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女だらけの大浴場でキャッキャッキャッ!
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「あれ、かつらちゃん?お着替えしないの?」
小刻みに震えるかつらを見てソラは話しかけた。
「ワタクシ、入浴は控えようかしら?」
「えぇ、かつらちゃんどこか体調でも悪いわけ?」
「い、いいえ、いたって健康ですわ。ただ、その…。」
ゴシック系の黒いワンピースの襟元をかつらは指でモジモジ握っている。
「もしかして、かつらちゃんはさぁ、あたし達と入浴するのが嫌とか?」
「セラァ?そんな答えづらい質問はないじゃない!聞き方ってあるでしょう?
かつらちゃんに失礼よぉ。」
「違うってば姉貴。人によってプライベートゾーンが異なるわけじゃん?
かつらちゃんの気持ちを尊重する為にも、無理させちゃ気の毒だからさ。」
「女同士でも生理的に受けつけられないものってあるよね。」
ヒロコはセラの意見に好意的に補足した。
「うんうん、あたしはそれを言いたかったの。」
「そうなの?かつらちゃん?」
「ワタクシは…。」
全裸の3人は一歩踏み出して、ドレッサー付近にいるかつらを無意識に囲んだ。
「あ、あの…かつらちゃん。オガタさんからご連絡が。」
心配そうに話しかけた若い家政婦がインカムをもっている。
実際はオガタからの連絡などなかった。
「かつらちゃん、無理しないでよね?
お友達じゃない。
気にすることなんか何一つないのよぉ。」
「かつらちゃんを傷つける事をすんのって、あたし達も嫌だもん。」
「そうそう、ウチなんて面識ないのにお呼ばれされて感謝しているくらいだよ。
素敵な砂城院家で楽しめせてもらっているのだから。」
「そうだよね。ディナーも最高だったしね!
キャビアに和牛だよ?たらふく食べちゃった!」
「セラは遠慮ってものを知らないもの…。」
「姉貴はお義兄さんとベタベタしてたから、あまり食べれなかっただけでしょ?」
「あらぁ、普段は私が食い意地張っているような言い方ね!」
3人は顔を見合わせて笑っている。
「…かつらちゃん、私に任せて頂ければ、入浴をしない理由をご友人が納得して頂けるようお話致しますよ?」
若い家政婦は3人に気づかれないよう耳元で呟いた。
「ちょっ、ちょっと?貴女?」
「みなさん、大変申し訳ございません。
先ほども申し上げたようにかつらちゃんに緊急で連絡が入ってしまいまして、ご一緒に入浴ができなくなってしまいました。
詳細まではお伝えできかねますが砂城院家にとって重要な幹部会にかつらちゃんの出席がーーーー」
「大丈夫よ。やはりワタクシはみなさんと入浴する事にしたわ。
せっかくお楽しみ中でしたのに、水を差すような事をしてごめんなさい。
それと、幹部会の件はワタクシがいなくても話はまとまる筈よ。」
若い家政婦の前に出て話を遮った。
かつらはみんなと入浴宣言をすると同時に、気遣ってフォローをしてくれた若い家政婦の嘘に合わせた。
「本当に?無理やり付き合わせちゃっていない?」
「へっくしゅ!」
セラはソラの問いに被せるようなクッシャミをした。
「いけない!ワタクシも早く脱ぎますわ。みなさんを裸のまま長居させて申し訳ありません。
風邪を引かせてしまったら、なんとお詫びすればいいものやら…。」
「あたしなら平気!風邪なんて幼稚園児の頃、引いたっきりだから!
この割れた腹筋を見て見て!丈夫でしょ?
脱ぎ終わるまで待っているからさ。」
尻まわりに手を組んでニッコリ笑った。
若い家政婦の訴えるような視線にソラは目を合わせた。
「妹さんは格闘技をおやりになって身体がお強いでしょうが、ハードなトレーニングをされると、免疫が一時的に落ちる話を聞きました。
ですので、ここは早くお湯に浸かり暖まりましょう。」
ソラは若い家政婦さんの気持ちが理解できた。
「そうよぉセラァ。クシャミなんかしちゃってるんだもん。
アンタが風邪をひいて寝込んだら、お仕事にだって支障をきたすわ。」
ソラと若い家政婦はセラを間に挟み、それぞれ腕をガッチリ掴んでいる。
「おい?ちょっと、なんで?あたしは寒くないよ。
すぐ着替えるって言ってんだからかつらちゃんを待っていてあげるべきじゃん!」
「着替えを見られるのは同性同士でも圧があります。」
若い家政婦がセラに言うと、セラも言い返した。
「大浴場に行けば裸の付き合いなんだ。オッパイもオマタも丸見えになるよ。」
「セラァ!アンタ、プライベートゾーンとかなんとか理解のある事を言っていたよね?
この状況は待たなくていいの。空気を読みなさいよぉ!
かつらちゃんは、お着替えを見られたくないんだから。」
両隣でガッチリ腕を掴んでいる、姉と若い家政婦を何度もキョロキョロ見て言った。
「言ったけど、脱衣所で待ってんのがダメなのは気づかなかったんだ。
人が着替えるのを見るのなんて興味ないし、そもそも知っていたらあたしは待たないよ!
大好きなかつらちゃんだ、不愉快な気持ちにさせたくない。」
「お待ちになって。セラちゃんのいう通りですわ。
実はワタクシ、自分が幹事になって考えたのに、みなさんのお胸を見てコンプレックスに苛まれてました。
今回のパーティーは、ソラちゃんと神園くんのご結婚をお祝いするのが大前提ですが、心優しいみなさんとお近づきになれたらと、お呼びさせていただいたのです。」
4人の娘達は裸体をくっつけて聞いている。
「自業自得とはいえ、あれからというものの転校先の高校では恋人どころか心から信頼できる友人も作れず、それはそれは、冬の極寒で辺り一面ぶ厚い氷で覆われた湖の如く寒寒とした学校生活でしたわ。」
「かつらちゃん…。」
「かつらちゃん…。」
双子の姉妹は声がピッタリ合わさった。
「嗚呼《ああ》、ちっぽけなワタクシのくだらないプライドで友情を深められる機会を台無しになんかしたくない。
セラちゃんが言った"裸の付き合い"を今こそすべきだわ。
これがワタクシの望んでいたことですもの。
「元々は人前で一糸纏わぬ姿になるのは苦ではなく、姫君に在学中、自宅では全裸で過ごしていたのですから。
かつらは4人が見ていても臆する事なく素早く衣服を脱ぎ捨てた。
4人の元で立ち止まるかと思いきや、そのまま大きな風呂へ飛び込み湯が飛沫をあげた。
「うわぁ!」
「突然なんだっての?」
先に湯舟に使っているサナエとマキは飛び込んできたかつらに驚いた。
「もうお胸のコンプレックスは払拭したわ!」
濡れた髪をかき上げてオールバックにしたかつらは声を張って笑った。
「女の子同士、触り合いしてもいいわよね?
だってワタクシ達は友達ですもの!」
サナエとマキの身体にに触れようとして、2人に近づいていく。
何かを大きく勘違いしているなと思いながら、猛烈にはしゃぐかつらをいたたまれない気持ちで4人は黙って見ていた。
一方、ウミはーーーー
「姉さん、お次はマイルス・デイヴィスもリクエストしていいか?
あと一曲だけ聴かせてもらったらよ、俺も店を出るから。
あ、待ってくれ、こっちもラスト!コーラのおかわりちょうだいな!」
おひとり様を存分に満喫していた。
小刻みに震えるかつらを見てソラは話しかけた。
「ワタクシ、入浴は控えようかしら?」
「えぇ、かつらちゃんどこか体調でも悪いわけ?」
「い、いいえ、いたって健康ですわ。ただ、その…。」
ゴシック系の黒いワンピースの襟元をかつらは指でモジモジ握っている。
「もしかして、かつらちゃんはさぁ、あたし達と入浴するのが嫌とか?」
「セラァ?そんな答えづらい質問はないじゃない!聞き方ってあるでしょう?
かつらちゃんに失礼よぉ。」
「違うってば姉貴。人によってプライベートゾーンが異なるわけじゃん?
かつらちゃんの気持ちを尊重する為にも、無理させちゃ気の毒だからさ。」
「女同士でも生理的に受けつけられないものってあるよね。」
ヒロコはセラの意見に好意的に補足した。
「うんうん、あたしはそれを言いたかったの。」
「そうなの?かつらちゃん?」
「ワタクシは…。」
全裸の3人は一歩踏み出して、ドレッサー付近にいるかつらを無意識に囲んだ。
「あ、あの…かつらちゃん。オガタさんからご連絡が。」
心配そうに話しかけた若い家政婦がインカムをもっている。
実際はオガタからの連絡などなかった。
「かつらちゃん、無理しないでよね?
お友達じゃない。
気にすることなんか何一つないのよぉ。」
「かつらちゃんを傷つける事をすんのって、あたし達も嫌だもん。」
「そうそう、ウチなんて面識ないのにお呼ばれされて感謝しているくらいだよ。
素敵な砂城院家で楽しめせてもらっているのだから。」
「そうだよね。ディナーも最高だったしね!
キャビアに和牛だよ?たらふく食べちゃった!」
「セラは遠慮ってものを知らないもの…。」
「姉貴はお義兄さんとベタベタしてたから、あまり食べれなかっただけでしょ?」
「あらぁ、普段は私が食い意地張っているような言い方ね!」
3人は顔を見合わせて笑っている。
「…かつらちゃん、私に任せて頂ければ、入浴をしない理由をご友人が納得して頂けるようお話致しますよ?」
若い家政婦は3人に気づかれないよう耳元で呟いた。
「ちょっ、ちょっと?貴女?」
「みなさん、大変申し訳ございません。
先ほども申し上げたようにかつらちゃんに緊急で連絡が入ってしまいまして、ご一緒に入浴ができなくなってしまいました。
詳細まではお伝えできかねますが砂城院家にとって重要な幹部会にかつらちゃんの出席がーーーー」
「大丈夫よ。やはりワタクシはみなさんと入浴する事にしたわ。
せっかくお楽しみ中でしたのに、水を差すような事をしてごめんなさい。
それと、幹部会の件はワタクシがいなくても話はまとまる筈よ。」
若い家政婦の前に出て話を遮った。
かつらはみんなと入浴宣言をすると同時に、気遣ってフォローをしてくれた若い家政婦の嘘に合わせた。
「本当に?無理やり付き合わせちゃっていない?」
「へっくしゅ!」
セラはソラの問いに被せるようなクッシャミをした。
「いけない!ワタクシも早く脱ぎますわ。みなさんを裸のまま長居させて申し訳ありません。
風邪を引かせてしまったら、なんとお詫びすればいいものやら…。」
「あたしなら平気!風邪なんて幼稚園児の頃、引いたっきりだから!
この割れた腹筋を見て見て!丈夫でしょ?
脱ぎ終わるまで待っているからさ。」
尻まわりに手を組んでニッコリ笑った。
若い家政婦の訴えるような視線にソラは目を合わせた。
「妹さんは格闘技をおやりになって身体がお強いでしょうが、ハードなトレーニングをされると、免疫が一時的に落ちる話を聞きました。
ですので、ここは早くお湯に浸かり暖まりましょう。」
ソラは若い家政婦さんの気持ちが理解できた。
「そうよぉセラァ。クシャミなんかしちゃってるんだもん。
アンタが風邪をひいて寝込んだら、お仕事にだって支障をきたすわ。」
ソラと若い家政婦はセラを間に挟み、それぞれ腕をガッチリ掴んでいる。
「おい?ちょっと、なんで?あたしは寒くないよ。
すぐ着替えるって言ってんだからかつらちゃんを待っていてあげるべきじゃん!」
「着替えを見られるのは同性同士でも圧があります。」
若い家政婦がセラに言うと、セラも言い返した。
「大浴場に行けば裸の付き合いなんだ。オッパイもオマタも丸見えになるよ。」
「セラァ!アンタ、プライベートゾーンとかなんとか理解のある事を言っていたよね?
この状況は待たなくていいの。空気を読みなさいよぉ!
かつらちゃんは、お着替えを見られたくないんだから。」
両隣でガッチリ腕を掴んでいる、姉と若い家政婦を何度もキョロキョロ見て言った。
「言ったけど、脱衣所で待ってんのがダメなのは気づかなかったんだ。
人が着替えるのを見るのなんて興味ないし、そもそも知っていたらあたしは待たないよ!
大好きなかつらちゃんだ、不愉快な気持ちにさせたくない。」
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実はワタクシ、自分が幹事になって考えたのに、みなさんのお胸を見てコンプレックスに苛まれてました。
今回のパーティーは、ソラちゃんと神園くんのご結婚をお祝いするのが大前提ですが、心優しいみなさんとお近づきになれたらと、お呼びさせていただいたのです。」
4人の娘達は裸体をくっつけて聞いている。
「自業自得とはいえ、あれからというものの転校先の高校では恋人どころか心から信頼できる友人も作れず、それはそれは、冬の極寒で辺り一面ぶ厚い氷で覆われた湖の如く寒寒とした学校生活でしたわ。」
「かつらちゃん…。」
「かつらちゃん…。」
双子の姉妹は声がピッタリ合わさった。
「嗚呼《ああ》、ちっぽけなワタクシのくだらないプライドで友情を深められる機会を台無しになんかしたくない。
セラちゃんが言った"裸の付き合い"を今こそすべきだわ。
これがワタクシの望んでいたことですもの。
「元々は人前で一糸纏わぬ姿になるのは苦ではなく、姫君に在学中、自宅では全裸で過ごしていたのですから。
かつらは4人が見ていても臆する事なく素早く衣服を脱ぎ捨てた。
4人の元で立ち止まるかと思いきや、そのまま大きな風呂へ飛び込み湯が飛沫をあげた。
「うわぁ!」
「突然なんだっての?」
先に湯舟に使っているサナエとマキは飛び込んできたかつらに驚いた。
「もうお胸のコンプレックスは払拭したわ!」
濡れた髪をかき上げてオールバックにしたかつらは声を張って笑った。
「女の子同士、触り合いしてもいいわよね?
だってワタクシ達は友達ですもの!」
サナエとマキの身体にに触れようとして、2人に近づいていく。
何かを大きく勘違いしているなと思いながら、猛烈にはしゃぐかつらをいたたまれない気持ちで4人は黙って見ていた。
一方、ウミはーーーー
「姉さん、お次はマイルス・デイヴィスもリクエストしていいか?
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