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お兄ちゃんが変身した!(2)

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 しゅうた少年は日々乃ハルを引き連れて近所の公園へと逃げ込んだ。そこには子供が数人入れるぐらいの大きさのドームがあった。日々乃ハルが過激な格好をしていたので一目が気になったが、幸いにも人が全くいない時間帯であった。

「ふぅ、これで良しと……あれ?」

 しゅうた少年は自身のサキュバスの記憶を引き出した。本当に日々乃ハルがサキュバスになったのなら、あるものがもしかしたらなくなっているのでは? と思った。しゅうた少年は日々乃ハルの体を見た。いつもよりも胸や尻の肉付きが少し良くなっていると思った。さらに股間も見て、彼は驚愕した。

(あるはずの膨らみがない! まさか!)

もみっ

 しゅうた少年は日々乃ハルの股間を揉んだ。

「きゃん! しゅうた君こんなところでHな事しようと思うの? もうおませさんなんだから……」

「ハル兄ちゃん、もしかして、女になった?」

「うんそうだよ。僕はサキュバスだから女の子だよ」

がくり

 しゅうた少年はOTLのポーズとなった。

「違う……僕は……女のハル兄ちゃんじゃ駄目なんだ! 男のハル兄ちゃんがいいんだ!!」

 サキュバスの対の存在であるインキュバス、つまり男版のサキュバスもいることをしゅうた少年は思い出したのだ。そう、日々乃ハルはディルシアの魔法によって女になったのだ。

「今すぐにディルシアとかいう奴を探し出さないと!!」

「あの、しゅうた君、僕は男にもなれるんだよ?」

「え?」

 日々乃ハルが目を閉じて意識すると、その体に変化が起きた。胸と尻の肉付きがなくなり、お腹にうっすらと腹筋が見え始める。そして股間にも膨らみが出来た。

「しゅうた君、僕の股間もう一度触ってみる?」

もみっ

 しゅうた少年は迷わず日々乃ハルの股間を揉んだ。彼は本当にそのものだろうかと確かめるように、念入りに揉んでいく。

「きゃっ! それ以上触ると固くなっちゃうよぉ!」

 しゅうた少年が股間を揉んでいる内に、日々乃ハルの股間から、硬い竿状のものができあがりつつあるのを感じた。

ばっ

 しゅうた少年は日々乃ハルの下着をずらした。見事に勃起した性器が露わになった。

「しゅうた君がHだから勃起しちゃった」

「も、元に戻った……ハル兄ちゃんが元の男に戻った!」

「いや、僕は変身したままなんだけどね? それよりもしゅうた君、走ったからお腹空いたの。ご飯いいかな?」

「ご飯? じゃあ僕が近くのコンビニあたりで何か買ってくるよ」

「うふふ、違うよ」

すっ

 日々乃ハルがしゅうた少年の左頬に右手を添えた。

「インキュバスの主食は精気。つまり君とHなことをして体液を貰うことだよ」

 しゅうた少年は、今までにない日々乃ハルの魅力により、心臓が高鳴っていた。

(ハルお兄ちゃんってこんなに色っぽかったっけ? それに珍しくHな事に積極的だ!)

「いただきます」

ちゅうう

 日々乃ハルがしゅうた少年に口づけをした。さらに舌を絡ませにいく。

くちゅ ちゅく

 舌同士が唾液混じりでこねくりあい、淫らな音を響かせている。

(ハルお兄ちゃんからディープキスしてくれた! なんだかお口から甘い香りがする。それに舌テクも絶妙だ!)

ちゅぽん

 日々乃ハルが満足したのか、しゅうた少年から口を離した。二人の口が透明な糸で結ばれる。それをすくいとるように、日々乃ハルは舌なめずりをした。その仕草にしゅうた少年はどきっとする。

「やっぱり男の子のお口って美味しいな。さて、メインディッシュもいただこうかな」

 日々乃ハルがしゅうた少年のズボンを脱がしにかかる。

にょきん

 ここまでの淫らなプレイで興奮した彼の性器が露わになった。

「しゅうた君のおちんちん、まだ舐めたことなかったね」

ぱっくん

 日々乃ハルはしゅうた少年の性器を咥えた。

(ハル兄ちゃんがフェラチオしてくれている。そしてこれは上手い!)

じゅっぽ じゅっぱ

 日々乃ハルのテクニックがしゅうた少年の性器に様々な刺激を与えていく。強烈な吸引を繰り返し、舌先で性器の先端をなめ回し、両手で竿や二つの果実、後ろの蕾も刺激していく。時折上目遣いも見せて、しゅうた少年のハートがどきっとした。

「あっ……」

 しゅうた少年も、今までとはひと味違う快楽に甘い喘ぎ声を出している。

「いい……ハル兄ちゃんすごい……もうイキそう……」

「ふふふ、早いなぁ。まだまだお子様みたいだね」

ふぅ~

 日々乃ハルがしゅうた少年の性器をもてあそぶかのように息をふきかけた。

(なんだか、立場が逆転しちゃったみたい……でもこれはこれで悪くないかも……)

 しゅうた少年のいつもサディズム精神はどこか何処へ飛んでいったようだ。

すっ

 日々乃ハルが急にしゅうた少年のフェラチオを中断した。しゅうた少年は既にイキそうな状態になっており、非常にもどかしい気持ちになった。

「しゅうた君、イキたい? だったら、お兄ちゃんにちゃんとお願いしてみてね?」

 日々乃ハルは小悪魔な表情でしゅうた少年を見てきた。彼の頭の中に、ここまで培ってきた優位性が失われる思いもあった。しかし、彼は迷いなく、滾る性欲に従う事を選んだ。

「ハル兄ちゃん、イキたい……」

「うふふ、どこでイキたいかなぁ?」

 日々乃ハルはしゅうた少年をじらすような態度をとった。しゅうた少年は自身の性欲に正直になる事を決めた。

「ハル兄ちゃんのお口……」

「聞こえないなぁ? じゃあ手の中でもいいかな? あっ、ほっぺに出すのも面白いかもね」

 日々乃ハルにはしゅうた少年の言葉が聞こえていた。わざと聞こえないふりをしているのだ。

「ハル兄ちゃんのお口でイキたいです!」

 しゅうた少年は自身の性欲を正直に話した。それを聞いて日々乃ハルは微笑み、フェラチオを再開した。
しゅうた少年が絶頂に達すまで、数秒もかからなかった。

どぴゅ どぴゅ ぴゅぴゅ

「あぁ……」

 しゅうた少年は恍惚の表情を浮かべた。溜めに溜めさせられた性欲を解き放つのが、これほどまで気持ちの良いものだと思いもしなかった。

ごきゅん ちゅうう

 日々乃ハルはしゅうた少年の性器から放たれた精液を美味しそうに飲んでいる。彼の性器の中に残った精液も一滴残さずに吸おうとしている。

「ご馳走様、美味しかったよ」

「はぁはぁ……ハル兄ちゃん……すっごいドキドキした……」

 二人は事後の余韻味わっていた。しかしそれは長くは続かない。

「あれ、何しているの?」

「っ!?」

 突然男の子がドームの中に入ってきた。場所が公園だから当然子供が遊びに来るのだが、二人は性行為に夢中で子供が来ている事にすら気付いていなかったのだ。
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