら、日程を調整してハーテッド辺境伯領へ視察に行かねばな」
レオナルドもこれ以上その話をしたくなかったのか、別のことを切り出す。
「そうですわね。カトリーナさまの未来の旦那さまがどのような方か、私もぜひお会いしたいですわ」
アイリスもにこやかに答える。
謁見の場で健気にアイリスをかばってくれたカトリーナは、その後少しだけ体調を崩してしまったが、今はすっかり元気になっている。
本当にアイリスが義理の姉になりそうなことに、とても喜んでくれた。
アイリスも問題が解決した今は、未来を悲観することなく、素直にカトリーナと接することができる。
「アイリスもフォーサイス侯爵となったから、今後そちらの仕事も出てくるだろう。アイリスは、フォーサイス侯爵として何かやってみたいことはあるか?」
「そうですわね……まずは、お姉さまのお墓を作りたいです」
反逆者とされたフォーサイス侯爵家に、墓はない。
復讐だけを考えていた頃は思いつきもしなかったが、今は姉を弔いたいという思いがあった。
フォーサイス侯爵夫人にも、ふさわしい場所で眠ってもらいたい。
フォーサイス侯爵は、正直なところ放置したいくらいだ。しかし、一人だけ何もしないのも哀れなので、隅に小さな墓でも作ろう。
「そうか……ジゼルも、やっと安らげるだろう」
レオナルドが柔らかい微笑みを浮かべる。
それを見て、アイリスはずっと気になっていたことを尋ねてみることにした。
「レオナルドさまは、お姉さまに特別な想いはありませんでしたの?」
「ジゼルにか? うーむ……彼女ならば良い王太子妃、そして王妃になるだろうとは思った。互いに尊重していける相手ではあったが、アイリスに抱いているような想いがあったかというと、違うな。姉のように感じていたと言うべきだろうか。特別と言えば特別ではあるが……」
考えながら、レオナルドは答える。
それを聞いて、アイリスは愕然とした。
「そんな……あれほど素晴らしいお姉さまに恋をしなかったなんて、おかしいですわよ。レオナルドさまの目は節穴ですの? 信じられませんわ」
「おい……」
アイリスは真面目だったが、レオナルドは頭を抱えて呻いてしまった。
「アイリスはそれでよいのか。ではもし、ここにジゼルがいたとして、私がアイリスを捨ててジゼルを選ぶと言い出したらどうするのだ」
「それは……他の女なら決して許せませんけれど、お姉さまでしたら……でも……いいえ、やっぱりお姉さまなら……」
おそらく冗談であろうレオナルドの言葉だが、アイリスは真剣に考える。
他の女がレオナルドに寄り添うところなど、想像したくもない。しかし、それが敬愛する姉ジゼルであれば、別だ。
妖精のように愛らしいジゼルは、レオナルドの隣に立てばお似合いだろう。
ジゼルがレオナルドの隣を望むというのなら、アイリスは笑顔で祝福するべきだ。
「つらいですけれど……お姉さまもレオナルドさまを愛しているというのであれば……私は身を引いて……修道院でお二人の幸せを祈り……っ!?」
言葉を詰まらせながら、アイリスは思いを絞り出す。
だが、その途中で突風が吹いた。さらに葉が飛んできて、アイリスは思わず言葉を途切れさせる。
葉は、アイリスの頬をかすめると、地面に落ちていった。
「これは……」
呆然としながら、アイリスは落ちた葉を見つめる。
まるで、アイリスのことを叱りつけていったかのようだ。
「きっとジゼルが、バカなことを言うなとアイリスを叱ったのだ」
レオナルドの言葉に頷くように、葉が揺れる。
風で動いているだけなのだろう。それはわかっている。なのに、まるでジゼルの『私の分まで幸せにならないと許さないわよ』という声が、アイリスの耳をかすめていったようだった。
「お姉さま……」
アイリスの頬を、涙が伝っていく。
その隣に寄り添い、レオナルドはそっとアイリスの肩を抱き寄せる。
「アイリスが幸せになることこそ、ジゼルへの本当の弔いだ。だから、おかしなことは言わず、ずっと私の隣にいてくれ」
「はい……ずっとレオナルドさまの隣にいて、最期を看取って差し上げますわ」
「それはいいな」
涙を拭きながら、アイリスは晴れやかに笑う。やや不穏な内容ではあったが、レオナルドも爽やかに笑い返した。
そこに再び風が吹き、葉が舞い上がっていく。葉がどこか遠くへと飛んでいくのを、二人は身を寄せ合いながら見送った。
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