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3章 最強主人公
478日目その1~OSLC最終日(試合開始までのひと時)~
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翌朝、いつもと同じように5時50分に目が覚める。
今更の説明になるが、この地下施設には外の日光が引き入れられていて、季節によってちゃんと日照時間の増減や、日差しの厳しさを感じることが出来る。
まぁ、24時間空調が効いているため、真夏の暑さや真冬の寒さを感じることは出来ないが。
時期は、秋から冬に差し掛かる頃で、まだ少し薄暗い。
ここに来てから、早朝に散歩がてら喫煙ルームで一服吹かすのが日課になっている。
幸いというか、この施設で愛煙家は俺だけで、静かな時間が流れる。
今日は違うが。
水元「おはよーっす!」
火火野「おう、おはよう。朝からでけーよ、声が。」
テヘペロのような顔をする。
水元「ついに全体決勝ですね!」
火火野「あぁ。」
水元「テンション低いですね。」
俺は、タバコの煙をフ~っと吹きながら。
火火野「俺はお前みたいに、起きてすぐスイッチは入らん。徐々に覚めていくタイプなんだよ。だ…」
水元「そうなんすか。知らなかったっす。で、勝算は!?」
食い気味で来たから、「だからそっとしておけ。」が言えなかった。
少し面倒くせーと思いながら。
丁度、追っ払えると思い。
火火野「お前は、水の能力者だろ。秘密に決まってんだろうが。」
水元「えーっ!俺と火火野さんの関係はそんなもんですか!?」
火火野「まぁ、”勝算はある”とだけ言っておいてやるよ。」
そう言うと、まだ吸えそうなタバコを消して、喫煙所を後にする。
試合は10時開始だ。
さて、それまで何をしようか。
あぁ、そういえば、夢野長官に用事があったんだ。
夢野の所に行き、色々な手続きをしている内に、あっという間に時間が過ぎていった。
ー9時45分入場口付近
グループ戦の時とは違い、出場者は1か所に集められていた。
天岩「火火野さん、初めてだけど、ルールとか大丈夫?」
火火野「あぁ、あのフザケタルールブックには目を通しているよ。」
ルールブックには、こう書いてあった。
OSLC決勝戦ルール
・力を放出して、相手を押し出せば勝利。
・試合時間は10分間。
以上だ。
里水「まぁ、持久力と瞬間火力との両方を求められる。ただそれだけだ。」
火火野「まぁ、そうなるな。自ずと実力が拮抗していると試合時間が長くなる。能力者本人への負担を考慮して時間制限が設けられているってことだろ。」
天岩「私が持久力にちょっと不安があったから、今まで冷の後塵を拝してきたけど、今回こそ1位は渡さない。」
雷華「いーえ、もう兄さんに気兼ねすることもないので、全力が出せるようになった、私が負けるはずありません!」
里水「フッ、誰が相手だろうが、どんな状況だろうが、1位は譲るつもりはない。」
火火野「フッ、ハッハッハ!」
俺が、急に笑いだしたので、3人がキョトンとしている。
火火野「いやーお前ら、ズレてるよ。」
雷華「何がです?」
火火野「1位ってのはな、渡されるものでも、譲られるものでもない。更に負けなければ転がり込んでくるもんでもないだろ?…勝利ってのはな、自分で勝ち取るもんだろうがよ。だから、今日は俺が勝つんだ。」
全員に、ピリッと気合が入る。
夢野「さー、ついにOSLC最終日よー全体1位が決まる!!里水が連勝街道を突っ走るのか!?解き放たれた天岩、風嵐雷華が本領発揮で連勝を阻むのか?もしくは、最強新人火火野がその勢いのまま駆け抜けるのか!?いやー楽しみしか勝たん!!それでは…選手にゅーじょー」
里水から順番に会場に足を踏みいれる。
ワクワクが止まんねー。
もう3人から色が視えている。
やる気満々だ。
さて…俺の作戦に目ん玉飛び出すほど驚け。
今更の説明になるが、この地下施設には外の日光が引き入れられていて、季節によってちゃんと日照時間の増減や、日差しの厳しさを感じることが出来る。
まぁ、24時間空調が効いているため、真夏の暑さや真冬の寒さを感じることは出来ないが。
時期は、秋から冬に差し掛かる頃で、まだ少し薄暗い。
ここに来てから、早朝に散歩がてら喫煙ルームで一服吹かすのが日課になっている。
幸いというか、この施設で愛煙家は俺だけで、静かな時間が流れる。
今日は違うが。
水元「おはよーっす!」
火火野「おう、おはよう。朝からでけーよ、声が。」
テヘペロのような顔をする。
水元「ついに全体決勝ですね!」
火火野「あぁ。」
水元「テンション低いですね。」
俺は、タバコの煙をフ~っと吹きながら。
火火野「俺はお前みたいに、起きてすぐスイッチは入らん。徐々に覚めていくタイプなんだよ。だ…」
水元「そうなんすか。知らなかったっす。で、勝算は!?」
食い気味で来たから、「だからそっとしておけ。」が言えなかった。
少し面倒くせーと思いながら。
丁度、追っ払えると思い。
火火野「お前は、水の能力者だろ。秘密に決まってんだろうが。」
水元「えーっ!俺と火火野さんの関係はそんなもんですか!?」
火火野「まぁ、”勝算はある”とだけ言っておいてやるよ。」
そう言うと、まだ吸えそうなタバコを消して、喫煙所を後にする。
試合は10時開始だ。
さて、それまで何をしようか。
あぁ、そういえば、夢野長官に用事があったんだ。
夢野の所に行き、色々な手続きをしている内に、あっという間に時間が過ぎていった。
ー9時45分入場口付近
グループ戦の時とは違い、出場者は1か所に集められていた。
天岩「火火野さん、初めてだけど、ルールとか大丈夫?」
火火野「あぁ、あのフザケタルールブックには目を通しているよ。」
ルールブックには、こう書いてあった。
OSLC決勝戦ルール
・力を放出して、相手を押し出せば勝利。
・試合時間は10分間。
以上だ。
里水「まぁ、持久力と瞬間火力との両方を求められる。ただそれだけだ。」
火火野「まぁ、そうなるな。自ずと実力が拮抗していると試合時間が長くなる。能力者本人への負担を考慮して時間制限が設けられているってことだろ。」
天岩「私が持久力にちょっと不安があったから、今まで冷の後塵を拝してきたけど、今回こそ1位は渡さない。」
雷華「いーえ、もう兄さんに気兼ねすることもないので、全力が出せるようになった、私が負けるはずありません!」
里水「フッ、誰が相手だろうが、どんな状況だろうが、1位は譲るつもりはない。」
火火野「フッ、ハッハッハ!」
俺が、急に笑いだしたので、3人がキョトンとしている。
火火野「いやーお前ら、ズレてるよ。」
雷華「何がです?」
火火野「1位ってのはな、渡されるものでも、譲られるものでもない。更に負けなければ転がり込んでくるもんでもないだろ?…勝利ってのはな、自分で勝ち取るもんだろうがよ。だから、今日は俺が勝つんだ。」
全員に、ピリッと気合が入る。
夢野「さー、ついにOSLC最終日よー全体1位が決まる!!里水が連勝街道を突っ走るのか!?解き放たれた天岩、風嵐雷華が本領発揮で連勝を阻むのか?もしくは、最強新人火火野がその勢いのまま駆け抜けるのか!?いやー楽しみしか勝たん!!それでは…選手にゅーじょー」
里水から順番に会場に足を踏みいれる。
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さて…俺の作戦に目ん玉飛び出すほど驚け。
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