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第5章 内戦編
第61話 あなた私を守ってくださったの?
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つまづいて転倒した私の背中を何十匹ものワイルドボアたちが駆け抜ける。
しかし、鍛えぬいた私のパワフルボディ!
イノシシさんの体重くらいじゃ、びくともしないわよ…のはず。
「ぐぇっ、げひぃ」
疾走するイノシシたちの下で、私のうめき声が弱々しく放たれる。
「お、お嬢様ぁ。」
オットーの声が聞こえるも、一切助けに来ようとしない。
私はうめきながらオットーの方を見ると、私の方すら見ず地図に印をつけているようだ。
「お嬢様、今お助けしますわ、」
と、マーサ。
彼女の方を見ると鼻歌を歌いながら、私の替えの服を選んでいる。
なんて素敵な仲間たち。心から感謝しますわ(怒)。
そう言えば、あの子(銀ぎつね)はどこに行ったの?
ぐえぐえ言いながら銀ぎつねを探すと、銀ぎつねの全身はうっすらと光り、その光は私の方にまで続いているようだ。
あなた私を助けようとしてくれているの?
そういや、あまり痛くはないのはあなたのおかげ?
確かにさすがの私でも、ワイルドボアの集団に踏みつけられたら無事ではない。…と思う。
この程度の痛みで済んでいるのは、銀ぎつねのおかげかもしれない。
動物が魔法を使う?ファンタジーなんだから何でもありよね?
そんなことを思っている間に、ワイルドボアの集団は通り過ぎた。
あなたたち、覚えてらっしゃい。今度見つけたらシシ鍋にしてあげるわよ。
私はむくっと立ち上がり、汚れた砂を払おうとした。
あれ?汚れてない。
それに私の体が光りに包まれているわ。
「お嬢様ご無事ですか?何か光ってますよ?」
オットーがゆっくりと私の方に近づく。
マーサはまだ、替えの服が選べていないらしく私の方を見ず、服をとっ替えひっ替え選んでいる。
私の周りを覆う光は徐々に薄くなり、消えてしまった。
幸い私の体にケガはなく、服も汚れてもいない。
どうやら私の周りを覆っていた光が守ってくれたようだ。
「キューン。」
銀ぎつねが私に飛びついてきた。
ミニチュアダックスほどの大きさだが、力はそれなりにあるようだ。
意表を疲れた私は、後ろに少しよろめいてしまった。
「この光、あなたがしてくれたの?」
私は小さな子狐に質問をする。
「キューン。」
子狐は私の方を向き、頷くような恰好をする。
おそらく言葉も分かっているのだろう。
私の話すことに対し何度も頷いて見せる。
「お嬢様、それでその子はどうするんですか?」
いつの間にかマーサは着替えを選ぶのを終えている。
私が汚れていないことに気が付いたのだろう。
少々残念そうな顔をしていた。
「えっ、どうするってこの子はこの森に住んでるんでしょ?
ここでお別れするに決まってるわよ。
この子の親も心配するでしょうしね。」
そう言って離そうとする私を、銀ぎつねは不服そうに私の手を優しく噛んでみせた、
「こらっ、何をするのよ。」
私は手から銀ぎつねを引き離したが、今度は私のスカートにかじりつく。
「あなた、やめてくださらない?」
逃げ惑う私を銀ぎつねは追いかけて走る。
「お嬢様、この際この子を連れて行くしかないさそうですわね。」
マーサは私を見てクスッと笑った。
「あなた私たちに付いてきたいんですの?」
私は銀ぎつねに尋ねると、
「キューン。」
銀ぎつねは再度鳴きながら頷く。
どうやら本当に連れて行って欲しいようだ。
「もう、分かりましたわ。ではご一緒に参りましょう。」
「キューン。」
銀ぎつねは尻尾を振りながら、再度私に飛びついて来た。
こうしてみると凄く可愛い。
私たちに付いてくるんなら名前が欲しいわね。
どうやらこの子は女の子みたい。
そうすると女の子っぽい名前がいいわね。
「エミリはどうかしら?」
明らかに銀ぎつねの反応は薄い。
どうやらあまり気に入っていないようだ。
「マカロンはいかがでしょうか?」
とマーサ。
「キューン。」
明らかに上機嫌となった銀ぎつねは、尻尾を振りながらその場で一回をした。
どうやら気に入ったらしい。
私は銀ぎつねを抱き上げ、
「あなたの名前はマカロンよ。いいわね。
これから私たちと一緒に旅をするのよ。」
こうして、ひょんなところから新しい仲間マカロンが加わった。
しかし、鍛えぬいた私のパワフルボディ!
イノシシさんの体重くらいじゃ、びくともしないわよ…のはず。
「ぐぇっ、げひぃ」
疾走するイノシシたちの下で、私のうめき声が弱々しく放たれる。
「お、お嬢様ぁ。」
オットーの声が聞こえるも、一切助けに来ようとしない。
私はうめきながらオットーの方を見ると、私の方すら見ず地図に印をつけているようだ。
「お嬢様、今お助けしますわ、」
と、マーサ。
彼女の方を見ると鼻歌を歌いながら、私の替えの服を選んでいる。
なんて素敵な仲間たち。心から感謝しますわ(怒)。
そう言えば、あの子(銀ぎつね)はどこに行ったの?
ぐえぐえ言いながら銀ぎつねを探すと、銀ぎつねの全身はうっすらと光り、その光は私の方にまで続いているようだ。
あなた私を助けようとしてくれているの?
そういや、あまり痛くはないのはあなたのおかげ?
確かにさすがの私でも、ワイルドボアの集団に踏みつけられたら無事ではない。…と思う。
この程度の痛みで済んでいるのは、銀ぎつねのおかげかもしれない。
動物が魔法を使う?ファンタジーなんだから何でもありよね?
そんなことを思っている間に、ワイルドボアの集団は通り過ぎた。
あなたたち、覚えてらっしゃい。今度見つけたらシシ鍋にしてあげるわよ。
私はむくっと立ち上がり、汚れた砂を払おうとした。
あれ?汚れてない。
それに私の体が光りに包まれているわ。
「お嬢様ご無事ですか?何か光ってますよ?」
オットーがゆっくりと私の方に近づく。
マーサはまだ、替えの服が選べていないらしく私の方を見ず、服をとっ替えひっ替え選んでいる。
私の周りを覆う光は徐々に薄くなり、消えてしまった。
幸い私の体にケガはなく、服も汚れてもいない。
どうやら私の周りを覆っていた光が守ってくれたようだ。
「キューン。」
銀ぎつねが私に飛びついてきた。
ミニチュアダックスほどの大きさだが、力はそれなりにあるようだ。
意表を疲れた私は、後ろに少しよろめいてしまった。
「この光、あなたがしてくれたの?」
私は小さな子狐に質問をする。
「キューン。」
子狐は私の方を向き、頷くような恰好をする。
おそらく言葉も分かっているのだろう。
私の話すことに対し何度も頷いて見せる。
「お嬢様、それでその子はどうするんですか?」
いつの間にかマーサは着替えを選ぶのを終えている。
私が汚れていないことに気が付いたのだろう。
少々残念そうな顔をしていた。
「えっ、どうするってこの子はこの森に住んでるんでしょ?
ここでお別れするに決まってるわよ。
この子の親も心配するでしょうしね。」
そう言って離そうとする私を、銀ぎつねは不服そうに私の手を優しく噛んでみせた、
「こらっ、何をするのよ。」
私は手から銀ぎつねを引き離したが、今度は私のスカートにかじりつく。
「あなた、やめてくださらない?」
逃げ惑う私を銀ぎつねは追いかけて走る。
「お嬢様、この際この子を連れて行くしかないさそうですわね。」
マーサは私を見てクスッと笑った。
「あなた私たちに付いてきたいんですの?」
私は銀ぎつねに尋ねると、
「キューン。」
銀ぎつねは再度鳴きながら頷く。
どうやら本当に連れて行って欲しいようだ。
「もう、分かりましたわ。ではご一緒に参りましょう。」
「キューン。」
銀ぎつねは尻尾を振りながら、再度私に飛びついて来た。
こうしてみると凄く可愛い。
私たちに付いてくるんなら名前が欲しいわね。
どうやらこの子は女の子みたい。
そうすると女の子っぽい名前がいいわね。
「エミリはどうかしら?」
明らかに銀ぎつねの反応は薄い。
どうやらあまり気に入っていないようだ。
「マカロンはいかがでしょうか?」
とマーサ。
「キューン。」
明らかに上機嫌となった銀ぎつねは、尻尾を振りながらその場で一回をした。
どうやら気に入ったらしい。
私は銀ぎつねを抱き上げ、
「あなたの名前はマカロンよ。いいわね。
これから私たちと一緒に旅をするのよ。」
こうして、ひょんなところから新しい仲間マカロンが加わった。
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