勇者の才能が無さそうなので諦めて冒険者の道を選びました。

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第8話「訓練パート4」

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あれから1週間…。ホントに死ぬかと思ってた、いやマジでよく生きてたな俺…。

初日の訓練の内容の体づくりとプラスして2日目からは、剣術指導+魔術指導+実戦指導をやった。ちなみに剣術以外の相手としてギルドマスター以外の5人とも戦わされました…。結果はお察しの通りボコボコにやられた。正直俺自身、自分がどのくらい訓練を行わなかったときと比べ、力がついているのか全く分からなかった。

強制参加最終日は、実戦として森でゴブリンを5体狩ってくるというものであったが、初期の頃と比べ単純に攻めるだけではなく、戦闘において必要な複数のことを同時に考え実行するという技術が訓練の成果もあってか割とすんなりやる事が出来た。結果として俺は難無くゴブリンを5体狩ることが出来、また自分にとってこの訓練は良い経験になったとつくづく思っていた。

「罠の回収、剣の収納よし。後はこのゴブリンの耳を討伐証明としてナイフで切り落として終了と…」

ゴブリンの耳を個体数分ナイフで切り落とし収納。今回は正式な依頼ではないためお金を貰うことは出来ない。なので残った部位は土に埋めた。無用な殺傷は俺も好きではないし、何より放置したら環境的にも悪くなりそうだからという理由で土に埋めた。

「さて、帰るかな…っと」

近くで金属音がした為、すかさず戦闘態勢に入るがどうやら俺と同様に訓練を受け終えた冒険者達みたいだ。

「くっ、この!このっ!」

見たところ戦っているのは、金髪の女の子1人とあのゴブリン1体みたいだな。辺りに、ゴブリンの死体が4体あるのに対して今戦っているあのゴブリンが訓練目標の最後の1体だと思うが、様子から察するに正面突破で挑んだ所、体力や自身の技量を考えない戦い方をしたため現在苦戦を強いられているのだろう。

手足の動き、重心のバランスどれを取ってもチグハグで俺だったら確実にギルドマスターに
死ぬまで走らされた後拷問の如く木刀で特訓という名の体罰を受けている事であろう。

そんなことを考えていると遂に女の子の剣がゴブリンの小さいナイフに弾かれ地面に突き刺さる。焦るあまり、ゴブリンに背中を見せてしまう女の子。

「しょうがねぇな!よかったよ、弓持ってきてて!」

助けるだけでは彼女の成長に繋がらない為敢えて俺はゴブリンがナイフを持っている方の手を草むらの視界から射抜いた。するとゴブリンは喚き涙ながら射抜かれた方の弓を抜き落としたナイフを拾おうとする。

それと、同時に女の子の方も剣を拾い直せたみたいだ。俺と同期の女の子の強さがどれほどのものかと見てみたはいいけど、感想としては初期の俺よりマシだなと思った。

俺の場合は個別で執拗にマスター達にイジメられたため、出来て当然と言えば当然なのだが彼女の太刀筋から見るに日頃から剣を扱っている感じはしたし、何より剣1本だけで策も練らず真正面から切り込み殆切り倒しているところがすごいと思った。

女の子が俺と同じ訓練メニューを受けていればもっと簡単に済んだかも知れないとも思ったが、よくよく考えると女の子にあの量のメニューをこなせと言われるとさすがに引くわ。

「やぁ!やっと…」

どうやら、無事に狩ることが出来たみたいだ。彼女は、ぐったりした様子でゴブリンの耳を剥いでいたので丁度いいと思い1度挨拶をしておくことにした。

「やぁ、君!さっきは危なかったね」

「ふぇ!?あぁ…えっとすいません。さっきの矢は、もしかして貴方が?」

「うん、実戦で邪魔するのは良くないってのは知ってるんだけど、ピンチっぽかったし思わず助けちゃったごめん。僕は木場玲翔。レイトと呼んでくれ」

「助けてくれてありがとう!私は、マイヤ・エネーレ。孤児院育ちの12歳。一応前衛の剣士だ!私の事は、マイかエネのどちらか好きな方で読んでくれ。」

12歳!?どうりで若いと思った!
こうして、俺たち2人は無事に強制訓練終了の証であるゴブリンの耳を無事に狩ることができた。

────────────

名前:木場玲翔
種族:人間
ジョブ:鑑定士

Lv:5
HP:85
MP:90
力   :53
耐久:39
魔力:20
器用:48
敏捷:26

《スキル》
・鑑定〖Lv2〗
・解析〖Lv2〗
・剣術〖Lv1〗NEW
・罠術〖Lv1〗NEW
・闘術〖Lv1〗NEW

《固有スキル》
・自動翻訳

《称号》
・異世界から来たもの 
・努力家

────────────

────────────

名前:マイヤ・エネーレ
種族:人間
ジョブ:剣士

Lv:7
HP:66
MP:50
力   :52
耐久:10
魔力:25
器用:18
敏捷:47

《スキル》
・剣術〖Lv3〗
・盾術〖Lv1〗

《固有スキル》
・なし

《称号》
・努力家

────────────
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