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出会い
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しおりを挟む「ほんで、お前ら何やっとるん?」
Domの集団と彰人達の間に庇うかのように2人分の足が横から入り込んだ
声の主を確かめようと震える体のまま上を見上げると、福部と同じく先ほど知り合った須田の後ろ姿と、その横には見知らぬ派手な赤髪の学生が立っていた
「山本くんと、えっと……君もこっちにおいで」
福部は彰人たちの肩を優しく触るとゆっくり立ち上がらせて道の端に避けると、柔らかい表情と声で2人の頭を撫でてくれた
「怖かったね、もう大丈夫だから安心してね」
ふにゃりと笑いながら、頭を撫で続けてくれると恐怖と緊張で強張っていた体からゆっくりと力が抜けていくのを感じた
福部は彰人ともう1人のSubが落ち着いたのを見計らうと、視線を2人の背後に移しじっと事の次第を見守っていた
彰人もつられるように振り向くと須田と赤髪の学生に対して先ほどのDom達が怒り心頭という様子で声を上げていた
「だ、誰だよてめぇら……俺にCommand使いやがって……っ!」
「お前らが公衆の面前で暴力振るうん止めてやったんやけど、寧ろ傷害事件なる前に止めたったんやから感謝してほしいくらいやわ」
Domであるにも関わらずCommandにより制止された屈辱から逆上して今にも須田達に掴みかかりそうな勢いで怒鳴る学生に、赤髪のDomは低い声で呆れたようにそう言った
「まあまあ、初めてCommand使われて驚いたと思うんだけどさ、まずはあの子達に謝りな?」
「はぁ?!何で俺がSubなんかに謝らねぇといけねぇわけ?」
須田が宥めるようにそういうと、どんどん怒りのボルテージが上がっていく様子でそう捲し立てた
「いやいや、なんでこの大学受かったか分からないくらい頭悪い質問してくんじゃん、驚くわまじで」
その言葉を聞いた須田も、赤髪の彼と同じように呆れた声音を出すと、やれやれと首を振りながら再度口を開いた
「あのな?法律で決まってんのよ?ダイナミクスで人の優劣は関係ないって、そんな事もわかんない奴がよくウチ合格できたな」
「何いい人ぶってんだよてめぇら、お前らが俺にCommand使えたってことは俺にだってできんだよ!!Kne……」
「Kneel」
余程、さっき命令されたのが気に食わなかったのか、やり返すように須田達にCommandを使おうとした瞬間、須田の横にいた彼が低い声で被せるように命令を下した
「……っ!?」
その瞬間、そこに立っていた3人の学生達はガクリと膝の力が抜けたように、先ほど彰人達がさせられていた姿になっていた
「悪いけど、お前らじゃ俺には勝てへんから」
低く静かに、しかし絶対的な強さを見せつけるように彼は3人を見下ろしていた
「GoodBoy、わかったんなら早よどっか行け」
Rewordを行われ、強制力がなくなったのか先程までの勢いは消え失せ逃げるようにその3人はその場を後にした
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