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第一章
第二話:修行が続くんかいっ!?
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「さて、んじゃそろそろ始めるとしようかね」
「ちょ、ちょっと待ってくれ!」
「何だい、まだなんかあるのかい?」
やれやれといった感で、システィーナは呆れたポーズをする。
いや、これって、俺が悪いのか?
そもそも、魔法で足場を作るたって、どうやりゃいいんだよ?
しかも、魔力で作った足場のはずが、システィーナと一緒に下降してんのも変な話じゃね?
さっき、元々は階段とか梯子の代わりって言ってたよな?
だったら、足場が固定されてないとダメなんじゃ…だって、想像してみてくれよ。
上に上がりたいのに、のぼるための段が踏んだ端から沈んでいったら、いつまでたっても上に行けないよな?
「まるでコントだろ?」
俺は自分の感じた疑問を、システィーナにぶつけてみた。
「ほう?まるで考えなし…ってわけでもないんだねぇ」
システィーナはそう言うと、豊かな胸を持ち上げるようにして腕組みをする。
まるで、出来の悪い生徒を前にした先生みたいだ。
「【天駆】の用途は元々は高所に移動する、もしくは高所から降りるためだ」
階段や梯子の代わりだった、ってことまでは聞いたんだよな。
だからこその疑問だった。
位置が固定されない足場に、階段や梯子として利用できるのか?
「答えは簡単なんだよ。…この場所が問題なのさ」
「場所?」
正確には高度が問題なんだそうな。
【天駆】は元々、建築系の魔法である【フロート・オブジェクト】の派生、【フローティング・ボード】が原型になっている。
“魔法”とは基礎があり、その応用で成り立っている…んだそうだ。
要するに、基本形があって、その派生である応用形があるってこと。つまり【天駆】は【フローティング・ボード】が使えないと出来ないってことか。
「まぁ、その辺は大丈夫だろ。でも、アタシが言いたいのはそこじゃない」
「どういうこった?」
「言ったろ?場所が問題だって」
「場所って、ここが問題だってのか?でも、フロートなんちゃらっていうくらいだから、空中に浮くもんだろ?」
「アキラはここが何処だかわかるかい?」
「?」
確かステータスの状態は“落下中”だった。
で、雲っぽいのもあったから、おそらく空にいるんだろうなぁ…。
「…え?もしかして、高さ制限あんのか!?」
「ご名答」
「マジかぁ~」
【天駆】の使用限界高度は200メートルまで。
ちなみにここは、成層圏の下層にある対流圏らしい…。
「…ダメじゃん」
俺の微かな記憶では、対流圏って確か地上から10キロメートルくらいの高度じゃなかったか?
「え?じゃあ、なんで使えるの?おかしくね!?」
「だから、落ちてる…」
あ、そゆこと?
元々は建築系魔法だから、使用高度も200メートルあれば十分だったわけだ。
バベルの塔じゃあるまいし、空を突き抜けるような高さなんて必要ないわな。
「でも、使えはするんだ…」
「まぁ、不完全だけどな」
「不完全?…あぁ、そうか」
そうなのだ。確かに、不完全だ。
システィーナの足元には、確かに魔力で作られた足場があった。しかし、その足場は高度制限のため、位置を固定できなかったんだ。
つまり、足場を作る魔法と、高さを設定して固定する魔法、この二つの魔法を組み合わせることによって【天駆】は出来上がっているのか。
― ピロリン ―
― 【魔法基礎理論】 を獲得しました ―
「うぉ!?」
このアナウンスも久しぶりな気がする。
フィオと別れてから、まだそんなに時間がたってないはずなんだが…あいつ、元気にしてるかな?
「さて、理解も出来たことだし、そろそろいいかい?」
いやいやいや。
「理解できたからって、できるかどうかは別問題だろ!?」
「チッ、いちいち細かい男だねぇ…」
ソッコーで突っ込んできたシスティーナを慌てて制止する。
絶対に、こいつは戦闘狂だろ?
「細かいとかじゃねぇよ…そもそも、魔法なんてどうやって使うんだ?」
自慢じゃねぇが、こちとら魔法なんて存在しねぇ世界から来てんだぜ?見たことも聞いたこともねぇもんを、どうやって使えばいいってんだよ。
「…お前さんは同じように、見たことも聞いたこともない“スキル”ってやつを使ってたじゃないか」
「そりゃあ、あれは無意識にスキルのヤツが…」
そう、俺は無意識にスキルを使っていたんだ。
「でもよ?魔法って、呪文を唱えないといけないんだろ?」
アブラカダブラとか何とか…
「まぁ、詠唱ってのは、通常必要とされちゃいるが、そいつは一般的な奴らの話さ。お前さんは、曲がりなりにも女神の祝福を受けてるんだ。そこら辺の奴らとは、つくりが違うんだよ」
なんだかよくわからんが、イメージ優先でいいのか?
「ちょっと、よく見せてくれ」
さっきストップかけたんで、突っ込んできていたシスティーナは、俺のすぐ近くに来ていた。
そのシスティーナの足元にしゃがみこんで、彼女の足元で淡く光っている不可思議な板状のフィールドを観察する。
「ち、ちょっと!?」
「なんだよ、実物見た方がイメージしやす、い…」
あんまりシスティーナが焦った声を出すから、何事かと上を見たんだが…
「…絶景だな?うおッ!?」
いきなり、顎の下から恐ろしいほどの殺気をまとって、システィーナの右ひざが襲ってきた。
すんでのところでそれをかわすと、俺は後方へ飛びすさった。
― ピロリン ―
― 【天駆】 を獲得しました ―
「あっぶねぇなー!」
「女のアレをタダ見とは、いい度胸じゃないか」
いや、足元から見上げたら、偶然上に…まさか、穿いてないとは思わねぇじゃん?
「わざとじゃねぇよ!事故だ、事故!?」
本当に、今のはわざとじゃない。
誰だって、突然声を出されたら、そっちの方を向くだろ?
「言い訳はいいんだよ!使えるようになったなら、さっさとアタシに殴られなッ!」
言いながらシスティーナは、全力ですっ飛んできてぶん殴ってきた。
「うおッ!?」
なんて理不尽なんだ。
俺は慌てて、バックステップで回避する。
「ちぃ!」
まだ巧く制御ができていないせいで、足場となる魔力フィールドがしっかり形成できないでいる。
フィールドの反発力が甘く、足場が不安定になり踏ん張りが効かねぇ。
「ぐお」
足元に意識が向いた瞬間に、システィーナの蹴りが飛んできた。
「どこを見てるんだい?戦闘に集中しな!」
横っ面をひっぱたかれるような、強烈な一撃だ。
咄嗟にガードしたものの、身体が勢いよく吹っ飛ばされる。
足場の形成が甘かったせいで踏みとどまることができなかったが、そのおかげでダメージを受け流せて軽減できたようだ。
なるほど、あえて吹き飛ばされて勢いを逃がすのもありだな。
身体全体を捻り姿勢制御をしつつ、両手両足を使い足場のフィールドを展開する。
獣の身体ならでは、だな。
― ピロリン ―
― 【天駆】からの派生スキル【四駆】 を生成しました
これにより、派生スキル【四駆】 を獲得しました ―
ん?ちょっと待て…スキル?魔法じゃねぇのか???
「なぁ、なんでスキルなんだ?」
システィーナの方を見ると、彼女はニヤリと笑う。
「言ったろ?お前は、“つくり”が違うと」
システィーナが言うには、俺の身体は特別製で、地上の生物と違い女神が無から創り上げた肉体であり、魔力(神力?)との親和性がとてつもなく高いらしい。
そのため、肉体に関係する魔法に関して詠唱などは一切必要なく、意識するだけで自動的にスキルとして発動する、とのことだ。
しかも、神界とパスが通っているため、どれほどスキルや魔法を使っても魔力がなくならないし、何なら余剰分が常に垂れ流しになるんだとか…。
いやまぁ、表現が悪いんだが、神気を感じ取れる者には、あふれ出るオーラがそりゃあもぉ神々しく映るらしい。
…ホントかよ?
「ちょ、ちょっと待ってくれ!」
「何だい、まだなんかあるのかい?」
やれやれといった感で、システィーナは呆れたポーズをする。
いや、これって、俺が悪いのか?
そもそも、魔法で足場を作るたって、どうやりゃいいんだよ?
しかも、魔力で作った足場のはずが、システィーナと一緒に下降してんのも変な話じゃね?
さっき、元々は階段とか梯子の代わりって言ってたよな?
だったら、足場が固定されてないとダメなんじゃ…だって、想像してみてくれよ。
上に上がりたいのに、のぼるための段が踏んだ端から沈んでいったら、いつまでたっても上に行けないよな?
「まるでコントだろ?」
俺は自分の感じた疑問を、システィーナにぶつけてみた。
「ほう?まるで考えなし…ってわけでもないんだねぇ」
システィーナはそう言うと、豊かな胸を持ち上げるようにして腕組みをする。
まるで、出来の悪い生徒を前にした先生みたいだ。
「【天駆】の用途は元々は高所に移動する、もしくは高所から降りるためだ」
階段や梯子の代わりだった、ってことまでは聞いたんだよな。
だからこその疑問だった。
位置が固定されない足場に、階段や梯子として利用できるのか?
「答えは簡単なんだよ。…この場所が問題なのさ」
「場所?」
正確には高度が問題なんだそうな。
【天駆】は元々、建築系の魔法である【フロート・オブジェクト】の派生、【フローティング・ボード】が原型になっている。
“魔法”とは基礎があり、その応用で成り立っている…んだそうだ。
要するに、基本形があって、その派生である応用形があるってこと。つまり【天駆】は【フローティング・ボード】が使えないと出来ないってことか。
「まぁ、その辺は大丈夫だろ。でも、アタシが言いたいのはそこじゃない」
「どういうこった?」
「言ったろ?場所が問題だって」
「場所って、ここが問題だってのか?でも、フロートなんちゃらっていうくらいだから、空中に浮くもんだろ?」
「アキラはここが何処だかわかるかい?」
「?」
確かステータスの状態は“落下中”だった。
で、雲っぽいのもあったから、おそらく空にいるんだろうなぁ…。
「…え?もしかして、高さ制限あんのか!?」
「ご名答」
「マジかぁ~」
【天駆】の使用限界高度は200メートルまで。
ちなみにここは、成層圏の下層にある対流圏らしい…。
「…ダメじゃん」
俺の微かな記憶では、対流圏って確か地上から10キロメートルくらいの高度じゃなかったか?
「え?じゃあ、なんで使えるの?おかしくね!?」
「だから、落ちてる…」
あ、そゆこと?
元々は建築系魔法だから、使用高度も200メートルあれば十分だったわけだ。
バベルの塔じゃあるまいし、空を突き抜けるような高さなんて必要ないわな。
「でも、使えはするんだ…」
「まぁ、不完全だけどな」
「不完全?…あぁ、そうか」
そうなのだ。確かに、不完全だ。
システィーナの足元には、確かに魔力で作られた足場があった。しかし、その足場は高度制限のため、位置を固定できなかったんだ。
つまり、足場を作る魔法と、高さを設定して固定する魔法、この二つの魔法を組み合わせることによって【天駆】は出来上がっているのか。
― ピロリン ―
― 【魔法基礎理論】 を獲得しました ―
「うぉ!?」
このアナウンスも久しぶりな気がする。
フィオと別れてから、まだそんなに時間がたってないはずなんだが…あいつ、元気にしてるかな?
「さて、理解も出来たことだし、そろそろいいかい?」
いやいやいや。
「理解できたからって、できるかどうかは別問題だろ!?」
「チッ、いちいち細かい男だねぇ…」
ソッコーで突っ込んできたシスティーナを慌てて制止する。
絶対に、こいつは戦闘狂だろ?
「細かいとかじゃねぇよ…そもそも、魔法なんてどうやって使うんだ?」
自慢じゃねぇが、こちとら魔法なんて存在しねぇ世界から来てんだぜ?見たことも聞いたこともねぇもんを、どうやって使えばいいってんだよ。
「…お前さんは同じように、見たことも聞いたこともない“スキル”ってやつを使ってたじゃないか」
「そりゃあ、あれは無意識にスキルのヤツが…」
そう、俺は無意識にスキルを使っていたんだ。
「でもよ?魔法って、呪文を唱えないといけないんだろ?」
アブラカダブラとか何とか…
「まぁ、詠唱ってのは、通常必要とされちゃいるが、そいつは一般的な奴らの話さ。お前さんは、曲がりなりにも女神の祝福を受けてるんだ。そこら辺の奴らとは、つくりが違うんだよ」
なんだかよくわからんが、イメージ優先でいいのか?
「ちょっと、よく見せてくれ」
さっきストップかけたんで、突っ込んできていたシスティーナは、俺のすぐ近くに来ていた。
そのシスティーナの足元にしゃがみこんで、彼女の足元で淡く光っている不可思議な板状のフィールドを観察する。
「ち、ちょっと!?」
「なんだよ、実物見た方がイメージしやす、い…」
あんまりシスティーナが焦った声を出すから、何事かと上を見たんだが…
「…絶景だな?うおッ!?」
いきなり、顎の下から恐ろしいほどの殺気をまとって、システィーナの右ひざが襲ってきた。
すんでのところでそれをかわすと、俺は後方へ飛びすさった。
― ピロリン ―
― 【天駆】 を獲得しました ―
「あっぶねぇなー!」
「女のアレをタダ見とは、いい度胸じゃないか」
いや、足元から見上げたら、偶然上に…まさか、穿いてないとは思わねぇじゃん?
「わざとじゃねぇよ!事故だ、事故!?」
本当に、今のはわざとじゃない。
誰だって、突然声を出されたら、そっちの方を向くだろ?
「言い訳はいいんだよ!使えるようになったなら、さっさとアタシに殴られなッ!」
言いながらシスティーナは、全力ですっ飛んできてぶん殴ってきた。
「うおッ!?」
なんて理不尽なんだ。
俺は慌てて、バックステップで回避する。
「ちぃ!」
まだ巧く制御ができていないせいで、足場となる魔力フィールドがしっかり形成できないでいる。
フィールドの反発力が甘く、足場が不安定になり踏ん張りが効かねぇ。
「ぐお」
足元に意識が向いた瞬間に、システィーナの蹴りが飛んできた。
「どこを見てるんだい?戦闘に集中しな!」
横っ面をひっぱたかれるような、強烈な一撃だ。
咄嗟にガードしたものの、身体が勢いよく吹っ飛ばされる。
足場の形成が甘かったせいで踏みとどまることができなかったが、そのおかげでダメージを受け流せて軽減できたようだ。
なるほど、あえて吹き飛ばされて勢いを逃がすのもありだな。
身体全体を捻り姿勢制御をしつつ、両手両足を使い足場のフィールドを展開する。
獣の身体ならでは、だな。
― ピロリン ―
― 【天駆】からの派生スキル【四駆】 を生成しました
これにより、派生スキル【四駆】 を獲得しました ―
ん?ちょっと待て…スキル?魔法じゃねぇのか???
「なぁ、なんでスキルなんだ?」
システィーナの方を見ると、彼女はニヤリと笑う。
「言ったろ?お前は、“つくり”が違うと」
システィーナが言うには、俺の身体は特別製で、地上の生物と違い女神が無から創り上げた肉体であり、魔力(神力?)との親和性がとてつもなく高いらしい。
そのため、肉体に関係する魔法に関して詠唱などは一切必要なく、意識するだけで自動的にスキルとして発動する、とのことだ。
しかも、神界とパスが通っているため、どれほどスキルや魔法を使っても魔力がなくならないし、何なら余剰分が常に垂れ流しになるんだとか…。
いやまぁ、表現が悪いんだが、神気を感じ取れる者には、あふれ出るオーラがそりゃあもぉ神々しく映るらしい。
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