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夢と現実の狭間
04
しおりを挟むおそらく思いがけない快感だったのだろう。ルイスは息を短く吐きながらしばらく悶えながら震えていた。
「メスイキか……」
「はっ…、あっ、はや…く、いれ……て!」
ルイスからの懇願は聞こえなかったふりし、後孔からゆっくり指を抜いてバスタブの縁に座らせてやり、内ももを撫でながらそのままルイス自身へと向かった。
小さくもないが大きくもない。だが勃っていることによって亀頭がサーモンピンクになっているのがたまらない。軽くしごいてやるとヒクンと動く。
ふるふると勃っているルイス自身に舌で尖らせて先端を舐めると先走りが溢れてくる。先走りが出やすい体質なのか、インキュバスだからなのか。
陰毛がなくすべすべな股間は、恐ろしく扇情的で全て舐めてしまいたくなる。裏筋に這わせたり、カリの部分を引っかいたりと思うままに舐め、しゃぶってやった。口の中に迎え入れた後は、口から出す時には音が出るほど強く吸ったりもした。
「はっ、あっ、ああっ、しつこ……いっ、ああっ!」
ルイス自身を蹂躙する際に陰茎をなぶりながらそのまま頭を下げて、陰嚢を唇でやわやわと揉みながら会陰へとたどり着くと、強く吸ってやる。
それに気付いたルイスはすぐに剥がそうと俺の頭を掴んで叫んだ。
「リト! やめろっ!」
「ここはダメと聞いてない。それに外見から見えないのだから良いだろう?」
「てめぇ……っ!」
強く吸った部分を確認すると痕が残っていることに気を良くし、ルイスの右足の裏膝を掴んで後孔がハッキリ見えるまで持ち上げると、ずり落ちそうになったルイスは身体を支えるために俺の頭から手を離しバスタブの縁に掴んでいだ。
これでしやすくなったと思い、好きなように痕を残した。
「脚を閉じれば見えないし誰にも見せるなよ、ルイス」
「言われなくても見せるかよ!」
ルイスはバスタブの縁からずり落ちないように左手には俺の肩、右手はバスタブの縁で必死に支えていたが、その際に爪を立てていたのか右肩には赤い筋がいくつか出来ていた。
これは夢が覚めても残るのだろうか。残っててほしい。
現実でもルイスが残した証拠がほしい——。
「……お前のココ、どんな感じか見てみるか?」
ルイスを大きな鏡の前まで抱き上げて運び、胡座をかいた俺の上に座らせ膝裏を掴んで持ち上げた。
抵抗することもなく全体が見えるほど開脚し、いくつかの赤い斑点がハッキリ見えるようにした。
「いっぱい付けやがって……! てめぇの精気、搾り取ってやる!」
「俺の精気なんぞいくらでもやるが、夢が覚める時に起き上がれる程度で頼む。……あぁ、柔らかいとこは特に赤くていいな」
一番赤く見えるとこを注目してもらうべく、そこに撫でてやると後孔がヒクついて動くのが見える。唾液で濡らした分はとうに乾いていた。
周囲を見渡してみると、やはり潤滑剤ボトルが置いてあった。それを口で蓋を開け後孔にまぶし、指でゆっくり抽挿し始める。
「……もう挿れても大丈夫だよな? お前のココ、ほんとにやらしいな」
直で見るより、鏡で覗くほうが官能的に感じるのは、全体像が見えるからなのかもしれない。
ルイスの後孔は潤滑剤でぐちょぐちょになっており、ルイス自身には先走りが止まらず溢れ続けていた。
ルイスが鏡を通して俺を見る視線がとても甘く感じられる気がする。
「早く、挿れろよ……っ」
「そうだな。そろそろ俺のが突き刺さってる姿をご覧にいれようか」
ルイスの太ももを持ち上げて、後孔にペニスをくっ付けた。滑って入らないことがないようにルイスが手でペニスを支えてくれる。
俺のが入る際に後孔が拡がるさまはいつ見ても興奮する。締め付ける感覚に身体全体の血がそこに集まるかのようになり、性器だけで全てもっていかれてしまう。
「あっ、ああっ、はぁっ、最高…っ」
ようやく与えられたことの喜びに自ら腰を揺らすルイスに、より与えるために俺からも腰を上げてやる。
「あっ、リト、そこ、あっ、そこ当ててぇ…っ!」
俺の方に後ろにもたれて、ルイスの感じるポイントをガンガンと当てるための動きをし始めたので、応えるべく完全に抜かれる寸前まで抜き、ポイントに目掛けて突き上げるというのを繰り返してやった。ポイントに当てるたんびにナカが収れんし、太ももがビクビクと震えていた。
俺もそろそろイきそうだ。
「ルイス……ルイスもうイくぞ。ルイスッ!」
奥深いとこへ放つために、自分の腰を大きく上げた。
「あああああんっ!」
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