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宿屋で勘違いされて処女を奪われました。
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「あぁああっ!!? あっ! ま、待ってっやっ、恐いっ」
入れて直ぐ、アルは容赦無く動き始める。ガツガツと怒りを叩き付けるような乱暴な律動に恐れを抱いた早苗だが、それは最初だけで直ぐに快感に塗り潰された。
「あぅっ、はぁっンッ、ひぅっ!」
昨夜の官能を身体が覚えてしまっている。突かれる度に目眩めくるめく快感が子宮から頭に突き抜けた。
「はっ、ぁあっ! ヒッいやぁっ」
「ハッ……どこが嫌なの? 君って、何されても気持ち良いんだね……この、淫乱っ」
早苗の快感に忠実な身体と、それに必死で抗おうとする様にどうしようもなく欲情するらしい自分を認めたく無くて、アルは彼女を攻めながら責める。
まるで自分が、あの女と同じ種類の人間になったようで不快だった。
「ふぅっ……ちがっ、いやっ、あぁっ!」
パンッパンッと肉のぶつかる音と共に粘液を掻き混ぜる音もぐちゅぐちゅ鳴り響き、肉杭が引き抜かれる度に中から掻き出された粘液が飛び散る。
「あひっんっ、あっあぁっ、はあっ、うん!」
昨夜と同じく、奥を突けば突くほどキュンキュン締め付けてくる膣内を抉じ開けるように穿つ。
「っ……ハァッ、君、態とじゃないよねっ? うっ、馬鹿力で、締めないで、くれるっ」
「あっ、そんなっ、わかんなっ、んあぁっ」
早苗を散々焦らした分アル自身も焦らされたのだ。その上この締め付けでは、もうそろそろ限界が近い。
「はっ、あぁっ! ンッ、ぅあっ!」
「ハァッ、ふっ、ハァッ、ハァッ」
不味い、早くイかせなければと思ったアルは、ラストスパートをかけようと彼女の足の間に手を伸ばす。その時だ。
「やっあうっ、かたいのっ、おっきぃから、おなかいっぱ、あっ!」
「ぐっ!? くぁっ……こんの、女っ!」
キツいのはこちらの方だと言おうとした早苗だが、アルにとっては性的な刺激にしかならず、思わず敗北の白旗ならぬ白濁を吐き出したのだった。
「ハァッハァッ……っ」
「らめっ、あっヒッ……イッ……ぁっ……っ!!」
数回に分けて欲望を吐き出しながら本能的に腰を打ち付けていると、早苗も後を追うように絶頂する。
アルは彼女の胸に倒れ込みそうになるのを意地で堪こらえ、中から乱暴に自身を引き抜く。そして避妊具を抜き取るとボロ布に包み、屑箱に投げ捨てた。
「………………」
彼は立てた片膝に腕を乗せ、その腕に額を当てて無言で項垂うなだれたような体勢になった。
そんな彼に、早苗は上がった息も整わないまま、少し戸惑いがちに声を掛ける。
「……はぁっ、はぁっ、あの、はぁ、負けたから、払います。納得は全然、行かないけど……はぁ」
「…………は?」
早苗の言葉に、アルは驚いたような顔をして聞き返した。
「え? いや、あの…………し、69の時、私舌でいっぱい……イっちゃったし……」
具体的に言えと言う事かと思った早苗は、勇気を振り絞って説明する。『私舌で』からは小声になってしまったが、二人きりの静かな部屋では十分に聞き取れた。
「…………あー……、うん、残念だったね? 有り難く頂くよ。…………はぁぁ……なんだ……」
最後の方は口の中で極小さく呟いたので、早苗の耳に届く事は無かった。
実を言うと、あの時のアルは大変屈辱ではあるが口淫に夢中になりすぎて半分意識が飛んでいて、彼女がイったかどうかよく覚えていない。
負けたと思って項垂れていたアルだが、勝ったと分かり胸を撫で下ろした。そうとは知らず馬鹿正直に負けを認めた早苗が可笑しくて、頭の中で笑った。
「……さて、じゃあ行こっか」
テキパキと衣服を着用したアルは言う。ちなみに早苗はまだ身体が怠くて起き上がれず布団の中だ。行為中は分からなくなっていた下腹部の痛みもぶり返している。
「え? 何処に?」
「ん? 君が今日から滞在する部屋だよ」
入れて直ぐ、アルは容赦無く動き始める。ガツガツと怒りを叩き付けるような乱暴な律動に恐れを抱いた早苗だが、それは最初だけで直ぐに快感に塗り潰された。
「あぅっ、はぁっンッ、ひぅっ!」
昨夜の官能を身体が覚えてしまっている。突かれる度に目眩めくるめく快感が子宮から頭に突き抜けた。
「はっ、ぁあっ! ヒッいやぁっ」
「ハッ……どこが嫌なの? 君って、何されても気持ち良いんだね……この、淫乱っ」
早苗の快感に忠実な身体と、それに必死で抗おうとする様にどうしようもなく欲情するらしい自分を認めたく無くて、アルは彼女を攻めながら責める。
まるで自分が、あの女と同じ種類の人間になったようで不快だった。
「ふぅっ……ちがっ、いやっ、あぁっ!」
パンッパンッと肉のぶつかる音と共に粘液を掻き混ぜる音もぐちゅぐちゅ鳴り響き、肉杭が引き抜かれる度に中から掻き出された粘液が飛び散る。
「あひっんっ、あっあぁっ、はあっ、うん!」
昨夜と同じく、奥を突けば突くほどキュンキュン締め付けてくる膣内を抉じ開けるように穿つ。
「っ……ハァッ、君、態とじゃないよねっ? うっ、馬鹿力で、締めないで、くれるっ」
「あっ、そんなっ、わかんなっ、んあぁっ」
早苗を散々焦らした分アル自身も焦らされたのだ。その上この締め付けでは、もうそろそろ限界が近い。
「はっ、あぁっ! ンッ、ぅあっ!」
「ハァッ、ふっ、ハァッ、ハァッ」
不味い、早くイかせなければと思ったアルは、ラストスパートをかけようと彼女の足の間に手を伸ばす。その時だ。
「やっあうっ、かたいのっ、おっきぃから、おなかいっぱ、あっ!」
「ぐっ!? くぁっ……こんの、女っ!」
キツいのはこちらの方だと言おうとした早苗だが、アルにとっては性的な刺激にしかならず、思わず敗北の白旗ならぬ白濁を吐き出したのだった。
「ハァッハァッ……っ」
「らめっ、あっヒッ……イッ……ぁっ……っ!!」
数回に分けて欲望を吐き出しながら本能的に腰を打ち付けていると、早苗も後を追うように絶頂する。
アルは彼女の胸に倒れ込みそうになるのを意地で堪こらえ、中から乱暴に自身を引き抜く。そして避妊具を抜き取るとボロ布に包み、屑箱に投げ捨てた。
「………………」
彼は立てた片膝に腕を乗せ、その腕に額を当てて無言で項垂うなだれたような体勢になった。
そんな彼に、早苗は上がった息も整わないまま、少し戸惑いがちに声を掛ける。
「……はぁっ、はぁっ、あの、はぁ、負けたから、払います。納得は全然、行かないけど……はぁ」
「…………は?」
早苗の言葉に、アルは驚いたような顔をして聞き返した。
「え? いや、あの…………し、69の時、私舌でいっぱい……イっちゃったし……」
具体的に言えと言う事かと思った早苗は、勇気を振り絞って説明する。『私舌で』からは小声になってしまったが、二人きりの静かな部屋では十分に聞き取れた。
「…………あー……、うん、残念だったね? 有り難く頂くよ。…………はぁぁ……なんだ……」
最後の方は口の中で極小さく呟いたので、早苗の耳に届く事は無かった。
実を言うと、あの時のアルは大変屈辱ではあるが口淫に夢中になりすぎて半分意識が飛んでいて、彼女がイったかどうかよく覚えていない。
負けたと思って項垂れていたアルだが、勝ったと分かり胸を撫で下ろした。そうとは知らず馬鹿正直に負けを認めた早苗が可笑しくて、頭の中で笑った。
「……さて、じゃあ行こっか」
テキパキと衣服を着用したアルは言う。ちなみに早苗はまだ身体が怠くて起き上がれず布団の中だ。行為中は分からなくなっていた下腹部の痛みもぶり返している。
「え? 何処に?」
「ん? 君が今日から滞在する部屋だよ」
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