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どれくらい経っただろう。
もしかしたらたった数分なのかもしれないが、散々焦らされて感度の上がった体は少しの刺激でも耐えられなくて。
オナホが一定の間隔で吸い付いてくると、堪らずに何度も何度も吐精した。
猿轡の付けられた口からはひっきりなしに声にならない呻き声が漏れ、飲み込めない涎がボタボタと滴る。
苦しくて気持ち悪くて頭が痛くて、勝手に溢れ出る涙が顔を濡らす。
するとひょこっと一応様子を見に来てくれた関口と目が合った。
少しでも一般的な思考を持っていると思った自分を殴りたいくらいの鬼畜野郎だった。
「は、やべー。顔ぐちゃぐちゃだな」
体の痙攣が激しいからか、オナホを止めて乱暴に抜き取られた。抜く時の刺激で最後に虚しく先端から少量の精液が飛び散った。
「うわ、ドロドロだな」
涎で汚れた猿轡も取り外されると、口元にはタオルと水が差し出された。
綺麗にタオルで顔や口元を拭いてもらった後、咽せてしまわない様に優しく水を注ぎ込まれた。
「ん…っ、美味しい…もっと、欲しい…」
「うん。いっぱい飲めよ。けどゆっくりな」
ゆっくりとしか注がれない水に少しもどかしさを感じたが、溢れない様に一滴残らず飲み干した。
「はぁ…」
「ん」
飲み干した後は何か言葉を発するのも億劫で、ただ天井を見つめながら呼吸を整えた。
「へぇ」
すると突然俺を見ながら関口がそう言うと、まじまじと顔や体を眺めて来た。
「俺さぁ、別に男に興味なかったんだけど。イッた後だからかな?お前すげーエロいな。ちょっと興奮出来たわ」
「は…?」
嫌な方向に進み始めた言葉に顔が引き攣る。
(ここには変態しか居ないのか?)
「…うん、気が変わった。いけそう」
「何が!?ちょ、待って…俺もうイケない!今の俺に何しても楽しくないからっ!!」
「散々イッたし別にイカなくていいだろ。可愛いからいじめたくなっただけ。いじめさせて」
「散々いじめてきただろうが!!」
「お前をいじめたのはオナホな。俺は何もしてねェよ」
「や、やめっ…待って…佐伯さん!佐伯さん!!助けてっ!!」
「アイツが居ねェから俺が居るんだけど。呼んでも無駄だよ、まだ1時間も経ってないし」
足元へ移動した関口は、佐伯が開発しようとしていた足の付け根をなぞり出した。
「今日はここでイカなきゃ終わんねーんだろ?仕方ねェから俺が手助けしてやるよ」
「ひぁぁあっっ」
優しくくすぐるように動く指は昨日みたいな変な感覚を生み出した。きっと感度が爆上がりしているからだろう。
「ぅあっ…ぁ、あッ…ゃめてぇ…」
「んな蕩けた声で言われても」
両方の足の付け根をくすぐりながら、反応し始めた股間へキスをした。
「ひぁ…」
「お前びしゃびしゃじゃん。そんなにオナホが気に入った?」
「ふぁぁ…っ、ぁ、ぁ…!!」
指を止める事なく先端を舐め始めた関口を見て、すぐに体は快感モードへ切り替わった。
「やぁぁ…!お前、男っ…無理、なんじゃ…ッ」
「気が変わったって言っただろ?別にそんな趣味なかったけど顔エロ過ぎたから。お前が悪いんだよ」
「んぅぅ…!ぅ、ぁっ…やめっ!ぁぁぁ…」
先端を全て咥えられて尿道口に舌先を入れられると絶頂感が迫り来る。
「待っ…、やぁぁっ!イク、イクッ…佐伯さんっイク、佐伯さん!!」
何度も躾けられた体はイク直前にアイツの名前を叫んだ。それが嫌だったのか、口を離してじとっと睨んできた。
「お前デリカシーないよな。アイツに調教されたのかもしんないけど今は俺と居るんだぜ?…イキてーなら俺の名前呼びながらイケよ」
「るさい…っ!仕方、ねーだろっ…名前呼んで、イクまでめちゃくちゃ…っされたんだから…」
「俺の名前は空だから。イク時はそう言わないとイカせない」
「無視すんなっ……あーも、わかった…空さんな…」
「呼び捨てでいいよ。お前の名前なんだっけ?佐伯が呼びまくってたけど興味ないから忘れた」
「興味ないならいいだろが…」
「今興味出たから知りてェんだよ。言えよ」
「…カイだよ」
「カイね。漢字はどんな字書くの?」
「海」
「分かった。じゃあ海。俺の名前呼びながらイケよ」
二人してなんつー趣味してだと思いながらも、再びフェラされて足の付け根をくすぐられたら抵抗なんて出来なくて。
「んん…ッ、そ、らっ……ぁ!空、イク…っそら、ぁっ」
「いいよ」
最後に先端を吸い上げられるとビクンと激しく体を跳ねさせて、今日何度目か分からない絶頂を迎えた。
もう何も出るものがない先端はパクパクと収縮するだけだった。
「あああああっっ!!もぉぉぉ!!いいからぁぁぁあ!!イッたからばかぁぁぁぁ」
絶頂した後も止まらないフェラに激しく叫びながら、足とセットで愛撫が続けられた。
◇ ◆
「ただいま、カイくん。関口くん。…あれ、なんか随分疲れてる?そんなにイカせたの?」
何時間も愛撫され続けると、疲労と苛立ちで俺は空を思いっきり怒鳴り散らした。
それに対して楽しそうにしながらも煽ってくるので、また腹が立って暴言を吐き、暴言のお仕置きとしていじめられるというループを繰り返した。
「だって…空が…!いじめまくってくるから…!」
「海が可愛いからいじめたくなるんだって、ヒンヒン言いながら泣いて怒鳴って滑稽だったわ」
「んだとクソドSが!!」
「お前はドMだろうが」
俺達の会話を聞いて佐伯は思いっきり表情を歪めると、すぐに俺にキスをした。
「んぅ?」
「カイくん。お帰りなさい、佐伯さんって言って。ハートマークも付けて」
「…ん、お帰り、なさ、い…っ佐伯さん…?」
「もっと名前呼んで」
「?…ふ、…佐伯さ…?佐伯さんっ……」
舌を入れて深く口付けられると気持ち良くて目を瞑って受け入れた。
「…カイくんただいま」
「ぷはぁ……?何だよ…お帰り…」
長いキスが終わると、佐伯は俺から離れて空と会話を始めた。その間俺は一人の時間が与えられ、やっと一息を吐いた。
「んじゃ、報告は終わり。そいつ、足でイケるようになったから今日のノルマは終わりだろ?もう休ませてやれよ。じゃ、また明日な」
そう言うと、空は部屋を後にした。二人で残された部屋はシンと静まり返り、緊張感が走る。
「……佐伯、さん。疲れた…解いて…?」
今までと少し違う雰囲気に困惑しながらも、疲れ果てた事もあり解放を願うと、じっと俺を見下ろす佐伯。その表情はどこか寂しそうだった。
「…どうしたの」
「カイくん、一緒にお風呂入ろう」
「…? あ、うん…」
一瞬不思議に思ったが、外してもらえる事に安堵して素直に言う事を聞いた。
長く拘束されていた体は痺れて上手く動けなくて、寂しそうな表情の佐伯にお姫様抱っこをされてお風呂場へ連れて行かれた。
「……」
そこからは何も会話をする事もなく、お互いが自分で体を清めて溜まった湯船で体を温めた。佐伯も遅れて湯船に入ってくると、後ろから抱き締めてきた。
「カイくん」
「何?」
「…関口くんと随分仲良くなってたね」
「あー……そりゃ佐伯さんが帰ってくるまではアイツしか居ないから。言う事聞くしかねーじゃん。つーか元はと言えばお前が…」
「あの子、人に興味ないと思ってたんだもーん…」
「……じゃあ、もう俺を一人にするなよ。そしたら、もう二人きりで会わなくていいし、佐伯さんも安心だろ」
「そうだけどー……」
ぶつぶつと拗ねながら言う佐伯が少しだけ可愛く見えた。
「……もう、俺眠いから寝たい。一緒に寝よう?」
下手に刺激して地雷を踏んでも嫌なので、俺が甘える様にそう言うと、佐伯は嬉しそうに笑いながら頷いた。
→
もしかしたらたった数分なのかもしれないが、散々焦らされて感度の上がった体は少しの刺激でも耐えられなくて。
オナホが一定の間隔で吸い付いてくると、堪らずに何度も何度も吐精した。
猿轡の付けられた口からはひっきりなしに声にならない呻き声が漏れ、飲み込めない涎がボタボタと滴る。
苦しくて気持ち悪くて頭が痛くて、勝手に溢れ出る涙が顔を濡らす。
するとひょこっと一応様子を見に来てくれた関口と目が合った。
少しでも一般的な思考を持っていると思った自分を殴りたいくらいの鬼畜野郎だった。
「は、やべー。顔ぐちゃぐちゃだな」
体の痙攣が激しいからか、オナホを止めて乱暴に抜き取られた。抜く時の刺激で最後に虚しく先端から少量の精液が飛び散った。
「うわ、ドロドロだな」
涎で汚れた猿轡も取り外されると、口元にはタオルと水が差し出された。
綺麗にタオルで顔や口元を拭いてもらった後、咽せてしまわない様に優しく水を注ぎ込まれた。
「ん…っ、美味しい…もっと、欲しい…」
「うん。いっぱい飲めよ。けどゆっくりな」
ゆっくりとしか注がれない水に少しもどかしさを感じたが、溢れない様に一滴残らず飲み干した。
「はぁ…」
「ん」
飲み干した後は何か言葉を発するのも億劫で、ただ天井を見つめながら呼吸を整えた。
「へぇ」
すると突然俺を見ながら関口がそう言うと、まじまじと顔や体を眺めて来た。
「俺さぁ、別に男に興味なかったんだけど。イッた後だからかな?お前すげーエロいな。ちょっと興奮出来たわ」
「は…?」
嫌な方向に進み始めた言葉に顔が引き攣る。
(ここには変態しか居ないのか?)
「…うん、気が変わった。いけそう」
「何が!?ちょ、待って…俺もうイケない!今の俺に何しても楽しくないからっ!!」
「散々イッたし別にイカなくていいだろ。可愛いからいじめたくなっただけ。いじめさせて」
「散々いじめてきただろうが!!」
「お前をいじめたのはオナホな。俺は何もしてねェよ」
「や、やめっ…待って…佐伯さん!佐伯さん!!助けてっ!!」
「アイツが居ねェから俺が居るんだけど。呼んでも無駄だよ、まだ1時間も経ってないし」
足元へ移動した関口は、佐伯が開発しようとしていた足の付け根をなぞり出した。
「今日はここでイカなきゃ終わんねーんだろ?仕方ねェから俺が手助けしてやるよ」
「ひぁぁあっっ」
優しくくすぐるように動く指は昨日みたいな変な感覚を生み出した。きっと感度が爆上がりしているからだろう。
「ぅあっ…ぁ、あッ…ゃめてぇ…」
「んな蕩けた声で言われても」
両方の足の付け根をくすぐりながら、反応し始めた股間へキスをした。
「ひぁ…」
「お前びしゃびしゃじゃん。そんなにオナホが気に入った?」
「ふぁぁ…っ、ぁ、ぁ…!!」
指を止める事なく先端を舐め始めた関口を見て、すぐに体は快感モードへ切り替わった。
「やぁぁ…!お前、男っ…無理、なんじゃ…ッ」
「気が変わったって言っただろ?別にそんな趣味なかったけど顔エロ過ぎたから。お前が悪いんだよ」
「んぅぅ…!ぅ、ぁっ…やめっ!ぁぁぁ…」
先端を全て咥えられて尿道口に舌先を入れられると絶頂感が迫り来る。
「待っ…、やぁぁっ!イク、イクッ…佐伯さんっイク、佐伯さん!!」
何度も躾けられた体はイク直前にアイツの名前を叫んだ。それが嫌だったのか、口を離してじとっと睨んできた。
「お前デリカシーないよな。アイツに調教されたのかもしんないけど今は俺と居るんだぜ?…イキてーなら俺の名前呼びながらイケよ」
「るさい…っ!仕方、ねーだろっ…名前呼んで、イクまでめちゃくちゃ…っされたんだから…」
「俺の名前は空だから。イク時はそう言わないとイカせない」
「無視すんなっ……あーも、わかった…空さんな…」
「呼び捨てでいいよ。お前の名前なんだっけ?佐伯が呼びまくってたけど興味ないから忘れた」
「興味ないならいいだろが…」
「今興味出たから知りてェんだよ。言えよ」
「…カイだよ」
「カイね。漢字はどんな字書くの?」
「海」
「分かった。じゃあ海。俺の名前呼びながらイケよ」
二人してなんつー趣味してだと思いながらも、再びフェラされて足の付け根をくすぐられたら抵抗なんて出来なくて。
「んん…ッ、そ、らっ……ぁ!空、イク…っそら、ぁっ」
「いいよ」
最後に先端を吸い上げられるとビクンと激しく体を跳ねさせて、今日何度目か分からない絶頂を迎えた。
もう何も出るものがない先端はパクパクと収縮するだけだった。
「あああああっっ!!もぉぉぉ!!いいからぁぁぁあ!!イッたからばかぁぁぁぁ」
絶頂した後も止まらないフェラに激しく叫びながら、足とセットで愛撫が続けられた。
◇ ◆
「ただいま、カイくん。関口くん。…あれ、なんか随分疲れてる?そんなにイカせたの?」
何時間も愛撫され続けると、疲労と苛立ちで俺は空を思いっきり怒鳴り散らした。
それに対して楽しそうにしながらも煽ってくるので、また腹が立って暴言を吐き、暴言のお仕置きとしていじめられるというループを繰り返した。
「だって…空が…!いじめまくってくるから…!」
「海が可愛いからいじめたくなるんだって、ヒンヒン言いながら泣いて怒鳴って滑稽だったわ」
「んだとクソドSが!!」
「お前はドMだろうが」
俺達の会話を聞いて佐伯は思いっきり表情を歪めると、すぐに俺にキスをした。
「んぅ?」
「カイくん。お帰りなさい、佐伯さんって言って。ハートマークも付けて」
「…ん、お帰り、なさ、い…っ佐伯さん…?」
「もっと名前呼んで」
「?…ふ、…佐伯さ…?佐伯さんっ……」
舌を入れて深く口付けられると気持ち良くて目を瞑って受け入れた。
「…カイくんただいま」
「ぷはぁ……?何だよ…お帰り…」
長いキスが終わると、佐伯は俺から離れて空と会話を始めた。その間俺は一人の時間が与えられ、やっと一息を吐いた。
「んじゃ、報告は終わり。そいつ、足でイケるようになったから今日のノルマは終わりだろ?もう休ませてやれよ。じゃ、また明日な」
そう言うと、空は部屋を後にした。二人で残された部屋はシンと静まり返り、緊張感が走る。
「……佐伯、さん。疲れた…解いて…?」
今までと少し違う雰囲気に困惑しながらも、疲れ果てた事もあり解放を願うと、じっと俺を見下ろす佐伯。その表情はどこか寂しそうだった。
「…どうしたの」
「カイくん、一緒にお風呂入ろう」
「…? あ、うん…」
一瞬不思議に思ったが、外してもらえる事に安堵して素直に言う事を聞いた。
長く拘束されていた体は痺れて上手く動けなくて、寂しそうな表情の佐伯にお姫様抱っこをされてお風呂場へ連れて行かれた。
「……」
そこからは何も会話をする事もなく、お互いが自分で体を清めて溜まった湯船で体を温めた。佐伯も遅れて湯船に入ってくると、後ろから抱き締めてきた。
「カイくん」
「何?」
「…関口くんと随分仲良くなってたね」
「あー……そりゃ佐伯さんが帰ってくるまではアイツしか居ないから。言う事聞くしかねーじゃん。つーか元はと言えばお前が…」
「あの子、人に興味ないと思ってたんだもーん…」
「……じゃあ、もう俺を一人にするなよ。そしたら、もう二人きりで会わなくていいし、佐伯さんも安心だろ」
「そうだけどー……」
ぶつぶつと拗ねながら言う佐伯が少しだけ可愛く見えた。
「……もう、俺眠いから寝たい。一緒に寝よう?」
下手に刺激して地雷を踏んでも嫌なので、俺が甘える様にそう言うと、佐伯は嬉しそうに笑いながら頷いた。
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