59 / 82
お城奪還編
第59話 アズサが戦う理由 2
しおりを挟む
アストリナ貴族の引き渡しまで、残り六日となった日の晩。
そこから遡る事、十五年前のお話。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
アストリナ城の謁見の間に向かう親子の姿が見える。
威厳のある顔つきだが、どこか優しげな雰囲気の中年の男性。
白い甲冑を着たその男性に連れられた、男の子用の正装に身を包んだ子供の姿。
「良いかアズサ? これからフローラ様に初めて謁見するんだぞ? 失礼の無いようにな?」
男性がポンポンと幼いアズサの頭を撫でると、少し照れたような表情に変わる。
「うん! えへへ。 フローラ様って赤ちゃんが生まれたんだよね? 見れるかな?」
「さぁ、それは分からんなぁ。 おっ、着いたぞ」
謁見の間の扉の前で立ち止まると、衛兵が二人に声をかけてきた。
「ヨイチ将軍、お疲れ様です。 フローラ女王陛下がお待ちです」
「うむ。 それでは取り次ぎを頼む」
「ははっ」
ヨイチの言葉を聞いた衛兵が、ゆっくりと扉を開ける。
「アストリナ軍、第五将軍。 ヨイチ・カリウディーナ殿が参られました」
衛兵が玉座に座る女性に向かい、大きな声を発する。
「ご苦労さま。 入ってもらって下さい」
その言葉を聞いた女性は、にこやかな表情で答える。
「ははっ。 それではヨイチ将軍。 中へ」
衛兵の言葉を聞いたヨイチは、アズサの手を引いて玉座の近くまで歩み寄る。
そして片膝を付き頭を下げ、大きな声で言葉を発する。
「ヨイチ・カリウディーナ。 只今、参上致しました。 こちらはアズサ・カリ」
「ねぇねぇお父さん見て! フローラ様、赤ちゃん抱いてるよっ」
「こっ、こら。 教えた通りにしないかっ」
片膝を付いたヨイチの肩を叩きながら、喜々とした表情でフローラを指差すアズサ。
フローラの右腕には毛布で包まれた赤子の姿が見え、アズサは喜びを顕にしていた。
「ふふっ。 良いのですよヨイチ将軍」
金色の長い髪に白い装束を纏ったフローラ。
その美貌と笑顔により、周辺諸国からは微笑みの女王と呼ばれていた。
「アズサ…… と言いましたね?」
「はっ、はい!」
フローラに声をかけられたアズサは、喜びと緊張でピンっと背筋を伸ばし返答していた。
「もっと近くで見ても良いのよ? いらっしゃい」
ニコッと微笑みながらアズサに声をかけるフローラ。
その様子に少し焦ったような表情で、ヨイチが声をかける。
「よっ、宜しいのですか?」
「ふふっ。 構いませんよ。 さぁ、いらっしゃいアズサ」
「うんっ!」
フローラに呼ばれたアズサは、トタトタと駆けるように玉座へと近づいていく。
その様子にヨイチは、少し肝が冷える思いをしていた。
「うわぁぁぁ。 かっ、可愛いねっ! フローラ様」
フローラの右腕に抱かれスヤスヤ眠る赤子を見て、満面の笑みで話すアズサ。
その笑みを見て釣られるように微笑み返すフローラは、自らの太ももを左手でポンポンと叩きながら
「さっ、アズサ。 ここに座って」
「へっ? 良いの?」
「もちろんよっ。 さっ、早く」
少し緊張するようなアズサに微笑みかけたフローラは、左腕で抱くようにアズサを座らせる。
「フ、フローラ様…… もっ、勿体ない事を……」
二人の子を抱く聖母のようなフローラの姿に、ヨイチは感動を覚えていた。
「うわぁぁぁ。 可愛いぃぃ。 ねぇねぇフローラ様! この子は何ていう名前なの?」
スヤスヤと眠る赤子を覗き込むように見たアズサは、視線を上にしフローラの顔を見上げる。
フローラはアズサに微笑みかけると、優しい口調で話し始めた。
「アズサはお城の庭に咲いているお花、見たかしら?」
「うん! あの色んな色で咲いてる、可愛いお花だよね?」
フローラの問いかけに対し、アズサは満面の笑みで答える。
「そう! あのお花の名前と一緒。 この子は、リナリアって言うのよ」
「へぇぇぇ。 リナリアかぁぁ。 名前も可愛いねっ」
無邪気な表情で笑うアズサに、フローラも微笑みかける。
「ふふっ。 ありがとアズサ」
そう言葉をかけたフローラは、にこやかな表情で優しくアズサの頭を撫でていた。
「えへへぇ。 何か嬉しいなぁ」
少し照れくさそうに頭を撫でられているアズサを見て、フローラは覗き込むように言葉をかける。
「そうだ! ねぇアズサ?」
「んっ? なぁにぃ?」
「この子の。 リナリアのお姉ちゃんになってくれないかしら?」
ニコッと微笑みかけた対し、アズサは満面の笑みで
「うん! あっ、でも……」
そう答えると少しだけ気不味そうな表情に変わり、チラッとヨイチに視線を送る。
「あらっ? どうしたの?」
「うん。 ボクね! 男としてお父さんの跡を継がないといけないのっ。 だからお姉ちゃんには……」
そう言うとアズサは表情を曇らせ、俯いていた。
そんなアズサの様子を見たフローラは少し気不味そうに、片膝を付いたままのヨイチに笑いかける。
「めっ…… 面目ありません……」
苦笑いを浮かべながら頭を掻くヨイチに、フローラはすぐに笑顔に変わり微笑みかけた。
そして改めてアズサの頭を優しく撫でると、諭すように言葉をかける。
「そうね! アズサは立派な将軍になるのよね?」
「うんっ! ボク、立派な将軍になってフローラ様を守るんだっ!」
フローラの問いかけにアズサはパァッと明るい表情に変わり、返答する。
その言葉を聞いたフローラは、少しだけ表情を曇らせながら言葉をかけた。
「この子、リナリアはね? お父さんもお兄ちゃんも、居なくなっちゃったの」
笑顔こそ絶やさぬが、少しだけ眉間にシワを寄せたフローラの様子を感じ取ったアズサは
「そっ、そっかぁ…… ボクもお母さん居ないけど。 お父さんが居なかったら…… 寂しいよね」
アズサの言葉を聞いて、ハッとしたような表情に変わったフローラ。
そして左腕で少しだけ力を込めて、アズサを抱き寄せた。
「アズサはお母さん居なくて…… 寂しい?」
少しだけ気不味そうに話すフローラの問いかけに、アズサは首を左右に振る。
「うぅん。 ボクはお父さんが居るからさっ! 寂しくなんて無いよっ」
少しだけ強がったように話すアズサ。
そのアズサの頭を優しく撫でながら、フローラは優しく話しかける。
「そうね! アズサは強いもんね?」
「うん!」
再び笑顔に戻ったアズサに対し、フローラが言葉を続けていく。
「リナリアも寂しくなんてないわよ? だって、アズサも居る。 ヨイチ将軍だって居る。 ねっ?」
「うん!」
「リナリアにはヨイチ将軍や、他の将軍。 いっぱいのお父さんが居るの」
そう話しながら優しくポンポンと、アズサの頭を撫でるフローラ。
「だからお姉ちゃんにはなれなくても。 アズサにはリナリアを妹のように思ってほしいな」
ニコッと微笑みかけながら話すフローラの言葉を聞いて、アズサは満面の笑みを浮かべる。
「うん! ボク、将軍になってリナリア様も守るよ」
「ありがとアズサ。 その代わり……」
そう言葉をかけたフローラは、アズサの頭を抱き寄せるように撫でながら
「アズサに何かあったら、私が守ってあげるからね?」
「どうして!?」
少し驚いたように問うアズサの言葉を聞き、フローラは覗き込むように笑顔を向ける。
「だって私はアズサのお母さんなんだから。 ねっ?」
「おっ、お母さんかぁ…… えへへぇ」
フローラの言葉を聞いたアズサは、少し照れたように頬を赤らめていた。
「アズサは私がお母さんじゃ、いや?」
「んーんっ? 嬉しい!!」
「うん! ふふっ」
微笑みかけるフローラに対し、アズサは少し照れくさそうに右手の小指を差し出す。
「やっ、約束だよっ! フローラ様」
「もちろんよっ! ふふっ」
そう言うとフローラは差し出されたアズサの小さな指に、自分の指を絡めていた。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「って事があってね! ボクは約束したからさっ」
「…………」
隣に座るリナに対し、過去にあった出来事を思い出すように話すアズサ。
「あっ、あれ? おかしいなぁ。 何か涙が。 えへへ」
苦笑いを浮かべながら涙を流すアズサ。
そして小さく溜息を吐き落ち着きを取り戻すと、改めてリナの方へ顔を向ける。
「リっ、リナちん?」
リナは無表情のままで表情こそ崩さないが、頬からは一筋の涙が流れていた。
「……何でもない」
アズサに声をかけられたリナはそう答えると、袖で涙を拭うような仕草を見せる。
そして数秒の沈黙を挟むと、目を合わせず呟くようにアズサに声をかけた。
「もし…… うまくお城を取り戻す事が出来たら…… また…… お話聞かせて?」
「うっ…… うん」
アズサがそう答えた後、短い沈黙が二人の間に流れアル達の騒ぐ声だけが聞こえていた。
そこから遡る事、十五年前のお話。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
アストリナ城の謁見の間に向かう親子の姿が見える。
威厳のある顔つきだが、どこか優しげな雰囲気の中年の男性。
白い甲冑を着たその男性に連れられた、男の子用の正装に身を包んだ子供の姿。
「良いかアズサ? これからフローラ様に初めて謁見するんだぞ? 失礼の無いようにな?」
男性がポンポンと幼いアズサの頭を撫でると、少し照れたような表情に変わる。
「うん! えへへ。 フローラ様って赤ちゃんが生まれたんだよね? 見れるかな?」
「さぁ、それは分からんなぁ。 おっ、着いたぞ」
謁見の間の扉の前で立ち止まると、衛兵が二人に声をかけてきた。
「ヨイチ将軍、お疲れ様です。 フローラ女王陛下がお待ちです」
「うむ。 それでは取り次ぎを頼む」
「ははっ」
ヨイチの言葉を聞いた衛兵が、ゆっくりと扉を開ける。
「アストリナ軍、第五将軍。 ヨイチ・カリウディーナ殿が参られました」
衛兵が玉座に座る女性に向かい、大きな声を発する。
「ご苦労さま。 入ってもらって下さい」
その言葉を聞いた女性は、にこやかな表情で答える。
「ははっ。 それではヨイチ将軍。 中へ」
衛兵の言葉を聞いたヨイチは、アズサの手を引いて玉座の近くまで歩み寄る。
そして片膝を付き頭を下げ、大きな声で言葉を発する。
「ヨイチ・カリウディーナ。 只今、参上致しました。 こちらはアズサ・カリ」
「ねぇねぇお父さん見て! フローラ様、赤ちゃん抱いてるよっ」
「こっ、こら。 教えた通りにしないかっ」
片膝を付いたヨイチの肩を叩きながら、喜々とした表情でフローラを指差すアズサ。
フローラの右腕には毛布で包まれた赤子の姿が見え、アズサは喜びを顕にしていた。
「ふふっ。 良いのですよヨイチ将軍」
金色の長い髪に白い装束を纏ったフローラ。
その美貌と笑顔により、周辺諸国からは微笑みの女王と呼ばれていた。
「アズサ…… と言いましたね?」
「はっ、はい!」
フローラに声をかけられたアズサは、喜びと緊張でピンっと背筋を伸ばし返答していた。
「もっと近くで見ても良いのよ? いらっしゃい」
ニコッと微笑みながらアズサに声をかけるフローラ。
その様子に少し焦ったような表情で、ヨイチが声をかける。
「よっ、宜しいのですか?」
「ふふっ。 構いませんよ。 さぁ、いらっしゃいアズサ」
「うんっ!」
フローラに呼ばれたアズサは、トタトタと駆けるように玉座へと近づいていく。
その様子にヨイチは、少し肝が冷える思いをしていた。
「うわぁぁぁ。 かっ、可愛いねっ! フローラ様」
フローラの右腕に抱かれスヤスヤ眠る赤子を見て、満面の笑みで話すアズサ。
その笑みを見て釣られるように微笑み返すフローラは、自らの太ももを左手でポンポンと叩きながら
「さっ、アズサ。 ここに座って」
「へっ? 良いの?」
「もちろんよっ。 さっ、早く」
少し緊張するようなアズサに微笑みかけたフローラは、左腕で抱くようにアズサを座らせる。
「フ、フローラ様…… もっ、勿体ない事を……」
二人の子を抱く聖母のようなフローラの姿に、ヨイチは感動を覚えていた。
「うわぁぁぁ。 可愛いぃぃ。 ねぇねぇフローラ様! この子は何ていう名前なの?」
スヤスヤと眠る赤子を覗き込むように見たアズサは、視線を上にしフローラの顔を見上げる。
フローラはアズサに微笑みかけると、優しい口調で話し始めた。
「アズサはお城の庭に咲いているお花、見たかしら?」
「うん! あの色んな色で咲いてる、可愛いお花だよね?」
フローラの問いかけに対し、アズサは満面の笑みで答える。
「そう! あのお花の名前と一緒。 この子は、リナリアって言うのよ」
「へぇぇぇ。 リナリアかぁぁ。 名前も可愛いねっ」
無邪気な表情で笑うアズサに、フローラも微笑みかける。
「ふふっ。 ありがとアズサ」
そう言葉をかけたフローラは、にこやかな表情で優しくアズサの頭を撫でていた。
「えへへぇ。 何か嬉しいなぁ」
少し照れくさそうに頭を撫でられているアズサを見て、フローラは覗き込むように言葉をかける。
「そうだ! ねぇアズサ?」
「んっ? なぁにぃ?」
「この子の。 リナリアのお姉ちゃんになってくれないかしら?」
ニコッと微笑みかけた対し、アズサは満面の笑みで
「うん! あっ、でも……」
そう答えると少しだけ気不味そうな表情に変わり、チラッとヨイチに視線を送る。
「あらっ? どうしたの?」
「うん。 ボクね! 男としてお父さんの跡を継がないといけないのっ。 だからお姉ちゃんには……」
そう言うとアズサは表情を曇らせ、俯いていた。
そんなアズサの様子を見たフローラは少し気不味そうに、片膝を付いたままのヨイチに笑いかける。
「めっ…… 面目ありません……」
苦笑いを浮かべながら頭を掻くヨイチに、フローラはすぐに笑顔に変わり微笑みかけた。
そして改めてアズサの頭を優しく撫でると、諭すように言葉をかける。
「そうね! アズサは立派な将軍になるのよね?」
「うんっ! ボク、立派な将軍になってフローラ様を守るんだっ!」
フローラの問いかけにアズサはパァッと明るい表情に変わり、返答する。
その言葉を聞いたフローラは、少しだけ表情を曇らせながら言葉をかけた。
「この子、リナリアはね? お父さんもお兄ちゃんも、居なくなっちゃったの」
笑顔こそ絶やさぬが、少しだけ眉間にシワを寄せたフローラの様子を感じ取ったアズサは
「そっ、そっかぁ…… ボクもお母さん居ないけど。 お父さんが居なかったら…… 寂しいよね」
アズサの言葉を聞いて、ハッとしたような表情に変わったフローラ。
そして左腕で少しだけ力を込めて、アズサを抱き寄せた。
「アズサはお母さん居なくて…… 寂しい?」
少しだけ気不味そうに話すフローラの問いかけに、アズサは首を左右に振る。
「うぅん。 ボクはお父さんが居るからさっ! 寂しくなんて無いよっ」
少しだけ強がったように話すアズサ。
そのアズサの頭を優しく撫でながら、フローラは優しく話しかける。
「そうね! アズサは強いもんね?」
「うん!」
再び笑顔に戻ったアズサに対し、フローラが言葉を続けていく。
「リナリアも寂しくなんてないわよ? だって、アズサも居る。 ヨイチ将軍だって居る。 ねっ?」
「うん!」
「リナリアにはヨイチ将軍や、他の将軍。 いっぱいのお父さんが居るの」
そう話しながら優しくポンポンと、アズサの頭を撫でるフローラ。
「だからお姉ちゃんにはなれなくても。 アズサにはリナリアを妹のように思ってほしいな」
ニコッと微笑みかけながら話すフローラの言葉を聞いて、アズサは満面の笑みを浮かべる。
「うん! ボク、将軍になってリナリア様も守るよ」
「ありがとアズサ。 その代わり……」
そう言葉をかけたフローラは、アズサの頭を抱き寄せるように撫でながら
「アズサに何かあったら、私が守ってあげるからね?」
「どうして!?」
少し驚いたように問うアズサの言葉を聞き、フローラは覗き込むように笑顔を向ける。
「だって私はアズサのお母さんなんだから。 ねっ?」
「おっ、お母さんかぁ…… えへへぇ」
フローラの言葉を聞いたアズサは、少し照れたように頬を赤らめていた。
「アズサは私がお母さんじゃ、いや?」
「んーんっ? 嬉しい!!」
「うん! ふふっ」
微笑みかけるフローラに対し、アズサは少し照れくさそうに右手の小指を差し出す。
「やっ、約束だよっ! フローラ様」
「もちろんよっ! ふふっ」
そう言うとフローラは差し出されたアズサの小さな指に、自分の指を絡めていた。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「って事があってね! ボクは約束したからさっ」
「…………」
隣に座るリナに対し、過去にあった出来事を思い出すように話すアズサ。
「あっ、あれ? おかしいなぁ。 何か涙が。 えへへ」
苦笑いを浮かべながら涙を流すアズサ。
そして小さく溜息を吐き落ち着きを取り戻すと、改めてリナの方へ顔を向ける。
「リっ、リナちん?」
リナは無表情のままで表情こそ崩さないが、頬からは一筋の涙が流れていた。
「……何でもない」
アズサに声をかけられたリナはそう答えると、袖で涙を拭うような仕草を見せる。
そして数秒の沈黙を挟むと、目を合わせず呟くようにアズサに声をかけた。
「もし…… うまくお城を取り戻す事が出来たら…… また…… お話聞かせて?」
「うっ…… うん」
アズサがそう答えた後、短い沈黙が二人の間に流れアル達の騒ぐ声だけが聞こえていた。
0
あなたにおすすめの小説
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
異世界転移から始まるハーレム生活〜チートスキルを貰った俺は、妹と共に無双する〜
昼寝部
ファンタジー
2XXX年、X月。
俺、水瀬アキトは戦争の絶えない地球で『戦場の悪魔』と呼ばれ、数多の戦で活躍していた。
そんな日々を過ごしていた俺は、ひょんなことから妹と一緒に異世界へ転移することになった。
その世界にはダンジョンが存在しており、ライトノベルなどで登場する世界観と類似していた。
俺たちはその世界で過ごすため女神様からチートスキルを貰い、冒険者となって異世界での生活を満喫することにした。
これは主人公の水瀬アキトと妹のカナデが異世界へ転移し、美少女たちに囲まれながら異世界で無双するお話し。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで
六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。
乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。
ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。
有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。
前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる