29 / 62
第一章:天上のラストルーム
第29話:まさかのレアボスモンスター
しおりを挟む
まさか、と思っていたことが現実になっていた。
スペックを考えると納得できる部分もあったが、いざ答えを示されると唖然とするものだ。
「……本当に、レアボスモンスターかよ」
発売当初からプレイしているプレイヤーでも見たことがあるかないか分からないというレアボスモンスター。そのような存在に、プレイを初めて24時間も経たないうちに二回も遭遇するなどあり得ないことだった。
「でも、それならよく勝てたもんだな。こんな固有能力で」
アルストが驚いたことは、レアボスモンスターをソロで倒せたこと。
固有能力の補正効果はたったの10%。最弱の固有能力なのだ。
ゴルイドの時には二回の救済処置を使用して倒しきったのでまだ納得できるのだが、ダーランダーに関しては救済処置を使用せずに倒しきることができた。
アスリーライドがあったからといって、こうも上手くいくとは思うはずもない。
「と、とりあえずステイタスから見てみようかな」
自分を落ち着けるためにも、アルストはまず新しいスキルを確認することにした。
「……アニマルブレイダー?」
効果欄を見てみると、【種族が獣に類するモンスターに大ダメージを与える】と書かれている。
「……今さらかよ! それにこれ、ヒューマンブレイダーと同じ効果じゃん!」
そう言ってしまうのも仕方がない。つい今しがた獣との戦いを終えたばかりなのだから。
「……いや、待てよ。これってもしかして、レベルアップの時に倒したモンスターも関係してるのか?」
ゴルイドとダーランダーを倒したタイミングで習得したスキルである。そう考えるのが普通なのだが、そうなると耐久力上昇を習得した理由が分からなくなる。
「……俺自身のレベルアップの報告でスキル習得って言ってたな」
ヒューマンブレイダーとアニマルブレイダーはアルストのレベルアップで習得し、耐久力上昇は剣術士のレベルアップで習得したと考えられる。
「一定のレベルで習得できるスキルと、特定のモンスターを倒した時に習得できるスキルの二種類ある可能性だってあるか」
このあたりもアリーナに確認するか、一度ログアウトして攻略サイトを見てみようと思考を切り替える。
次に目を向けたのはアイテムボックスだ。
前回のゴルイドの時には高レアリティのアイテムばかりが手に入っている。
すぐには使えないものばかりだったが、それでも嬉しいものなのだ。
「えっと……あー……うん、アリーナさんのところに行こう」
アイテムボックスを確認した結果、アルストには手に負えないアイテムばかりだった。
素材アイテムの【ダーランダーの雷牙】に【砕けた鎧(ライザンガ)】、そしてアクセサリーの【七色の指輪】。
レア度を見てみると全てが7もある。
「……この指輪、特殊効果がすごいなぁ」
七色の指輪の特殊効果は全属性に高補正、高耐性を付与する効果である。
全属性というのは魔法に関する補正や耐性だと判断したアルストはすぐに装備したい気持ちを抑えてアイテムボックスに入れたままにする。
そしてアスリーライドを元々の脚当に変更して立ち上がった。
「あの装備のままアーカイブに戻るわけにはいかないからな」
初期職のアルストが高レアリティのアイテムを装備していれば何かと目立ってしまう。アリーナの言いつけを守る形で装備を変更。
回復薬でHPを五割まで回復させた後、ボスフロアを出て降りる階段へ向かおうとした時だった。
「――アルストさん!」
「……あれ、なんでアレッサさんとエレナさんが?」
通路の奥からアレッサとエレナが緊迫した表情で近づいてくる。
首を傾げていると、その理由がさらに奥から姿を現した。
「げっ! な、なんでモンスターを引き連れているんですか!」
「た、助けてくれ!」
「私達だけじゃあ倒しきれません!」
二人だけで何故二階層まで上がってきたのかを追求したかったが、今はそんなことを考えている場合ではない。
アルストは残り三割のHPに気を付けながら戦わなければならないが、とりあえず駆け出すと二人と入れ替わる形でモンスターの群れの先頭にいたマッスルベアーにアルスター3を叩き込んだ。
『グルアッ!』
「えっ?」
体毛と筋肉により高い耐久力を見せていたマッスルベアーなのだが、今回はまさかの一撃で光の粒子へと変化してしまった。
頭の中でアニマルブレイダーの効果が頭をよぎったが、すぐさま次のモンスターへと斬りかかり思考を無理やり切り替える。
モンスターはマッスルベアーだけではなく、トレントやエアデビルが前線に上がってきており、さらに後方にはメイジシャンが魔法を発動している。レベル15に上がったとはいえ一人で相手取るには難しい数だった。
「エレナさんも前線へ! アレッサさんは魔法で援護をお願いします!」
斬り結びながらもアルストは後方の二人へ指示を飛ばす。
アレッサはすぐさま魔法の発動準備に入り、その姿を見てエレナが駆け出した。
前線に戻ったエレナの刺突がエアデビルの胸を貫き光の粒子に変えると、背中合わせでアルストと並び立つ。
「どうしてこんなところに二人で来たんですか!」
「アレッサがアルストを追い掛けようと言ったのだ! お前こそどうして一人でこんなところにいるのだ!」
「なっ! ……そういうことか」
何故自分の居場所がバレたのかを考えた結果、すぐにその答えは導き出せた。
アルストは現在、二人とパーティを組んでおり、パーティメンバーがログインしていればその居場所を確認することができる。
それがアーカイブ内ならば細かな場所まで分かるのだが、バベルにいた場合は細かな場所までは分からず、ただバベルにいるとしか表示がされない。
二人はアルストを追い掛けて一階層を探索し、いないと判断して二階層まで探しに来てくれたのだ。
「説明は後です! ここを一気に片付けます!」
「ちっ! 分かった!」
「魔法、撃ちます!」
アレッサの言葉を受けて二人は壁際に移動する。
その直後にはフレイルが三発通り過ぎてモンスターの群れの中心で爆発が巻き起こる。
「せっかくなのでエレナさんが最前線で戦ってください! 俺は脇を抜け出たモンスターを仕留めます!」
「人使いが荒くないか!?」
「Gを稼ぐためですよ! 大丈夫、何かあれば絶対に助けますから!」
「ぐぬぬっ、分かったよ!」
Gのためと言われれば嫌と言えないエレナである。アルストを睨んではいたものの即座に槍を閃かせてモンスターを屠っていく。
アルストはアレッサにモンスターが迫らないように視線を巡らせて、エレナが討ち漏らしたモンスターを一撃で斬り捨てていく。
アレッサもただ見ているだけではなくフレイルを発動してモンスターを吹き飛ばしているので意外とあっさり群れを仕留めることに成功した。
槍を振り続けたエレナは肩で息をしているものの、HPは七割を残しているので問題はないだろう。
「それでアルストさん。どうして一人でこんなところにいるんですか?」
エレナが追及してくるだろうと思っていたアルストだったが、後方からの声に驚いて振り返った。
スペックを考えると納得できる部分もあったが、いざ答えを示されると唖然とするものだ。
「……本当に、レアボスモンスターかよ」
発売当初からプレイしているプレイヤーでも見たことがあるかないか分からないというレアボスモンスター。そのような存在に、プレイを初めて24時間も経たないうちに二回も遭遇するなどあり得ないことだった。
「でも、それならよく勝てたもんだな。こんな固有能力で」
アルストが驚いたことは、レアボスモンスターをソロで倒せたこと。
固有能力の補正効果はたったの10%。最弱の固有能力なのだ。
ゴルイドの時には二回の救済処置を使用して倒しきったのでまだ納得できるのだが、ダーランダーに関しては救済処置を使用せずに倒しきることができた。
アスリーライドがあったからといって、こうも上手くいくとは思うはずもない。
「と、とりあえずステイタスから見てみようかな」
自分を落ち着けるためにも、アルストはまず新しいスキルを確認することにした。
「……アニマルブレイダー?」
効果欄を見てみると、【種族が獣に類するモンスターに大ダメージを与える】と書かれている。
「……今さらかよ! それにこれ、ヒューマンブレイダーと同じ効果じゃん!」
そう言ってしまうのも仕方がない。つい今しがた獣との戦いを終えたばかりなのだから。
「……いや、待てよ。これってもしかして、レベルアップの時に倒したモンスターも関係してるのか?」
ゴルイドとダーランダーを倒したタイミングで習得したスキルである。そう考えるのが普通なのだが、そうなると耐久力上昇を習得した理由が分からなくなる。
「……俺自身のレベルアップの報告でスキル習得って言ってたな」
ヒューマンブレイダーとアニマルブレイダーはアルストのレベルアップで習得し、耐久力上昇は剣術士のレベルアップで習得したと考えられる。
「一定のレベルで習得できるスキルと、特定のモンスターを倒した時に習得できるスキルの二種類ある可能性だってあるか」
このあたりもアリーナに確認するか、一度ログアウトして攻略サイトを見てみようと思考を切り替える。
次に目を向けたのはアイテムボックスだ。
前回のゴルイドの時には高レアリティのアイテムばかりが手に入っている。
すぐには使えないものばかりだったが、それでも嬉しいものなのだ。
「えっと……あー……うん、アリーナさんのところに行こう」
アイテムボックスを確認した結果、アルストには手に負えないアイテムばかりだった。
素材アイテムの【ダーランダーの雷牙】に【砕けた鎧(ライザンガ)】、そしてアクセサリーの【七色の指輪】。
レア度を見てみると全てが7もある。
「……この指輪、特殊効果がすごいなぁ」
七色の指輪の特殊効果は全属性に高補正、高耐性を付与する効果である。
全属性というのは魔法に関する補正や耐性だと判断したアルストはすぐに装備したい気持ちを抑えてアイテムボックスに入れたままにする。
そしてアスリーライドを元々の脚当に変更して立ち上がった。
「あの装備のままアーカイブに戻るわけにはいかないからな」
初期職のアルストが高レアリティのアイテムを装備していれば何かと目立ってしまう。アリーナの言いつけを守る形で装備を変更。
回復薬でHPを五割まで回復させた後、ボスフロアを出て降りる階段へ向かおうとした時だった。
「――アルストさん!」
「……あれ、なんでアレッサさんとエレナさんが?」
通路の奥からアレッサとエレナが緊迫した表情で近づいてくる。
首を傾げていると、その理由がさらに奥から姿を現した。
「げっ! な、なんでモンスターを引き連れているんですか!」
「た、助けてくれ!」
「私達だけじゃあ倒しきれません!」
二人だけで何故二階層まで上がってきたのかを追求したかったが、今はそんなことを考えている場合ではない。
アルストは残り三割のHPに気を付けながら戦わなければならないが、とりあえず駆け出すと二人と入れ替わる形でモンスターの群れの先頭にいたマッスルベアーにアルスター3を叩き込んだ。
『グルアッ!』
「えっ?」
体毛と筋肉により高い耐久力を見せていたマッスルベアーなのだが、今回はまさかの一撃で光の粒子へと変化してしまった。
頭の中でアニマルブレイダーの効果が頭をよぎったが、すぐさま次のモンスターへと斬りかかり思考を無理やり切り替える。
モンスターはマッスルベアーだけではなく、トレントやエアデビルが前線に上がってきており、さらに後方にはメイジシャンが魔法を発動している。レベル15に上がったとはいえ一人で相手取るには難しい数だった。
「エレナさんも前線へ! アレッサさんは魔法で援護をお願いします!」
斬り結びながらもアルストは後方の二人へ指示を飛ばす。
アレッサはすぐさま魔法の発動準備に入り、その姿を見てエレナが駆け出した。
前線に戻ったエレナの刺突がエアデビルの胸を貫き光の粒子に変えると、背中合わせでアルストと並び立つ。
「どうしてこんなところに二人で来たんですか!」
「アレッサがアルストを追い掛けようと言ったのだ! お前こそどうして一人でこんなところにいるのだ!」
「なっ! ……そういうことか」
何故自分の居場所がバレたのかを考えた結果、すぐにその答えは導き出せた。
アルストは現在、二人とパーティを組んでおり、パーティメンバーがログインしていればその居場所を確認することができる。
それがアーカイブ内ならば細かな場所まで分かるのだが、バベルにいた場合は細かな場所までは分からず、ただバベルにいるとしか表示がされない。
二人はアルストを追い掛けて一階層を探索し、いないと判断して二階層まで探しに来てくれたのだ。
「説明は後です! ここを一気に片付けます!」
「ちっ! 分かった!」
「魔法、撃ちます!」
アレッサの言葉を受けて二人は壁際に移動する。
その直後にはフレイルが三発通り過ぎてモンスターの群れの中心で爆発が巻き起こる。
「せっかくなのでエレナさんが最前線で戦ってください! 俺は脇を抜け出たモンスターを仕留めます!」
「人使いが荒くないか!?」
「Gを稼ぐためですよ! 大丈夫、何かあれば絶対に助けますから!」
「ぐぬぬっ、分かったよ!」
Gのためと言われれば嫌と言えないエレナである。アルストを睨んではいたものの即座に槍を閃かせてモンスターを屠っていく。
アルストはアレッサにモンスターが迫らないように視線を巡らせて、エレナが討ち漏らしたモンスターを一撃で斬り捨てていく。
アレッサもただ見ているだけではなくフレイルを発動してモンスターを吹き飛ばしているので意外とあっさり群れを仕留めることに成功した。
槍を振り続けたエレナは肩で息をしているものの、HPは七割を残しているので問題はないだろう。
「それでアルストさん。どうして一人でこんなところにいるんですか?」
エレナが追及してくるだろうと思っていたアルストだったが、後方からの声に驚いて振り返った。
10
あなたにおすすめの小説
癒し目的で始めたVRMMO、なぜか最強になっていた。
branche_noir
SF
<カクヨムSFジャンル週間1位>
<カクヨム週間総合ランキング最高3位>
<小説家になろうVRゲーム日間・週間1位>
現実に疲れたサラリーマン・ユウが始めたのは、超自由度の高いVRMMO《Everdawn Online》。
目的は“癒し”ただそれだけ。焚き火をし、魚を焼き、草の上で昼寝する。
モンスター討伐? レベル上げ? 知らん。俺はキャンプがしたいんだ。
ところが偶然懐いた“仔竜ルゥ”との出会いが、運命を変える。
テイムスキルなし、戦闘ログ0。それでもルゥは俺から離れない。
そして気づけば、森で焚き火してただけの俺が――
「魔物の軍勢を率いた魔王」と呼ばれていた……!?
癒し系VRMMO生活、誤認されながら進行中!
本人その気なし、でも周囲は大騒ぎ!
▶モフモフと焚き火と、ちょっとの冒険。
▶のんびり系異色VRMMOファンタジー、ここに開幕!
カクヨムで先行配信してます!
俺の職業は【トラップ・マスター】。ダンジョンを経験値工場に作り変えたら、俺一人のせいでサーバー全体のレベルがインフレした件
夏見ナイ
SF
現実世界でシステムエンジニアとして働く神代蓮。彼が効率を求めVRMMORPG「エリュシオン・オンライン」で選んだのは、誰にも見向きもされない不遇職【トラップ・マスター】だった。
周囲の冷笑をよそに、蓮はプログラミング知識を応用してトラップを自動連携させる画期的な戦術を開発。さらに誰も見向きもしないダンジョンを丸ごと買い取り、24時間稼働の「全自動経験値工場」へと作り変えてしまう。
結果、彼のレベルと資産は異常な速度で膨れ上がり、サーバーの経済とランキングをたった一人で崩壊させた。この事態を危険視した最強ギルドは、彼のダンジョンに狙いを定める。これは、知恵と工夫で世界の常識を覆す、一人の男の伝説の始まり。
ゲーム内転移ー俺だけログアウト可能!?ゲームと現実がごちゃ混ぜになった世界で成り上がる!ー
びーぜろ
ファンタジー
ブラック企業『アメイジング・コーポレーション㈱』で働く経理部員、高橋翔23歳。
理不尽に会社をクビになってしまった翔だが、慎ましい生活を送れば一年位なら何とかなるかと、以前よりハマっていたフルダイブ型VRMMO『Different World』にダイブした。
今日は待ちに待った大規模イベント情報解禁日。その日から高橋翔の世界が一変する。
ゲーム世界と現実を好きに行き来出来る主人公が織り成す『ハイパーざまぁ!ストーリー。』
計画的に?無自覚に?怒涛の『ざまぁw!』がここに有る!
この物語はフィクションです。
※ノベルピア様にて3話先行配信しておりましたが、昨日、突然ログインできなくなってしまったため、ノベルピア様での配信を中止しております。
【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
───────
自筆です。
アルファポリス、第18回ファンタジー小説大賞、奨励賞受賞
勇者パーティーに追放された支援術士、実はとんでもない回復能力を持っていた~極めて幅広い回復術を生かしてなんでも屋で成り上がる~
名無し
ファンタジー
突如、幼馴染の【勇者】から追放処分を言い渡される【支援術士】のグレイス。確かになんでもできるが、中途半端で物足りないという理不尽な理由だった。
自分はパーティーの要として頑張ってきたから納得できないと食い下がるグレイスに対し、【勇者】はその代わりに【治癒術士】と【補助術士】を入れたのでもうお前は一切必要ないと宣言する。
もう一人の幼馴染である【魔術士】の少女を頼むと言い残し、グレイスはパーティーから立ち去ることに。
だが、グレイスの【支援術士】としての腕は【勇者】の想像を遥かに超えるものであり、ありとあらゆるものを回復する能力を秘めていた。
グレイスがその卓越した技術を生かし、【なんでも屋】で生計を立てて評判を高めていく一方、勇者パーティーはグレイスが去った影響で歯車が狂い始め、何をやっても上手くいかなくなる。
人脈を広げていったグレイスの周りにはいつしか賞賛する人々で溢れ、落ちぶれていく【勇者】とは対照的に地位や名声をどんどん高めていくのだった。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
もふもふと味わうVRグルメ冒険記 〜遅れて始めたけど、料理だけは最前線でした〜
きっこ
ファンタジー
五感完全再現のフルダイブVRMMO《リアルコード・アース》。
遅れてゲームを始めた童顔ちびっ子キャラの主人公・蓮は、戦うことより“料理”を選んだ。
作るたびに懐いてくるもふもふ、微笑むNPC、ほっこりする食卓――
今日も炊事場でクッキーを焼けば、なぜか神様にまで目をつけられて!?
ただ料理しているだけなのに、気づけば伝説級。
癒しと美味しさが詰まった、もふもふ×グルメなスローゲームライフ、ここに開幕!
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
────────
自筆です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる