異世界では人並みに幸せになれますように

bokutinkei

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41(スクイズ視点)

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僕はもうあの時の僕と違う。


アムルが神殿に興味を持った時には焦ったけど、その代わりに王宮に行く何て必要なのかなぁー?
と思ってしまう。


だって大体の書物は大公家にだって有るのに、、、
でもアムルが王宮に行くのを楽しみにしているみたいだったから僕には止める事は出来なかった。


僕も一緒に行けば良いと思ったからね。
なのに!何で王宮に行く時に限って報告会があるんだよ、、、絶対に父上の策略だ。


アムルが丁度家に居ない時にアムルの本当の家族の報告会をする、アムルが居ない方が良いのは分かるけど、
僕は後で聞けば良いだけじゃないの?



「父上お願いです、僕もアムルと一緒に王宮に付いて行った方がアムルも安心出来ると思うんです、
 ですから明日は父上が報告会に出て下さい」


「スクイズ、王宮にはアリシアもメリーもジョーンも一緒に行く他に護衛も何人かな、
 アムルリアの事はアリシアに任せれば大丈夫だ」


「しかし!」


「スクイズ、お前はテレジョン家の嫡男もう家の仕事も手伝いを始めても良いと思うが?
 スクイズがアムルリアを大切にしている事はわかってるつもりだ。

 私もアムルリアもテレジョン家に使える皆同じく大切にしている、
 なら尚更スクイズ、、、力を付けろお前1人でもアムルリアをテレジョン家を守れる力を」


「はい、、、分かりました」


「宜しい、では明日スクイズも報告会に出席してくれ」


「はい父上」


「なぁーに、アムルリアに悪い虫が付けば全力で排除するから安心しろ」


「虫って父上、、、はい、その時は僕も参加させて頂きます、では失礼致します」


「ああ、お休みスクイズ明日な」


「はい、お休みなさいませ父上」


僕は自分の部屋に向かう途中アムルの部屋に行く事にした。


アムルの部屋の前に行くと丁度メリーがアムルの部屋から出てくる所だった。


「メリー、アムルはもう寝ちゃった?」


「スクイズ様、はいたった今やっとお眠りになりました、
 明日王宮にお出掛けするのが余程楽しみでいらっしゃいまして興奮しておいででした、申し訳御座いません」
メリーは僕に頭を下げた。


「メリーが謝る事は無いよ、じゃあもう起こしちゃ駄目だね、ご苦労様メリーお休み」


「有難う御座います、お休みなさいませスクイズ様」


僕はメリーと別れ今日はもう寝る事にした。


中々寝れなかったけど、色々考えていたらいつの間にか寝ていた。


朝アムル達が出発の時間になり見送りに行き、やっぱり僕も行こうとしたけど駄目だった。


アムル達が出発して報告会が始まり僕は今アムルを狙っている者の事や家の仕事を色々と知る事が出来た。


僕はこれからもっと強くなる。


それに夕方になればアムルは帰ってくるからね。


もし夕方を過ぎるようならば迎えに行く、その時は父上にも文句は言わせない。










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