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7章 また終わり、また始まる
602日目 決戦~喜~
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本土から数十kmは離れている島。
俺たちは船でほとんどの距離を移動し、空から行ける者は空から、後は水を使って海を移動した。
空から見た感じかなり大きい。直径でも数kmはあるんじゃないだろうか。
南東に木々が茂っていて、北西は荒野と言う感じだ。
火火野「こりゃぁ大暴れしても全然大丈夫だな。」
集合場所に指定されたのは、島南の砂浜。
五人の姿が視認できる。
天岩「あっちはもう準備万端ってか?」
少し心配そうな面持ちの雷華。
火火野「雷華。」
雷華「うん?」
火火野「大丈夫だ。俺を信じてろ。」
雷華の頭をポンポンする。
雷華「うん。約束だよ!破ったらぶっ飛ばす。」
火火野「あぁ。」
俺と雷華は笑顔を交わす。
里水「…熱いな。」
場面は変わって龍皇一派。
龍皇は濃紺に金の龍が刺繍された羽織を着ている。
火宮は相変わらずスカジャンにダメージの入ったデニム。スカジャンの背中には竜虎が描かれている。
街風は茶色のチノパンに黒のベストとワイシャツ。サスペンダーでズボンを止めている。
土生は、ハットに黒いサングラスとグレーのジャケット。黒いスラックス。
勇水はゴスロリ。メイクもばっちりだ。
火宮「アイツ等やっと来たぜぇ!!」
街風「重畳。時間に正確なのは評価できます。」
土生「やっとですね。」
勇水「オトコってイヤね。アツくなり過ぎテル。」
土生「そういう貴女も、楽しそうで何よりですね。」
勇水「バレた?」
龍皇「高揚することは悪い事ではない。下手に緊張しているよりずっと良い。」
火宮「そういや、昨日珍しく出かけてたなぁ?どこ行ってたんだぁ?」
龍皇の表情が、ほんの少し曇る。
龍皇「妻に会ってきた。」
火宮「…うん?だって」
街風が、言葉を遮る。
街風「尊、無神経にもほどがあります。察しなさい。」
あーそういうことか。と、一応納得した感じの火宮。
火宮「墓参りかぁ。必ず勝つって宣言でもしてきたかぁ?」
街風は呆れ、龍皇は少し笑みを浮かべた。
龍皇「まぁ、そんなところだ。」
その時。
ドンッ
砂が弾け、風に舞う。
火火野「待たせたかな?」
龍皇「いいや、ちょうど良い待ち時間だったぞ。…負ける準備は万端だな。」
天岩「さてね。吠えずらかくのはそっちかもよ。」
火宮「そっくりそのまま返してやるぜぇ。」
街風「あなた方が、涙しながら我らの前に這いつくばっている姿が目に浮かびます!」
里水「お前らじゃ、それを現実にするのは無理だ。」
勇水「アー、そのムヒョウジョウが苦痛にユガむ顔をハヤく見たいわ。」
雷華「私たちは、負けません。勝つためにここ来たのです。」
土生「現実は厳しいのです。まぁ、結局強い者が勝つだけでしょうがね。」
SWEETのメンバーは、序列3位以上の12名。
夢野長官を含む他のメンバーは船上で待機している。
水元は、水の序列3位にまで上り詰めていて、今回の戦場に立っている。
火火野「じゃ、行こうか。」
龍皇「あぁ。」
もう、60歳に足を踏み入れている龍皇から溢れ出る力。
マジで準備万端だな。
ま、こっちも同じだが。
龍皇「お前達。お前達の全てを”みせて”やれ。信じているぞ。」
火宮「あぁー。こっちの事は気にすんなぁ。」
街風「まぁ、まちがいないでしょうが。勝利してください。」
土生「貴方がくれたこの力で、撃ち砕いて見せますよ。」
勇水「ガンバってねー。」
龍皇は、頷く。
里水「お前一人に任せてしまい、すまない。が、信じてるぞ。お前なら越えられる。」
火火野「あぁ。期待には応えるさ。」
天岩「アイツ、老いて増々って感じよ。若さでぶっ飛ばして…そういや、まぁまぁ、オッサンだっけ?」
火火野「土筆、応援する気あんのか?」
天岩はニヤッとする。
まぁ、このくらいがちょうどいい。
火火野「雷華。」
雷華の表情からは不安が消えていた。
強い意志を称えたその瞳。
雷華「勝ってくるのは当たり前。五体満足で帰ってきてね。」
火火野「…確かに。あのオッサンとガチでやりあったら、腕くらい無くなりそうだもんな。分かった、やられない様に一方的にボコボコにしてくるわ。」
雷華は笑顔で応える。
俺と龍皇は北西の荒野に向かう。
龍皇「この辺りで良いだろう。」
火火野「あぁ。」
俺たちは、砂浜から数kmは離れた所に降りた。
ヒュゥと吹き抜ける風が心地良い。
火火野 ~我が使うは破壊の力 破り、壊し、滅ぼす。その権化へと成らん!~
俺の体から火が噴出し、俺を包み込む。
火火野 ~破壊神降臨(モードゴッドオブデストロイ)~
龍皇「ほう、最初から全開か。」
火火野「お前相手に、手加減するほど馬鹿じゃない。」
龍皇「そうか。では、我もそれに応えよう。」
龍皇 ~我が備えし力の全てよ 我に応えよ そして立ち塞がる全てを消し去れ~
力が龍皇から溢れ出る。
龍皇 ~極龍降臨(マスターザドラゴン)~
白髪が混じっている灰色の髪の色が漆黒に染まっていく。
火火野「マジかよ。それは想定外だぜ。」
龍皇「嘘が下手だな。少し笑みが浮かんでいるぞ。」
火火野「へへっ。お前も嬉しそうだな。」
龍皇「そう見えるか。…やっと全力で戦えるのだ。これは喜びだ。極上のな。だから、簡単に終わってくれるなよ!」
ゴォオオォオ
と力の奔流に少したじろぐ。
場所は戻り、砂浜。
里水「さぁ、始めようか。」
火宮「おいおい、俺らの事をまだ舐めてんのかぁ?」
天岩「は?」
街風「変身なさい。後悔先に立たずと言うでしょう。」
勇水「マァ、そのままヤられたいなら、無理にとは言わないケド。」
雷華「変身を知ってるってことは、やっぱり龍皇も。…晃太は大丈夫…こっちに集中!」
土生「何をブツブツと?まだ、分かっていないようですが、その人数が相手でも。あなた方が変身したとしても勝てる。と言っているのですよ。ドゥーユーアンダスタン?」
里水「ほぅ。」
普段、無表情の里水が少し微笑む。
同時に周辺の温度が少し下がった。
天岩と雷華は、お互いを見て頷く。
里水「そちらも、後悔するなよ!」
里水 ~深々と積る白は全てを覆い、流るる大河は全てを飲み込む 我が力は濁流となりて立ち塞がる全てを押し流す~
里水 ~白と蒼の世界(モンドゥブロンエトブル)~
里水の黒髪が水色に染まる。
天岩 ~我は全てに形を変えられ 頑強さも兼ね備える 何者も我を打ち砕くこと叶わん 愚か者は逆に打ち砕かれん~
天岩 ~岩砂創造者(イワトスナヲツクリシモノ)~
天岩の髪の色が紅に染まる。
雷華 ~我が風は全てを切り裂き 我が雷は全てを焦がす 雷風纏いて敵を撃つ~
雷華「私たちは、絶対に負けない。負けられないのよ!」
雷華 ~雷風纏(ライフウマトイ)~
雷華の紙の色が碧に染まる。
火宮「それは俺たちも同じだぁ。」
勇水「ソレに…」
街風「やっと殺す気で力が振るえるのです!簡単に終わられては困ります!!」
土生「ヒャッハァーー!!」
互いの想いが違うから戦いが生まれる。
どちらが正しいのか。
勝った方が正しいのか。
分からない。
ただ、敗者に語る術はなく、勝者が全てを創っていく。
だから戦うのか。
自分が正しいと証明するために。
想いを貫き通す戦いが、幕を開けた。
俺たちは船でほとんどの距離を移動し、空から行ける者は空から、後は水を使って海を移動した。
空から見た感じかなり大きい。直径でも数kmはあるんじゃないだろうか。
南東に木々が茂っていて、北西は荒野と言う感じだ。
火火野「こりゃぁ大暴れしても全然大丈夫だな。」
集合場所に指定されたのは、島南の砂浜。
五人の姿が視認できる。
天岩「あっちはもう準備万端ってか?」
少し心配そうな面持ちの雷華。
火火野「雷華。」
雷華「うん?」
火火野「大丈夫だ。俺を信じてろ。」
雷華の頭をポンポンする。
雷華「うん。約束だよ!破ったらぶっ飛ばす。」
火火野「あぁ。」
俺と雷華は笑顔を交わす。
里水「…熱いな。」
場面は変わって龍皇一派。
龍皇は濃紺に金の龍が刺繍された羽織を着ている。
火宮は相変わらずスカジャンにダメージの入ったデニム。スカジャンの背中には竜虎が描かれている。
街風は茶色のチノパンに黒のベストとワイシャツ。サスペンダーでズボンを止めている。
土生は、ハットに黒いサングラスとグレーのジャケット。黒いスラックス。
勇水はゴスロリ。メイクもばっちりだ。
火宮「アイツ等やっと来たぜぇ!!」
街風「重畳。時間に正確なのは評価できます。」
土生「やっとですね。」
勇水「オトコってイヤね。アツくなり過ぎテル。」
土生「そういう貴女も、楽しそうで何よりですね。」
勇水「バレた?」
龍皇「高揚することは悪い事ではない。下手に緊張しているよりずっと良い。」
火宮「そういや、昨日珍しく出かけてたなぁ?どこ行ってたんだぁ?」
龍皇の表情が、ほんの少し曇る。
龍皇「妻に会ってきた。」
火宮「…うん?だって」
街風が、言葉を遮る。
街風「尊、無神経にもほどがあります。察しなさい。」
あーそういうことか。と、一応納得した感じの火宮。
火宮「墓参りかぁ。必ず勝つって宣言でもしてきたかぁ?」
街風は呆れ、龍皇は少し笑みを浮かべた。
龍皇「まぁ、そんなところだ。」
その時。
ドンッ
砂が弾け、風に舞う。
火火野「待たせたかな?」
龍皇「いいや、ちょうど良い待ち時間だったぞ。…負ける準備は万端だな。」
天岩「さてね。吠えずらかくのはそっちかもよ。」
火宮「そっくりそのまま返してやるぜぇ。」
街風「あなた方が、涙しながら我らの前に這いつくばっている姿が目に浮かびます!」
里水「お前らじゃ、それを現実にするのは無理だ。」
勇水「アー、そのムヒョウジョウが苦痛にユガむ顔をハヤく見たいわ。」
雷華「私たちは、負けません。勝つためにここ来たのです。」
土生「現実は厳しいのです。まぁ、結局強い者が勝つだけでしょうがね。」
SWEETのメンバーは、序列3位以上の12名。
夢野長官を含む他のメンバーは船上で待機している。
水元は、水の序列3位にまで上り詰めていて、今回の戦場に立っている。
火火野「じゃ、行こうか。」
龍皇「あぁ。」
もう、60歳に足を踏み入れている龍皇から溢れ出る力。
マジで準備万端だな。
ま、こっちも同じだが。
龍皇「お前達。お前達の全てを”みせて”やれ。信じているぞ。」
火宮「あぁー。こっちの事は気にすんなぁ。」
街風「まぁ、まちがいないでしょうが。勝利してください。」
土生「貴方がくれたこの力で、撃ち砕いて見せますよ。」
勇水「ガンバってねー。」
龍皇は、頷く。
里水「お前一人に任せてしまい、すまない。が、信じてるぞ。お前なら越えられる。」
火火野「あぁ。期待には応えるさ。」
天岩「アイツ、老いて増々って感じよ。若さでぶっ飛ばして…そういや、まぁまぁ、オッサンだっけ?」
火火野「土筆、応援する気あんのか?」
天岩はニヤッとする。
まぁ、このくらいがちょうどいい。
火火野「雷華。」
雷華の表情からは不安が消えていた。
強い意志を称えたその瞳。
雷華「勝ってくるのは当たり前。五体満足で帰ってきてね。」
火火野「…確かに。あのオッサンとガチでやりあったら、腕くらい無くなりそうだもんな。分かった、やられない様に一方的にボコボコにしてくるわ。」
雷華は笑顔で応える。
俺と龍皇は北西の荒野に向かう。
龍皇「この辺りで良いだろう。」
火火野「あぁ。」
俺たちは、砂浜から数kmは離れた所に降りた。
ヒュゥと吹き抜ける風が心地良い。
火火野 ~我が使うは破壊の力 破り、壊し、滅ぼす。その権化へと成らん!~
俺の体から火が噴出し、俺を包み込む。
火火野 ~破壊神降臨(モードゴッドオブデストロイ)~
龍皇「ほう、最初から全開か。」
火火野「お前相手に、手加減するほど馬鹿じゃない。」
龍皇「そうか。では、我もそれに応えよう。」
龍皇 ~我が備えし力の全てよ 我に応えよ そして立ち塞がる全てを消し去れ~
力が龍皇から溢れ出る。
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火火野「マジかよ。それは想定外だぜ。」
龍皇「嘘が下手だな。少し笑みが浮かんでいるぞ。」
火火野「へへっ。お前も嬉しそうだな。」
龍皇「そう見えるか。…やっと全力で戦えるのだ。これは喜びだ。極上のな。だから、簡単に終わってくれるなよ!」
ゴォオオォオ
と力の奔流に少したじろぐ。
場所は戻り、砂浜。
里水「さぁ、始めようか。」
火宮「おいおい、俺らの事をまだ舐めてんのかぁ?」
天岩「は?」
街風「変身なさい。後悔先に立たずと言うでしょう。」
勇水「マァ、そのままヤられたいなら、無理にとは言わないケド。」
雷華「変身を知ってるってことは、やっぱり龍皇も。…晃太は大丈夫…こっちに集中!」
土生「何をブツブツと?まだ、分かっていないようですが、その人数が相手でも。あなた方が変身したとしても勝てる。と言っているのですよ。ドゥーユーアンダスタン?」
里水「ほぅ。」
普段、無表情の里水が少し微笑む。
同時に周辺の温度が少し下がった。
天岩と雷華は、お互いを見て頷く。
里水「そちらも、後悔するなよ!」
里水 ~深々と積る白は全てを覆い、流るる大河は全てを飲み込む 我が力は濁流となりて立ち塞がる全てを押し流す~
里水 ~白と蒼の世界(モンドゥブロンエトブル)~
里水の黒髪が水色に染まる。
天岩 ~我は全てに形を変えられ 頑強さも兼ね備える 何者も我を打ち砕くこと叶わん 愚か者は逆に打ち砕かれん~
天岩 ~岩砂創造者(イワトスナヲツクリシモノ)~
天岩の髪の色が紅に染まる。
雷華 ~我が風は全てを切り裂き 我が雷は全てを焦がす 雷風纏いて敵を撃つ~
雷華「私たちは、絶対に負けない。負けられないのよ!」
雷華 ~雷風纏(ライフウマトイ)~
雷華の紙の色が碧に染まる。
火宮「それは俺たちも同じだぁ。」
勇水「ソレに…」
街風「やっと殺す気で力が振るえるのです!簡単に終わられては困ります!!」
土生「ヒャッハァーー!!」
互いの想いが違うから戦いが生まれる。
どちらが正しいのか。
勝った方が正しいのか。
分からない。
ただ、敗者に語る術はなく、勝者が全てを創っていく。
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