60 / 82
お城奪還編
第60話 呼び出し
しおりを挟む
「うわぁぁ。 綺麗だねリナちん」
屋根の上からアル達の様子を見ていたアズサとリナ。
集会場の前の広場に居るアル達は、暗闇の中でロウソクに火を灯している。
そしてアルがワンの著書を参考に作った、線香花火をしているのが見えた。
「うん…… お花みたい……」
アルお手製の線香花火は素人が作った不格好なものだが、花火を初めて見る二人には新鮮に映る。
「だねっ! 何かお城に咲いてたお花を思い出すなぁ。 まぁ、今は咲いてないけどね」
「また…… 植えれば良い…… リナも見てみたいし……」
少し苦笑いを浮かべながらアズサがそう言うと、リナは無表情のまま呟くように言葉をかけた。
「うんうん! あっ、もう終わったみたいだよ? 皆戻ってくるねっ」
アズサが指差す広場では、貴族達が笑顔のまま集会場へと戻る姿が確認出来た。
「リナちん! ボク達もお家、戻ろっか?」
「うん……」
スッと立ち上がったアズサがリナに右手を差し出すと、リナはその手を握り立ち上がった。
家の近くまで戻ってきたアル達がその姿に気付くと、呼びかけるように声をかける。
「おーーい。 何やってんだ? そんな所で」
「アズサさーーんっ! リナちゃーーん!」
笑顔で手を振るレイ達を見たアズサは、釣られるように笑顔に変わっていく。
「よーーっし! 行くよリナちん」
「うん……」
そう言うと二人は木を利用してスルスルと下へ降り、アル達の待つ居間へと戻っていった。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
居間のテーブルでは上座にアルが、右横にレイとリナ、シナモンが座わっている。
レイと向かい合うように座ったアズサの横に、当たり前のように座るディンゴが見えた。
少しだけ酔ったディンゴは、ニヤニヤとしながらアズサを横目で見ている。
「いやぁ、しかし楽しいですなぁ。 こうやって皆でメシってぇのも」
ご機嫌な様子で話すディンゴに対し、シナモンは不快感を顕にしていた。
「何でこの人が居るですか。 早く帰って欲しいのですよ」
隣に座るリナにだけ聞こえるように、ヒソヒソと話すシナモン。
アズサは不思議そうな表情でディンゴを見ると、アルに視線を向け話し始める。
「ねぇねぇ? 何でこのオジサン、まだ居るの? もぉ夜も遅いのに」
「いやっ…… 俺に言われてもな。 本人に聞け本人にっ……」
アズサの問に、アルは呆れた表情を浮かべながら返答する。
アルの言葉を聞いたアズサは、不思議そうな表情のままディンゴに問いかける。
「何でまだ居るの?」
「そりゃお嬢さんとお酒でも…… と思いやしてね! あっしはお嬢さんの事が好きになりやしてね」
普通なら気不味くなりそうな問いかけに対し、ディンゴは鋼の意思を持って対応する。
ディンゴのストレートな感情表現に対し、アズサを除く皆は少し関心した様子を見せていた。
(マジか、このおっさん。 普通、ここでそんな事言う?)
ディンゴの言葉に対しアズサは、少し苦笑いを浮かべながら返答する。
「うぅん。 ボクはオジサンみたいな暑苦しいの苦手だなぁ…… ごめんねぇ」
悪気無く言ったアズサの言葉に、ディンゴは深く傷ついたような様子を見せていた。
そしてスッと立ち上がると、無言のまま居間の入り口まで歩を進めたディンゴ。
「旦那。 あっしは今日は帰りやす。 また…… 明日に」
哀愁漂うその背中を見たアルは、少し呆気にとられながらも気不味そうに返答する。
「あっ…… あぁ。 何か悪いね…… また明日頼むよ……」
アルの言葉を聞いたディンゴは、振り返る事無く帰宅していった。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
ディンゴが帰ってから数時間。
皆は居間で酒やお菓子を食べながら談笑をしていたが、そろそろ就寝の時間が近づいてきた。
「ふあぁぁぁ…… ちょっと飲み過ぎたかなぁ…… ってか本当に良かったのか?」
「ほぇ? 何がぁ?」
両腕を伸ばしあくびをしたアルは、目に少し涙を浮かべながらアズサに問いかける。
その問いかけに対し、アズサは疑問を浮かべた表情で返答していた。
「何がって、花火だよ花火。 一応いっぱい作ったから、皆でやっても良いかなって思ってたけど」
「そうなのですよ! アルさんが作った物にしては、とても綺麗だったのですよ」
「悪かったな。 俺が作った物で」
少し不満そうに話すアルとシナモンの会話を聞いたリナは、少しだけ口角が上がったように見えた。
「皆でする…… お城…… 取り戻したら……」
リナの言葉を聞いたアズサは小さく頷くと、笑顔でアルの方に顔を向ける。
「そぉだね! その時に、皆でしよっか?」
二人の言葉を聞いたアルは、気の抜けたように笑いレイに視線を送る。
「だな。 明日もする事あるし、そろそろ寝るか? 後片付けは……」
「うん! 私がやっとく。 アルはもう休んでても良いよ?」
「あっ、レイ様! 私もお手伝いするのですよ」
そう言うと、女性陣がスッと立ち上がりテーブルの上を片付けていく。
「そっか。 んじゃ任せた。 おやすみーー」
アルはそう皆に言葉をかけると、自室へと戻っていった。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
部屋に戻ったアルはランプに明かりを灯すと、敷きっぱなしの布団の上に寝転んだ。
そしてワンの著書をパラパラと捲りながら、頭の中で考えを巡らせていく。
(詳しく聞くの忘れたけど、とりあえずオッサン達のお陰で情報は集まったな)
アルは本を見るでもなく無意識にページを捲り、作戦を組み立てていた。
(まずは兵を分散させるだろ? んで、城の守りを薄くして…… アズサの言う通り城壁を……)
本を閉じたアルは仰向けに寝転がり、目を瞑り思案を重ねていく。
(んでリナの言う抜け道で、城に侵入してゼニールを…… か……)
あまりにも都合の良すぎる作戦に対し、アルは不安を隠せずにいた。
「本当にこんなので、上手くいくんかなぁ…… はぁ……」
仰向けに寝転がりながら、小さく溜息を吐きながら呟いている。
コンコン………… スーーッ……
「んっ?」
大の字で寝転がるアルの部屋をノックする音が聞こえる。
そして少しだけ開いた扉から覗き込むように、リナがアルの様子を伺っていた。
「……起きてる?」
リナの問いかけに対し、アルは顔だけを起こしリナに視線を向ける。
「起きてない」
「入るね……」
アルの言葉を無視するように、リナが大の字で寝転がるアルの元へとやってくる。
そしてアルの近くにちょこんと座ると、見下ろすようにジッと見つめていた。
「……何すか?」
無言で佇むリナの様子を見たアルは、少し呆れた表情で尋ねる。
「あっ、そういや…… ゼニールの私兵は、救援を呼んだんだよな?」
「うん…… 赤だった」
「そっか…… 赤…… ね」
リナの言葉を聞いたアルは、少しニヤッと笑いながら確認するように復唱した。
(ツイてる。 爺さんの本には、赤と青しか信号弾の作り方、書いてなかったしな……)
少しニヤッとしながらアルは、頭の中で考えを巡らせていく。
(とは言え、上手く行く保証は無いけど…… まぁ少しでも可能性が高くなれば……)
思案をしているアルから徐々に笑顔が消え、真剣な表情に変わっていく。
その様子に気付いたリナは、無表情のままアルに問いかけた。
「お城…… 取り返せそう?」
「んーーーっ。 まぁ上手くいけばな」
アルの考えている事を見透かすようなリナの質問に、少し誤魔化すように返答をするアル。
その返答を聞いたリナは特に追求する事も無く、別の質問を重ねていく。
「そう…… じゃぁ…… その後は?」
「後? 何の後だよ」
「お城を手に入れた後……」
アルはその言葉を聞くとムクッと上体を起こし長座する。
そして腕を組みながら眉間にシワを寄せ、少し思案するような様子を見せていた。
「手に入れた後…… ねぇ。 まぁ変わらないかな?」
「変わらない……?」
リナの頭をポンポンと撫でながら、アルは言い聞かせるようにリナに話しかける。
「あぁ。 まぁレイと二人でここで暮らすかな。 リナやアズサは城に戻るだろ?」
「…………」
アルの問いかけに無言で頷くと、少し寂しそうな表情に変わる。
「来ない…… の?」
「まぁなぁ。 ここは爺さんやバレリアの家だからな。 ほっぽりだす訳にはいかないだろ?」
再びリナの頭をポンポンと撫でると、ニヤッと白い歯を見せて言葉を続ける。
「あっ、悪いけどシナモンの面倒は見てくれよ? ここに置いておけんし……」
そう言うとアルは再び布団に身を任せ、ゴロンと横になる。
「ふぁぁぁ。 そろそろ良いか?」
「…………」
リナは小さく首を横に振ると、布団の上で大の字に寝るアルの袖を引っ張っていた。
「おっ、おい。 何だよ」
「良いから…… ちょっと来て」
リナに促されるように起きたアルの袖を引っ張り、強引に立たせようとするリナ。
(一体何だってんだ? ったく……)
少し呆れた表情のアルを気にする素振りも見せず、リナは少し強引に袖を引っ張ると
「お願い…… 来て……」
「分かったから、引っ張るなって……」
リナはアルの袖を掴んだまま家を出ると、無言のまま集会場の広場にアルを連れ出していた。
屋根の上からアル達の様子を見ていたアズサとリナ。
集会場の前の広場に居るアル達は、暗闇の中でロウソクに火を灯している。
そしてアルがワンの著書を参考に作った、線香花火をしているのが見えた。
「うん…… お花みたい……」
アルお手製の線香花火は素人が作った不格好なものだが、花火を初めて見る二人には新鮮に映る。
「だねっ! 何かお城に咲いてたお花を思い出すなぁ。 まぁ、今は咲いてないけどね」
「また…… 植えれば良い…… リナも見てみたいし……」
少し苦笑いを浮かべながらアズサがそう言うと、リナは無表情のまま呟くように言葉をかけた。
「うんうん! あっ、もう終わったみたいだよ? 皆戻ってくるねっ」
アズサが指差す広場では、貴族達が笑顔のまま集会場へと戻る姿が確認出来た。
「リナちん! ボク達もお家、戻ろっか?」
「うん……」
スッと立ち上がったアズサがリナに右手を差し出すと、リナはその手を握り立ち上がった。
家の近くまで戻ってきたアル達がその姿に気付くと、呼びかけるように声をかける。
「おーーい。 何やってんだ? そんな所で」
「アズサさーーんっ! リナちゃーーん!」
笑顔で手を振るレイ達を見たアズサは、釣られるように笑顔に変わっていく。
「よーーっし! 行くよリナちん」
「うん……」
そう言うと二人は木を利用してスルスルと下へ降り、アル達の待つ居間へと戻っていった。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
居間のテーブルでは上座にアルが、右横にレイとリナ、シナモンが座わっている。
レイと向かい合うように座ったアズサの横に、当たり前のように座るディンゴが見えた。
少しだけ酔ったディンゴは、ニヤニヤとしながらアズサを横目で見ている。
「いやぁ、しかし楽しいですなぁ。 こうやって皆でメシってぇのも」
ご機嫌な様子で話すディンゴに対し、シナモンは不快感を顕にしていた。
「何でこの人が居るですか。 早く帰って欲しいのですよ」
隣に座るリナにだけ聞こえるように、ヒソヒソと話すシナモン。
アズサは不思議そうな表情でディンゴを見ると、アルに視線を向け話し始める。
「ねぇねぇ? 何でこのオジサン、まだ居るの? もぉ夜も遅いのに」
「いやっ…… 俺に言われてもな。 本人に聞け本人にっ……」
アズサの問に、アルは呆れた表情を浮かべながら返答する。
アルの言葉を聞いたアズサは、不思議そうな表情のままディンゴに問いかける。
「何でまだ居るの?」
「そりゃお嬢さんとお酒でも…… と思いやしてね! あっしはお嬢さんの事が好きになりやしてね」
普通なら気不味くなりそうな問いかけに対し、ディンゴは鋼の意思を持って対応する。
ディンゴのストレートな感情表現に対し、アズサを除く皆は少し関心した様子を見せていた。
(マジか、このおっさん。 普通、ここでそんな事言う?)
ディンゴの言葉に対しアズサは、少し苦笑いを浮かべながら返答する。
「うぅん。 ボクはオジサンみたいな暑苦しいの苦手だなぁ…… ごめんねぇ」
悪気無く言ったアズサの言葉に、ディンゴは深く傷ついたような様子を見せていた。
そしてスッと立ち上がると、無言のまま居間の入り口まで歩を進めたディンゴ。
「旦那。 あっしは今日は帰りやす。 また…… 明日に」
哀愁漂うその背中を見たアルは、少し呆気にとられながらも気不味そうに返答する。
「あっ…… あぁ。 何か悪いね…… また明日頼むよ……」
アルの言葉を聞いたディンゴは、振り返る事無く帰宅していった。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
ディンゴが帰ってから数時間。
皆は居間で酒やお菓子を食べながら談笑をしていたが、そろそろ就寝の時間が近づいてきた。
「ふあぁぁぁ…… ちょっと飲み過ぎたかなぁ…… ってか本当に良かったのか?」
「ほぇ? 何がぁ?」
両腕を伸ばしあくびをしたアルは、目に少し涙を浮かべながらアズサに問いかける。
その問いかけに対し、アズサは疑問を浮かべた表情で返答していた。
「何がって、花火だよ花火。 一応いっぱい作ったから、皆でやっても良いかなって思ってたけど」
「そうなのですよ! アルさんが作った物にしては、とても綺麗だったのですよ」
「悪かったな。 俺が作った物で」
少し不満そうに話すアルとシナモンの会話を聞いたリナは、少しだけ口角が上がったように見えた。
「皆でする…… お城…… 取り戻したら……」
リナの言葉を聞いたアズサは小さく頷くと、笑顔でアルの方に顔を向ける。
「そぉだね! その時に、皆でしよっか?」
二人の言葉を聞いたアルは、気の抜けたように笑いレイに視線を送る。
「だな。 明日もする事あるし、そろそろ寝るか? 後片付けは……」
「うん! 私がやっとく。 アルはもう休んでても良いよ?」
「あっ、レイ様! 私もお手伝いするのですよ」
そう言うと、女性陣がスッと立ち上がりテーブルの上を片付けていく。
「そっか。 んじゃ任せた。 おやすみーー」
アルはそう皆に言葉をかけると、自室へと戻っていった。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
部屋に戻ったアルはランプに明かりを灯すと、敷きっぱなしの布団の上に寝転んだ。
そしてワンの著書をパラパラと捲りながら、頭の中で考えを巡らせていく。
(詳しく聞くの忘れたけど、とりあえずオッサン達のお陰で情報は集まったな)
アルは本を見るでもなく無意識にページを捲り、作戦を組み立てていた。
(まずは兵を分散させるだろ? んで、城の守りを薄くして…… アズサの言う通り城壁を……)
本を閉じたアルは仰向けに寝転がり、目を瞑り思案を重ねていく。
(んでリナの言う抜け道で、城に侵入してゼニールを…… か……)
あまりにも都合の良すぎる作戦に対し、アルは不安を隠せずにいた。
「本当にこんなので、上手くいくんかなぁ…… はぁ……」
仰向けに寝転がりながら、小さく溜息を吐きながら呟いている。
コンコン………… スーーッ……
「んっ?」
大の字で寝転がるアルの部屋をノックする音が聞こえる。
そして少しだけ開いた扉から覗き込むように、リナがアルの様子を伺っていた。
「……起きてる?」
リナの問いかけに対し、アルは顔だけを起こしリナに視線を向ける。
「起きてない」
「入るね……」
アルの言葉を無視するように、リナが大の字で寝転がるアルの元へとやってくる。
そしてアルの近くにちょこんと座ると、見下ろすようにジッと見つめていた。
「……何すか?」
無言で佇むリナの様子を見たアルは、少し呆れた表情で尋ねる。
「あっ、そういや…… ゼニールの私兵は、救援を呼んだんだよな?」
「うん…… 赤だった」
「そっか…… 赤…… ね」
リナの言葉を聞いたアルは、少しニヤッと笑いながら確認するように復唱した。
(ツイてる。 爺さんの本には、赤と青しか信号弾の作り方、書いてなかったしな……)
少しニヤッとしながらアルは、頭の中で考えを巡らせていく。
(とは言え、上手く行く保証は無いけど…… まぁ少しでも可能性が高くなれば……)
思案をしているアルから徐々に笑顔が消え、真剣な表情に変わっていく。
その様子に気付いたリナは、無表情のままアルに問いかけた。
「お城…… 取り返せそう?」
「んーーーっ。 まぁ上手くいけばな」
アルの考えている事を見透かすようなリナの質問に、少し誤魔化すように返答をするアル。
その返答を聞いたリナは特に追求する事も無く、別の質問を重ねていく。
「そう…… じゃぁ…… その後は?」
「後? 何の後だよ」
「お城を手に入れた後……」
アルはその言葉を聞くとムクッと上体を起こし長座する。
そして腕を組みながら眉間にシワを寄せ、少し思案するような様子を見せていた。
「手に入れた後…… ねぇ。 まぁ変わらないかな?」
「変わらない……?」
リナの頭をポンポンと撫でながら、アルは言い聞かせるようにリナに話しかける。
「あぁ。 まぁレイと二人でここで暮らすかな。 リナやアズサは城に戻るだろ?」
「…………」
アルの問いかけに無言で頷くと、少し寂しそうな表情に変わる。
「来ない…… の?」
「まぁなぁ。 ここは爺さんやバレリアの家だからな。 ほっぽりだす訳にはいかないだろ?」
再びリナの頭をポンポンと撫でると、ニヤッと白い歯を見せて言葉を続ける。
「あっ、悪いけどシナモンの面倒は見てくれよ? ここに置いておけんし……」
そう言うとアルは再び布団に身を任せ、ゴロンと横になる。
「ふぁぁぁ。 そろそろ良いか?」
「…………」
リナは小さく首を横に振ると、布団の上で大の字に寝るアルの袖を引っ張っていた。
「おっ、おい。 何だよ」
「良いから…… ちょっと来て」
リナに促されるように起きたアルの袖を引っ張り、強引に立たせようとするリナ。
(一体何だってんだ? ったく……)
少し呆れた表情のアルを気にする素振りも見せず、リナは少し強引に袖を引っ張ると
「お願い…… 来て……」
「分かったから、引っ張るなって……」
リナはアルの袖を掴んだまま家を出ると、無言のまま集会場の広場にアルを連れ出していた。
0
あなたにおすすめの小説
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
異世界転移から始まるハーレム生活〜チートスキルを貰った俺は、妹と共に無双する〜
昼寝部
ファンタジー
2XXX年、X月。
俺、水瀬アキトは戦争の絶えない地球で『戦場の悪魔』と呼ばれ、数多の戦で活躍していた。
そんな日々を過ごしていた俺は、ひょんなことから妹と一緒に異世界へ転移することになった。
その世界にはダンジョンが存在しており、ライトノベルなどで登場する世界観と類似していた。
俺たちはその世界で過ごすため女神様からチートスキルを貰い、冒険者となって異世界での生活を満喫することにした。
これは主人公の水瀬アキトと妹のカナデが異世界へ転移し、美少女たちに囲まれながら異世界で無双するお話し。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで
六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。
乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。
ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。
有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。
前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる