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132★見送るのが、安全ですよね
しおりを挟む「ライ、今日は、私の召喚で
来てくれてありがとう
ライの家族と私の召喚獣として
契約したコトを話して下さいね
でも、家族に反対されても
帰って来て欲しいんです
良いですか?」
「うん、今日は帰るよ
でも、明日は、ますたーが
お昼ねする前に来るね
だから、待っていてね」
うっ…可愛い…項垂れながら…私にスリスリして言うライの姿に…私はきゅんきゅんしてしまいます。
名残惜しいと思いますが…明日は一緒に…お昼ね出来るんですから…ここは…寂しいけど手放します。
だって、ハルト君達の雰囲気がどんどん悪くなってきているんですもの。
ライの身に危険が迫っているんですよ…それが、勇者達ってところが………おかしいんですけどね。
私は、ライを床に降ろして言います。
「ライ…また…明日ね
待ってるよ…バイバイ…」
「ますたー…また…明日…
会いに来ます…バイバイ…」
ライは、私のセリフを真似してから、金色の光りの粒子になって消えました。
まさにファンタジーだって思いました。
涙目でライを見送った私に、アルス君が話しかけてきます。
「アリア
もう日が傾いてきたよ
中に入ろう」
「うん」
「お風呂に入って
しっかり身体を洗おうね」
「えっ? なんで?」
「やだなぁ~アリアってば…
ペットを弄ったら手を洗う
って常識でしょう
アレは、大きな召喚獣だから」
「あっ…あのね…
ライは、召喚獣よ」
「だからさ
だって野生動物だろう?」
「そっそうね」
なんか納得出来なかったけど、私はおとなしく、彼らに従うことにした。
ハルト君達のヤンデレっぷりを、発揮されたくなかったから………。
もう、今日は、お風呂に入って、ご飯を食べたら寝ようと思った私でした。 明日のライとのお昼ねを楽しみに………。
あっそうだ、ハルト君達のグリフォンも見せてもらおう。
明日のコトを考えた私は、ひとりでしあわせになっていた。
そう、ろくな相手もしないで、眠ってしまったんですよぉぉぉ~………。
ハルト君達も、召喚魔法で魔力を使い疲労した私を、ゆっくりと眠らせたいって思っていたから、実現したんだけどぉぉ~………。
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