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第3章・炎帝龍の山
四十八話・ギルドマスター
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「王都の件について、何かご存知ですか?」
「王都の件ですか?」
王都の件
あの王都が丸ごと、消失した事件の事だろうか?
もう他国にまで、その事が知れてるのか?
「そうです。今の国王の話ですよ。」
国王の話?
オレを召喚しようとして、召喚術を無理矢理に使おうとして
その結果…召喚術は、大失敗
王都を道づれにした上に国王自身も消えたって
イレさんが言ってたあの国王?
「俺たちは、辺境の地を拠点に活動してたんだ。だから、王都へは行った事がないんだが…」
リオさんがそう言うと
受付嬢は残念そうに
「そうですか…ご存知ないですか。」
「どうして、他国の国王について聞こうと?」
「その大きな声で言えない…って言うよりも話をしちゃいけないんですけど、実は…」
受付嬢が言うには、他国の冒険者ギルドとも魔道具でやり取りを行なっているそうだ。
だが、この最近になって件の王都のギルドとの連絡先が出来なくったそうだ。
連絡が出来なくなる前に、ギルドが王都から撤収する
…と近くにある全てのギルドへ一方的に連絡が来た。
そこから不通になってしまった。
それが冒険者ギルドだけではない、商人のギルドなど全てのギルドも同様だと言う。
…その原因をオレ達は、知ってる。
件の国の王都は、この世界から消えて無くなっていて
もう存在していないからだ。
存在しない所にあった魔道具に、連絡する事なんて出来るわけがない。
しかし、その事は口が裂けても言えない。
その事実を知っている人間が今この街にいるなんて、普通ならばあり得ない。
その時に近くに居たか、もしくは、その消滅した王都を見た者だけだ。
オレ達は、ボルドーの駿足のおかげで
もう既にこの街にいるんだけど。
王都からこのシャンティの街までどんなに急いでも、あと数日かかる距離だからね。
一応、口にしない様にみんなに言ってあるけど…
気を付けていないと、大変だ。
リオさんが受付嬢と雑談していると…
「良かった。まだギルドにいらっしゃったんですね!!」
受付嬢から手紙を受け取ってギルドマスターに届けてくれた女性確か…マヤさんだったかな?が戻って来ていた。
リオさんがまだ受付に居るのを見つけて駆け寄って来た。
「マヤどうしたの?そんなに慌てて」
「それがね。ギルマスが手紙を持って来た人を連れて来いって…」
ギルマス…ギルドマスターの事かな?
良かった。
ちゃんと、手紙見てくれたんだな。
「先ほどは、失礼しました。ギルドマスターがお会いするそうです。どうぞこちらへ…」
「そうですか、全員でいいかな?」
「もちろんですよ。」
「ちなみにそれは、この子の従魔の狼も?」
「大丈夫です。」
オレ達は、受付の女性マヤさんの案内で
受付の奥の扉を潜り抜けて、ギルド関係者だけが立入れるエリアに入って行く。
そう、このギルドの最高責任者であるギルドマスターが待つ部屋に向かう。
魔道具?だろうか?のランプの明かりを頼りに軋む床板の上を歩く。
奥に進むと、木製の階段が現れた。
その階段が先ほどの床板の時同様に一歩進むごとに
''ギシ!!"
とか
"ミシッ!!"
って感じにギシギシと不安になるくらいに軋む。
1人ずつならばそんなに不安にならないけど…
みんな一緒に登るから余計に軋むからかなり怖い。
マヤさんは普段から上り下りしているからか平然と進むが…
その不安で仕方がない軋む階段を登った先に扉があった。
''コンコン''
マヤさんが扉をノックする。
「ギルマス、お連れしました…」
そう言い終わるのが早いか…だった
''バン!!''
勢いよく扉が開いた。
「ソルジャン!!」
扉が取れそうないほど、勢いよく扉を開けた人物がそう叫んだ。
だが、しかし…
今、冒険者ギルドに来ているオレ達の中には、ソルジャンさんはいない。
扉を開けた人物は、オレ達の顔を1人ずつ見て
そのことに気がついた様で…
「あ…えっと、君たち誰??え?ソルジャンじゃない⁉︎」
「あの~…ギルマス私が手紙を持っていた時の話を聞いてました?」
マヤさんがため息をついた。
どうやら…ソルジャンさんが来ているっと思ったらしい。
オレ達は、ギルドマスターの部屋の中に入った。
「冒険者ギルドへようこそ。俺がシャンティの支部のギルドマスターのシュルトだ。どうぞよろしく。」
先ほど、扉を開けるやいなや
オレ達に向かって、ソルジャン!!って叫んだ人物がそう名乗った。
しかし、自己紹介されても人物には違和感がある…
テーブル越しに対面するこのシャンティの街の冒険者ギルドのギルドマスター
そのギルマスが前の椅子に腰掛けてこちらを見つめてくるが…
オレが異世界人だからだろうか?
オレの目にはどう見ても、12歳位の子供にしか見えなかったからだ。
「あ~ひょっとして、俺のこの外見が子供にしか見えないのが気になる?」
シュルトさんに思ってたことがバレちゃった。
明らかに、疑問に思ってたのが顔に出てたんだろうな。
「言っとくけど、一応、俺はもうかなり前に成人してるよ?」
かなり前に…ってそれっていつです?
「ギルマスは、私がギルドに入った頃からずっとこの外見なんですよ?」
あの~君の入った時って、一体いつですか?
「あ~それじゃ分かりにくいだろう?君が入った頃っての言うのがさ」
そうですとも、このギルド今日来たばっかりで
マヤさん君の入った時なんて、オレ達には全く分かりません。
「あ、そうですよね。私が15で入ったのが大体今から約10年くらい前ですよ」
10年前から外見が変わってないのか?
15から10年って事は、彼女の年は25歳か?
うん?変な感じがする
女性って自分の年って、そうそう言ったりしないはずだと思うんだけど?
すると、シュルトさんがマヤさん方を見て
首を傾げて、顎に手を当てて考え込む。
「10年?マヤ君が入ったのって、15年前だろう?だって確か、君の年って今年で30…」
「もう、私の年をバラさないでくださいよ!!」
食い気味にシュルトさんの会話を遮った。
しかし、それはシュルトさんが既に彼女の年を言った後だった。
25歳と30歳
実年齢と5年の誤差…
30歳の彼女は、オレ達に初対面で5歳をサバ読んだ。
やっぱり、女性の人って
自分の年を正確には言わないらしい…
「王都の件ですか?」
王都の件
あの王都が丸ごと、消失した事件の事だろうか?
もう他国にまで、その事が知れてるのか?
「そうです。今の国王の話ですよ。」
国王の話?
オレを召喚しようとして、召喚術を無理矢理に使おうとして
その結果…召喚術は、大失敗
王都を道づれにした上に国王自身も消えたって
イレさんが言ってたあの国王?
「俺たちは、辺境の地を拠点に活動してたんだ。だから、王都へは行った事がないんだが…」
リオさんがそう言うと
受付嬢は残念そうに
「そうですか…ご存知ないですか。」
「どうして、他国の国王について聞こうと?」
「その大きな声で言えない…って言うよりも話をしちゃいけないんですけど、実は…」
受付嬢が言うには、他国の冒険者ギルドとも魔道具でやり取りを行なっているそうだ。
だが、この最近になって件の王都のギルドとの連絡先が出来なくったそうだ。
連絡が出来なくなる前に、ギルドが王都から撤収する
…と近くにある全てのギルドへ一方的に連絡が来た。
そこから不通になってしまった。
それが冒険者ギルドだけではない、商人のギルドなど全てのギルドも同様だと言う。
…その原因をオレ達は、知ってる。
件の国の王都は、この世界から消えて無くなっていて
もう存在していないからだ。
存在しない所にあった魔道具に、連絡する事なんて出来るわけがない。
しかし、その事は口が裂けても言えない。
その事実を知っている人間が今この街にいるなんて、普通ならばあり得ない。
その時に近くに居たか、もしくは、その消滅した王都を見た者だけだ。
オレ達は、ボルドーの駿足のおかげで
もう既にこの街にいるんだけど。
王都からこのシャンティの街までどんなに急いでも、あと数日かかる距離だからね。
一応、口にしない様にみんなに言ってあるけど…
気を付けていないと、大変だ。
リオさんが受付嬢と雑談していると…
「良かった。まだギルドにいらっしゃったんですね!!」
受付嬢から手紙を受け取ってギルドマスターに届けてくれた女性確か…マヤさんだったかな?が戻って来ていた。
リオさんがまだ受付に居るのを見つけて駆け寄って来た。
「マヤどうしたの?そんなに慌てて」
「それがね。ギルマスが手紙を持って来た人を連れて来いって…」
ギルマス…ギルドマスターの事かな?
良かった。
ちゃんと、手紙見てくれたんだな。
「先ほどは、失礼しました。ギルドマスターがお会いするそうです。どうぞこちらへ…」
「そうですか、全員でいいかな?」
「もちろんですよ。」
「ちなみにそれは、この子の従魔の狼も?」
「大丈夫です。」
オレ達は、受付の女性マヤさんの案内で
受付の奥の扉を潜り抜けて、ギルド関係者だけが立入れるエリアに入って行く。
そう、このギルドの最高責任者であるギルドマスターが待つ部屋に向かう。
魔道具?だろうか?のランプの明かりを頼りに軋む床板の上を歩く。
奥に進むと、木製の階段が現れた。
その階段が先ほどの床板の時同様に一歩進むごとに
''ギシ!!"
とか
"ミシッ!!"
って感じにギシギシと不安になるくらいに軋む。
1人ずつならばそんなに不安にならないけど…
みんな一緒に登るから余計に軋むからかなり怖い。
マヤさんは普段から上り下りしているからか平然と進むが…
その不安で仕方がない軋む階段を登った先に扉があった。
''コンコン''
マヤさんが扉をノックする。
「ギルマス、お連れしました…」
そう言い終わるのが早いか…だった
''バン!!''
勢いよく扉が開いた。
「ソルジャン!!」
扉が取れそうないほど、勢いよく扉を開けた人物がそう叫んだ。
だが、しかし…
今、冒険者ギルドに来ているオレ達の中には、ソルジャンさんはいない。
扉を開けた人物は、オレ達の顔を1人ずつ見て
そのことに気がついた様で…
「あ…えっと、君たち誰??え?ソルジャンじゃない⁉︎」
「あの~…ギルマス私が手紙を持っていた時の話を聞いてました?」
マヤさんがため息をついた。
どうやら…ソルジャンさんが来ているっと思ったらしい。
オレ達は、ギルドマスターの部屋の中に入った。
「冒険者ギルドへようこそ。俺がシャンティの支部のギルドマスターのシュルトだ。どうぞよろしく。」
先ほど、扉を開けるやいなや
オレ達に向かって、ソルジャン!!って叫んだ人物がそう名乗った。
しかし、自己紹介されても人物には違和感がある…
テーブル越しに対面するこのシャンティの街の冒険者ギルドのギルドマスター
そのギルマスが前の椅子に腰掛けてこちらを見つめてくるが…
オレが異世界人だからだろうか?
オレの目にはどう見ても、12歳位の子供にしか見えなかったからだ。
「あ~ひょっとして、俺のこの外見が子供にしか見えないのが気になる?」
シュルトさんに思ってたことがバレちゃった。
明らかに、疑問に思ってたのが顔に出てたんだろうな。
「言っとくけど、一応、俺はもうかなり前に成人してるよ?」
かなり前に…ってそれっていつです?
「ギルマスは、私がギルドに入った頃からずっとこの外見なんですよ?」
あの~君の入った時って、一体いつですか?
「あ~それじゃ分かりにくいだろう?君が入った頃っての言うのがさ」
そうですとも、このギルド今日来たばっかりで
マヤさん君の入った時なんて、オレ達には全く分かりません。
「あ、そうですよね。私が15で入ったのが大体今から約10年くらい前ですよ」
10年前から外見が変わってないのか?
15から10年って事は、彼女の年は25歳か?
うん?変な感じがする
女性って自分の年って、そうそう言ったりしないはずだと思うんだけど?
すると、シュルトさんがマヤさん方を見て
首を傾げて、顎に手を当てて考え込む。
「10年?マヤ君が入ったのって、15年前だろう?だって確か、君の年って今年で30…」
「もう、私の年をバラさないでくださいよ!!」
食い気味にシュルトさんの会話を遮った。
しかし、それはシュルトさんが既に彼女の年を言った後だった。
25歳と30歳
実年齢と5年の誤差…
30歳の彼女は、オレ達に初対面で5歳をサバ読んだ。
やっぱり、女性の人って
自分の年を正確には言わないらしい…
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