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領都フルネンディク
38 自分は表に出ずに土地改良する方策と雲隠れ方法を考える
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土壌のPh値を調べるには、土を水で溶いて試験紙を浸しその色でチェックするのが一番簡単な方法です。
紫キャベツの試験紙作っているので、そこら辺は難なくクリアできるのですが。
一番資金なり時間なり人手なりが必要な大規模土地改良には石灰が一番効率的なのも知っています。
しかし、石灰岩を砕いて混ぜれば良いというわけでもなく、石灰岩を焼成したあと水を加えた消石灰(水酸化カルシウム)を作らなければなりません。
かと言ってこの魔法世界でそんな化学力を持っている組織を私は見たことも聞いたこともありません。
一番原始的な方法は、牡蠣や帆立などの貝類の殻を粉砕してまぜる方法ですが、自然に殻が水酸化カルシウムに変化し、雨水に溶けてPh値が下がるのに時間が掛かり、苗木が成長する大事な時期に対応できないのです。
ないなら作ればいい。いやダメだ。その理論は私には危険。低中層の新しいことをする者たちの末路は、どこの世界でも一緒。
そうすると侯爵家だけで考えられる方策は、土自体を持ってきて、苗木がある程度育つまでその土で栽培し、その後殻を使って調整した予定地に植えなおすという作業が必要になりますが、領民だけで担うことができます。
元々林業が盛んな山岳地帯ですしおすし。
あとは貝類の殻の入手先はアテがあるかどうか。ここら辺も相談ですね。
コーヒー担当者なら解決策をもってそうな気がする。果樹栽培には安定した土地をキープするにはノウハウがありますからね。
よし、私が何かアクションを起こすと目を付けられるので、情報を出してレイ兄様に丸投げ決定。
「レイ兄様?」
腕を組み右手を握り顎にコツコツ当て考え事をしているレイ兄様に話かけてみます。
「私、地質改良の方法に心当たりがあるのですが、よろしいですか?」
「……話してみなさい」
「条件つけていいですか?」
「内容によるな、まず、条件とは?」
交渉させない気ね。まぁ、殿下と顔を合わせずに済むなら検証していない分安い情報ではありますし。
「お父様は無理にでも会わせようとすると思いますが、私は殿下に会いたくないのです」
「ふむ、それで?」
「殿下がいらっしゃる間、仮病を使って奥ファジャに籠る事と殿下が来ないようにする事が条件です」
「そのくらいのことなら、お安い御用だ。だが、メイドは置いてやるからノルベルトは置いて行け。病床にあるのにノルベルトが傍にいたら言い訳にならない」
それもそうだ。
ノート兄様を見上げると小さく頷いてくれました!
「わかりました。方法はですね……」
よし、脱出の段取り成功!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
前回より間が空いてすみません。ちょっと入院していました。スマホ見られないのがつらかった……。
GW前に退院できて、ほんとよかった。(´Д`)ウヘァ
三食昼寝付きですが、主に資金の件で。
紫キャベツの試験紙作っているので、そこら辺は難なくクリアできるのですが。
一番資金なり時間なり人手なりが必要な大規模土地改良には石灰が一番効率的なのも知っています。
しかし、石灰岩を砕いて混ぜれば良いというわけでもなく、石灰岩を焼成したあと水を加えた消石灰(水酸化カルシウム)を作らなければなりません。
かと言ってこの魔法世界でそんな化学力を持っている組織を私は見たことも聞いたこともありません。
一番原始的な方法は、牡蠣や帆立などの貝類の殻を粉砕してまぜる方法ですが、自然に殻が水酸化カルシウムに変化し、雨水に溶けてPh値が下がるのに時間が掛かり、苗木が成長する大事な時期に対応できないのです。
ないなら作ればいい。いやダメだ。その理論は私には危険。低中層の新しいことをする者たちの末路は、どこの世界でも一緒。
そうすると侯爵家だけで考えられる方策は、土自体を持ってきて、苗木がある程度育つまでその土で栽培し、その後殻を使って調整した予定地に植えなおすという作業が必要になりますが、領民だけで担うことができます。
元々林業が盛んな山岳地帯ですしおすし。
あとは貝類の殻の入手先はアテがあるかどうか。ここら辺も相談ですね。
コーヒー担当者なら解決策をもってそうな気がする。果樹栽培には安定した土地をキープするにはノウハウがありますからね。
よし、私が何かアクションを起こすと目を付けられるので、情報を出してレイ兄様に丸投げ決定。
「レイ兄様?」
腕を組み右手を握り顎にコツコツ当て考え事をしているレイ兄様に話かけてみます。
「私、地質改良の方法に心当たりがあるのですが、よろしいですか?」
「……話してみなさい」
「条件つけていいですか?」
「内容によるな、まず、条件とは?」
交渉させない気ね。まぁ、殿下と顔を合わせずに済むなら検証していない分安い情報ではありますし。
「お父様は無理にでも会わせようとすると思いますが、私は殿下に会いたくないのです」
「ふむ、それで?」
「殿下がいらっしゃる間、仮病を使って奥ファジャに籠る事と殿下が来ないようにする事が条件です」
「そのくらいのことなら、お安い御用だ。だが、メイドは置いてやるからノルベルトは置いて行け。病床にあるのにノルベルトが傍にいたら言い訳にならない」
それもそうだ。
ノート兄様を見上げると小さく頷いてくれました!
「わかりました。方法はですね……」
よし、脱出の段取り成功!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
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