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第3章 思春期
第19話 授業開始ですわ
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入学式が終わった後は、生徒たちはそれぞれのクラスに分かれる。
名残惜しそうなカロリーヌに別れを告げ、私と殿下は1年生Sクラスのある棟へと向かった。
私たちがSクラスの教室に入ると、すでに教室にいた数名の生徒に緊張が走る。
王族の殿下と入学式で暴走した私たち2人は、図らずとも学園一の有名人になってしまったのだ。
微妙な間に耐えかねたドリアーヌ嬢が、私たちの方へ向かってきた。
「殿下と一緒に勉強できるなんて、このドリアーヌ恐悦至極でございますわ。
私を上手く導いてくださいませ。」
ヘンリー殿下はドリアーヌに振り返り、満面の笑顔を見せる。
「いや、俺がドリアーヌ嬢を導くことなんて何もない。お互いに切磋琢磨していこう。
それと、俺は王族と言ってもここでは生徒の一人だ。
あまり堅くなり過ぎず、フランクに接して欲しい。」
ドリアーヌの顔がくしゃっとほころぶ。
フランクに接して欲しいという言葉と、殿下の笑顔が嬉しかったのだろう。
ドリアーヌの顔が、瞬時にトマトピューレのように赤くなる。
ツンツンしているドリアーヌ嬢も、やはり女の子だったのだ。
「は、はい。かしこまりました。殿下。」
すでにドリアーヌはノックアウト寸前だ。
しかしそこは侯爵令嬢としてのプライドなのか、今度は私に食ってかかってきた。
「メリー様、入学式の挨拶が少々横暴ではございませんこと?
あのような挨拶をされますと、私たちまで同格に見られてしまいますわ。」
「あら、ごめんなさい。お気に触ってしまいましたかしら?
それにドリアーヌ様とは、同格ではございませんわ。
(やっぱりそうよね。ごめんなさい。気を付けるわ。)」
「きぃぃぃぃぃ!」
黒板を爪で引っかくようなドリアーヌの声が耳に響く。
「覚えてらっしゃい!」
捨て台詞を残し、教室から出ていくドリアーヌ。
待って、もう先生が来ているのよ。
殿下、何でそこで笑ってるのよ!
「ドリアーヌは遅刻と…。」
教室に来た先生はぼそっと呟いた。
・・・・・・・・・・・
私が所属するSクラスは全部で15人。
どの生徒も入学試験で上位の成績を収めた者たちだ。
入学式で見かけた平民はこのクラスでは1人もおらず、全員が貴族家出身の者たちだ。
建前上では学生は皆平等とする学園の方針であるが、少なからずヒエラルキーが存在する。
Sクラスでは殿下をトップとし、公爵家、侯爵家、伯爵家、子爵家、男爵家と続く。
お互いに気を遣わないようにと意識しているが、やはりどうしても階級は意識してしまう。
男爵家の三男ファビアンも、階級差に翻弄される生徒の一人。
教養と魔法力に優れた生徒だが、他の生徒の前では自分の能力を押し殺している。
常に相手の目を気にしながら行動し、何か失敗をすると必要以上に相手にへりくだるのだ。
ちょっとぽっちゃりした見た目の男の子で、どこかいじめられっ子特有の雰囲気がある。
そんな彼は大の動物好き。
学園に迷い込んできた動物を保護し、怪我の治療までしてあげたらしい。
逆に殿下を除くヒエラルキーのトップに君臨するのが、公爵令嬢のミレーヌだ。
アイゼンベルグ6大公爵家の1つであるエマニュエル家の3女。
ヘンリー殿下とは従姉妹の間柄で、幼いころより交流があったらしい。
自分の身分を笠に着ることもなく、誰に対しても丁寧な口調で接する。
美人で優しくて勉強も出来る。完全無敵のように思えるが彼女にも
彼女の悩みは、その体だ。
スレンダーと言えば聞こえはいいが、胸はまるで断崖絶壁。
豊胸と名の付くものは何でも試しているらしい。
2人ともこの学園で出来た私の数少ない友人だ。
彼らは入学式での私の挨拶に興味を示し、私に声をかけてくれたのだ。
授業は午前中に2科目、午後から2科目行われ、間に昼食がある。
昼食は領に炊事場があるので自炊が可能だが、ほとんどの生徒は校内のカフェテリアで学食を頼んでいる。
この学園の学食は素晴らしい!
栄養のバランスを考慮したメニューが豊富。
国内のメニューから海外のメニューまで。様々な料理を楽しむことが出来るのだ。
もちろんどの料理も手がこんでいて味・食べ応え共に抜群!
私がこの学園で最も愛しているスポットなのだ。
食事はカフェテリアの中でも、屋外でも可能。
屋外向けのパンなどのメニューも充実している。
カフェテリアは300人は入る大規模なエリア。
まるでショッピングモールのフードコートだ。
混雑防止のため、料理を注文後番号札が渡される。
この番号札には魔法が仕掛けられており、料理が出来ると音がなる仕組みとなっている。
ますますもってフードコートだ。
私は多くの場合、殿下とクラスメイトのファビアン、ミレーヌと共にカフェテリアで食事をとり他愛のないことを話し合う。
周りから見れば異質な組み合わせなのだろう、毎回注目されているのを感じる。
時々カロリーヌも一緒に昼食をとるが、ほとんどの場合は子の4人で一緒にいることが多い。
授業は1年次前期は魔法概論・格闘術・算術・礼儀作法・王国史・一般教養・魔道具学・生物学などが含まれ、間に特別授業が入る。
授業時間は1時間半ほど。
それぞれの授業はその道でも名が知られた専門の講師が担当する。
その中で学園が特に力を入れているのが魔法概論だ。
全科目の中で魔法に関する授業が最も多い。
魔法概論の担当は元王宮魔導士ドレファス先生だ。
ちょっと渋めの40歳前後のおじさん。
残念ながらイケおじではない。
ドレファス先生の初授業は、魔術適性についてのチェックから行われる。
通常魔法が使用できるのは貴族限定となっており、それぞれの家ごと属性と呼ばれる魔法の系統が定められている。
属性は火・水・雷・土・風・氷・闇・光と全部で8種類。
元々属性は何百年も前の当主が、精霊と契約することによってその能力が得られたという。
そのため、精霊と契約をしていない平民は魔法を使うことができないらしい。
ただ、魔法の属性はその属性を持つ者と交わることで、その属性が子供に受け継がれる。
他属性を持つ貴族がいたり、魔法が使える平民がいるのはそういう理由らしい。
血液型か!
魔法属性のチェックは、王国軍も使用している魔法チェッカーと呼ばれる水晶玉に手をかざすことで行われる。
手をかざすと瞬時に魔法属性をチェックし、その属性の割合を100%換算で判定されるのだ。
例えば、水80%、光15%、風5%等だ。総属性の割合の合計が100%になるように設定されているのだ。
結果は水晶玉の中から紙ベースで排出(どういう構造かは不明)され、コメント欄に先生が手書きでアドバイス等を書いて渡される。
この結果は重要で、今後職業を選択する時の証明にも使われることもあるのだ。
ただ、これには別の問題が伴っている。
言い換えれば、親や先祖の浮気調査をしていることに他ならない。
しかし、生徒たちはあまり気にせずチェックを受けているようだ。
他の生徒の結果を横目で見ようとする生徒もいる。
まるで通知表を覗き見る小学生のようだ。
そして私の出番。
私が魔法チェッカーに手をかざすと、水晶玉はドス黒い色に変色したのだ。
思わずガタッと立ち上がるドレファス先生。
水晶の色は次第に通常に戻っていった。
ドレファス先生がコメント欄に記載し、私に結果表を渡す。
そこには予想だにしない結果が記されていた。
火30%、水25%、雷40%、土15%、風5%、氷25%、闇200%、光0%。
何これ?
せんせー、計算が大幅に間違ってます。
っていうか私の家の属性風なんですけど、5%ってどういうことよ。
それに闇200%って何?
100%換算じゃなかったの?
何か間違いかもしれない。私は先生のコメントを探した。
コメント欄にはこう書かれていた。
「後で私の部屋に来なさい」
先生、この欄は伝言板じゃないと思います…
名残惜しそうなカロリーヌに別れを告げ、私と殿下は1年生Sクラスのある棟へと向かった。
私たちがSクラスの教室に入ると、すでに教室にいた数名の生徒に緊張が走る。
王族の殿下と入学式で暴走した私たち2人は、図らずとも学園一の有名人になってしまったのだ。
微妙な間に耐えかねたドリアーヌ嬢が、私たちの方へ向かってきた。
「殿下と一緒に勉強できるなんて、このドリアーヌ恐悦至極でございますわ。
私を上手く導いてくださいませ。」
ヘンリー殿下はドリアーヌに振り返り、満面の笑顔を見せる。
「いや、俺がドリアーヌ嬢を導くことなんて何もない。お互いに切磋琢磨していこう。
それと、俺は王族と言ってもここでは生徒の一人だ。
あまり堅くなり過ぎず、フランクに接して欲しい。」
ドリアーヌの顔がくしゃっとほころぶ。
フランクに接して欲しいという言葉と、殿下の笑顔が嬉しかったのだろう。
ドリアーヌの顔が、瞬時にトマトピューレのように赤くなる。
ツンツンしているドリアーヌ嬢も、やはり女の子だったのだ。
「は、はい。かしこまりました。殿下。」
すでにドリアーヌはノックアウト寸前だ。
しかしそこは侯爵令嬢としてのプライドなのか、今度は私に食ってかかってきた。
「メリー様、入学式の挨拶が少々横暴ではございませんこと?
あのような挨拶をされますと、私たちまで同格に見られてしまいますわ。」
「あら、ごめんなさい。お気に触ってしまいましたかしら?
それにドリアーヌ様とは、同格ではございませんわ。
(やっぱりそうよね。ごめんなさい。気を付けるわ。)」
「きぃぃぃぃぃ!」
黒板を爪で引っかくようなドリアーヌの声が耳に響く。
「覚えてらっしゃい!」
捨て台詞を残し、教室から出ていくドリアーヌ。
待って、もう先生が来ているのよ。
殿下、何でそこで笑ってるのよ!
「ドリアーヌは遅刻と…。」
教室に来た先生はぼそっと呟いた。
・・・・・・・・・・・
私が所属するSクラスは全部で15人。
どの生徒も入学試験で上位の成績を収めた者たちだ。
入学式で見かけた平民はこのクラスでは1人もおらず、全員が貴族家出身の者たちだ。
建前上では学生は皆平等とする学園の方針であるが、少なからずヒエラルキーが存在する。
Sクラスでは殿下をトップとし、公爵家、侯爵家、伯爵家、子爵家、男爵家と続く。
お互いに気を遣わないようにと意識しているが、やはりどうしても階級は意識してしまう。
男爵家の三男ファビアンも、階級差に翻弄される生徒の一人。
教養と魔法力に優れた生徒だが、他の生徒の前では自分の能力を押し殺している。
常に相手の目を気にしながら行動し、何か失敗をすると必要以上に相手にへりくだるのだ。
ちょっとぽっちゃりした見た目の男の子で、どこかいじめられっ子特有の雰囲気がある。
そんな彼は大の動物好き。
学園に迷い込んできた動物を保護し、怪我の治療までしてあげたらしい。
逆に殿下を除くヒエラルキーのトップに君臨するのが、公爵令嬢のミレーヌだ。
アイゼンベルグ6大公爵家の1つであるエマニュエル家の3女。
ヘンリー殿下とは従姉妹の間柄で、幼いころより交流があったらしい。
自分の身分を笠に着ることもなく、誰に対しても丁寧な口調で接する。
美人で優しくて勉強も出来る。完全無敵のように思えるが彼女にも
彼女の悩みは、その体だ。
スレンダーと言えば聞こえはいいが、胸はまるで断崖絶壁。
豊胸と名の付くものは何でも試しているらしい。
2人ともこの学園で出来た私の数少ない友人だ。
彼らは入学式での私の挨拶に興味を示し、私に声をかけてくれたのだ。
授業は午前中に2科目、午後から2科目行われ、間に昼食がある。
昼食は領に炊事場があるので自炊が可能だが、ほとんどの生徒は校内のカフェテリアで学食を頼んでいる。
この学園の学食は素晴らしい!
栄養のバランスを考慮したメニューが豊富。
国内のメニューから海外のメニューまで。様々な料理を楽しむことが出来るのだ。
もちろんどの料理も手がこんでいて味・食べ応え共に抜群!
私がこの学園で最も愛しているスポットなのだ。
食事はカフェテリアの中でも、屋外でも可能。
屋外向けのパンなどのメニューも充実している。
カフェテリアは300人は入る大規模なエリア。
まるでショッピングモールのフードコートだ。
混雑防止のため、料理を注文後番号札が渡される。
この番号札には魔法が仕掛けられており、料理が出来ると音がなる仕組みとなっている。
ますますもってフードコートだ。
私は多くの場合、殿下とクラスメイトのファビアン、ミレーヌと共にカフェテリアで食事をとり他愛のないことを話し合う。
周りから見れば異質な組み合わせなのだろう、毎回注目されているのを感じる。
時々カロリーヌも一緒に昼食をとるが、ほとんどの場合は子の4人で一緒にいることが多い。
授業は1年次前期は魔法概論・格闘術・算術・礼儀作法・王国史・一般教養・魔道具学・生物学などが含まれ、間に特別授業が入る。
授業時間は1時間半ほど。
それぞれの授業はその道でも名が知られた専門の講師が担当する。
その中で学園が特に力を入れているのが魔法概論だ。
全科目の中で魔法に関する授業が最も多い。
魔法概論の担当は元王宮魔導士ドレファス先生だ。
ちょっと渋めの40歳前後のおじさん。
残念ながらイケおじではない。
ドレファス先生の初授業は、魔術適性についてのチェックから行われる。
通常魔法が使用できるのは貴族限定となっており、それぞれの家ごと属性と呼ばれる魔法の系統が定められている。
属性は火・水・雷・土・風・氷・闇・光と全部で8種類。
元々属性は何百年も前の当主が、精霊と契約することによってその能力が得られたという。
そのため、精霊と契約をしていない平民は魔法を使うことができないらしい。
ただ、魔法の属性はその属性を持つ者と交わることで、その属性が子供に受け継がれる。
他属性を持つ貴族がいたり、魔法が使える平民がいるのはそういう理由らしい。
血液型か!
魔法属性のチェックは、王国軍も使用している魔法チェッカーと呼ばれる水晶玉に手をかざすことで行われる。
手をかざすと瞬時に魔法属性をチェックし、その属性の割合を100%換算で判定されるのだ。
例えば、水80%、光15%、風5%等だ。総属性の割合の合計が100%になるように設定されているのだ。
結果は水晶玉の中から紙ベースで排出(どういう構造かは不明)され、コメント欄に先生が手書きでアドバイス等を書いて渡される。
この結果は重要で、今後職業を選択する時の証明にも使われることもあるのだ。
ただ、これには別の問題が伴っている。
言い換えれば、親や先祖の浮気調査をしていることに他ならない。
しかし、生徒たちはあまり気にせずチェックを受けているようだ。
他の生徒の結果を横目で見ようとする生徒もいる。
まるで通知表を覗き見る小学生のようだ。
そして私の出番。
私が魔法チェッカーに手をかざすと、水晶玉はドス黒い色に変色したのだ。
思わずガタッと立ち上がるドレファス先生。
水晶の色は次第に通常に戻っていった。
ドレファス先生がコメント欄に記載し、私に結果表を渡す。
そこには予想だにしない結果が記されていた。
火30%、水25%、雷40%、土15%、風5%、氷25%、闇200%、光0%。
何これ?
せんせー、計算が大幅に間違ってます。
っていうか私の家の属性風なんですけど、5%ってどういうことよ。
それに闇200%って何?
100%換算じゃなかったの?
何か間違いかもしれない。私は先生のコメントを探した。
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