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召喚されちゃいました
246★アラン様は腹黒だけど、私を認めてくれている
しおりを挟むあはは………アラン様ってば、彼女達のコトを人間だって、ほとんど思っていませんね。
使い勝手の良い駒って扱いに近いですね。
う~ん、これだと利用価値のある存在って感じでしょうか?
でも、彼女達は、どんな知識を持っているか?
魔力はどの程度もっているのか?
どんな性格をしているのか?
花嫁として、子供を産む以外の価値を示していないんですよねぇ~………。
それを、あのきらきら皇子達は、何も発表していないんですよね。
果たして、そういうモノを調べているかもわからないんですよね。
あれ、皇族と貴族しか婚姻しないって?
まぁ~わからないコトは、聞いてみますかぁ~………。
「アラン様、貴族達としか婚姻できないんですか?」
「高位貴族でなければ、異世界からの花嫁達を守りきれません
他国の者達や魔族達
それらから守る能力と地位と力が必要ですからね
平民にはソコまで魔力量はありません
それに戦闘能力のある騎士や魔法使いを
何時でも側に侍らせるコトが、平民には出来ませんからね」
アラン様のお説ごもっともという内容に、私は苦笑するしかありませんね。
でも、平民に魔力量増加の恩恵が無いのは不公平な気がします。
「財力のある豪商とかは?」
「豪商と呼ばれる少し前の時点で
貴族との婚姻をしてしまいますよ
ですから、平民との婚姻はありえません」
私の質問にアラン様は苦笑しながら答えてくれましたよ。
そうですね、誰だって財産が手に入ったら、地位を手に入れたいって思いますよね。
手っ取り早くって言うから、貴族との婚姻が………婿に入るとか嫁を貰うとかってありますよね。
多額の資金援助と引き換えに………うん、ラノベあるあるですね。
でも、私は、一般小市民出身なんでアラン様に言っておきます。
「そうなんですかぁ~…私は、元が一般市民…要するに、平民なので…
こっちの身分格差がちょっと受け入れ辛いですね」
私の発言を黙って聞いた後に、アラン様は、顔中に何度も口付けてから、切なそうに話しかけてきました。
「それでも、受け入れて下さい
貴女は、既に現皇帝唯一の皇女です
そして、何れは皇太子妃になるのですから………
もしも、静香がさらわれたら、私はドラゴンになって
相手の国を燃やし尽くして蹂躙する自信がりますよ」
アラン様の本音は、かなりヤバイって思いました。
本当に、ヤンデレ俺様な性格をしているんですね。
私を守る為なら、国のひとつやふたつ平気で、それこそ眉ひとつ動かさずに滅ぼすって宣言してくれるなんて………嬉しいって思いました。
理性ではこんな危ない男はちょっととか………やめなさいよそんな外道な発言はって思うけど。
女としては、愛されているコトを実感できてとっても嬉しいんですよ。
もうアラン様の女殺しって言いたいですよ。
「わ…私が、さっさらわれたりしない様に、アラン様
何時でも側にいて下さいね」
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