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第15章 まずは小姑を片付けないと………
278★ザルツェ湖への遠征します
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待ちに待った塩水湖、ザルツェ湖への遠征‥‥‥というコトで、エリカもアルファード達も、ざわざわしていた。
通常の旅と違い、グリフォンに乗って、空の旅を、この帝国を上空から初めて見るというコトに、期待してわくわくしていたのだった。
既に、ドラゴンにフルトランスいやハーフトランスするコトすら出来なくなって久しい彼らにとって、空を飛ぶコトは憧れになっていたりする。
だから、大量のグリフォン達と契約したエリカの人気は、聖女としても一段と高いものになる。
そう、他の聖女候補達とは、別格となっているのだ。
故に、守護騎士に任命された者達は、かなりやっかまれていたりする。
が、今のところ表立って批判は出ていない。
選ばれた騎士達が、アルファードの身内や側近達の身内で固められていたからだ。
新たに任命されたアルブレヒトは、アルファードの妹の降嫁先カンパネラ伯爵家の人間だったから‥‥‥アルファードの身内扱いなので、怖くて批判なんて出来ないという存在だった。
エリカの近くに侍る騎士は、他にグリフォン騎士と呼ばれる存在もある。
どちらにしろ、強い騎士達が集まり、大会で戦い、上位入賞者が、エリカや聖女候補達の守護騎士やグリフォン騎士に選ばれると、帝国全土に提示されている為に、その大会に出る為に、推薦を取るほうに意識が行っていた。
そんな状態の中で、アルファードとエリカ達が、グリフォン達の騎乗訓練として遠征するという話は、騎士達の間では歓迎されていた。
いずれ自分達も、グリフォン達に騎乗して遠征するという妄想をしていたから‥‥‥。
そんな歓迎ムードの中で、アルファード達とエリカは、中庭で見送りに来た聖女候補達と会話していた。
主にエリカと‥‥‥。
「エリカちゃん
塩水湖に行くんでしょう?」
「今は、まだ、内緒なのよ」
「そうなの?」
「今回の遠征は
グリフォン達の訓練が目的たから‥‥‥」
「え~ぇ~‥‥‥グリフォンに
長時間長距離を乗る訓練でしょう?」
「それを言うのは、格好悪いでしょう
だから、グリフォン達の騎乗訓練なのよ
世間様に対するアピールね」
「ねぇ~塩水湖に行くんだったらさぁ~」
「お土産に、エビ、カニ、ウニ
ホタテ、カキとかって欲しいわぁ
つーか、食べたいのよぉぉ~‥‥‥」
「わかるわかる、お魚も食べたいわ」
「うん、シャケ、マグロ、カツオ、サンマ
イワシ、エボダイ、ヒラメ、カレイ
サワラ、アカウオ、ホッケとか
色々と食べたいわね‥‥獲れればだけどさ」
「そうよねぇ~イカヤキ、タコヤキ
アナゴ巻きとか‥‥‥」
「サバの昆布締めとかさ」
「お寿司が食べたいわ」
『食べたぁ~い』
「ねぇ~わかめと油揚げと
ネギのお味噌汁ぅ~に納豆にご飯
ノリ、生卵、目玉焼きか卵焼きも
可って感じよね」
「お米が恋しいわぁ~」
「あるよ」
「マジ?」
「うん、でも、米10K、みそ1K
醤油1Kって感じかな?」
「たったそれだけじゃ~‥‥‥
食べたいってねだれないよぉぉ~」
「お米買った時にね
種籾が少し付いていたから
それを魔法で即席栽培しているわ
だから、上手くお魚とか獲れたら
ほこほこのご飯で食べようね」
『うん』
エリカと聖女候補の少女達の会話に付いて行けないアルファード達は、首を傾げていた。
「オスカー‥エリカ達は‥
いったい何を食べたいと言っているんだ?」
「たぶんに、ザルツェ湖に棲んでいる
魚の類を食べたいと言っていると
思いますが‥‥‥」
「魚か? 俺達も魔魚なら食べるが‥‥‥
水の中に棲む魚達をどうやって
エリカ達は食べていたんだ?」
「水辺には、ワニも棲みますから‥‥‥
余程の物好きの騎士しか近寄りませんよ‥‥
ねぇ~マクルーファ」
「ワニを食べる為に、水辺に行くけどなぁ~」
「用水路には
ワニや水生の魔物が入らないように
《結界》を張るし
定期的に見回りをしますからねぇ~‥‥‥」
「エリカの住む日本には
ワニは居ないし、水生の魔物以前に
魔物が居ないんだったなぁ~」
「そうでしたね
だったら、水に入るのも有りなんでしょうねぇ~」
通常の旅と違い、グリフォンに乗って、空の旅を、この帝国を上空から初めて見るというコトに、期待してわくわくしていたのだった。
既に、ドラゴンにフルトランスいやハーフトランスするコトすら出来なくなって久しい彼らにとって、空を飛ぶコトは憧れになっていたりする。
だから、大量のグリフォン達と契約したエリカの人気は、聖女としても一段と高いものになる。
そう、他の聖女候補達とは、別格となっているのだ。
故に、守護騎士に任命された者達は、かなりやっかまれていたりする。
が、今のところ表立って批判は出ていない。
選ばれた騎士達が、アルファードの身内や側近達の身内で固められていたからだ。
新たに任命されたアルブレヒトは、アルファードの妹の降嫁先カンパネラ伯爵家の人間だったから‥‥‥アルファードの身内扱いなので、怖くて批判なんて出来ないという存在だった。
エリカの近くに侍る騎士は、他にグリフォン騎士と呼ばれる存在もある。
どちらにしろ、強い騎士達が集まり、大会で戦い、上位入賞者が、エリカや聖女候補達の守護騎士やグリフォン騎士に選ばれると、帝国全土に提示されている為に、その大会に出る為に、推薦を取るほうに意識が行っていた。
そんな状態の中で、アルファードとエリカ達が、グリフォン達の騎乗訓練として遠征するという話は、騎士達の間では歓迎されていた。
いずれ自分達も、グリフォン達に騎乗して遠征するという妄想をしていたから‥‥‥。
そんな歓迎ムードの中で、アルファード達とエリカは、中庭で見送りに来た聖女候補達と会話していた。
主にエリカと‥‥‥。
「エリカちゃん
塩水湖に行くんでしょう?」
「今は、まだ、内緒なのよ」
「そうなの?」
「今回の遠征は
グリフォン達の訓練が目的たから‥‥‥」
「え~ぇ~‥‥‥グリフォンに
長時間長距離を乗る訓練でしょう?」
「それを言うのは、格好悪いでしょう
だから、グリフォン達の騎乗訓練なのよ
世間様に対するアピールね」
「ねぇ~塩水湖に行くんだったらさぁ~」
「お土産に、エビ、カニ、ウニ
ホタテ、カキとかって欲しいわぁ
つーか、食べたいのよぉぉ~‥‥‥」
「わかるわかる、お魚も食べたいわ」
「うん、シャケ、マグロ、カツオ、サンマ
イワシ、エボダイ、ヒラメ、カレイ
サワラ、アカウオ、ホッケとか
色々と食べたいわね‥‥獲れればだけどさ」
「そうよねぇ~イカヤキ、タコヤキ
アナゴ巻きとか‥‥‥」
「サバの昆布締めとかさ」
「お寿司が食べたいわ」
『食べたぁ~い』
「ねぇ~わかめと油揚げと
ネギのお味噌汁ぅ~に納豆にご飯
ノリ、生卵、目玉焼きか卵焼きも
可って感じよね」
「お米が恋しいわぁ~」
「あるよ」
「マジ?」
「うん、でも、米10K、みそ1K
醤油1Kって感じかな?」
「たったそれだけじゃ~‥‥‥
食べたいってねだれないよぉぉ~」
「お米買った時にね
種籾が少し付いていたから
それを魔法で即席栽培しているわ
だから、上手くお魚とか獲れたら
ほこほこのご飯で食べようね」
『うん』
エリカと聖女候補の少女達の会話に付いて行けないアルファード達は、首を傾げていた。
「オスカー‥エリカ達は‥
いったい何を食べたいと言っているんだ?」
「たぶんに、ザルツェ湖に棲んでいる
魚の類を食べたいと言っていると
思いますが‥‥‥」
「魚か? 俺達も魔魚なら食べるが‥‥‥
水の中に棲む魚達をどうやって
エリカ達は食べていたんだ?」
「水辺には、ワニも棲みますから‥‥‥
余程の物好きの騎士しか近寄りませんよ‥‥
ねぇ~マクルーファ」
「ワニを食べる為に、水辺に行くけどなぁ~」
「用水路には
ワニや水生の魔物が入らないように
《結界》を張るし
定期的に見回りをしますからねぇ~‥‥‥」
「エリカの住む日本には
ワニは居ないし、水生の魔物以前に
魔物が居ないんだったなぁ~」
「そうでしたね
だったら、水に入るのも有りなんでしょうねぇ~」
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