【完結】魔王様は勇者激推し！

おまけ❷

「母さん、レイン今日くる？」
「精霊王？あー分からん、アイツいつも不定期だし。」
「…」

息子が13歳になりました。名前は一誠。
とてもとてもヴィンに似てかっこいい好青年です。

……息子よ…まさかまさかの精霊王なのか。

「一誠…一誠は精霊王が好きなのか？」
「うん…好きだよ。言わないけどね」

いっせぇ！！！！報われてくれ一誠！！
一誠って名前にしたからめちゃくちゃ誠実だよ！！一誠！！！

「……律、お前は幸せな恋愛をしろよ。」
「…にいちゃ？」

ああああ！！13歳がその顔すんな！！一誠！そんなこと急に言われて律もわかってねぇよ！顔見ろ顔！

「ただいま。」
「ヴィン！おかえり」

「いいよな、父さんと母さんは、好きな奴と結ばれて今では行ってきますとただいまでキスできて…」

「一誠…」


……
…………
……


「セイ、イッセーの奴どうしたんだ？今日も鍛錬に気が入っていなかった。」
「…恋煩いだよ…もう一誠も13歳になったんだ…」
「……恋…だと？まて相手は誰だ…」
「……精霊王…」

ああ…ヴィンまで魂抜けちゃった…明日までに戻ってくるかな……

「おやすみヴィン、俺らはゆっくり応援してやろうな。」






……
…………
……
…



「母さん！！父さん！！聞いてくれ！！」

「いっ…一誠！？」

「事実をもぎ取ってきたんだ！！レインの処女は俺のもの！！！結婚だ！！式！！式をあげよう！！！早く！！！」

「そ…それ大丈夫なやつ！？！？」



一誠の初恋が実るまで、約21年かかったという。




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村本一誠   (21)

職業･魔王城黒煙騎士団団長
身長･193cm
HP･あんまり関係ないMP･多分無限

概要･イケメン高身長スパダリに成長した魔王誠一郎と元勇者ヴィンセントの子供、めちゃくちゃ一途。