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金木犀

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日常

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Sit座って

須田は頭を撫でていた手を自分の膝に移すと、軽く叩きながら再びCommandを発した

言われるがままに、須田に横向きになるようにして座ると、座っていてもわかる体格差で緩く抱きしめてくれた

Goodいいね

優しく背中を撫でてもらいながら、Rewordを受けると体重を預けるように須田の肩に寄りかかった

「彰人が話したいって思うまで、俺からはなんも聞かない。多分想像以上にSubだからってだけで嫌な思いもしてきてるだろうしな」

静かな声で須田はそういうと、言葉を選ぶように少しだけ口を噤んだ

「だからさ、彰人……俺と少しずつでいいから訓練しよう。何が正解とか決まってないけど、お前が安心できるように、ちゃん練習しような」

ダイナミクス性をもつ自分達が、身体的にも精神的にも安定した生活を送れるように、パートナーに躾けをしてもらう

本来であればそこで正しいCommandの使い方、使われ方を学び一緒に成長していくものである

ただ、彰人はそれがなく無理矢理従わされCareを受けてこなかったからこそ、常にSubDropと言われる不安定な状態になりかけてしまっている

須田は出会った時からそういった状態であることに気がついていてくれたのだと思うと、抱きしめられて伝わる体温と気持ちや言葉に体の奥から温まる気がした

「……はい」

いろんな感情が込み上げてきて、なんとかそう返事をすることが精一杯になりながら口を開くと、ゆるく抱きしめていてくれた腕が少しだけ強く彰人の体を抱きしめてくれた

「よし、そんじゃあ彰人がゆでだこになる前に降りるか」

頬が火照ってきていたのを、服越しに肩で感じたのかそう茶化すようにいうと、須田は膝から彰人のことを下ろしてくれた

「目一杯甘やかしてもらい?」

その様子を見ていた上條が、膝から降りて椅子に戻る彰人にそう声をかけてくれた

「うん、須田は俺たちの中でも特に優しいから……たくさん甘やかしてもらうといいよ」

福部もニコニコ笑いながらそう言ってくれて、彰人も自然と笑顔で頷くことができた

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