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◆短編(1話)
俺のことだけ見て?
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拘束/擽り/玩具/羞恥/強気受
舐めるプレイがあるので苦手な方はご注意下さい。最後は快楽堕ちっぽい終わり方です。
攻→心陽
受→羊/視点
◇ ◆
「これ、キミだよね?」
そう言って見せつけたのは、ラブホテルに入ろうとする写真。それを突きつけられた男は、目を丸くした後、どんどんと顔が青ざめていった。
「た、頼む…っ、このことは誰にも…」
高校生の俺たちは、もちろんこんな卑猥なホテルに行くことは許されていないので立派な"弱み"になる。当然弱みを握られた目の前の男は、俺を恐れて服従する。
「うん。誰にも言うつもりはないよ?今回は俺で良かったね。教師に見つかってたら停学だったろうし。──学年トップで、大学もいいところが決まったキミからしたら、それはもう大変だ」
「…っ」
俺の言葉に悔しそうにしながらも、逆らえないと気付いた男は「何をしたらいい?」と求めていた言葉を吐いてくれた。
「今さぁ。ちょっと金欠なんだよねぇ。あ、ちょーだいとか言ってるわけじゃないよ?けど、お金欲しさにこの写真売っちゃうかもしれないしなぁ…」
「…いくら出せばいい?」
「んーとりあえずこれくらいかな」
クスッと笑いながら数万円要求すると、何故か持ち合わせていたらしく渡してくれた。
「わぁ。ごめんね?そんなつもりなかったんだけど。ありがと」
お金を受け取ってその場を去ると、後ろからドンッという激しい音が聞こえた。恐らく色んな感情が爆発して壁でも叩いたんだろう。
「弱みを見せる方が悪いんだっての」
そう呟いて財布を仕舞うと「羊ちゃん」と俺を呼ぶ声がした。
「あれ? 心陽じゃん。何?」
声がした方を向くと、そこには同じ制服を着た背の高い見慣れた男が立っていた。
「お前、こういうことやめろって言わなかった?」
「あはー。見てたの? だって見られたらマズイことしたのは向こうだよ?いい大学決まって浮かれてただろうけど、ダメなものはダメだよね?」
話しかけてきたのは幼馴染でもある心陽。昔からこういうことをしている俺を知っている唯一の存在で、今みたいに忠告こそはするが、それを誰かに言ったりもしない不思議な存在。
「これ」
「は? さっきのやりとり撮ってたの?何年も見逃してくれたのに突然敵になるとか何?」
「これはお前のためでもあるんだよ。バレたらどうすんの?」
「バラされたらマズイのはあいつらも一緒だしへーきへーき。そのためにやばそうな秘密持ってる奴ら狙ってんのに」
「夜道襲われる可能性もあるんだぞ」
「ないない。俺強いし、心陽くらいにしか負ける気しないよ」
「俺より強い奴は山程居るんだから。ほら、とっとと金返して来い」
「うざいんだって。口挟んでこないでくれる?俺、心陽と喋ってるほど暇じゃねーの。邪魔」
進行方向を塞ぐ心陽の体を押し除けて去ろうとした時。
「──じゃあもう悪いこと出来ないように体に覚えさせよっか」
「…はぁ?」
心陽の低い声が聞こえたのを最後に、俺は意識を失った。
◇ ◆
「っ……てぇ」
意識が戻ると、ズキズキと腹部が痛んだ。気を失う直前、ドスッと鈍い痛みが走ったので恐らく心陽に蹴られたんだろう。
「羊ちゃん。起きた?」
ギシッとベッドが軋む音がすると、聞き慣れた声が俺を呼んだ。
「はぁ…?何これ。心陽ってベッドにこんな卑猥なの仕込んでんの?気持ち悪いんだけど」
起き上がろうとして気付いたが、俺は心陽のベッドに大の字で拘束されていた。緩むことを知らない拘束ベルトは手足の首にがっちりと巻きつけられており、殆ど関節を曲げることが出来ない。挙げ句の果てに何故か全裸だった。
「この前聞いたんだよ。お前に復讐しようって奴らの会話。だから昔からずっとやめろって言ってんのに」
「へぇ。そんなの開かれてたんだ。教えてくれてどーも。まぁ、何人かかってきても、俺もそこそこ強いんで。負けるわけねーけどな」
「俺一人に負けといて何言ってんだよ」
「心陽は昔からガタイもいいし、強いじゃん。幼馴染で油断してたからこうなったけど、他の奴らに隙見せるほど俺もバカじゃねーんだよ。何年他人を脅してきたと思ってんのー?」
「ふぅん。一発食らっただけでのびた奴がダセーな」
「…本当にうざいんだけど。とっとと解いてくんない?」
「無理」
スルリと心陽の指が腹部を掠めると、さっきまでの苦しさは全くないが、違う刺激が襲った。腹部に置かれた指がくるくると円を描いて臍周りをなぞると、ゾクリと腰に響くような変な感覚が襲う。
手足に力を入れるも、ピンと張ったベルトは緩まることはない。
「あいつら、お前のこと輪姦すつもりだったらしいよ。羊ちゃんって昔から見た目可愛いもんな。性格は屑だけど」
クルクルと肌をなぞり続ける指に焦りを覚え、グッと体に力を込めると、もう片方の手も肌へ添えられた。
ニヤッと口角を上げた心陽は、脇腹に指を添えると、優しく擽り出した。
「!? なっ……」
「する前に無様に笑わせる予定だったらしいぜ」
こちょこちょと指が動き出すと、ビクンと体が跳ねた。
「ん…!」
ググッと腕に力を込めると、嘲笑うように指が早くなり、吹き出しそうになった。
「良かったな。相手が俺で。他の奴らにこんなことされたら、お前ポッキリ折れるだろ?」
「──~~ッ、んぅっ…」
「プライドも高くて、いつも人を見下してるお前が耐えれるわけねーもんな」
「っ、ぁ、やめっ…!離してっ、心陽っ…!」
指が上へ移動して胸の横辺りに触れると、更に体は反応してしまい、一気に顔が熱くなった。
(恥ずかしい)
指が肌をなぞる度に、力が入ってしまう。
「その悔しそうな顔、見せるの俺だけで良かったな」
「心陽にも見せたくねーんだよ。つーか俺に触っていい奴なんて居ないの。ぶっ殺されたくなかったら今すぐ解けよ」
「ちょっと擽っただけで泣きそうになってたくせに、笑えるわ」
「は?あり得ないから」
「この状況でまだそんなこと言えるお前はすごいよな」
脇の下に到着した指がサワサワと動き出すと、今まで以上に体に力が入った。
「……っ」
俺の顔を見ながら優しく指を動かす心陽は、先程とは違っていつもと同じ無表情。優しい動きからたまに突くような動作に変わったりすると、一瞬声が出そうになったのできつく歯を食い縛った。
「頑張るねぇ」
ドサリと俺の上に覆い被さると、脇を擽る指はそのままに、心陽は俺の首筋に顔を埋めた。
「──っ、」
首筋を甘噛みされると、さっきよりも体が敏感になってしまった気がする。指が動く度に耐え難い刺激が襲い、必死に体を動かした。
軽く歯を立てたり、舌を這わせたり。他人の唾液がつくなんて気持ち悪くて堪らないはずなのに、体は何故か変な反応を見せてしまう。
「~~っ、んっ、んっ」
ツゥ、と尖った舌が首筋から鎖骨へ滑っていくと、それだけでゾクゾクとした感覚が襲う。
しっかりと張った拘束具のおかげで殆ど動かせないのだが、心陽はにがっちりと二の腕を掴むと、脇の窪みに舌を這わせ始めた。
「!? はっ……何、──っ!あ」
くっと舌先で窪みをなぞられると変な声が出てしまい、ぶわっと顔全体が熱くなった。
「ふぅん。反応可愛いな」
「何言ってんだよ…てめぇ殺すぞ」
「いいよ?」
二の腕を押さえていた手が離れると、両方の親指を使って脇をくぱっと開かせた。その行為が恥ずかしくて、顔は熱いまま。
「顔真っ赤じゃん。普段見せねーとこ見られて恥ずかしい?」
「……いい加減にしろよ」
「お前もな」
開いた部分に舌が這うと、恥ずかしさも相俟っているのがかなり変な感覚がして、ビクッと腰が跳ねた。
ゆっくりと脇全体を舐めた後、舌は下の方へと向かっていった。
ツツ、と脇腹にも舌が這うと勝手に体がビクビクと跳ねてしまい、我慢しきれない切ない吐息が漏れる。
「んぅっ……ふ…ぁっ、ぁ…」
ちゅっと脇腹にキスされるだけで大袈裟に反応するようになった体はもう制御が出来ない。
「っ、ひぁっ」
一段と甘い声が出ると、心陽は唇を胸元へ移動させた。
「なにっ、ひゃぁっ!? やめっ、ばかっ」
じゅっと少し強めに吸われたのは主張していた乳首だった。吸われた瞬間に今まで以上の快感が襲う。
「ぁっ、あ!やめっ……はぁっ、…心陽、心陽っ、それ嫌っ、めろ、やめろって」
舌先でコロコロと転がされ、もう片方は爪で引っ掻かれると股間へ直前熱が送られて俺のモノは心陽の体に当たった。
「…!」
それが恥ずかしくて当たらないようにしようとしても、離すことが出来ずに心陽の体に擦り付けてしまうだけとなった。
「何? 人の体使ってオナッてるわけ?」
「そこ、っ喋ん、なっ……ぁあ!!」
乳首を咥えたまま喋られると歯が当たって更に強い快感となり、じわりと目尻に涙が溜まっていく。
「お前乳首弱いんだな」
「るさっ……んなわけねーだろ!!」
「へぇ?乳首弄られてビンビンなくせに?」
ゴリっと体で股間を刺激されると、目の前がチカっと光る。今まで他人から触られたこともなく、自分で触ったのも数回だけ。そこへの刺激に慣れてない体はすぐに限界を訴え出した。
「ぁぁっ……やめ、てっ、やめろ、」
「すっげ、ガッチガチ」
乳首を甘噛みしながら股間へ手が伸びると、立派に主張した陰茎を掴まれてゆっくりと上下された。
「──っはぁ、あっ、や、めろっ、触んなっ、気持ち悪いっ、んだよっ」
「複数の奴らに触られるよりマシだろ。つーかお前こんなに敏感なら楽しませることになんだろ?そんなの腹立つんだけど」
「だ、からっ…俺があんな雑魚に──っ、ン"、」
「お? これいいのか?」
陰茎を緩く扱きながら親指でグリグリと亀頭を弄られると目の前に光が散り、思いっきり腰が浮いた。
「~~----ッッ!!」
そのまま継続されると我慢出来るはずもなく、心陽の手の平に勢い良く精液を吐き出した。強制的に射精させられるのなんてもちろん初めて。達したばかりの気怠い体は、息を整えるので精一杯。
「っ、は……ぁ、はぁっ……」
「すげー濃いじゃん。自分でしてねーの?」
「ひッ、ぁあっ!!」
ヒクヒクと震えている陰茎を再度緩く握られると、高い声が出た。
「イッた後に触られる感覚はどうだ?」
「──っ、く、ぅっ…はぁっ、んっ、」
一番敏感になっている先端を指の腹で撫でられると、どれだけ歯を食い縛っても声が我慢出来ない。
「ま、お前こういうの慣れてなさそうだもんな。綺麗好きだもんね?」
「だ、まれ……っ」
「はいはい。そんな怖い顔すんなって。次はこっちな」
達したばかりの股間をスルーして、次は足元へ移動した。ベッドにがっちりと固定された足首へ近付くと、ぬるりとした感触が襲う。
「……はっ、お前…俺の下僕になりてーなら言えよ。足舐めるとかあり得ないんだけ……っ、ぁ…?」
唾液の音と共に、ねっとりと這う舌は足の親指を咥え、人差し指の間を突き出した。
「ッ、」
足を丸めることが出来ないように掴みながら、一本ずつ舐められるとぞわっとした気持ち悪さに体が震えた。
「っ、ぅひゃあぁぁッ!?」
指の付け根を舐めながら、器用に爪を立てて土踏まずを引っ掻かれた。ピリッとした不思議は感覚に足は跳ね、逃げたくて堪らない刺激が送られ続けた。
「ひっ、はぁっ、ぁはっ!? あぁぁあ"、ひははっ」
爪を立てた指は土踏まずをなぞった後、踵を引っ掻いた。
「へぇ。ここ弱いんだ」
「ぃあああああっ!? ひははははっ、あは!あははっ、待っ…あ"あぁぁあ!!」
反応のいい部分を見つけた心陽は納得したように呟きながら、爪で丁寧に同じ箇所を擽り続けた。
「やっ、…めろ!やめっ…ひゃははははは!!」
カプッと足の親指を噛まれ、優しく歯を動かされるとそれも擽ったく感じてしまい、バタバタと必死に腰を踊らせた。
「やめろっ…変態っ、きもい、んっ、だ、よ、ぅあああっ」
「じゃあ次はこっちの足な」
「ぃあ"ああ!!いい加減にしろっ…や、めッ、擽ったいからっ、やめっ」
もう片方の足は舐められることはなかったが、指と指を開かされ、カリカリと爪で引っ掻かれた。特に親指と人差し指の間や、付け根の辺りが堪える。
反応を見て弱点を見抜いている心陽は我慢出来ない部分のみを集中して攻めてくるので、声が枯れる程に叫ぶしか出来なかった。
「ぁはぁっ!!ぁあ"っ、やめっ、てぇぇっ、あはははは!いやだ! んははっ、はぁ、あっ」
「さてと。休憩終わりな。ちょっと口濯いでくるわ」
何分位か分からないが、漸く足裏への責めは終わり、心陽は洗面台の方へと向かった。その間、俺は必死に拘束ベルトを引きちぎろうと暴れまくった。
(あいつ…ぜっったい殺す……)
普段出さない馬鹿力を発揮して思いっきり手足をバタつかせたがベルトは緩みもせず、ただ触れた部分に痛みが走るだけだった。
「お待たせ」
「待ってねーよ。心陽、お前まじで許さねーから」
「許さないのは俺だよ?──あいつらさぁ、俺が聞いてんのも知らずにずっと作戦会議してたんだよ。羊ちゃんをガンガンに攻めて堕とした後にフェラさせるとか…アヘ顔を写真に収めるとか、他にも色々。そんなの許せねーじゃん。あんな奴らに羊ちゃんのそんな姿想像させることすら腹立つし」
「……はぁ?」
「ずっと俺が守ってきたのにさ。俺以外が羊ちゃんのそんな顔見んの、おかしいじゃん。いい子にしててくれたら、そこまで目立つこともなかっただろうに。何で静かにしててくんないの?」
「……お前何言ってんの?」
「まぁ、せっかくだしあいつらがしようとしてたこと、俺が全部やるから。大丈夫。俺以外、羊ちゃんに触れさせねーし」
普段から無表情で感情はあまり読めない奴だったが、今は恐ろしい程に冷たい瞳をしているのは分かる。
(何?どういうこと?俺が悪いことしてるのが許せなかっただけじゃないの?)
頭の中が混乱し、言葉を詰まらせると、心陽は俺の足の間に腰掛けた。
「ゆっくり解していくから安心して」
「…は? え?」
片方の足首に巻き付いたベルトが解放されると片足を肩に乗せられ、大きく開いた状態にされた。
「な、にっ」
大きく開かれたことに羞恥を感じ、自由になった足をバタつかせるも易々と押さえつけられた。
「羊ちゃんってこんな所も綺麗なんだ」
「──てめっ、ざけんなっ」
「そんな反抗的ならもっと見てやるよ」
「!?」
わざとらしく足を持ち上げられ、思いっきり秘部が晒されるとカァッと身体中が熱くなった。
「心陽…っ、てめ、何すんだ!!」
「ちんぽ見られてもそんなにダメージねーけど、こっちはやっぱ恥ずい?」
尻を優しく撫でた後、更に羞恥を煽るためか、普段自分でも見ることのない後孔をつつかれた。
「や…めっ…」
皺をなぞるように親指で穿られた後、クイッと拡げるように左右に引っ張られるとポロッと涙が落ちた。
「へぇ、綺麗な色」
「…っ、」
「痛いことはしねーから安心しろよ」
「は…?何する気……」
ゴソゴソと近くを探ると、手にしたのは小さな玩具。
「これ、拡張用のバルーンプラグ。初心者用だし、痛みはないだろうから」
「……心陽、悪かった。謝るから、それだけは…」
「俺何度も羊ちゃんに言ったよな。悪いことすんのやめろって。けどお前は一切言うこと聞かなかった。だから、俺もお前の言うこと聞く必要ないよね?」
ニコッと笑みを見せた心陽は、痛みが出ないようにたっぷりとローションを付けると俺の後孔へそれを挿入した。
「──っ、ひ、」
確かに全くと言っていい程痛みはない。違和感はあれど、簡単に玩具を受け入れた自分が、とても情け無い。
「痛くなさそうだな」
「…っ痛ぇんだよ、抜け、っや、」
「羊ちゃんのことずっと見てきたし、痛そうな顔してないよ?」
心陽がプラグと繋がっている膨らみを軽く押すと、シュッと空気の入る音がして、尻に少しの違和感を覚えた。
「ゆっくりゆっくり拡げてやるから安心して?まぁ羊ちゃんが悪さしたら、その度にこうやって空気入れるけどな」
再度膨らみを押すと、繋がったプラグがぷくりと膨らんだ。
◇ ◆
その後、言葉通りゆっくりと拡張された俺の大切な尻。空気を抜いた玩具が取り外されても、中はグズグズになっており、入れたくもない心陽の指がすんなりと入るまでになった。
「はっ、ぁ、ぅぁぁッ」
指を掻き回される度、恥ずかしい程の水音が耳に届く。
「じゃあ…お前のいいとこ探してやるから」
「…っ、は……抜け、っ、心陽、てめっ…」
指が増やされ、二本になってグチュクチュと動かされると、恥ずかしさや苛立ちが生じる。まだ決して気持ち良いと思わないことだけが救いなのに。
「天国、見せてやるから」
「はぁ…? いい加減、……っ、ひぅっ」
「強気な事吐くくせに、ちゃんと感じてくれて嬉しい。ここが、男の性感帯。ちょっと感触違うんだな」
すりすりと指の腹でとある一箇所を撫でられると、体全体に鳥肌が立つような、激しい寒気が襲った。
ガッチリと足を押さえられているため、その箇所から指を離す事が出来ずに、心陽の思うままにその部分を撫でられた。
「っ、あ、ぁあっ、ぁっ、ひぁぁっ」
自分の声とは思えない甘い声と、ナカを掻き回す音が響く。
「もう十分だな」
何度も目の前がチカチカと光り輝いた後、漸く指が引き抜かれた。拘束されていたもう片方の足も解放され、やっと終わるのかと思った矢先。次に当てがわれたのは目を疑うモノだった。
「もちろん初めてだよな?羊ちゃんの処女、もらうわ」
「てっ、──ッッ!?」
てめえふざけるな。そう叫ぼうとしたが、強い刺激に言葉が出なかった。
遠慮なく侵入してくるのは、立派になった心陽のモノ。腰を上げさせられ、入れやすくなったそこにズンズンと進んできては中を圧迫した。
「っ、か…はっ、ぁあッ、」
流石に息苦しくなり、必死に息を吸い込むも、腰の動きは止まらずに奥へ奥へと進んでくる。
体を駆け抜ける強い刺激に痺れたようにビンッと足が伸びる。その足を担がれ、優しく撫でられると体が勝手に安心してしまい、心陽のモノを受け入れていった。
「全部入った」
「…っ、は…ぁっ、…ぁっ」
喋れないほどに疲労していたが、睨む力は残っているので思いっきり睨みつけると、心陽は小さく口角を上げては担いでいた足を解放し、覆い被さるように俺に近付いてきた。
「──ッひぁっ!?」
体位が変わった事により、深くなったモノに目の前が真っ白になった。
「この体勢だと奥まで入るからいいだろ?すげー締まった」
「っ、し……まっ、た……からって、気持ち、いいって、思ってる…と、思うっな、よ……ぜんっぜん、ヨクねっ、だよ」
「まだ喋る力あった? それなら「気持ち良い」って言って欲しかったけど」
「俺が……そんなこと、いう日は、絶対に…こねぇよッ」
「じゃあ言わせてみせるよ。そういう強気なとこ、大好きだよ?けど、いつまでそんな口叩けるかな」
ニヤニヤ笑いながら見下ろす顔。その顔をもう一度睨みつけると、サワサワと脇に痒みが走った。
「ひゃっ…!?」
こちょこちょと脇を擽られ、不意な攻撃に体をのけ反らせた。
「めちゃくちゃ締まった。けど気持ち良いから締まったわけじゃねーもんな。羊ちゃんはどうやったら気持ち良くなってくれんだろ」
「ぁはっ、あ!? やめっ、ぃああああ!!」
ユサユサと腰も動き出すと、さっき刺激された前立腺も刺激された。加えてむず痒い苦手な刺激もあり、体は暴れ出した。
「こうやって擽ったら締まりっぱなし」
耳元で囁かれるとそれも耐え難くてブンブンと首を振った。
「脇も脇腹も触り放題でいいな」
ツツ、と脇から下がった指が脇腹をなぞる。
「いやぁああああ!!やめっ、それやっ、め、ろ!!やめ、離っ…ぁ!ぁあ、ぁぁぁ"っ」
「こうやってなぞんのダメ?」
優しい手つきで両サイドの脇腹をなぞられると耐えれなくて泣きながら暴れた。
「ひゃっ、ははぁ!!ぅ、ぁ"っ、あ!あ、あっ」
「暫く腰の動きは止めてあげるから、脇腹だけくすぐってあげる」
「ひはっ、いや!いやっ…むり、無理だって、それ…っ!、離しっ、て、お願いっ、だめ!ぁはっ、ぁ、あ!!やめれっ、やめっ!!だめだめ!いやぁぁあっ、やだ!やっぁぁ、触んなっ、いで、お願い!!」
「すげー締まりだな。こうやって指立てると腰跳ねるし」
「~~ッッ!!やめっ、ろ!!っぐ、ぅぅっ、」
こちょこちょと優しく指が動いたり、指の腹でグリグリと強くツボを押したり。
慣れない動きを与え続けられると、頭の中がパニックになったまま正常に戻せない。ボロボロと流したくもない涙が溢れて顔や耳を濡らした。
「泣き顔やば。脇腹触られただけで堕ちるの?」
明らかな煽りにも言葉を返せないくらいに、指が動く度に切ない気持ちになった。
「ぁっ、やぁっ、やははっ、…やめてっ、やめ…っ!心陽っ、心陽、指っ、…どっかっ、やって…触んないでっ…ぁはぁ、あははっ、ひぁぁ……っ」
「素直になってきたけどまだまだ無理かな」
指が脇の下へ移動すると、ビクンッと激しく体が跳ねてのけ反った。
「こっちのがダメ?すげー反応」
首を振る力もなくなった俺は、耳元でそう囁かれても振り払えなかった。
ずっと優しく脇を擽られると、くすぐったさよりも快感に変わってくる。
その間、約束通り腰は動かされることはなかったが、俺の体が勝手に跳ねるのでたまに弱い箇所を掠めて締め付けてしまった。
「羊ちゃん。気持ち良い?」
優しい声色が耳の奥へ届くと、俺は小さく頷いた。
「じゃあ言葉にして。言葉にしないと終わらないから」
肌を擽りながら、腰の動きを再開させた心陽は、頬を染めながら優しく俺に微笑みかけた。
「っ、あ…ぁ、はぁっ、ぁ、あっ」
ナカを掻き回され、開きっぱなしの口からは唾液が滴る。もう悪態を吐く意地の悪い自分は居なくて。
けど、"気持ち良い"とはっきりとした言葉を伝える力もない。
奥まで挿入され、その場所でグリグリと腰を回されると呼吸もおかしくなるほど強い快感。
「自分の言葉で言ってみようか。その後、もう二度と悪さしないって約束して。そしたら一生俺が守るから。誰にも羊ちゃんに触らせないからさ」
「ぁ、っ……ぁ、」
口を開いて言葉を出そうにも、何を言うべきか頭が回らない。強い快感に喘ぐことしか出来ない俺は、何度も執拗に責め立てられた。
「言えないならずっと、俺に抱かれてようか。何も考えなくて良い。俺だけ感じて、俺のことだけ見てろよ」
頭の働かない俺は、何を言われたのか理解出来ないままに力無く頷いた。
end.
舐めるプレイがあるので苦手な方はご注意下さい。最後は快楽堕ちっぽい終わり方です。
攻→心陽
受→羊/視点
◇ ◆
「これ、キミだよね?」
そう言って見せつけたのは、ラブホテルに入ろうとする写真。それを突きつけられた男は、目を丸くした後、どんどんと顔が青ざめていった。
「た、頼む…っ、このことは誰にも…」
高校生の俺たちは、もちろんこんな卑猥なホテルに行くことは許されていないので立派な"弱み"になる。当然弱みを握られた目の前の男は、俺を恐れて服従する。
「うん。誰にも言うつもりはないよ?今回は俺で良かったね。教師に見つかってたら停学だったろうし。──学年トップで、大学もいいところが決まったキミからしたら、それはもう大変だ」
「…っ」
俺の言葉に悔しそうにしながらも、逆らえないと気付いた男は「何をしたらいい?」と求めていた言葉を吐いてくれた。
「今さぁ。ちょっと金欠なんだよねぇ。あ、ちょーだいとか言ってるわけじゃないよ?けど、お金欲しさにこの写真売っちゃうかもしれないしなぁ…」
「…いくら出せばいい?」
「んーとりあえずこれくらいかな」
クスッと笑いながら数万円要求すると、何故か持ち合わせていたらしく渡してくれた。
「わぁ。ごめんね?そんなつもりなかったんだけど。ありがと」
お金を受け取ってその場を去ると、後ろからドンッという激しい音が聞こえた。恐らく色んな感情が爆発して壁でも叩いたんだろう。
「弱みを見せる方が悪いんだっての」
そう呟いて財布を仕舞うと「羊ちゃん」と俺を呼ぶ声がした。
「あれ? 心陽じゃん。何?」
声がした方を向くと、そこには同じ制服を着た背の高い見慣れた男が立っていた。
「お前、こういうことやめろって言わなかった?」
「あはー。見てたの? だって見られたらマズイことしたのは向こうだよ?いい大学決まって浮かれてただろうけど、ダメなものはダメだよね?」
話しかけてきたのは幼馴染でもある心陽。昔からこういうことをしている俺を知っている唯一の存在で、今みたいに忠告こそはするが、それを誰かに言ったりもしない不思議な存在。
「これ」
「は? さっきのやりとり撮ってたの?何年も見逃してくれたのに突然敵になるとか何?」
「これはお前のためでもあるんだよ。バレたらどうすんの?」
「バラされたらマズイのはあいつらも一緒だしへーきへーき。そのためにやばそうな秘密持ってる奴ら狙ってんのに」
「夜道襲われる可能性もあるんだぞ」
「ないない。俺強いし、心陽くらいにしか負ける気しないよ」
「俺より強い奴は山程居るんだから。ほら、とっとと金返して来い」
「うざいんだって。口挟んでこないでくれる?俺、心陽と喋ってるほど暇じゃねーの。邪魔」
進行方向を塞ぐ心陽の体を押し除けて去ろうとした時。
「──じゃあもう悪いこと出来ないように体に覚えさせよっか」
「…はぁ?」
心陽の低い声が聞こえたのを最後に、俺は意識を失った。
◇ ◆
「っ……てぇ」
意識が戻ると、ズキズキと腹部が痛んだ。気を失う直前、ドスッと鈍い痛みが走ったので恐らく心陽に蹴られたんだろう。
「羊ちゃん。起きた?」
ギシッとベッドが軋む音がすると、聞き慣れた声が俺を呼んだ。
「はぁ…?何これ。心陽ってベッドにこんな卑猥なの仕込んでんの?気持ち悪いんだけど」
起き上がろうとして気付いたが、俺は心陽のベッドに大の字で拘束されていた。緩むことを知らない拘束ベルトは手足の首にがっちりと巻きつけられており、殆ど関節を曲げることが出来ない。挙げ句の果てに何故か全裸だった。
「この前聞いたんだよ。お前に復讐しようって奴らの会話。だから昔からずっとやめろって言ってんのに」
「へぇ。そんなの開かれてたんだ。教えてくれてどーも。まぁ、何人かかってきても、俺もそこそこ強いんで。負けるわけねーけどな」
「俺一人に負けといて何言ってんだよ」
「心陽は昔からガタイもいいし、強いじゃん。幼馴染で油断してたからこうなったけど、他の奴らに隙見せるほど俺もバカじゃねーんだよ。何年他人を脅してきたと思ってんのー?」
「ふぅん。一発食らっただけでのびた奴がダセーな」
「…本当にうざいんだけど。とっとと解いてくんない?」
「無理」
スルリと心陽の指が腹部を掠めると、さっきまでの苦しさは全くないが、違う刺激が襲った。腹部に置かれた指がくるくると円を描いて臍周りをなぞると、ゾクリと腰に響くような変な感覚が襲う。
手足に力を入れるも、ピンと張ったベルトは緩まることはない。
「あいつら、お前のこと輪姦すつもりだったらしいよ。羊ちゃんって昔から見た目可愛いもんな。性格は屑だけど」
クルクルと肌をなぞり続ける指に焦りを覚え、グッと体に力を込めると、もう片方の手も肌へ添えられた。
ニヤッと口角を上げた心陽は、脇腹に指を添えると、優しく擽り出した。
「!? なっ……」
「する前に無様に笑わせる予定だったらしいぜ」
こちょこちょと指が動き出すと、ビクンと体が跳ねた。
「ん…!」
ググッと腕に力を込めると、嘲笑うように指が早くなり、吹き出しそうになった。
「良かったな。相手が俺で。他の奴らにこんなことされたら、お前ポッキリ折れるだろ?」
「──~~ッ、んぅっ…」
「プライドも高くて、いつも人を見下してるお前が耐えれるわけねーもんな」
「っ、ぁ、やめっ…!離してっ、心陽っ…!」
指が上へ移動して胸の横辺りに触れると、更に体は反応してしまい、一気に顔が熱くなった。
(恥ずかしい)
指が肌をなぞる度に、力が入ってしまう。
「その悔しそうな顔、見せるの俺だけで良かったな」
「心陽にも見せたくねーんだよ。つーか俺に触っていい奴なんて居ないの。ぶっ殺されたくなかったら今すぐ解けよ」
「ちょっと擽っただけで泣きそうになってたくせに、笑えるわ」
「は?あり得ないから」
「この状況でまだそんなこと言えるお前はすごいよな」
脇の下に到着した指がサワサワと動き出すと、今まで以上に体に力が入った。
「……っ」
俺の顔を見ながら優しく指を動かす心陽は、先程とは違っていつもと同じ無表情。優しい動きからたまに突くような動作に変わったりすると、一瞬声が出そうになったのできつく歯を食い縛った。
「頑張るねぇ」
ドサリと俺の上に覆い被さると、脇を擽る指はそのままに、心陽は俺の首筋に顔を埋めた。
「──っ、」
首筋を甘噛みされると、さっきよりも体が敏感になってしまった気がする。指が動く度に耐え難い刺激が襲い、必死に体を動かした。
軽く歯を立てたり、舌を這わせたり。他人の唾液がつくなんて気持ち悪くて堪らないはずなのに、体は何故か変な反応を見せてしまう。
「~~っ、んっ、んっ」
ツゥ、と尖った舌が首筋から鎖骨へ滑っていくと、それだけでゾクゾクとした感覚が襲う。
しっかりと張った拘束具のおかげで殆ど動かせないのだが、心陽はにがっちりと二の腕を掴むと、脇の窪みに舌を這わせ始めた。
「!? はっ……何、──っ!あ」
くっと舌先で窪みをなぞられると変な声が出てしまい、ぶわっと顔全体が熱くなった。
「ふぅん。反応可愛いな」
「何言ってんだよ…てめぇ殺すぞ」
「いいよ?」
二の腕を押さえていた手が離れると、両方の親指を使って脇をくぱっと開かせた。その行為が恥ずかしくて、顔は熱いまま。
「顔真っ赤じゃん。普段見せねーとこ見られて恥ずかしい?」
「……いい加減にしろよ」
「お前もな」
開いた部分に舌が這うと、恥ずかしさも相俟っているのがかなり変な感覚がして、ビクッと腰が跳ねた。
ゆっくりと脇全体を舐めた後、舌は下の方へと向かっていった。
ツツ、と脇腹にも舌が這うと勝手に体がビクビクと跳ねてしまい、我慢しきれない切ない吐息が漏れる。
「んぅっ……ふ…ぁっ、ぁ…」
ちゅっと脇腹にキスされるだけで大袈裟に反応するようになった体はもう制御が出来ない。
「っ、ひぁっ」
一段と甘い声が出ると、心陽は唇を胸元へ移動させた。
「なにっ、ひゃぁっ!? やめっ、ばかっ」
じゅっと少し強めに吸われたのは主張していた乳首だった。吸われた瞬間に今まで以上の快感が襲う。
「ぁっ、あ!やめっ……はぁっ、…心陽、心陽っ、それ嫌っ、めろ、やめろって」
舌先でコロコロと転がされ、もう片方は爪で引っ掻かれると股間へ直前熱が送られて俺のモノは心陽の体に当たった。
「…!」
それが恥ずかしくて当たらないようにしようとしても、離すことが出来ずに心陽の体に擦り付けてしまうだけとなった。
「何? 人の体使ってオナッてるわけ?」
「そこ、っ喋ん、なっ……ぁあ!!」
乳首を咥えたまま喋られると歯が当たって更に強い快感となり、じわりと目尻に涙が溜まっていく。
「お前乳首弱いんだな」
「るさっ……んなわけねーだろ!!」
「へぇ?乳首弄られてビンビンなくせに?」
ゴリっと体で股間を刺激されると、目の前がチカっと光る。今まで他人から触られたこともなく、自分で触ったのも数回だけ。そこへの刺激に慣れてない体はすぐに限界を訴え出した。
「ぁぁっ……やめ、てっ、やめろ、」
「すっげ、ガッチガチ」
乳首を甘噛みしながら股間へ手が伸びると、立派に主張した陰茎を掴まれてゆっくりと上下された。
「──っはぁ、あっ、や、めろっ、触んなっ、気持ち悪いっ、んだよっ」
「複数の奴らに触られるよりマシだろ。つーかお前こんなに敏感なら楽しませることになんだろ?そんなの腹立つんだけど」
「だ、からっ…俺があんな雑魚に──っ、ン"、」
「お? これいいのか?」
陰茎を緩く扱きながら親指でグリグリと亀頭を弄られると目の前に光が散り、思いっきり腰が浮いた。
「~~----ッッ!!」
そのまま継続されると我慢出来るはずもなく、心陽の手の平に勢い良く精液を吐き出した。強制的に射精させられるのなんてもちろん初めて。達したばかりの気怠い体は、息を整えるので精一杯。
「っ、は……ぁ、はぁっ……」
「すげー濃いじゃん。自分でしてねーの?」
「ひッ、ぁあっ!!」
ヒクヒクと震えている陰茎を再度緩く握られると、高い声が出た。
「イッた後に触られる感覚はどうだ?」
「──っ、く、ぅっ…はぁっ、んっ、」
一番敏感になっている先端を指の腹で撫でられると、どれだけ歯を食い縛っても声が我慢出来ない。
「ま、お前こういうの慣れてなさそうだもんな。綺麗好きだもんね?」
「だ、まれ……っ」
「はいはい。そんな怖い顔すんなって。次はこっちな」
達したばかりの股間をスルーして、次は足元へ移動した。ベッドにがっちりと固定された足首へ近付くと、ぬるりとした感触が襲う。
「……はっ、お前…俺の下僕になりてーなら言えよ。足舐めるとかあり得ないんだけ……っ、ぁ…?」
唾液の音と共に、ねっとりと這う舌は足の親指を咥え、人差し指の間を突き出した。
「ッ、」
足を丸めることが出来ないように掴みながら、一本ずつ舐められるとぞわっとした気持ち悪さに体が震えた。
「っ、ぅひゃあぁぁッ!?」
指の付け根を舐めながら、器用に爪を立てて土踏まずを引っ掻かれた。ピリッとした不思議は感覚に足は跳ね、逃げたくて堪らない刺激が送られ続けた。
「ひっ、はぁっ、ぁはっ!? あぁぁあ"、ひははっ」
爪を立てた指は土踏まずをなぞった後、踵を引っ掻いた。
「へぇ。ここ弱いんだ」
「ぃあああああっ!? ひははははっ、あは!あははっ、待っ…あ"あぁぁあ!!」
反応のいい部分を見つけた心陽は納得したように呟きながら、爪で丁寧に同じ箇所を擽り続けた。
「やっ、…めろ!やめっ…ひゃははははは!!」
カプッと足の親指を噛まれ、優しく歯を動かされるとそれも擽ったく感じてしまい、バタバタと必死に腰を踊らせた。
「やめろっ…変態っ、きもい、んっ、だ、よ、ぅあああっ」
「じゃあ次はこっちの足な」
「ぃあ"ああ!!いい加減にしろっ…や、めッ、擽ったいからっ、やめっ」
もう片方の足は舐められることはなかったが、指と指を開かされ、カリカリと爪で引っ掻かれた。特に親指と人差し指の間や、付け根の辺りが堪える。
反応を見て弱点を見抜いている心陽は我慢出来ない部分のみを集中して攻めてくるので、声が枯れる程に叫ぶしか出来なかった。
「ぁはぁっ!!ぁあ"っ、やめっ、てぇぇっ、あはははは!いやだ! んははっ、はぁ、あっ」
「さてと。休憩終わりな。ちょっと口濯いでくるわ」
何分位か分からないが、漸く足裏への責めは終わり、心陽は洗面台の方へと向かった。その間、俺は必死に拘束ベルトを引きちぎろうと暴れまくった。
(あいつ…ぜっったい殺す……)
普段出さない馬鹿力を発揮して思いっきり手足をバタつかせたがベルトは緩みもせず、ただ触れた部分に痛みが走るだけだった。
「お待たせ」
「待ってねーよ。心陽、お前まじで許さねーから」
「許さないのは俺だよ?──あいつらさぁ、俺が聞いてんのも知らずにずっと作戦会議してたんだよ。羊ちゃんをガンガンに攻めて堕とした後にフェラさせるとか…アヘ顔を写真に収めるとか、他にも色々。そんなの許せねーじゃん。あんな奴らに羊ちゃんのそんな姿想像させることすら腹立つし」
「……はぁ?」
「ずっと俺が守ってきたのにさ。俺以外が羊ちゃんのそんな顔見んの、おかしいじゃん。いい子にしててくれたら、そこまで目立つこともなかっただろうに。何で静かにしててくんないの?」
「……お前何言ってんの?」
「まぁ、せっかくだしあいつらがしようとしてたこと、俺が全部やるから。大丈夫。俺以外、羊ちゃんに触れさせねーし」
普段から無表情で感情はあまり読めない奴だったが、今は恐ろしい程に冷たい瞳をしているのは分かる。
(何?どういうこと?俺が悪いことしてるのが許せなかっただけじゃないの?)
頭の中が混乱し、言葉を詰まらせると、心陽は俺の足の間に腰掛けた。
「ゆっくり解していくから安心して」
「…は? え?」
片方の足首に巻き付いたベルトが解放されると片足を肩に乗せられ、大きく開いた状態にされた。
「な、にっ」
大きく開かれたことに羞恥を感じ、自由になった足をバタつかせるも易々と押さえつけられた。
「羊ちゃんってこんな所も綺麗なんだ」
「──てめっ、ざけんなっ」
「そんな反抗的ならもっと見てやるよ」
「!?」
わざとらしく足を持ち上げられ、思いっきり秘部が晒されるとカァッと身体中が熱くなった。
「心陽…っ、てめ、何すんだ!!」
「ちんぽ見られてもそんなにダメージねーけど、こっちはやっぱ恥ずい?」
尻を優しく撫でた後、更に羞恥を煽るためか、普段自分でも見ることのない後孔をつつかれた。
「や…めっ…」
皺をなぞるように親指で穿られた後、クイッと拡げるように左右に引っ張られるとポロッと涙が落ちた。
「へぇ、綺麗な色」
「…っ、」
「痛いことはしねーから安心しろよ」
「は…?何する気……」
ゴソゴソと近くを探ると、手にしたのは小さな玩具。
「これ、拡張用のバルーンプラグ。初心者用だし、痛みはないだろうから」
「……心陽、悪かった。謝るから、それだけは…」
「俺何度も羊ちゃんに言ったよな。悪いことすんのやめろって。けどお前は一切言うこと聞かなかった。だから、俺もお前の言うこと聞く必要ないよね?」
ニコッと笑みを見せた心陽は、痛みが出ないようにたっぷりとローションを付けると俺の後孔へそれを挿入した。
「──っ、ひ、」
確かに全くと言っていい程痛みはない。違和感はあれど、簡単に玩具を受け入れた自分が、とても情け無い。
「痛くなさそうだな」
「…っ痛ぇんだよ、抜け、っや、」
「羊ちゃんのことずっと見てきたし、痛そうな顔してないよ?」
心陽がプラグと繋がっている膨らみを軽く押すと、シュッと空気の入る音がして、尻に少しの違和感を覚えた。
「ゆっくりゆっくり拡げてやるから安心して?まぁ羊ちゃんが悪さしたら、その度にこうやって空気入れるけどな」
再度膨らみを押すと、繋がったプラグがぷくりと膨らんだ。
◇ ◆
その後、言葉通りゆっくりと拡張された俺の大切な尻。空気を抜いた玩具が取り外されても、中はグズグズになっており、入れたくもない心陽の指がすんなりと入るまでになった。
「はっ、ぁ、ぅぁぁッ」
指を掻き回される度、恥ずかしい程の水音が耳に届く。
「じゃあ…お前のいいとこ探してやるから」
「…っ、は……抜け、っ、心陽、てめっ…」
指が増やされ、二本になってグチュクチュと動かされると、恥ずかしさや苛立ちが生じる。まだ決して気持ち良いと思わないことだけが救いなのに。
「天国、見せてやるから」
「はぁ…? いい加減、……っ、ひぅっ」
「強気な事吐くくせに、ちゃんと感じてくれて嬉しい。ここが、男の性感帯。ちょっと感触違うんだな」
すりすりと指の腹でとある一箇所を撫でられると、体全体に鳥肌が立つような、激しい寒気が襲った。
ガッチリと足を押さえられているため、その箇所から指を離す事が出来ずに、心陽の思うままにその部分を撫でられた。
「っ、あ、ぁあっ、ぁっ、ひぁぁっ」
自分の声とは思えない甘い声と、ナカを掻き回す音が響く。
「もう十分だな」
何度も目の前がチカチカと光り輝いた後、漸く指が引き抜かれた。拘束されていたもう片方の足も解放され、やっと終わるのかと思った矢先。次に当てがわれたのは目を疑うモノだった。
「もちろん初めてだよな?羊ちゃんの処女、もらうわ」
「てっ、──ッッ!?」
てめえふざけるな。そう叫ぼうとしたが、強い刺激に言葉が出なかった。
遠慮なく侵入してくるのは、立派になった心陽のモノ。腰を上げさせられ、入れやすくなったそこにズンズンと進んできては中を圧迫した。
「っ、か…はっ、ぁあッ、」
流石に息苦しくなり、必死に息を吸い込むも、腰の動きは止まらずに奥へ奥へと進んでくる。
体を駆け抜ける強い刺激に痺れたようにビンッと足が伸びる。その足を担がれ、優しく撫でられると体が勝手に安心してしまい、心陽のモノを受け入れていった。
「全部入った」
「…っ、は…ぁっ、…ぁっ」
喋れないほどに疲労していたが、睨む力は残っているので思いっきり睨みつけると、心陽は小さく口角を上げては担いでいた足を解放し、覆い被さるように俺に近付いてきた。
「──ッひぁっ!?」
体位が変わった事により、深くなったモノに目の前が真っ白になった。
「この体勢だと奥まで入るからいいだろ?すげー締まった」
「っ、し……まっ、た……からって、気持ち、いいって、思ってる…と、思うっな、よ……ぜんっぜん、ヨクねっ、だよ」
「まだ喋る力あった? それなら「気持ち良い」って言って欲しかったけど」
「俺が……そんなこと、いう日は、絶対に…こねぇよッ」
「じゃあ言わせてみせるよ。そういう強気なとこ、大好きだよ?けど、いつまでそんな口叩けるかな」
ニヤニヤ笑いながら見下ろす顔。その顔をもう一度睨みつけると、サワサワと脇に痒みが走った。
「ひゃっ…!?」
こちょこちょと脇を擽られ、不意な攻撃に体をのけ反らせた。
「めちゃくちゃ締まった。けど気持ち良いから締まったわけじゃねーもんな。羊ちゃんはどうやったら気持ち良くなってくれんだろ」
「ぁはっ、あ!? やめっ、ぃああああ!!」
ユサユサと腰も動き出すと、さっき刺激された前立腺も刺激された。加えてむず痒い苦手な刺激もあり、体は暴れ出した。
「こうやって擽ったら締まりっぱなし」
耳元で囁かれるとそれも耐え難くてブンブンと首を振った。
「脇も脇腹も触り放題でいいな」
ツツ、と脇から下がった指が脇腹をなぞる。
「いやぁああああ!!やめっ、それやっ、め、ろ!!やめ、離っ…ぁ!ぁあ、ぁぁぁ"っ」
「こうやってなぞんのダメ?」
優しい手つきで両サイドの脇腹をなぞられると耐えれなくて泣きながら暴れた。
「ひゃっ、ははぁ!!ぅ、ぁ"っ、あ!あ、あっ」
「暫く腰の動きは止めてあげるから、脇腹だけくすぐってあげる」
「ひはっ、いや!いやっ…むり、無理だって、それ…っ!、離しっ、て、お願いっ、だめ!ぁはっ、ぁ、あ!!やめれっ、やめっ!!だめだめ!いやぁぁあっ、やだ!やっぁぁ、触んなっ、いで、お願い!!」
「すげー締まりだな。こうやって指立てると腰跳ねるし」
「~~ッッ!!やめっ、ろ!!っぐ、ぅぅっ、」
こちょこちょと優しく指が動いたり、指の腹でグリグリと強くツボを押したり。
慣れない動きを与え続けられると、頭の中がパニックになったまま正常に戻せない。ボロボロと流したくもない涙が溢れて顔や耳を濡らした。
「泣き顔やば。脇腹触られただけで堕ちるの?」
明らかな煽りにも言葉を返せないくらいに、指が動く度に切ない気持ちになった。
「ぁっ、やぁっ、やははっ、…やめてっ、やめ…っ!心陽っ、心陽、指っ、…どっかっ、やって…触んないでっ…ぁはぁ、あははっ、ひぁぁ……っ」
「素直になってきたけどまだまだ無理かな」
指が脇の下へ移動すると、ビクンッと激しく体が跳ねてのけ反った。
「こっちのがダメ?すげー反応」
首を振る力もなくなった俺は、耳元でそう囁かれても振り払えなかった。
ずっと優しく脇を擽られると、くすぐったさよりも快感に変わってくる。
その間、約束通り腰は動かされることはなかったが、俺の体が勝手に跳ねるのでたまに弱い箇所を掠めて締め付けてしまった。
「羊ちゃん。気持ち良い?」
優しい声色が耳の奥へ届くと、俺は小さく頷いた。
「じゃあ言葉にして。言葉にしないと終わらないから」
肌を擽りながら、腰の動きを再開させた心陽は、頬を染めながら優しく俺に微笑みかけた。
「っ、あ…ぁ、はぁっ、ぁ、あっ」
ナカを掻き回され、開きっぱなしの口からは唾液が滴る。もう悪態を吐く意地の悪い自分は居なくて。
けど、"気持ち良い"とはっきりとした言葉を伝える力もない。
奥まで挿入され、その場所でグリグリと腰を回されると呼吸もおかしくなるほど強い快感。
「自分の言葉で言ってみようか。その後、もう二度と悪さしないって約束して。そしたら一生俺が守るから。誰にも羊ちゃんに触らせないからさ」
「ぁ、っ……ぁ、」
口を開いて言葉を出そうにも、何を言うべきか頭が回らない。強い快感に喘ぐことしか出来ない俺は、何度も執拗に責め立てられた。
「言えないならずっと、俺に抱かれてようか。何も考えなくて良い。俺だけ感じて、俺のことだけ見てろよ」
頭の働かない俺は、何を言われたのか理解出来ないままに力無く頷いた。
end.
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