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プリン兄弟の日常
プリン兄弟の日常⑤
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攻→翼(弟)
受→吏(兄)/視点
◇ ◆
「吏くん…なんか随分ご機嫌斜めだね」
弟に声が出なくなるまで擽られた翌日、昼休みにいつも仲良くしている田口くんにそう言われた。
「翼…じゃなくて、昨日弟に散々バカにされてむかついてんの」
「へぇ、大変だね。俺は姉とは年が離れてるから殆どそんな事なかったからなぁ」
「俺は年が近いからよく喧嘩するんだよなーこの前なんか、俺が買ってきたプリンを何回も食べやがってさぁ!だから俺も後日仕返ししてやったらブチギレてくんの!」
「案外しょーもない喧嘩なんだね…」
「それを言われるとまぁ…でも、何か昨日は違ったって言うか…な、何か…俺の、勘違いかもしれないん、だけどさ…」
「ん?」
田口くんは高校に入ってすぐ仲良くなった親友といえる存在で、俺に告白してきてくれた人でもある。性格も穏やかで凄く大好きだけど、俺からしたらそれは友情でしかなくて。それも含めて伝えたら、「友達のままでもいいから」と、その後親友関係を続けてきた。
そんな人に相談していい内容なのか悩んでいると、ニマっと口元を緩めているのが見えた。
「何か俺に気遣ってる?何でもいいから教えてよ。俺なら余計分かるかもしれないし?」
「…や、昨日…さ。突然押し倒されて襲われたんだ」
「わぉ。近◯相◯ですか?」
「違う。押し倒されて擽られただけ。何かプリンで大喧嘩した日から俺を擽るのハマったみたいでさ。…んで、昨日も突然擽ってきたから理由を聞いたら、何かアイツの友達が俺のこと好きって言ったみたいで。それに腹が立ったらしくて。…そ、それだけ聞いたら…俺のこと…す、好きなのかな…とか、思っちゃったり、して。けどその後「お前は俺の玩具だから取られたくないだけ」とか言い出して…ど、どう思う?」
「んー…弟くんの性格知らないから何とも言えないけど…そうだ。弟くんが居る時に、吏くんの家に遊びに行ってもいい?少し進展するかもしれないよ」
ニコッと微笑む顔は可愛い。俺を好きだと言ってくれた人を部屋に呼ぶのは勘違いさせてしまうかもしれないと、今まで家に呼んだことはなかったのだが。それ以上に弟の反応も気になるので、俺は了承した。
◇ ◆
「お邪魔します」
学校が終わり、田口くんは早速家に遊びにきた。両親は仕事で、翼は恐らくもう帰って来ているはず。ジュースを持って自室へ案内すると、田口くんはうっとりしながら俺の部屋を眺めていた。
「吏くんの匂いがして凄く落ち着く」
(て、照れる…)
「顔赤い。恥ずかしいの?」
「え?いや…そりゃ、て…照れるよ。じ、ジュースどうぞっ」
オレンジジュースを注いで渡すと、それを受け取って一口に口に含むと、すぐにコップはテーブルへ置かれた。
「……ねぇ、俺も吏くんに触りたい」
「え…?」
「擽ったら、どんな反応見せてくれるの?」
「え…あ、え?えあっ…ちょ、田口く…」
ドサリと床に押し倒されると、昨日と全く同じ状況になった。俺は何回男に押し倒されているんだろう。
「ひゃうっ!?」
サワサワと服の上から動く手に、思いっきり変な声が出た。翼とは違う、細くて長い指は、また違った刺激を生み出す。
「ひゃあ……何?田口く…っ」
「吏くん、肌綺麗。体育の着替えの時とか見てたけど、直接触るとより分かるね」
服の中へ侵入した指が直接肌を撫でると、我慢しきれずに声が漏れた。
「ふふ…っ、ふはぁっ…ぁはっ、」
「……こっちはどう?」
脇腹から上へ登ってきた指が乳首を掠めると、ビクンと体が跳ねた。
「ひゃあっっ!!」
「可愛い声。吏くんって気持ち良い時そんな声出すんだ。直接舐めてあげようか」
シャツを捲られて胸を晒されると、田口くんの顔が近付いてきた。翼の時とは違う種類のゾワッとした寒気の様な感覚が襲う。
「あ…っ、やだ…っだめ!…つ、翼、助けて…っ」
そう叫びながら、思いっきり押し除けようとしたその時、タイミングよくガチャッと扉が開いた。
「……」
怒りのオーラを纏っている翼が中へ入ってくると、田口くんは待ってましたと言わんばかりに口角を上げた。
「田口さん、でしたっけ。兄に何してるんですか」
「あなたと同じです。擽ろうと思って」
「明らかに…舐めようとしてましたよね。兄の事好きなんですか?」
「はい。正確にいうと好き"でした"。一度告白して振られたんですけど、それからは純粋に友人として好きですよ。最初は無理かなと思ったんですけど、吏くんってバカで危なっかしいじゃないですか。だからなんか…ずっと見てると親みたいな感覚になっちゃって。今は恋愛感情はないです」
「恋愛感情がないなら、普通そんなこと出来……あ」
「こんな事出来る=恋愛感情がある、なら……翼くんはきっと吏くんの事好きなんだよねぇ?………って事で俺は帰るね、吏くん。怖い思いさせてごめんね?」
シャツを整えて俺の上から退いた田口くんは、にこやかな笑顔でそう言うと、お邪魔しましたと言って帰って行った。
残された俺と弟の空気感は気まずい事この上ない。
「……おいバカ」
「に、兄ちゃんに向かってバカバカ言い過ぎなんだよ!」
「俺、兄ちゃんの事好きみたい」
「は?」
「だから、付き合って?」
「はぁ?…い、いやいやっ、んな事出来るわけないじゃん!俺達兄弟なんだぞ!?」
「そうだけど、まぁ…好きなモンは好きだから」
「お、俺は好きじゃないから…付き合えません!」
「じゃあ好きになるまでたっぷり愛してやるよ。付き合うかどうかはそれから考えよう」
「はぁ!?」
押し倒されたまま動けなかった俺に覆い被さった弟は、吹っ切れたのかとてもスッキリした顔をしていた。
ちゅ、と頬にキスされた後に首筋に強く吸いつかれた。
「いっ……」
じゅぅ、と更に吸い付いてきて、ピリッとした感覚が襲い、弟にしがみついた。
「兄ちゃんも早く俺のこと好きになってね」
「だ、誰がなるか…っ」
「じゃあプリン買ってくるから俺を好きになって」
「……っ」
「え、プリンで揺らいでんの?流石バカだな」
「るっせーよとっとと退け!!」
その後、数時間にも渡りたっぷりと愛される事になったのだった。
end.
↓R18 本番・お尻被害無 OK?
↓
「兄ちゃん。好き」
「うおぉ……ばかっ、やめろ、」
首筋に吸い付いた後は、耳元へやってきてはずっと甘い言葉を囁いてくる。吐息にぞわぞわと感じてしまいながら、ぎゅっと翼の体にしがみついた。
「は…っ、あ、…んん…」
「耳だけで入れてるみたいな反応やめて?」
「ひゃぁ…っ、ぁっ…ねぇ、っこ、こういうのは…大人になって、から」
「…ん、最後までしないから安心して。今日は俺が兄ちゃんの事好きだって、体にしっかり教え込むだけだし」
「おま…今日俺のこと好きって気付いたくせに順応力やべーな…」
「すげースッキリした。何でモヤモヤすんのか分かんなかったから、田口にありがとっつっといて」
「言えるかボケぇ……っ」
ぬるりと耳の中に舌が入ってくると、ゾワッと体が反応し、しがみつく手に力を込めた。
「兄ちゃん好き」
「ぁ、…っ…うぅぅ……っ」
恥ずかしい、何で俺が弟とこんな事。
震えながらも、押し除けようとは思えなくて俺は大人しく身を委ねた。
こういう行為は大人になってからだと思っていたので、俺の体に触れたのは弟が初めてだった。だからなのか、こいつに触られても嫌だと言う感覚はなかった。
「服脱いで」
「……ん」
上着を脱ごうと服を首へ通して腕を上げた途端、弟は胸にキスをしてきた。
「ぁっ……こら、こらッ」
まだ服が絡まっていて上手く抵抗出来ずにいると、胸を舐めながらコショコショと胸の横辺りを擽られた。
「ぎゃぁぁぁぁっ!!ちょ、ちょっと!!腕がっ……ぁぁぁ!!」
焦りで万歳のまま暴れていると、弟の指は優しく肌を擽った。
「ねっ、ねぇ、脱がせて…っ!」
「いいよ」
漸く上着を脱がせてもらうと、自由になった腕で擽られない様に体を隠した。
「兄ちゃん、手は俺の首に持ってきて」
「そ、な…恥ずかしい…っ!だ、抱き締めてるみたいじゃん…」
「うん。だからして」
「……」
恐る恐る手を弟の首へ回し、恋人の様に抱き付くと、嬉しそうに笑う声が聞こえ、それ聞いて何故か俺も嬉しくなった。
「そのまましてろよ。下ろしたら容赦しねーからな」
「…か、仮にも俺の事好きなくせに…」
「…うん、好き。大好きだよ」
「~~っ……」
恋愛経験0の俺にはその言葉はかなりの破壊力。胸がドキドキと煩く音を立てる中、弟の手はスゥッと胸の横から脇腹をなぞり始めた。
「ぅ…っ!待って、それ…ッ」
両サイドからこちょこちょと擽られるとブルリと体が震えた。ぎゅっと抱き付く腕と足に力を込めると、指は激しく動き出した。
「~~ッッ!!」
バタバタバタバタと足を激しくバタつかせて暴れるも、楽しそうに笑う弟。
「やば、可愛い。腕離したらお仕置きされるとでも思ってる?すげー頑張るじゃん。何処まで我慢出来んの?」
「たっ、楽しむな…っ、ひゃぁぁあ!!んはははは!やぁぁぁ!!」
ツンツンと脇腹を突かれて背中がのけ反るも、腕は離したくなくてぎゅっと首に力をかけた。なんなら「痛いから離せ」と言われるのを期待したのだが。
「兄ちゃんってつついたりこうやって触ったりすんの弱いよな」
指で脇腹をつついた後、その動きのまま上へ上がってきた。胸の横をクリクリと弄られると脇腹よりも擽ったくて暴れると、最後は腋の窪みに到着した。
「ぅぅぅぁぁぁっっ………」
グッと腋の窪みに指を入れられるともう限界の腕は震え出し、涙が溢れた。
「我慢して偉いね。ご褒美やるよ」
暫く腋を擽られた後、気持ち良くて腕を解いて蕩けていると、手は下半身へ移動した。
「!!や…!何処、触って…ッ」
「うわ、すげ。びしょ濡れじゃん」
ズボンの中へ手を入れた弟に、下着の上から揉まれると、初めての快感に目の前が真っ白になった。
「さ、触んないでっ……怖い、やめろっ」
「初めて?そういや昔パンツ洗ってなかった?あれは夢精?」
「ろ、露骨な言葉使うな…っやめ、…て、やめて…っ」
「へぇー……かーわいい。人に触られるの初めて?どんな気持ち?」
「…っはずい!!恥ずかしい…っ」
「でも出しとかねーと予想外発射してまたパンツ洗う事になるぞ」
「そ、…そうなの…?」
「うん。でもこれからは俺が全部やるから、兄ちゃんは何もしなくていいよ。全部こういうこと俺が教えてあげる」
「はっ……ぁ、ぁ、…ッ」
下着の中に手を入れられると、ヌルヌルと滑りが良いのか、俺にも届く程に音を立てた。それが恥ずかしくて、体が熱くなった。
「ね、ねぇ…っ、ねぇ…っ!な、な、なんかっ」
「兄ちゃん」
「ん…?」
「口に、キスしていい?」
「…っ、き、キスは…ま、まだ…、」
「でも今しとかねーと、余計恥ずかしいぞ。するなら今が一番いいって」
「そ、そうなの…?」
「うん。目閉じて」
「……う、うん…っ」
目を瞑り、震えながら待っていると、初めて唇に柔らかい感触が触れた。ふに、ふに、と何度か唇に触れる感触が続くと、手が動き出してさっき感じた何かが迫ってきた。
「ふ…っ、…ん、ね、ねぇっ、ねぇっ、」
その感覚が怖くてもう一度腕を回すと、話すために開いた口に温かい感触が口内へ入ってきた。
「ふっ…!ぁぅ…っ、」
唾液が音を立てながら口内を掻き回されると、手も着実に俺を追い詰める様に動き、体が導くままに迫ってきた快感に身を任せた。
すると、下着の中が気持ち悪くなる程に湿り始め、この前下着を洗った時と同じ感覚。
「上手にイケたね」
初めての自らの意識がある内に射精した事に、少しの罪悪感が芽生えながらも、安心する声で褒められると、なんとなく嬉しくなった。
「気持ち、良かったぁ……」
「…ん、良かった。これからはずっと俺が兄ちゃんの体可愛がってあげるから。明日も楽しみにしてて」
ちゅっと音を立てて唇へキスをした弟は、初めて見る様な優しい笑顔を向けてくれた。その言葉に安心しきった俺は、色んなことでキャパオーバーしたのか、意識を手放した。
「──まずは、体から俺を覚えさせてくから。覚悟してて?」
その声は先程とは違いかなり腹黒さが混ざっていたが、既に意識のない俺には届かなかった。
end.
受→吏(兄)/視点
◇ ◆
「吏くん…なんか随分ご機嫌斜めだね」
弟に声が出なくなるまで擽られた翌日、昼休みにいつも仲良くしている田口くんにそう言われた。
「翼…じゃなくて、昨日弟に散々バカにされてむかついてんの」
「へぇ、大変だね。俺は姉とは年が離れてるから殆どそんな事なかったからなぁ」
「俺は年が近いからよく喧嘩するんだよなーこの前なんか、俺が買ってきたプリンを何回も食べやがってさぁ!だから俺も後日仕返ししてやったらブチギレてくんの!」
「案外しょーもない喧嘩なんだね…」
「それを言われるとまぁ…でも、何か昨日は違ったって言うか…な、何か…俺の、勘違いかもしれないん、だけどさ…」
「ん?」
田口くんは高校に入ってすぐ仲良くなった親友といえる存在で、俺に告白してきてくれた人でもある。性格も穏やかで凄く大好きだけど、俺からしたらそれは友情でしかなくて。それも含めて伝えたら、「友達のままでもいいから」と、その後親友関係を続けてきた。
そんな人に相談していい内容なのか悩んでいると、ニマっと口元を緩めているのが見えた。
「何か俺に気遣ってる?何でもいいから教えてよ。俺なら余計分かるかもしれないし?」
「…や、昨日…さ。突然押し倒されて襲われたんだ」
「わぉ。近◯相◯ですか?」
「違う。押し倒されて擽られただけ。何かプリンで大喧嘩した日から俺を擽るのハマったみたいでさ。…んで、昨日も突然擽ってきたから理由を聞いたら、何かアイツの友達が俺のこと好きって言ったみたいで。それに腹が立ったらしくて。…そ、それだけ聞いたら…俺のこと…す、好きなのかな…とか、思っちゃったり、して。けどその後「お前は俺の玩具だから取られたくないだけ」とか言い出して…ど、どう思う?」
「んー…弟くんの性格知らないから何とも言えないけど…そうだ。弟くんが居る時に、吏くんの家に遊びに行ってもいい?少し進展するかもしれないよ」
ニコッと微笑む顔は可愛い。俺を好きだと言ってくれた人を部屋に呼ぶのは勘違いさせてしまうかもしれないと、今まで家に呼んだことはなかったのだが。それ以上に弟の反応も気になるので、俺は了承した。
◇ ◆
「お邪魔します」
学校が終わり、田口くんは早速家に遊びにきた。両親は仕事で、翼は恐らくもう帰って来ているはず。ジュースを持って自室へ案内すると、田口くんはうっとりしながら俺の部屋を眺めていた。
「吏くんの匂いがして凄く落ち着く」
(て、照れる…)
「顔赤い。恥ずかしいの?」
「え?いや…そりゃ、て…照れるよ。じ、ジュースどうぞっ」
オレンジジュースを注いで渡すと、それを受け取って一口に口に含むと、すぐにコップはテーブルへ置かれた。
「……ねぇ、俺も吏くんに触りたい」
「え…?」
「擽ったら、どんな反応見せてくれるの?」
「え…あ、え?えあっ…ちょ、田口く…」
ドサリと床に押し倒されると、昨日と全く同じ状況になった。俺は何回男に押し倒されているんだろう。
「ひゃうっ!?」
サワサワと服の上から動く手に、思いっきり変な声が出た。翼とは違う、細くて長い指は、また違った刺激を生み出す。
「ひゃあ……何?田口く…っ」
「吏くん、肌綺麗。体育の着替えの時とか見てたけど、直接触るとより分かるね」
服の中へ侵入した指が直接肌を撫でると、我慢しきれずに声が漏れた。
「ふふ…っ、ふはぁっ…ぁはっ、」
「……こっちはどう?」
脇腹から上へ登ってきた指が乳首を掠めると、ビクンと体が跳ねた。
「ひゃあっっ!!」
「可愛い声。吏くんって気持ち良い時そんな声出すんだ。直接舐めてあげようか」
シャツを捲られて胸を晒されると、田口くんの顔が近付いてきた。翼の時とは違う種類のゾワッとした寒気の様な感覚が襲う。
「あ…っ、やだ…っだめ!…つ、翼、助けて…っ」
そう叫びながら、思いっきり押し除けようとしたその時、タイミングよくガチャッと扉が開いた。
「……」
怒りのオーラを纏っている翼が中へ入ってくると、田口くんは待ってましたと言わんばかりに口角を上げた。
「田口さん、でしたっけ。兄に何してるんですか」
「あなたと同じです。擽ろうと思って」
「明らかに…舐めようとしてましたよね。兄の事好きなんですか?」
「はい。正確にいうと好き"でした"。一度告白して振られたんですけど、それからは純粋に友人として好きですよ。最初は無理かなと思ったんですけど、吏くんってバカで危なっかしいじゃないですか。だからなんか…ずっと見てると親みたいな感覚になっちゃって。今は恋愛感情はないです」
「恋愛感情がないなら、普通そんなこと出来……あ」
「こんな事出来る=恋愛感情がある、なら……翼くんはきっと吏くんの事好きなんだよねぇ?………って事で俺は帰るね、吏くん。怖い思いさせてごめんね?」
シャツを整えて俺の上から退いた田口くんは、にこやかな笑顔でそう言うと、お邪魔しましたと言って帰って行った。
残された俺と弟の空気感は気まずい事この上ない。
「……おいバカ」
「に、兄ちゃんに向かってバカバカ言い過ぎなんだよ!」
「俺、兄ちゃんの事好きみたい」
「は?」
「だから、付き合って?」
「はぁ?…い、いやいやっ、んな事出来るわけないじゃん!俺達兄弟なんだぞ!?」
「そうだけど、まぁ…好きなモンは好きだから」
「お、俺は好きじゃないから…付き合えません!」
「じゃあ好きになるまでたっぷり愛してやるよ。付き合うかどうかはそれから考えよう」
「はぁ!?」
押し倒されたまま動けなかった俺に覆い被さった弟は、吹っ切れたのかとてもスッキリした顔をしていた。
ちゅ、と頬にキスされた後に首筋に強く吸いつかれた。
「いっ……」
じゅぅ、と更に吸い付いてきて、ピリッとした感覚が襲い、弟にしがみついた。
「兄ちゃんも早く俺のこと好きになってね」
「だ、誰がなるか…っ」
「じゃあプリン買ってくるから俺を好きになって」
「……っ」
「え、プリンで揺らいでんの?流石バカだな」
「るっせーよとっとと退け!!」
その後、数時間にも渡りたっぷりと愛される事になったのだった。
end.
↓R18 本番・お尻被害無 OK?
↓
「兄ちゃん。好き」
「うおぉ……ばかっ、やめろ、」
首筋に吸い付いた後は、耳元へやってきてはずっと甘い言葉を囁いてくる。吐息にぞわぞわと感じてしまいながら、ぎゅっと翼の体にしがみついた。
「は…っ、あ、…んん…」
「耳だけで入れてるみたいな反応やめて?」
「ひゃぁ…っ、ぁっ…ねぇ、っこ、こういうのは…大人になって、から」
「…ん、最後までしないから安心して。今日は俺が兄ちゃんの事好きだって、体にしっかり教え込むだけだし」
「おま…今日俺のこと好きって気付いたくせに順応力やべーな…」
「すげースッキリした。何でモヤモヤすんのか分かんなかったから、田口にありがとっつっといて」
「言えるかボケぇ……っ」
ぬるりと耳の中に舌が入ってくると、ゾワッと体が反応し、しがみつく手に力を込めた。
「兄ちゃん好き」
「ぁ、…っ…うぅぅ……っ」
恥ずかしい、何で俺が弟とこんな事。
震えながらも、押し除けようとは思えなくて俺は大人しく身を委ねた。
こういう行為は大人になってからだと思っていたので、俺の体に触れたのは弟が初めてだった。だからなのか、こいつに触られても嫌だと言う感覚はなかった。
「服脱いで」
「……ん」
上着を脱ごうと服を首へ通して腕を上げた途端、弟は胸にキスをしてきた。
「ぁっ……こら、こらッ」
まだ服が絡まっていて上手く抵抗出来ずにいると、胸を舐めながらコショコショと胸の横辺りを擽られた。
「ぎゃぁぁぁぁっ!!ちょ、ちょっと!!腕がっ……ぁぁぁ!!」
焦りで万歳のまま暴れていると、弟の指は優しく肌を擽った。
「ねっ、ねぇ、脱がせて…っ!」
「いいよ」
漸く上着を脱がせてもらうと、自由になった腕で擽られない様に体を隠した。
「兄ちゃん、手は俺の首に持ってきて」
「そ、な…恥ずかしい…っ!だ、抱き締めてるみたいじゃん…」
「うん。だからして」
「……」
恐る恐る手を弟の首へ回し、恋人の様に抱き付くと、嬉しそうに笑う声が聞こえ、それ聞いて何故か俺も嬉しくなった。
「そのまましてろよ。下ろしたら容赦しねーからな」
「…か、仮にも俺の事好きなくせに…」
「…うん、好き。大好きだよ」
「~~っ……」
恋愛経験0の俺にはその言葉はかなりの破壊力。胸がドキドキと煩く音を立てる中、弟の手はスゥッと胸の横から脇腹をなぞり始めた。
「ぅ…っ!待って、それ…ッ」
両サイドからこちょこちょと擽られるとブルリと体が震えた。ぎゅっと抱き付く腕と足に力を込めると、指は激しく動き出した。
「~~ッッ!!」
バタバタバタバタと足を激しくバタつかせて暴れるも、楽しそうに笑う弟。
「やば、可愛い。腕離したらお仕置きされるとでも思ってる?すげー頑張るじゃん。何処まで我慢出来んの?」
「たっ、楽しむな…っ、ひゃぁぁあ!!んはははは!やぁぁぁ!!」
ツンツンと脇腹を突かれて背中がのけ反るも、腕は離したくなくてぎゅっと首に力をかけた。なんなら「痛いから離せ」と言われるのを期待したのだが。
「兄ちゃんってつついたりこうやって触ったりすんの弱いよな」
指で脇腹をつついた後、その動きのまま上へ上がってきた。胸の横をクリクリと弄られると脇腹よりも擽ったくて暴れると、最後は腋の窪みに到着した。
「ぅぅぅぁぁぁっっ………」
グッと腋の窪みに指を入れられるともう限界の腕は震え出し、涙が溢れた。
「我慢して偉いね。ご褒美やるよ」
暫く腋を擽られた後、気持ち良くて腕を解いて蕩けていると、手は下半身へ移動した。
「!!や…!何処、触って…ッ」
「うわ、すげ。びしょ濡れじゃん」
ズボンの中へ手を入れた弟に、下着の上から揉まれると、初めての快感に目の前が真っ白になった。
「さ、触んないでっ……怖い、やめろっ」
「初めて?そういや昔パンツ洗ってなかった?あれは夢精?」
「ろ、露骨な言葉使うな…っやめ、…て、やめて…っ」
「へぇー……かーわいい。人に触られるの初めて?どんな気持ち?」
「…っはずい!!恥ずかしい…っ」
「でも出しとかねーと予想外発射してまたパンツ洗う事になるぞ」
「そ、…そうなの…?」
「うん。でもこれからは俺が全部やるから、兄ちゃんは何もしなくていいよ。全部こういうこと俺が教えてあげる」
「はっ……ぁ、ぁ、…ッ」
下着の中に手を入れられると、ヌルヌルと滑りが良いのか、俺にも届く程に音を立てた。それが恥ずかしくて、体が熱くなった。
「ね、ねぇ…っ、ねぇ…っ!な、な、なんかっ」
「兄ちゃん」
「ん…?」
「口に、キスしていい?」
「…っ、き、キスは…ま、まだ…、」
「でも今しとかねーと、余計恥ずかしいぞ。するなら今が一番いいって」
「そ、そうなの…?」
「うん。目閉じて」
「……う、うん…っ」
目を瞑り、震えながら待っていると、初めて唇に柔らかい感触が触れた。ふに、ふに、と何度か唇に触れる感触が続くと、手が動き出してさっき感じた何かが迫ってきた。
「ふ…っ、…ん、ね、ねぇっ、ねぇっ、」
その感覚が怖くてもう一度腕を回すと、話すために開いた口に温かい感触が口内へ入ってきた。
「ふっ…!ぁぅ…っ、」
唾液が音を立てながら口内を掻き回されると、手も着実に俺を追い詰める様に動き、体が導くままに迫ってきた快感に身を任せた。
すると、下着の中が気持ち悪くなる程に湿り始め、この前下着を洗った時と同じ感覚。
「上手にイケたね」
初めての自らの意識がある内に射精した事に、少しの罪悪感が芽生えながらも、安心する声で褒められると、なんとなく嬉しくなった。
「気持ち、良かったぁ……」
「…ん、良かった。これからはずっと俺が兄ちゃんの体可愛がってあげるから。明日も楽しみにしてて」
ちゅっと音を立てて唇へキスをした弟は、初めて見る様な優しい笑顔を向けてくれた。その言葉に安心しきった俺は、色んなことでキャパオーバーしたのか、意識を手放した。
「──まずは、体から俺を覚えさせてくから。覚悟してて?」
その声は先程とは違いかなり腹黒さが混ざっていたが、既に意識のない俺には届かなかった。
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