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出会い
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しおりを挟む「よしよし、いい子いい子……彰人、俺の声聞こえる?」
暴れるのは収まったものの、ひゅーひゅーと喉から空気が抜けるような音を立てて過呼吸状態の彰人と須田は目線を合わせながら優しく頭を撫でた
「げほっ……っあ……うぅ……」
苦しそうな呼吸をしながら、涙で濡れた大きくて虚ろな瞳をふらふらと須田の方に向けると、もう一度須田は彰人の頭をゆっくりと撫でた
「ん、聞こえとるな。彰人、Look」
須田が自分の目を指しながら簡単な指示を出すと、彰人はゆっくりと視線を合わせた
「GoodBoy、上手上手」
汗ばんでしっとりと濡れ額に張り付いた前髪を、かき分けながら頭を撫でると、彰人は短く呼吸を重ね始めた
「ほんじゃ、次……彰人、Hug」
再度、須田が指示を出すと彰人は力なく垂らしていた腕をゆっくりと持ち上げて、須田の首にゆっくりと巻きつけた
「上手……!いい子だな、本当に」
簡単なCommandとRewordをすることで、パニック状態が徐々に落ち着き呼吸もゆっくりとしたものに変わっていった
「よし、最後な?彰人、Breathe」
視線を合わせながらそう須田がいうと、彰人は指示通りにゆっくりと呼吸をしはじめた
「GoodBoy!!よく頑張ったな、ありがとう……もう大丈夫だからな?」
パニックになり堕ちていた彰人を引き上げ終わった須田はそのまま床にあぐらをして、その膝の上に小柄な体を優しく抱きしめて背中をさすってくれていた
くたりと力が抜け、そのまま須田に体重を預けるように寄りかかりながら、目を閉じて深呼吸を繰り返すと先ほど自分に襲い掛かっていた恐怖感が弱まっていくのを感じていた
「あの……ごめん、なさい……」
ようやく冷静さを取り戻し、再び謝罪の言葉を口にすると、須田はコツンと額を優しくぶつけてきた
「謝らなくていーの、俺はお前が笑っててくれりゃいいんだから」
笑いながらそう返してくれる優しが、今までDomは自分に酷いことをすると思い込んでいた彰人にとっては新鮮なものに感じた
「よかった……須田、ありがとうね流石だよほんと」
何もしてあげられなかったと落ち込みながらも、ずっと顔色が良くなった彰人の様子に安心したのか福部は安堵の表情を見せながらそう言った
「ほんま何度見させてもろてもさすがっすね、須田さんのCare」
上條もふぅと息を吐きながらそういった
「あー、そうかぁ?なんかさ、こう……Rewordした時に、安心して体から力が抜けてくれる感じが俺は堪らなく好きなわけよ」
「んぁー、わかる気がするなぁ」
2人に褒められて困ったように笑いながら須田がそういうと、Domの2人は同意するように頷いた
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