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080★同郷の彼女達と、水晶越しに情報交換?7
しおりを挟む何れは結婚する予定のハルト君達に洗われるんだって、恥ずかしくていたたまれないって思うのに………。
知らない神官様や神官戦士様達に、勝手に身体を洗われるなんて………ふっ不憫な。
私なら、意識を保っていられなくて気絶しちゃいそう。
結果、色々と良い様にされて、何人もの神官様や神官戦士様達と結婚することになっちゃいそうだわ。
いやぁ~んな想像をしている私に、マリアさんが説明してくれる。
「私達の目の前で、鉛色した首輪を持って言うのよ『これは、隷属の首輪です』って……はぁ~なんですかぁ~って感じになったわ」
うん…私もそうなる自信があるわ……でも、その後はどうなったの?
聞きたいけど………なんか…怖いから黙って見守りましょう。
これ以上の墓穴を掘るのはいやです。
なんて思っていたら、ダリューン君が質問しています。
「隷属の首輪で、何を禁止したんだ?」
「私達に『欲情しないし、攫ったりしない。私達の裸を見たことを口外しない』って誓ったのよ」
「それって?」
「私達の裸を見ても、立たない。だから襲ったりしない。攫ったりしないし、どんな体型だったとかって会話も出来ないってことよ」
「身の危険は無いってコトか?」
「そうなるわね。私達の裸の情報が漏れるとか、拡散されるってことも無いわね」
「なるほど」
「でっでも、外した後は………」
「神殿で契約の女神に誓って作る隷属の首輪は、その時、誓った内容は契約の女神に破棄する旨を上奏して許可をもらわない限り、その誓いを破るコトは出来ないってモノだったのよ」
「そうなの?」
「でも、見られたことに変わりは無いだろう?」
「諦めたわ。だって、神官様達って、不犯の誓いをしているから、どっちにしても私達に何かできるわけじゃ無いもの」
「契約の女神?」
「うん、こっちでは、神様がすっごく身近なのよ。だから、不用意に誓いはしない。約束もね」
「あれ? 魔力の多い人って神官や魔法使いになるって言ってたよな?」
「ああそう言っていたな」
「魔力って貴族が持ってるし、皇位貴族のほうがより多く魔力を持っているって………それでいくと神官って、高位貴族だろ。結婚しなくて良いのか?」
「それが、気に入った男ならOKのお前らとしないって………どんだけきつく縛られているんだよ」
「ありね。知らない男の人達に全身エステされたエリーさん達は、すっごく大変だったと思うの。そこが1番大事でしょ。エステ無しって出来ないの?」
「私達も聞いたけど、魔物が力を増しているし、魔王が生まれていなくても側近になれる知能のある魔物が生まれているから、1人にできないって言われたわ」
「それが嫌だったら、婚約するか結婚するかしかないって……」
「その場合、一婦一夫制じゃ無いって説明受けた?」
「受けたわよ。だから、神官様3人と神官戦士様6人と婚約したわよ」
「マジですか?」
「うん。それで自動的に、ローレル伯爵とシーゼア伯爵とミシュア伯爵との婚約も確定したわよ。これは3人の神官様と神官戦士様の実家と本家よ。それと本来は兄弟全員と結婚するんだけど、騎士団や魔法騎士団とかに入っていたり、領地経営の為に領地に行っていたりするから。実際に婚約の儀式をしたのは神官様達や神官戦士様達と、近衛騎士団に入っていた彼ら兄弟の長男である当主だけだったけどね」
「あのぉ~…それって、9人ともですか?」
「少ないくらいよ。彼らは順次還俗して、魔法使いや魔法戦士になるから、毎日一緒にいるわけじゃないもの。何時でも側に居る夫が欲しいなら、この倍は必要みたいよ。もっとも、彼らには兄弟がいるから何とかなるけどね」
へっ? 9人も居て、少ないの? どんだけ危険なの?
「えっとぉ~……あの…その……」
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