俺の春を売ります~少年は危ない中年紳士に食べ物とお金と愛を求める~

あさきりゆうた

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おじさんは紳士な野獣と化した

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 俺の感情が落ち着いた頃、おじさんといっしょに車まで戻ることにした。

「今日はもう家に帰ってゆっくりすると良い。色々と疲れただろう?」

「……おじさん、今日はデートだけって予定でしたけど、俺を抱いてくれませんか?」

 おじさんは少しの間沈黙してから開口した。

「申し訳ないが、こういう時に君を抱くのは私は卑怯だと考える。なぜなら、今の君の状態だと私以外の男性に対してもそういう要求をしてしまう可能性があるからだ。まずは母親に君の父親のことをきっちり話して気持ちを整理した方が良い」

 おじさんの冷静な言葉で俺は再度気持ちを落ち着かせた。

「言われてみればそうでした。まず母さんと話してみます」

 おじさんに近所まで車で送って貰い、そこで解散した。

「今度会う時は楽しい時間にしてあげるからね」

「はい」

 おじさんの車は去って行った。
 実は聞こうかなと思っていたことがあった。父に激高した時のおじさんはまるでヤクザみたいだった。俺を初めて抱いた夜も、おじさんの背中に凄い入れ墨があった。

「おじさんもしかして昔ヤクザだったかも……とりあえず家に戻ろう」

 俺は母に話す事を頭の中で整理しながら帰路を歩いた。



 家に帰り、夕食を終わらせ、裕二が寝入ったタイミングで母と話すことにした。

「母さん、今日俺、偶然親父に会ったんだ」

「……帰ってきてから少し様子がおかしいなと思ったらそういう事だったのね。あの人と何を話してきたの?」

「母さんが隠していたことだよ。まず言いたいのは変な気をつかわなくても良かった。そりゃあ、父さんが愛人と家族を作って俺達を捨てたなんて言われたらショック受けるだろうけど、それは母さんの口から直接言って欲しかった」

 俺の言葉で母さんが申し訳なさそうな顔をした。

「ごめんなさいね。でも黙っていたのは私なりにお父さんをフォローしていたから。お父さんも許されないことをしたけど、私もまた申し訳ない事をさせてしまった」

「それってどういうこと?」

「黙っていたけど、あなたが幼い頃に私の親の経営していた会社が倒産してしまったの。両親ともに逃げてしまい、差し押さえられた資産でも払いきれなかった借金を私達家族が負担することになってしまった」

 俺は突然出てきた情報に驚きが隠せなかった。頭の中で情報の処理が追っつかなくなっている。

「お父さんは借金から逃げなかった。元々仕事のできる人だったけど、家族との時間を犠牲にして一生懸命働いて、最近になってようやく返せたの」

 そういえば、いつ頃からか、お父さんの仕事が忙しくて全然顔を見れなくなった。それに昔はお土産も買っていたのにそれも一切なくなったのだ。

「そうか、父さん忙しくてお土産も買ってくれないから、何かあるのかなと思っていたけど……そんなことがあったなんて……」

「お父さんもきっと辛くて誰かに心の支えになってもらいたかった。でも家族の前では弱いところは見せたくないと思っていた。だからといってあの人が他の人を愛してしまったのは許せないけど、気持ちは分かるの……」
 
「ありがとう母さん……今日父さんに会って最悪の人間だなって思っていたけど……やっぱり父さんは父さんだった……それを確認できて良かった……」

 今日は酷い日だなと思ったけど、得るものも大きかった。
  父さんには別の世界で幸せになってもらえたらと思った。



 今日はおじさんと会う日だ。
 はじめからラブホテルでおじさんに抱かれる予定となっている。会話の中で自分の父のことがでたのでこの前母から話された事を喋った。

「そうか、君の父親はやはり根っからの悪人ではなかったか」

「あの、そういうのって人生経験で分かるんですか?」

「恥ずかしい話、昔は悪い人とも良く付き合っていたんだ。だから少し人を見ただけでその人の悪さというのは大体見抜けるんだ」

 このへんはおじさんがヤクザだっただからだろうか。そのへんの昔話をつっこむと変な空気になりそうなのであえて言わなかった。
 二人でシャワーを浴びて身体を綺麗にし、ベッドに転がり込んだ。

「今日はこういうものを用意したんだ」 

 おじさんは金属製のものを手に取った。形状は横広がりのどんぐりのようだ。

「これってなんですか?」

「アナルプラグというエッチな道具だよ」

 そう言うとおじさんは俺のお尻の蕾にアナルプラグを押し込んでいった。金属のひんやりとした感覚がお腹の中に伝わってくる。

「うぅ、なんかいづい感じです……」

「まだ君も慣れていないからね。それでしばらくお尻の穴を拡張しておくと痛みが和らぐよ」

「あっ、そういう目的の道具だったんですか! てっきりおじさんがえっ」

 おっと、みんな言っちゃうとおじさんに怒られてしまう。

「ほう、今何を言おうとしたのかな? えっ、の次は?」 

「えっ、えっと……」

「悪い子にはハードなプレイをプレゼントだ」

 おじさんはさらにエッチそうな道具をとりだした。棒状のもので、先端は小さい球が複数連なった形状だ。

「これって一体なんですか? 嫌な予感しかしませんけど」

「説明するよりも実際に使ってみた方が分かるよ」

 おじさんは道具の先端をローションで濡らしそれを俺の性器の先端に押し付けた。

「ひゃぁ! もしかしてこれ!?」

 おじさんは少し小悪魔な笑みを浮かべた。

「これは尿道プラグと呼ばれていてね、おしっこの穴をせめるものなんだよ」

つぷぷ

 嘘、小さな球が一個、二個とちょっとずつ俺の中に入っていく。同時にぴりりとくる痛みも感じる。

「痛いです! もうこれ以上はきついです!」

「駄目だよ。この前のデートは我慢していたけど、君の泣き顔が可愛すぎてすぐにでにも襲ってやりたいくらいだった。だから今日もいっぱい泣き顔を見せてくれ」

つぷぷ

 俺の懇願なんておかまいなしに、おじさんは尿道プラグを更に挿入していった。気付けば尿道プラグが大分深く刺さっていた。

「やだぁこれぇ! 痛くてきついです!」

「でもこれは直に気持ち良いところを突くから、とっても気持ち良くなるはずなんだ」

「そ、そんなのはいいですから、早く抜いて下さい!」

「そのかわりお小遣いは減るよ、本当に抜くかい?」

 また小悪魔な笑みをおじさんは浮かべている。お金に困っているのを分かってハードなプレイを要求するなんて……。

「そうだね、おじさんをフェラチオでいかせられたらお小遣い減額なしで抜いてあげるよ」

 おじさんは既に硬くなっている性器を俺の顔もとに差し出した。
 普通の状況であれば、男性の勃起した性器を見て、少しためらうところだったが、状況が状況なだけに条件反射的におじさんの性器を咥えた。

「ん、んぶ、んんふっ」

 早く射精して欲しいと思い、おじさんの性器を必死でフェラチオした。おじさんの性器は思ったよりも大きく、咥えていて顎が外れそうになる。

「一生懸命なのはいいことだ。しかし時折強弱をつけて刺激が単調にならないようにした方が良い」

 おじさんはフェラチオする俺にアドバイスを与えた。シカシ、尿道に突き刺さっている尿道プラグの痛みやきつさでフェラへの集中がしづらい。

「だって、尿道プラグ刺さって痛くて集中できないし、それに初めてでどうしていいものか……」

「ふふ、まずは自分なりにやってみなさい」

 俺は口を前後に動かすだけでなく、舌もおじさんの性器にまとわりつかせるようにがむしゃらに動かした。

「君がオナニーする時どこが気持ち良いか分かるだろ? それを意識して舌で気持ち良いポイントをせめなさい」

 おじさんのアドバイスが続々とでて、段々と上手くできている感覚があった。

「大分上達したね。でも、残念、時間切れだ」

 おじさんは俺の口から性器を抜き、そして俺のお尻に刺さっていたアナルプラグだけを抜いた。

「えっ? こっちは抜かないんですか?」

「大丈夫、抜かない方がより気持ち良くなれるからね」

 尿道プラグはそのままで、俺のお尻の蕾におじさんの性器が押し付けられた。アナルプラグで拡張されたおかげもあって、すんなりと中へとは挿入された。

「ひぎぃ! き、きつい、おじさん、せめてお尻だけでも尿道だけでもいいから片方だけにしてください!」

「まだこれでも序の口だよ」

 おじさんが尿道プラグの手で持つ部分に触れると、突然尿道プラグが細かく振動しはじめた。

ぶぶぶぶぶ

 先程でも尿道が痛くてきつい状態だったのに、さらにそれは強みを増した。

「いやああああ!! もういやだぁ! お金なんていらないから、これ抜いてええええ!!」

 その悲鳴を聞いて、おじさんをよりエスカレートさせてしまったみたいだ。俺のお尻の蕾を突くおじさんの動きが一段と激しくなった。


「なんて君は可愛い子なんだ! こんなにセックスで興奮したのはいつぶりだろうか! それに尿道プラグのバイブを入れてより締まりもよくなっている。私もすぐにいってしまいそうだ!」

 どうしよう、痛みもあるけど、同時に快感も寄せてきた。どっちも強すぎて頭が壊されてしまいそうだ。

「さぁ、おじさんと一緒にいこうか」

 おじさんは自身の射精のタイミングに合わせて俺に刺さっていた尿道プラグを一気に引き抜いた。引き抜かれる瞬間は、全身に強い電撃が走ったかのようだった。

「いあああああ!!」

びゅるる びゅるる びゅくん

 おじさんも俺も力強い射精をした。俺はあまりの刺激の強さに昇天してしまいそうだった。

「さぁ、ゆっくりと休むと良い」

 その言葉が聞こえ、俺はおじさんの大きく温かい胸の中で意識を失った。
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