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第3章 思春期
第34話 魔法バトル勃発ですわ
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ドロシーたち新入生が入学してから10か月。
ドロシーは相変わらず、男子生徒たちに囲まれている。
ただ、ドロシーがヘンリーと一緒にいる時間は少なくなった。
彼女なりに気を遣っているのかもしれない。
私とドロシーの関係は相変わらずだ。
顔を合わせると、お互いに上品な嫌味の応酬!
今のところ毎回私は彼女に完勝。
いくら聖女といえど小娘のあなたが、前世でアラサーだった私に口では勝てないのよ。
本当は転生した彼女とゆっくり話をしたいのだが、悪役令嬢語がそれを許してはくれない。
おそらく彼女も似たようなものなのだろう。
2年生で専攻する魔法実践学の最後に、魔法を使っての生徒同士の実践演習がある。
いわゆる魔法バトルだ。
試合形式で生徒同士が1対1で魔法を使って戦い、トーナメント形式でその順位を競う。
2・3年生のみで行われ、通常は1年生は見学をする。
バトルは闘技場で行われ、大々的に公開される。
父兄や地元住民が観戦に訪れ、将来有望な者ならスカウトしようと王宮魔術師達も訪れるのだ。
期間中は学園に屋台が立ち並び、まるでお祭りムードとなる。
アンポワネット領の老舗串焼き屋も出店するとの噂もあり、母から必ず行くとの手紙を受け取った。
娘のことよりも串焼きの方が大事らしい。
トーナメントの順位は成績表にも記載され、上位の成績の者は学園からの推薦状がもらえる。
将来がかかったトーナメントなので、生徒や先生の気合の入り方が違うのだ。
勝敗はギブアップを宣告するか、審判に止められることにより決定する。
試合中は闘技場全体に強力な結界が張り巡らされ、各生徒の魔法耐性能力が大幅に強化される。
そのため多少のダメージを受けたくらいでは、ケガをすることはない。
原則試合は勝敗で決定されるが、それ以外に先生型の評価点が加味される。
技術点、威力、有効性など全部で8項目の評価点があり、バトルごとに評価される。
これは実力はあったものの早期に敗れてしまった者が、不当な評価をされないための措置だそうだ。
2.3学年の生徒全員が参加するため、2日に渡って試合が行われる。
対戦順はプログラム予定表が作られており、数日も前から父兄や観客に渡される。
今回1年生で魔法成績がトップのドロシーも参戦することになり、聖女の戦い方を一目見ようとすでに多くの観戦希望者がいるようだ。
出来上がったポスターには、私のことも載っていた。
「第58回アイゼンベルク王国立魔法学園大魔法トーナメント!
悪役令嬢が吠える!聖女の魔法が学園を震撼させる!
あなたは世紀の大決闘の生き証人になる。」
怪獣映画か!
・・・・・・・・・・・・・・
大会当日、会場となる闘技場は異様な雰囲気に満ち溢れていた。
観客席は超満員。
生徒たちの父兄だけではなく、王都に住む臣民たちも大勢詰め寄せたのだ。
私の母も観客席にいるようだ。
なんと陛下まで観客席にいるようだ。
本当にこの国大丈夫?
私の心配をよそに大会は着々と進む。
私の友達たち、ヘンリー殿下、ミレーユ、カロリーヌ、アリスも順当に勝ち進んでいる。
聖女のドロシーもその強力な魔力で、相手の戦力を一瞬で奪ってしまった。
そして私の番がやってきた。
私の相手は2年生のBクラスの男子生徒のようだ。名前までは覚えていない。
闘技場に足を踏み入れると、割れんばかりの歓声と拍手が鳴り響く。
陛下も私たちに拍手を送っている。
お母さまはいつも通り串焼きを頬張っているようだ。
私たちは闘技場の真ん中に案内され、お互い試合用の杖を構える。
審判は魔法教官のドレファス先生だ。
対峙する私たちにルールを復唱する。
ルールの説明を終えるとドレファス先生は手を大きく上に挙げた。
戦い開始の合図だ。
先に攻撃してきたのは男子生徒だ。
一旦距離を取った彼は、炎属性の基礎魔法【ファイアーボール】を私に向かって放出したのだ。
拳大の小さな火の玉が私に向かって飛んでくる。
(なんて貧弱な攻撃なんですの、あなたもう少し精進しなさい。)
私は向かってくる火の玉に向かって、軽く杖を振る。
すると、私に向かってきた火の玉はパンと音を出し、そのまま消えてしまった。
どよどよ。
観客席がざわめき始める。
通常はよけるか、別の魔法で相殺するのが一般的だが、私は相手の攻撃を消してしまったのだ。
動揺したのは私の対戦相手も同じ。呆然と私を眺めていた。
ドレファス先生に促された彼は、今度は複数の【ファイアボール】を発射した。
しかし、結果は同じ。
私が杖を一振りすることで、全ての【ファイア―ボール】は空中で消滅した。
今度は私の番ね。
私は同じく【ファイアボール】を使用する。
ドッチボール大の火の玉が9つ私の目の前に浮かび上がった。
私が彼に向かって放出する前に、ドレファス先生に攻撃を止められた。
なんと彼は戦意を喪失して、怯えながらドレファス先生に負けを宣言していたようだ。
会場に再度拍手と歓声が沸き起こる。
私は難なく一回戦を突破してしまった。
ドロシーは相変わらず、男子生徒たちに囲まれている。
ただ、ドロシーがヘンリーと一緒にいる時間は少なくなった。
彼女なりに気を遣っているのかもしれない。
私とドロシーの関係は相変わらずだ。
顔を合わせると、お互いに上品な嫌味の応酬!
今のところ毎回私は彼女に完勝。
いくら聖女といえど小娘のあなたが、前世でアラサーだった私に口では勝てないのよ。
本当は転生した彼女とゆっくり話をしたいのだが、悪役令嬢語がそれを許してはくれない。
おそらく彼女も似たようなものなのだろう。
2年生で専攻する魔法実践学の最後に、魔法を使っての生徒同士の実践演習がある。
いわゆる魔法バトルだ。
試合形式で生徒同士が1対1で魔法を使って戦い、トーナメント形式でその順位を競う。
2・3年生のみで行われ、通常は1年生は見学をする。
バトルは闘技場で行われ、大々的に公開される。
父兄や地元住民が観戦に訪れ、将来有望な者ならスカウトしようと王宮魔術師達も訪れるのだ。
期間中は学園に屋台が立ち並び、まるでお祭りムードとなる。
アンポワネット領の老舗串焼き屋も出店するとの噂もあり、母から必ず行くとの手紙を受け取った。
娘のことよりも串焼きの方が大事らしい。
トーナメントの順位は成績表にも記載され、上位の成績の者は学園からの推薦状がもらえる。
将来がかかったトーナメントなので、生徒や先生の気合の入り方が違うのだ。
勝敗はギブアップを宣告するか、審判に止められることにより決定する。
試合中は闘技場全体に強力な結界が張り巡らされ、各生徒の魔法耐性能力が大幅に強化される。
そのため多少のダメージを受けたくらいでは、ケガをすることはない。
原則試合は勝敗で決定されるが、それ以外に先生型の評価点が加味される。
技術点、威力、有効性など全部で8項目の評価点があり、バトルごとに評価される。
これは実力はあったものの早期に敗れてしまった者が、不当な評価をされないための措置だそうだ。
2.3学年の生徒全員が参加するため、2日に渡って試合が行われる。
対戦順はプログラム予定表が作られており、数日も前から父兄や観客に渡される。
今回1年生で魔法成績がトップのドロシーも参戦することになり、聖女の戦い方を一目見ようとすでに多くの観戦希望者がいるようだ。
出来上がったポスターには、私のことも載っていた。
「第58回アイゼンベルク王国立魔法学園大魔法トーナメント!
悪役令嬢が吠える!聖女の魔法が学園を震撼させる!
あなたは世紀の大決闘の生き証人になる。」
怪獣映画か!
・・・・・・・・・・・・・・
大会当日、会場となる闘技場は異様な雰囲気に満ち溢れていた。
観客席は超満員。
生徒たちの父兄だけではなく、王都に住む臣民たちも大勢詰め寄せたのだ。
私の母も観客席にいるようだ。
なんと陛下まで観客席にいるようだ。
本当にこの国大丈夫?
私の心配をよそに大会は着々と進む。
私の友達たち、ヘンリー殿下、ミレーユ、カロリーヌ、アリスも順当に勝ち進んでいる。
聖女のドロシーもその強力な魔力で、相手の戦力を一瞬で奪ってしまった。
そして私の番がやってきた。
私の相手は2年生のBクラスの男子生徒のようだ。名前までは覚えていない。
闘技場に足を踏み入れると、割れんばかりの歓声と拍手が鳴り響く。
陛下も私たちに拍手を送っている。
お母さまはいつも通り串焼きを頬張っているようだ。
私たちは闘技場の真ん中に案内され、お互い試合用の杖を構える。
審判は魔法教官のドレファス先生だ。
対峙する私たちにルールを復唱する。
ルールの説明を終えるとドレファス先生は手を大きく上に挙げた。
戦い開始の合図だ。
先に攻撃してきたのは男子生徒だ。
一旦距離を取った彼は、炎属性の基礎魔法【ファイアーボール】を私に向かって放出したのだ。
拳大の小さな火の玉が私に向かって飛んでくる。
(なんて貧弱な攻撃なんですの、あなたもう少し精進しなさい。)
私は向かってくる火の玉に向かって、軽く杖を振る。
すると、私に向かってきた火の玉はパンと音を出し、そのまま消えてしまった。
どよどよ。
観客席がざわめき始める。
通常はよけるか、別の魔法で相殺するのが一般的だが、私は相手の攻撃を消してしまったのだ。
動揺したのは私の対戦相手も同じ。呆然と私を眺めていた。
ドレファス先生に促された彼は、今度は複数の【ファイアボール】を発射した。
しかし、結果は同じ。
私が杖を一振りすることで、全ての【ファイア―ボール】は空中で消滅した。
今度は私の番ね。
私は同じく【ファイアボール】を使用する。
ドッチボール大の火の玉が9つ私の目の前に浮かび上がった。
私が彼に向かって放出する前に、ドレファス先生に攻撃を止められた。
なんと彼は戦意を喪失して、怯えながらドレファス先生に負けを宣言していたようだ。
会場に再度拍手と歓声が沸き起こる。
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