異世界では人並みに幸せになれますように

bokutinkei

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「リアもう大丈夫だ、終わったぞ」


私はカイルに抱き付きながら頭を縦にコクンと頷いた。


「アムルー何で泣きそうなのか分かん無いけど、もう忘れちまえもう国王様に挨拶も済んだし、
 早く神殿に行こうぜ」


ジルは私の当たり前をポンポンと慰めてくれた、ジルだって早くお父さんお母さんに逢いたいはず、
私も早く終わらせてテレジョン家に帰りたい早く用事を済まそうそうしよう!そう思いさっきの事は無かった事にしようそうしよう!と1人でウンウンと首を縦に振っていた。


「リア?如何したいきなり」


私がいきなりウンウンと頭を振り出したのでカイルに驚いた顔をさせてしまった。


「カイル!ジルのいうとおりだよ!はやくしんでんにいって!ジルのかぞくとみんなではやくかえろ!
 ねっジル!」


私が突然ジルに勢い良く顔を近付けてジルの名前を呼んだのでジルは少しビックリした顔になっていた。


「おっおう、カイル殿下良いですよねアムルも言っていますし!」


ジルが期待する用にカイルに聞いていたけどカイルは首を横に振った。


「すまんジル、今直ぐには行けないんだこの国ではそう簡単に神殿に入る事が出来無い、
 国王の許可は貰っているんだが神殿長の許可が降りて無い、旅の間に降りると思っていたんだが、
 間に合わなかった」


「そうなんだ、、、国が違うと色々と有るんだな俺はバルワーク国で恵まれていたのかもな、
 だから早く父さん母さん達をバルワーク国に連れて行きたい!」


ジルは俯き悔しそうな顔になっていた。


「ああ、分かってるいる必ず約束は守る」


私もウンウンと首を縦に振った、私だってジルとの約束は守るよその為に来たんだから、
早く帰りたい何て思っちゃ行けなかった。


「ジルかならずつれてかえろうね」


私はジルの手を両手でギュッと握ってブンブンと握手した。


「おお、有難うな」


「それでいまからはどうするの?」


ふと私は思いカイルを見た、ジルも思ったんだろうジルもカイルを見た、
見られたカイルは手を顎に持っていき考え始めた。


その時カイルの後ろの方からカイルを呼ぶ声がした。


「失礼致しますカイル陛下、国王様がお呼びです」


あっこの声さっき私達を紹介してくれた人の声だ、私はジーっと顔をみてしまった、黒目に眼鏡を掛けて濃い茶髪をオールバックにしてピシッと執事服を着ている出来る大人の人って感じの人、
あれ?誰かに似てる?そんな風に私がその人を見ているとカイルとその執事の人が話し終わったみたいで、


「リア、ジル、私は少し国王様の所に行って来る2人はセラフィムとラ、、、ライ君の所で少し待っててくれ、
 この者が案内してくれるそうだ」


「失礼致しますアムルリア様、ジル様、わたくしセフィーロと申します、
 わたくしがご案内させて頂いきます」


セフィーロさんは丁寧にお辞儀をしてくれた。


「リア、ジル行ってくる少し待っててくれ」


カイルはもう1人いた人と国王様の元に行った。


私は少し心細くなってしまったけど仕方無いと思い気持ちを切り替える為に両手でペチペチと両頬を叩いた。


「では参りましょう此方です」


私は気持ちを切り替えてジルと一緒にセフィーロさんの後を付いてセラフィムとラルクの居る部屋へ向かった。


廊下を歩いていると私はやっぱりこの場所知ってると思い少しキョロキョロと周りを見ながらセフィーロさんの後を付いて行く。


「此方の部屋に御座います」


セフィーロさんがラルクとセラフィムが居るであろう扉をコンコンと叩いた。


「アムルリア様とジル様をお連れいたしました」


するとセラフィムが扉を開けてくれた。


「お帰りなさいませお嬢様ジル様、ライ様がお待ちですよ、
 どうぞお入り下さい今お茶をご用意致しま、、、えっ?」


ん?どうしたんだろうセラフィムがセフィーロさんの顔を見てビックリしている、
セフィーロさんは微笑んでいるけど。


「では入りましょう、わたくしも宜しいでしょうか?セラフィムさん」


「あっはい失礼致しました、お嬢様宜しいでしょうか?」


「うん、みんなでおちゃしてカイルをまってようよ」


「有難う御座います」


何事も無かった用にセラフィムが私ジル、セフィーロさんを招き入れてくれた。


私は部屋へ入るとラルクは何処だろと部屋の中を見るとソファーの上でお腹を上にして寝ていた、、、
可愛いけど!可愛いんだよ!だけど!
ラルクさん聖獣様の威厳が無くなっていますよ何て私は思ってしまった。
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