夢で会ったインキュバスが忘れられないんだが

Sui

文字の大きさ
16 / 26
夢と現実の狭間

04

しおりを挟む

 おそらく思いがけない快感だったのだろう。ルイスは息を短く吐きながらしばらく悶えながら震えていた。

「メスイキか……」
「はっ…、あっ、はや…く、いれ……て!」

 ルイスからの懇願は聞こえなかったふりし、後孔からゆっくり指を抜いてバスタブの縁に座らせてやり、内ももを撫でながらそのままルイス自身へと向かった。
 小さくもないが大きくもない。だが勃っていることによって亀頭がサーモンピンクになっているのがたまらない。軽くしごいてやるとヒクンと動く。

 ふるふると勃っているルイス自身に舌で尖らせて先端を舐めると先走りが溢れてくる。先走りが出やすい体質なのか、インキュバスだからなのか。
 陰毛がなくすべすべな股間は、恐ろしく扇情的で全て舐めてしまいたくなる。裏筋に這わせたり、カリの部分を引っかいたりと思うままに舐め、しゃぶってやった。口の中に迎え入れた後は、口から出す時には音が出るほど強く吸ったりもした。

「はっ、あっ、ああっ、しつこ……いっ、ああっ!」

 ルイス自身を蹂躙する際に陰茎をなぶりながらそのまま頭を下げて、陰嚢を唇でやわやわと揉みながら会陰へとたどり着くと、強く吸ってやる。
 それに気付いたルイスはすぐに剥がそうと俺の頭を掴んで叫んだ。

「リト! やめろっ!」
「ここはダメと聞いてない。それに外見から見えないのだから良いだろう?」
「てめぇ……っ!」

 強く吸った部分を確認すると痕が残っていることに気を良くし、ルイスの右足の裏膝を掴んで後孔がハッキリ見えるまで持ち上げると、ずり落ちそうになったルイスは身体を支えるために俺の頭から手を離しバスタブの縁に掴んでいだ。
 これでしやすくなったと思い、好きなように痕を残した。

「脚を閉じれば見えないし誰にも見せるなよ、ルイス」
「言われなくても見せるかよ!」

 ルイスはバスタブの縁からずり落ちないように左手には俺の肩、右手はバスタブの縁で必死に支えていたが、その際に爪を立てていたのか右肩には赤い筋がいくつか出来ていた。
 これは夢が覚めても残るのだろうか。残っててほしい。
 現実でもルイスが残した証拠がほしい——。

「……お前のココ、どんな感じか見てみるか?」

 ルイスを大きな鏡の前まで抱き上げて運び、胡座をかいた俺の上に座らせ膝裏を掴んで持ち上げた。
 抵抗することもなく全体が見えるほど開脚し、いくつかの赤い斑点がハッキリ見えるようにした。

「いっぱい付けやがって……! てめぇの精気、搾り取ってやる!」
「俺の精気なんぞいくらでもやるが、夢が覚める時に起き上がれる程度で頼む。……あぁ、柔らかいとこは特に赤くていいな」

 一番赤く見えるとこを注目してもらうべく、そこに撫でてやると後孔がヒクついて動くのが見える。唾液で濡らした分はとうに乾いていた。
 周囲を見渡してみると、やはり潤滑剤ボトルが置いてあった。それを口で蓋を開け後孔にまぶし、指でゆっくり抽挿し始める。

「……もう挿れても大丈夫だよな? お前のココ、ほんとにやらしいな」

 直で見るより、鏡で覗くほうが官能的に感じるのは、全体像が見えるからなのかもしれない。
 ルイスの後孔は潤滑剤でぐちょぐちょになっており、ルイス自身には先走りが止まらず溢れ続けていた。
 ルイスが鏡を通して俺を見る視線がとても甘く感じられる気がする。

「早く、挿れろよ……っ」
「そうだな。そろそろ俺のが突き刺さってる姿をご覧にいれようか」

 ルイスの太ももを持ち上げて、後孔にペニスをくっ付けた。滑って入らないことがないようにルイスが手でペニスを支えてくれる。
 俺のが入る際に後孔が拡がるさまはいつ見ても興奮する。締め付ける感覚に身体全体の血がそこに集まるかのようになり、性器だけで全てもっていかれてしまう。

「あっ、ああっ、はぁっ、最高…っ」

 ようやく与えられたことの喜びに自ら腰を揺らすルイスに、より与えるために俺からも腰を上げてやる。

「あっ、リト、そこ、あっ、そこ当ててぇ…っ!」

 俺の方に後ろにもたれて、ルイスの感じるポイントをガンガンと当てるための動きをし始めたので、応えるべく完全に抜かれる寸前まで抜き、ポイントに目掛けて突き上げるというのを繰り返してやった。ポイントに当てるたんびにナカが収れんし、太ももがビクビクと震えていた。
 俺もそろそろイきそうだ。

「ルイス……ルイスもうイくぞ。ルイスッ!」

 奥深いとこへ放つために、自分の腰を大きく上げた。

「あああああんっ!」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

処理中です...