異世界では人並みに幸せになれますように

bokutinkei

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食堂であってました、でも食堂では無くて厨房の方でした。


私とラルクは厨房の端っこの方に椅子を2つ用意してくれてそこに座っています。


「お前らヤルゾ!今日も気合入れろよ!」


「「「「「へいっ!」」」」」


うん顔に傷の有る男の人はここの宿屋さんの料理長さんでした、
ツンツン頭の男の人も料理人さんでした。


この時間は朝食の時間で宿屋に泊まって居る人も多いいし、
泊まって居ない人も来るみたいでとても忙しそうです。


私は椅子に座って足をプラプラしながら、ラルクは椅子の上で丸くなり寝に入っている、
厨房はガヤガヤバタバタと忙しそう、、、どうすれば良いのかボーッとしてしまった。


お料理、、、アムルリアになってからクッキーを作っただけで、
ちゃんとしたお料理は作って無いなぁ~愛子の時は作っていたけど、
料理人の人達が忙しそうでも楽しそうにお料理を作っているのを見ていると少し作ってみたくなる。


お腹空いた~そう言えばアリアがご飯の用意してくれてるはずだなぁー皆食堂にいるかなぁ?
ちょっとだけ食堂除いても良いかなぁ?良いよね、うん。


私は椅子からぴょんと降りた、うん転けた痛い。


ラルクがビックリして素早く椅子から降りて私を心配してくれた。


ワンッ!
(アムル大丈夫か!?怪我してないか!?


「しぃ~ラルク、だいじょうぶだよありがとう、ちょっとしょくどうみてくるね」


私は食堂の方に出て皆が居るか探してみた、ラルクは待っているかと思ったけど付いて来てくれていた。



私がキョロキョロと食堂を歩きまくって居るとドンッと人に打つかってしまった。


「危ない!大丈夫かい?あれっ?」


打つかった人の顔を上げて見るとカイルだった!見つけた!


「カイルいた!」


「エッ!?リア?リア!何処に行ってたんだ!部屋から居なくなって皆で探したんだぞ!
 それに髪の色と目の色が、、、見つかって良かった、はぁー先ずは部屋に行こうか」


カイルは私の手を握って部屋に行こうとしていた、でも待ってこのまま料理長さんにまだお礼を言って無い!
待ってカイル!



「料理長ー料理長の娘さんが誰かに連れて行かれそうになってますよ!大丈夫ですか!」


「あぁー俺に娘何て、ん?あれ椅子に座っていた子供と仔犬か!?何処だ!」


「食堂でです!」


私がカイルにちょっと待ってと手を引かれるのに逆らっていると後ろからヒョイッと抱っこされた!
傷の有る男の人に、少しビックリしたけどおお丁度良かったと私は思ったんだけど、
カイルと傷男さんは違っていた。


「おいお前この子が嫌がってるだろ!可愛いからって何処に連れて行く気だ!」


「貴方こそ誰ですか?その子を離してくれないかな」


「俺は!今この子を保護してんだよ!何処の誰とも言えねー奴に勝手に連れてって貰っちゃ困んだよ!
 分かったらサッサと行け!」


「何を言ってるんだ?保護?俺のだ早く離せ!」


えっと何でこんな事になってるんだろう?料理長さんとカイルは何で喧嘩みたいになっているの?
どうしよー!!それに此処は食堂で人が一杯で迷惑掛けてるよー!!


どうしよー!!





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