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4章 ダイジケン発生
509日目その4~国会議事堂を奪還せよ!!(追い詰めたその男の計画と絶望と)~
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波風「ん?何かな?」
雷華は再度ハッとして。
雷華「もう終わりです。投稿しなさい。」
波風「いや、まだ何も終わってない。」
天岩「あんたの力じゃ、まったく私たちには届かないよ。」
波風「そうだろうねぇ。」
里水「…仲間を作るのが目的なんだろう。残念ながら俺たちは仲間にはならんぞ。」
波風「うん。そうだろうね。」
攻撃してくる素振りもなく、質問の答えにも意志を感じられない。
雷華「貴方の本当の狙いは何?」
波風「…もう少ししたら分かると思うよ。」
何かを感じ取った雷華が扉の方に振り向く。
火火野「どんな感じ?」
雷華「火火野さん…」
火村「あーその状態じゃ、首相も獲られたも同然だな。凪、もう終わりだ。俺達の負け。お前がいくら強くても…」
無感情で聞いていた”ナギ”は、急変する。
波風「何言ってんだ!まだ何も終わっちゃいないんだよ!」
火村「凪!?」
波風「おだてりゃ簡単に乗せられやがって。何がリーダーだ。この図面は俺が描いたんだよ!!そして”ここから”が本当の始まりだ!!!」
衆議院の議会場は中継の施設が備えらえている。
波風はそれを起動し、現状を全国に放送した。
波風「お前らは、本当の絶望を知っているか?俺は知っている!!そこの男に教えてもらったんだ!!!」
雷華の防風の中で、眼鏡をかけた首相の表情が強張る。
波風「ソイツは昔、ある市の市長をやっていた。」
ー10年前、波風 凪12歳ー
僕は、感情がほとんどない。
両親がいっつもニコニコしているのが嫌いだからだろうか。
学校でも、笑うこともないし、話すことも嫌いだから友達がほとんどいない。
家に帰ると、両親がやっている小さい商店には馴染みのお客さんが居て、色々聞いてくるのも嫌いだ。
両親は、いつもいらっしゃいませーと大きな声と大きな笑顔で、いっつも楽しそうだ。
僕は、何が楽しいのか、本当に分からない。
夜、大変そうな話をしている時もあるのに。
次の日は、いつも通りニコニコしながらおはよう!今日も学校頑張って!と送り出してくる。
なんで大変だって、辛いって言わないんだろう。
大人ってそうなんだろうか。
僕は、こんなだから良くからかわれる。
まぁ、ぶっちゃけイジメってやつなんだろうが、靴が隠されようが、机に落書きされようがカンゴが犯人を見つけて、俺が何とかしてやるっていつも言ってくる。
正直、うっとうしい。
先生からは、嫌な事されたのに大人だね。って言われる。
怒るとか面倒だし、仕返しとか興味がない。
でも、何だかんだで、両親がいて、カンゴがいて、勉強して、結婚して、子供が出来て、老いていく。
そういう当たり前の時間が過ぎていくと思い込んでいた。
そんなある日、久しぶりに嬉しそうな両親を見た。
馴染みのお客さんも楽しそうだ。
どうやら、新しい市長この辺を良くして、この商店街を盛り上げる計画を出したらしい。
商店街の店は、軒並み工事をし始めて、汚らしいお店がピカピカになっていった。
僕の両親の商店も綺麗になった。
そして。あの日が訪れた。
雷華は再度ハッとして。
雷華「もう終わりです。投稿しなさい。」
波風「いや、まだ何も終わってない。」
天岩「あんたの力じゃ、まったく私たちには届かないよ。」
波風「そうだろうねぇ。」
里水「…仲間を作るのが目的なんだろう。残念ながら俺たちは仲間にはならんぞ。」
波風「うん。そうだろうね。」
攻撃してくる素振りもなく、質問の答えにも意志を感じられない。
雷華「貴方の本当の狙いは何?」
波風「…もう少ししたら分かると思うよ。」
何かを感じ取った雷華が扉の方に振り向く。
火火野「どんな感じ?」
雷華「火火野さん…」
火村「あーその状態じゃ、首相も獲られたも同然だな。凪、もう終わりだ。俺達の負け。お前がいくら強くても…」
無感情で聞いていた”ナギ”は、急変する。
波風「何言ってんだ!まだ何も終わっちゃいないんだよ!」
火村「凪!?」
波風「おだてりゃ簡単に乗せられやがって。何がリーダーだ。この図面は俺が描いたんだよ!!そして”ここから”が本当の始まりだ!!!」
衆議院の議会場は中継の施設が備えらえている。
波風はそれを起動し、現状を全国に放送した。
波風「お前らは、本当の絶望を知っているか?俺は知っている!!そこの男に教えてもらったんだ!!!」
雷華の防風の中で、眼鏡をかけた首相の表情が強張る。
波風「ソイツは昔、ある市の市長をやっていた。」
ー10年前、波風 凪12歳ー
僕は、感情がほとんどない。
両親がいっつもニコニコしているのが嫌いだからだろうか。
学校でも、笑うこともないし、話すことも嫌いだから友達がほとんどいない。
家に帰ると、両親がやっている小さい商店には馴染みのお客さんが居て、色々聞いてくるのも嫌いだ。
両親は、いつもいらっしゃいませーと大きな声と大きな笑顔で、いっつも楽しそうだ。
僕は、何が楽しいのか、本当に分からない。
夜、大変そうな話をしている時もあるのに。
次の日は、いつも通りニコニコしながらおはよう!今日も学校頑張って!と送り出してくる。
なんで大変だって、辛いって言わないんだろう。
大人ってそうなんだろうか。
僕は、こんなだから良くからかわれる。
まぁ、ぶっちゃけイジメってやつなんだろうが、靴が隠されようが、机に落書きされようがカンゴが犯人を見つけて、俺が何とかしてやるっていつも言ってくる。
正直、うっとうしい。
先生からは、嫌な事されたのに大人だね。って言われる。
怒るとか面倒だし、仕返しとか興味がない。
でも、何だかんだで、両親がいて、カンゴがいて、勉強して、結婚して、子供が出来て、老いていく。
そういう当たり前の時間が過ぎていくと思い込んでいた。
そんなある日、久しぶりに嬉しそうな両親を見た。
馴染みのお客さんも楽しそうだ。
どうやら、新しい市長この辺を良くして、この商店街を盛り上げる計画を出したらしい。
商店街の店は、軒並み工事をし始めて、汚らしいお店がピカピカになっていった。
僕の両親の商店も綺麗になった。
そして。あの日が訪れた。
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