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夢と現実の狭間
03
しおりを挟むルイスからのキスは肌の感触を確かめるかのような触れ方で、ふにふにと好きなように当てる感じだった。唇だけでなく頬にも髭のチクチクも楽しんでるかのようだ。ほんのりくすぐったいが、こういうのも悪くないな。
濡れてふくらはぎに張り付いたレザーパンツをなんとか脱がしきった頃には、俺の上衣がすでに脱がされ、ルイスの唇が首から胸にそして腹にも筋肉の膨らみに這わせるかのように触れられていた。
そして下衣にたどり着く頃には、服の上でも既に形が分かるほど膨らんでいた。下着とともに下げられ、ぶるんとペニスが飛び出てくる。
また前回と同じようにすぐしゃぶられるのだろうかと様子を見ていたが、ルイスは眺めるだけだった。しかもなんか目が輝いてる気がする。
「……今回は一回だけじゃなく、何度もしてもいいぞ。俺が満足したら夢が覚めるようにする。いいか? リト?」
俺の勃っているのを手のひらで優しくいやらしく触れながら上目遣いでそう言った。
「俺が夢から覚めるのはルイス次第ってことか」
「いつも一回で足りなかったんだろう?」
「確かに。あと夢精せずに覚めたいんだが?」
「それは無理。あきらめて」
ククッと笑ったあと、上唇を舐めて口を開き俺のをくわえようとしたが一旦止めさせる。
「何度でもしていいなら、性急にしなくてもいいじゃないか」
ルイスの顎を掴み、俺の顔に仕向けてやった。俺の精気だけ夢中なのは分かるが少しでも俺に気にかけてほしくての行動だった。
ルイスはくわえられなくて少し残念そうな顔をしていたが、気付かないふりしてキスをする。
「……そこのへりにつかんで。腰はあげて」
ルイスを四つん這いにさせようと、手にはバスタブの縁に置き、膝を立ててやり、少しだけ広げさせた。
ツルツルな肌にサーモンピンクの後孔がハッキリ見え、そして臀部から伸びる魔物独特の尻尾がユラユラと揺れている。
そっと尻尾の先端を摘むと、窄まりがキュウウンと縮むのが見えて思わず後孔を舐める。
「ひあっ!」
まさか後孔を舐められるとは思わなかったのか小さく声をあげたが、すぐ俺の方に振り返ってトロンとした目で「……もっと舐めて」と言いながら、尻尾が俺の頬に撫でるように動かしていた。そういうとこはインキュバスらしさがあって良いな。
思ったより嫌悪感はなく、後孔から伸びる会陰の膨らみを少しだけ舌に力を入れて撫でてみた。ほんの少しナカに舌を差し込むと、ルイスの身体が小刻みに震える。もっと震えさせたくて濡れた音が出るまで貪った。
「あっ、ああっ、りとぉ…っ」
だんだんと尻をくねらせて大きく揺れるようになり、まるでねだられているかのような動きだ。もっと奥に欲しいんだろうと、指を一本挿れてやる。
「あ、ああ、もっと…おくぅ……」
ルイスが後孔に挿れている俺の手首を握り、奥に挿れるよう引き寄せられて指の付け根までずっぽり入った。唾液でたっぷり濡らしたおかげかスムーズに入ったのはいいが、ルイスにとっては物足りないようでぐいぐいと引っ張られる。
これ以上奥に行くのは無理なので指を曲げナカを擦りつけ、前立腺あたりを探し当てる。
電気が通ったかのように身体が大きくビクンと震え、ルイスの手が離れたのをきっかけに、完全に抜いてはまた挿れるという繰り返しに、濡れそぼった後孔を抜き差しする音がとても卑猥でもっと弄りたくなる。
強く締めていた後孔が少し解れてきたころ、身体を仰向けにしようとルイスに声をかけた。
「ルイス、身体を反転して」
「はえ…? ゆび……」
指は挿れたままであることを分からせるよう、指をクイクイと奥へ突ついた。
ルイスは眉を顰めながら反転しやすくするために腰を下げ身体を前にひっくり返そうと脚を広げて動かしていたが、俺はあえてその時に指を2本に増やしてやった。
動かすための筋力で締まっていた後孔を無理矢理拡げるような形になり、小さなうめき声が聞こえたが、痛さではなく苦しさからだったようだ。必死に腰を使って反転するとナカが引き攣られながら擦られていく。
「ひあ……っ」
1本だとすんなり反転出来ただろうが、2本増やしたことによって、指だけで思い切り仰け反り小刻みに震えてルイスが見れて口角がつい上がってしまう。
「ルイスは本当に俺を狂わせやがる——」
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