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林の奥
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涌井さんの車で店長と合流し、私たちは兄のもとへ向かっていた。
店長は涌井さんとの思わぬ再会に驚いていたが、やはり駅で見かけたのも彼だったようで、「もう帰って来ないと思っていた」と呟いた。
店長にはほぼ全てを伝え、再び私たちに協力してもらうことにした。私からの報告を聞いて、店長は最もな疑問を投げてくる。
「生贄について詳しくないから何とも言えないし、今更かもしれないけど。八ツ森さんたちは兄妹なんだよね? 純粋なアベックとは言えないと思うんだけど、問題ないのかな」
確かに言葉だけで言えばアベックは男女二人組くらいの意味合いでしかない。いわゆるカップルとは微妙に違う気もするが、この村ではどのように扱われているのだろうか。
そもそも外国人夫婦を基準に考えるなら、やはり恋人同士か、少なくとも他人の男女でなければならない気がする。血が繋がっていたら、もはやアベックとは言えないだろう。
「その辺は僕の考えることじゃないので……」
曖昧に返事をした涌井さんだったが、まぁ時代を超えて受け継がれてきた話なので、どこかで変遷してしまうまたは時代の流れに合わせて多少解釈が緩めになるのは、わりとよくあることでもある。
私などはそうまでして守らなければならないのだろうかと思うのだが。時代の変化に伴いルールを変えなければならないのなら、その時代まで受け継がれてきたこと自体にもうかなり無理があるということではないか。
とはいえ、先祖代々守ってきたことをおいそれとやめられないのはどこも同じかもしれない。
日本の風習でいえば、盆棚など全ての意味がわかって行っている人がどれだけいるのか。意味が多少わからなくとも、「そう教えられてきたのだから」と納得する人は多いだろう。やめる時が来るとすればそれは、時代の変遷によって、(その地域特有の)盆棚の飾り方自体がもうわからないという家庭ならあり得るかもしれない。
ともあれ、私たちは兄が監禁──もとい拘束されてはいないらしいので軟禁だろうか──されているという神社内の施設へと向かった。
祭りの準備で周囲は慌ただしかったが、私や(この辺りの地域のナンバーとは言え)レンタカーの存在もかなり目立つと判断され、店長と涌井さんに様子を見てきてもらうことにした。
兄自身は特筆すべき事項はほとんどないが、この辺りの人たちのほとんどが顔見知りであることを考慮すれば、助け出せたとしても同じく目立つ存在であることに変わりはないだろう。
もしも直接、店長や涌井さんが一緒にいるところを目撃されれば弁明のしようもない。
私は姿が見えなくなるまで彼ら二人を眺めていたが、兄がここに来る可能性は今のところ低いだろうと見ていた。
せめて炎上祈祷までに助け出せれば良いのだが──。
20分ほど経った頃、涌井さんと店長が早足で車に戻ってきた。案の定、兄の姿はない。
「お兄さん、いませんでした」
「…………はい?」
涌井さんの第一声に、私は間抜けな声しか返せなかった。
「どうやら抜け出したみたいですね。室内にこれが」
そうやって渡されたのは、兄のスマートフォンだった。兄は指紋認証を使っているので、中身を見ることは叶わないが、待ち受けだけは確認できた。
そこにはメモをスクリーンショットでもしたのか、書き置きがわりの文章が並んでいた。
曰く──。
『行方不明の大学生たちの安否が心配なので探しに行く。炎上祈祷までには必ず戻ってくるから、妹は巻き込まないで欲しい』
というようなことが、至極丁寧な言葉で綴られていた。
探しに行った場所までは書いていなかったが、明らかにこの文章にふさわしくない絵文字がちょうど待ち受けの時間表示のあたりに並んでいた。
「ハートと家と、熊──?」
「まさか、あの林に?」
私の呟きに真っ先に気がついた店長によれば、外国人夫婦の家の裏手にある林には熊が出ると言う。
何度か聞いた話だが、恋愛成就のパワースポットを表す『ハート』、外国人夫婦宅を表す『家』、そしてそのまま『熊』──これらを合わせれば兄だけでなく、瀬名さんや藤倉さんも見つかるということだ。
私はふたりに頼んで、林に行くことにした。
「……本当に出るんですか、熊……」
「さあ。みんな噂を聞いたって程度で、本当に見た人がいるかはわからないらしい。ただ、本当に出るかどうかは、二人(※瀬名さんと藤倉さんのこと)を連れて行く分には問題にならないんじゃないかな。『出るかもしれない』って聞いて、そこに放置されでもしたら、本当に出ようが出まいが恐ろしくて仕方ないでしょ。すぐそこにいるかもしれないんだから」
店長の回答はもっともだった。
「あの林、電波が届かないからスマホのラジオや配信サイトなんかは使えない。スマホ経由で音を出せるとしたら、音楽を流すくらいだけど。ないよりは多少マシだと思う」
店長は「たとえ本当にいなかったとしても、出てもおかしくないところではある」と言うので、とりあえずできる装備はしていこうということになった。
あいにく、ラジオも熊鈴も手元にはないので、店長の提案でとにかく音楽を爆音で流し続けるという策を取ることになった。
ただし、この場合、近くで物音がしても気がつきにくく、細心の注意が必要ではある。とはいえ、メリットもあって、兄や瀬名さんたちがこちらが探していることに気がついてくれる可能性も高い。
私たちは林に入ったが、店長も涌井さんも実はあまり来たことがないという。
理由を問うと、「用事がない」「何もない」からだという。ちなみに後者の『何もない』に関しては、二人が直接見たわけではなく、伝聞らしい。『何もないから行ってはならない』とこれまた言い伝えられているのだとか。
「でも、別に禁足地というわけでもなし。入ろうと思えば誰でも入れるし、外観から察するにそんなに深くもない。林に面する家に沿って歩けば迷子になることもないから」
そう言うので、地の利は誰にもないものの、熊にさえ気をつければ大丈夫らしい。
だとすれば、瀬名さんや藤倉さんがここに連れて来られたとしても、特に恐怖を感じることもない気もするが──。
いや、しかし、入ったことがない人の言い分を完全に信用することもできまい。熊は熊で出たらひとたまりもないのだし、彼らはおそらくスマートフォンも取り上げられているから、気休め程度はいえ、音楽を流すなどの対策もとれない。
さらに私のように事前情報としての危険度を聞かされていないのだから、『熊が出る』『どこそこ(例えば家に面するのとは反対側の特定の方角)に向かえ』などと言われれば、たとえ無用な警戒だとしても怠るわけにはいかないだろう。
「とりあえず、はぐれないように探しましょう」
私たちはそれぞれに音楽を流しながら、林へと一歩を踏み出した。
確かにそれほど広くもなさそうだが、木々も多く日は差し込みにくい。奥に行けばそれなりに山道のようになっているし、なんなら崖のように落ちたら怪我では済まなさそうな切り立った部分の道もある。しかもその道は細く、足場も悪い。
「気をつけて」
微かに音楽の合間にそう聞こえた気がするが、ここを渡る勇気が私には持てず、かといって先に進んでしまった彼らに声も届かず、仕方なく私はもう一方の道を選んだ。
崖に面したこの道よりも直ちに危険はなさそうだが、長い目で見るとこちらのほうが林の奥に進んでいく道なので方向としてはあまりよくないと思われる。
それでもどうしても、私に落ちそうな道を歩くことはできなかった。
電波が届かないというのは本当らしく、電波表示はこの時代には珍しく『圏外』で、はぐれた二人に連絡をすることはできない。
ここは山というほど険しくはないが、あえて山登りに例えるなら、ここは引き返す一択なのだろう。
けれど、その時の私はまるで導かれるように奥へ奥へと進んでいってしまったのだった。
やがて、少しひらけた道に出た。
しかし、そこで油断してしまったのか、周りを見回したところで、私は足を踏み外した。ぐらぐらと揺れていた岩様の石に足を取られたらしかった。
叫び声を上げる暇もなく、急な斜面を滑落していく。近くに細い枝の様な木はあるものの、掴まれそうな幹の太いものはなく、私はただ流れに身を任せるしかなかった。
その時──。
「雫!」
そう呼ぶ声がして、落下が止まった。
その代わり、引きちぎられるくらいの痛みを腕に感じた。
じわりと身体が下に動く。
ころりと転がった石は、私のように止める手もなく、どんどん下へと落ちていった。
やがて、微かにぽちゃんと音がした。
その時になってようやく音楽が聞こえないことに気がついた。落下の衝撃か、どこかでスマートフォンを落としてしまったらしい。
そっと下を覗くと、そこには神秘的ながら狭く深い池のようなものが見えた。
「ひっ」
私は思わずそう声を出してしまった。
「……見るな、下は、見るな……」
兄の苦しそうな声が聞こえた。
私の手を掴んで落下を止めてくれたのは兄だった。
もう少しで私は、この池に落ちてしまうところだったのだ。
店長は涌井さんとの思わぬ再会に驚いていたが、やはり駅で見かけたのも彼だったようで、「もう帰って来ないと思っていた」と呟いた。
店長にはほぼ全てを伝え、再び私たちに協力してもらうことにした。私からの報告を聞いて、店長は最もな疑問を投げてくる。
「生贄について詳しくないから何とも言えないし、今更かもしれないけど。八ツ森さんたちは兄妹なんだよね? 純粋なアベックとは言えないと思うんだけど、問題ないのかな」
確かに言葉だけで言えばアベックは男女二人組くらいの意味合いでしかない。いわゆるカップルとは微妙に違う気もするが、この村ではどのように扱われているのだろうか。
そもそも外国人夫婦を基準に考えるなら、やはり恋人同士か、少なくとも他人の男女でなければならない気がする。血が繋がっていたら、もはやアベックとは言えないだろう。
「その辺は僕の考えることじゃないので……」
曖昧に返事をした涌井さんだったが、まぁ時代を超えて受け継がれてきた話なので、どこかで変遷してしまうまたは時代の流れに合わせて多少解釈が緩めになるのは、わりとよくあることでもある。
私などはそうまでして守らなければならないのだろうかと思うのだが。時代の変化に伴いルールを変えなければならないのなら、その時代まで受け継がれてきたこと自体にもうかなり無理があるということではないか。
とはいえ、先祖代々守ってきたことをおいそれとやめられないのはどこも同じかもしれない。
日本の風習でいえば、盆棚など全ての意味がわかって行っている人がどれだけいるのか。意味が多少わからなくとも、「そう教えられてきたのだから」と納得する人は多いだろう。やめる時が来るとすればそれは、時代の変遷によって、(その地域特有の)盆棚の飾り方自体がもうわからないという家庭ならあり得るかもしれない。
ともあれ、私たちは兄が監禁──もとい拘束されてはいないらしいので軟禁だろうか──されているという神社内の施設へと向かった。
祭りの準備で周囲は慌ただしかったが、私や(この辺りの地域のナンバーとは言え)レンタカーの存在もかなり目立つと判断され、店長と涌井さんに様子を見てきてもらうことにした。
兄自身は特筆すべき事項はほとんどないが、この辺りの人たちのほとんどが顔見知りであることを考慮すれば、助け出せたとしても同じく目立つ存在であることに変わりはないだろう。
もしも直接、店長や涌井さんが一緒にいるところを目撃されれば弁明のしようもない。
私は姿が見えなくなるまで彼ら二人を眺めていたが、兄がここに来る可能性は今のところ低いだろうと見ていた。
せめて炎上祈祷までに助け出せれば良いのだが──。
20分ほど経った頃、涌井さんと店長が早足で車に戻ってきた。案の定、兄の姿はない。
「お兄さん、いませんでした」
「…………はい?」
涌井さんの第一声に、私は間抜けな声しか返せなかった。
「どうやら抜け出したみたいですね。室内にこれが」
そうやって渡されたのは、兄のスマートフォンだった。兄は指紋認証を使っているので、中身を見ることは叶わないが、待ち受けだけは確認できた。
そこにはメモをスクリーンショットでもしたのか、書き置きがわりの文章が並んでいた。
曰く──。
『行方不明の大学生たちの安否が心配なので探しに行く。炎上祈祷までには必ず戻ってくるから、妹は巻き込まないで欲しい』
というようなことが、至極丁寧な言葉で綴られていた。
探しに行った場所までは書いていなかったが、明らかにこの文章にふさわしくない絵文字がちょうど待ち受けの時間表示のあたりに並んでいた。
「ハートと家と、熊──?」
「まさか、あの林に?」
私の呟きに真っ先に気がついた店長によれば、外国人夫婦の家の裏手にある林には熊が出ると言う。
何度か聞いた話だが、恋愛成就のパワースポットを表す『ハート』、外国人夫婦宅を表す『家』、そしてそのまま『熊』──これらを合わせれば兄だけでなく、瀬名さんや藤倉さんも見つかるということだ。
私はふたりに頼んで、林に行くことにした。
「……本当に出るんですか、熊……」
「さあ。みんな噂を聞いたって程度で、本当に見た人がいるかはわからないらしい。ただ、本当に出るかどうかは、二人(※瀬名さんと藤倉さんのこと)を連れて行く分には問題にならないんじゃないかな。『出るかもしれない』って聞いて、そこに放置されでもしたら、本当に出ようが出まいが恐ろしくて仕方ないでしょ。すぐそこにいるかもしれないんだから」
店長の回答はもっともだった。
「あの林、電波が届かないからスマホのラジオや配信サイトなんかは使えない。スマホ経由で音を出せるとしたら、音楽を流すくらいだけど。ないよりは多少マシだと思う」
店長は「たとえ本当にいなかったとしても、出てもおかしくないところではある」と言うので、とりあえずできる装備はしていこうということになった。
あいにく、ラジオも熊鈴も手元にはないので、店長の提案でとにかく音楽を爆音で流し続けるという策を取ることになった。
ただし、この場合、近くで物音がしても気がつきにくく、細心の注意が必要ではある。とはいえ、メリットもあって、兄や瀬名さんたちがこちらが探していることに気がついてくれる可能性も高い。
私たちは林に入ったが、店長も涌井さんも実はあまり来たことがないという。
理由を問うと、「用事がない」「何もない」からだという。ちなみに後者の『何もない』に関しては、二人が直接見たわけではなく、伝聞らしい。『何もないから行ってはならない』とこれまた言い伝えられているのだとか。
「でも、別に禁足地というわけでもなし。入ろうと思えば誰でも入れるし、外観から察するにそんなに深くもない。林に面する家に沿って歩けば迷子になることもないから」
そう言うので、地の利は誰にもないものの、熊にさえ気をつければ大丈夫らしい。
だとすれば、瀬名さんや藤倉さんがここに連れて来られたとしても、特に恐怖を感じることもない気もするが──。
いや、しかし、入ったことがない人の言い分を完全に信用することもできまい。熊は熊で出たらひとたまりもないのだし、彼らはおそらくスマートフォンも取り上げられているから、気休め程度はいえ、音楽を流すなどの対策もとれない。
さらに私のように事前情報としての危険度を聞かされていないのだから、『熊が出る』『どこそこ(例えば家に面するのとは反対側の特定の方角)に向かえ』などと言われれば、たとえ無用な警戒だとしても怠るわけにはいかないだろう。
「とりあえず、はぐれないように探しましょう」
私たちはそれぞれに音楽を流しながら、林へと一歩を踏み出した。
確かにそれほど広くもなさそうだが、木々も多く日は差し込みにくい。奥に行けばそれなりに山道のようになっているし、なんなら崖のように落ちたら怪我では済まなさそうな切り立った部分の道もある。しかもその道は細く、足場も悪い。
「気をつけて」
微かに音楽の合間にそう聞こえた気がするが、ここを渡る勇気が私には持てず、かといって先に進んでしまった彼らに声も届かず、仕方なく私はもう一方の道を選んだ。
崖に面したこの道よりも直ちに危険はなさそうだが、長い目で見るとこちらのほうが林の奥に進んでいく道なので方向としてはあまりよくないと思われる。
それでもどうしても、私に落ちそうな道を歩くことはできなかった。
電波が届かないというのは本当らしく、電波表示はこの時代には珍しく『圏外』で、はぐれた二人に連絡をすることはできない。
ここは山というほど険しくはないが、あえて山登りに例えるなら、ここは引き返す一択なのだろう。
けれど、その時の私はまるで導かれるように奥へ奥へと進んでいってしまったのだった。
やがて、少しひらけた道に出た。
しかし、そこで油断してしまったのか、周りを見回したところで、私は足を踏み外した。ぐらぐらと揺れていた岩様の石に足を取られたらしかった。
叫び声を上げる暇もなく、急な斜面を滑落していく。近くに細い枝の様な木はあるものの、掴まれそうな幹の太いものはなく、私はただ流れに身を任せるしかなかった。
その時──。
「雫!」
そう呼ぶ声がして、落下が止まった。
その代わり、引きちぎられるくらいの痛みを腕に感じた。
じわりと身体が下に動く。
ころりと転がった石は、私のように止める手もなく、どんどん下へと落ちていった。
やがて、微かにぽちゃんと音がした。
その時になってようやく音楽が聞こえないことに気がついた。落下の衝撃か、どこかでスマートフォンを落としてしまったらしい。
そっと下を覗くと、そこには神秘的ながら狭く深い池のようなものが見えた。
「ひっ」
私は思わずそう声を出してしまった。
「……見るな、下は、見るな……」
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