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第三章
たこ焼きといか焼き
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もうね、めっちゃ不機嫌!
顔が完全に怒ってる⋯⋯
「ねぇ? 私言いましたよね? 覚えてないんですか?」
「いや、覚えてるよ。でもね、黒いタコだったじゃん。やっつけてたモンスターじゃん!」
は~⋯⋯とため息をつきながらユキは
「な ん で ? どう見たって違うじゃん! 全然違うじゃん! 大きいじゃん!!」
「ユキ、俺、年上。敬語、大切!」
バチン!
なんでビンタ?
今のは絶対に俺悪くないじゃん⋯⋯理不尽!
「大きさが代わったら別じゃないですか。理解できます?さっきのは物理攻撃で刺す系の攻撃じゃないと効かないんですよ⋯⋯」
知らねーよ!
「どーせ、ギルドで出現モンスター調べて無いんですよね?知ってますけど⋯⋯
ってか、ヒデさんのせいでポーションを無理矢理だしたから、袋に水が入っちゃってビチョビチョですよ!」
「ごめんなさい⋯⋯一度戻る?」
完全にユキは疲れきった顔をしている。
可愛そうに。
「そうしてくれると助かります」
と言うことで、50階層は塔に来てから初めての撤退となった。
塔から出てからは、ユキは着替えるために宿屋へ帰ったけど、俺は時間があったのでギルドで出現モンスターを調べてみた。
うん。下調べって重要!
これからはちゃんと調べることにしよう⋯⋯
次の日は下調べのかいもあって、死にかける事ははなく51階を制覇。
赤のタコを見かけたときは、久しぶりにたこ焼きが食べたくなった。ソースも良いけど、おろしポン酢も捨てがたいな。
52階はイカばっか。ふざけてる。
いか焼きも食べたくなるじゃねーか。
なんでも、この世界では雨水だろうが塩水だろうが関係ないらしい。あくまでも水の中にいるモンスターってくくりなんだとか。
そんなこんなで一度は死にかけたが、普通に50階層を進んでいるので、53階に向かう階段で疑問をユキにぶつけてみた。
「聞いてた話しだと50階層からはキツくなるんじゃなかったのか?」
「あぁ⋯⋯それはですね。普通は水のモンスターに苦戦するんですよ。ただ、私が水中戦得意だったのでスムーズって事ですね」
ん? どゆこと? と、疑問を持っているとユキは照れくさそうに
「サクラビって田舎じゃないですか?だから、なんと言うか、その。。やることなんですよ。
前にも言いましたけど、みんなで川や海に行ってモンスターを刈るのが流行ってたんですよ」
あ~なるほど。普通に暮らしていたら水中戦なんてやらないから、俺みたいなミスをして身動きが取れずそのまま死ぬってことか。
そう考えるとユキってめっちゃ有能冒険者じゃん。あの時にユキと出会って無かったら、あっという間に死んでたな。
「ユキに出会えて良かったよ。ありがとうな!」
ビンタされた。
意味が全然わからない! ふざけてる!
感謝して、ビンタってなに?
顔が完全に怒ってる⋯⋯
「ねぇ? 私言いましたよね? 覚えてないんですか?」
「いや、覚えてるよ。でもね、黒いタコだったじゃん。やっつけてたモンスターじゃん!」
は~⋯⋯とため息をつきながらユキは
「な ん で ? どう見たって違うじゃん! 全然違うじゃん! 大きいじゃん!!」
「ユキ、俺、年上。敬語、大切!」
バチン!
なんでビンタ?
今のは絶対に俺悪くないじゃん⋯⋯理不尽!
「大きさが代わったら別じゃないですか。理解できます?さっきのは物理攻撃で刺す系の攻撃じゃないと効かないんですよ⋯⋯」
知らねーよ!
「どーせ、ギルドで出現モンスター調べて無いんですよね?知ってますけど⋯⋯
ってか、ヒデさんのせいでポーションを無理矢理だしたから、袋に水が入っちゃってビチョビチョですよ!」
「ごめんなさい⋯⋯一度戻る?」
完全にユキは疲れきった顔をしている。
可愛そうに。
「そうしてくれると助かります」
と言うことで、50階層は塔に来てから初めての撤退となった。
塔から出てからは、ユキは着替えるために宿屋へ帰ったけど、俺は時間があったのでギルドで出現モンスターを調べてみた。
うん。下調べって重要!
これからはちゃんと調べることにしよう⋯⋯
次の日は下調べのかいもあって、死にかける事ははなく51階を制覇。
赤のタコを見かけたときは、久しぶりにたこ焼きが食べたくなった。ソースも良いけど、おろしポン酢も捨てがたいな。
52階はイカばっか。ふざけてる。
いか焼きも食べたくなるじゃねーか。
なんでも、この世界では雨水だろうが塩水だろうが関係ないらしい。あくまでも水の中にいるモンスターってくくりなんだとか。
そんなこんなで一度は死にかけたが、普通に50階層を進んでいるので、53階に向かう階段で疑問をユキにぶつけてみた。
「聞いてた話しだと50階層からはキツくなるんじゃなかったのか?」
「あぁ⋯⋯それはですね。普通は水のモンスターに苦戦するんですよ。ただ、私が水中戦得意だったのでスムーズって事ですね」
ん? どゆこと? と、疑問を持っているとユキは照れくさそうに
「サクラビって田舎じゃないですか?だから、なんと言うか、その。。やることなんですよ。
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あ~なるほど。普通に暮らしていたら水中戦なんてやらないから、俺みたいなミスをして身動きが取れずそのまま死ぬってことか。
そう考えるとユキってめっちゃ有能冒険者じゃん。あの時にユキと出会って無かったら、あっという間に死んでたな。
「ユキに出会えて良かったよ。ありがとうな!」
ビンタされた。
意味が全然わからない! ふざけてる!
感謝して、ビンタってなに?
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