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第一部 宰相家の居候
221 今更の開業届
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※1日複数話更新です。お気を付け下さい。
ベクレル伯爵夫妻宛のシャルリーヌの手紙は「元気にしている」「ボードリエ伯爵夫妻にはよくして貰っている」と言った、出来る限り心配をかけないようにとの配慮に満ちた文章が並ぶ手紙だったようだ。
まさか夕食の席で、手首の話とか言語道断だろうと、私の方は逆に乾いた笑いしか返せない。
せいぜい「アンジェスの陛下に請われて〝転移扉〟に魔力を融通したりはしているようですけど、他の公爵家や伯爵家への伝手も増えて、落ち着いて生活が出来るようになったみたいです」と答えるのが精一杯だ。
フォルシアン公爵やミカ君とそれなりに顔繋ぎが出来たみたいなので、嘘ではない。
それだけ中枢と近いと言う事は、多分きっと言わなくても良い事だ。
って言うか、親相手にネコ被ってどうするの、シャーリー……。
私の言葉に喜んでいる夫妻を見るにつけ、とってもいたたまれない。
「ただ、そろそろ宰相閣下が帰国しない事に関して陛下の我慢が限界に近付いているようだと、彼女からの手紙にはありました。ですので、ラハデ公爵に連絡をとって、帰国の準備を進めたいと思っています」
「そうか……私やフィロメナに、他にも手伝える事があれば、遠慮なく言ってくれ。シャルリーヌの近況が知れただけでも、貴女には感謝してもし足りないほどだ」
「とんでもありません。こちらこそ、滞在させて頂いているだけではなく、ラハデ公爵に繋ぎを取って頂いたり、王立植物園に通わせて頂いたりと、充分以上によくして頂いています。今は手紙のやり取りだけですけど、いずれ必ずシャーリーと会えるように取り計らわせて頂きますので」
「レイナ嬢……」
「それといったん帰国はしますけれど、色々あって〝ユングベリ商会〟が本格活動する事になりそうなので、これからも交流を続けさせていただければ嬉しく思います」
「そ…そうか。それはもちろん、願ってもない事だ。実は使用人たちから、貴女の活動が相当シーカサーリの街を活気づかせているようだと聞いていた。帰国したら終わりではなく、将来があると言うのは領主としても歓迎すべき事だよ」
後は帰国まで手紙を出す事はないだろうけど、手紙の他に食べ物とか洋服とか宝石とか、シャルリーヌに何か渡したい物があれば、帰国の時に預かると、伯爵夫妻には告げておいた。
数日中と言えば、それだと刺繍やドレスを仕立てたりは出来ないと、少しだけフィロメナ夫人が残念そうだったけれど、何かしらは用意をしたいと、すぐに気持ちを切り替えて、意気込んでいた。
つくづく、良いご両親で羨ましいと思った。
* * *
翌朝。
とりあえず「体調不良で遅刻する」との使者を植物園に立てて、私は商業ギルドに立ち寄る事にした。
朝ちょっと早めなので、ギルド長とか副ギルド長とか、まだ来ていない可能性もあるとは思ったけど、とりあえず昨日、植物園の去り際ギリギリにエドヴァルドの許可は貰ったので(ちょっとの間無言になった後「……戻ったら覚悟しておけと言っておいたのは聞いているな?――なら良い」と、低ーい声で言われた事は、出来れば忘れたい)、とっとと行商人登録しておこうと思ったのだ。
「まぁ、夜に来たり朝に来たり、よく動くコねぇ……」
ギルドの表玄関で、バッタリとレノーイ・リーフェフットギルド長、もといおネェ様に会ったのは、果たしてラッキーなのかどうか。
「夜討ち朝駆けを厭うようでは一人前になれませんからね」
「あら、何よそれ」
どうやらそれは日本独特の言い回しのようで、玄関先でおネェ様は、興味深そうに眉根を寄せた。
「私の住んでいたところの慣用句みたいなもので、夜に攻め、また朝にも攻める――朝早く、または夜遅くに動くことで、通常のタイミングでは得られない効果を得る――と言う意味ですね。語源は大昔の王家の内部抗争からきているみたいですけれど」
元は保元の乱で、夜討ちを卑怯と却下した上皇方が夜討ちを受けて敗北したところに端を発していて「夜討ち朝駆けは武士の習い」とまで言われていた程だったのが、いつの間にやら武士が「記者」と揶揄されるようになって、現代ではむしろブラックの代表の様に言われて禁止行為となっている訳だけれど……今日のところは、時間帯を考えればこの発言で合っている筈だと思う。
「何だか日中も夜も休みなく稼働しているギルドの為にあるような言葉ね」
「情報は鮮度が命ですもんね」
レノーイと共に中に入って、どうしたものかと一瞬思ったけれど、おネェ様は顎でクイッと「ついて来い」と合図して下さった。
「お金持って来たんでしょう?」
「あ、はい。銀そのものでも構わないとの事だったので……」
「そうね。一般的な相場よりは多少は優遇措置をとっているわよ」
「あと、手紙を出しに」
これはアンジェス側への返信ではない。
ラハデ公爵への「エヴェリーナ妃からの申し入れを受け入れます」と言う決意の現れだ。
「……そう。じゃあそれは、行商人登録の手続きが終わってから、下で立ち寄って頂戴」
「分かりました。開業届と保証金です。確認していただけますか?」
そう言って私はギルド長サマの前に、書類と小さめの延べ棒状の銀を複数並べた。
新入社員の初任給に準じた額面年収分くらいの価値らしい。
確かに、一宿一飯どころじゃない恩義を背負ったようなものだ。
開業届は開業届で、読めたところで理解が追いつかない難解な言い回しも多く、ベクレル伯爵がいなかったらすぐには完成させられなかったかも知れない。
「まあ、到底一人では仕上げられない書類を書かせるのもね、本人の開業に対する意欲を図ったり、冷やかしや詐欺で開業しようとする人を防いだりと、意図は色々とあるワケなのよ」
私の表情から察したらしいおネェ様は、そんな言い方をして、書類を受け取った。
「身分証貸して頂戴。裏に焼き鏝で行商人登録の完了印を押すから。アンジェスに行って実店舗登録するなら、隣にでもリーリャが印を押すでしょうよ」
これでいよいよ、仮想店舗だった〝ユングベリ商会〟が実体を持った事になる。
「あの……多分、近々一度、アンジェスに戻ります。ただ商会の仕事は続けますので、今後は時々行き来をする事になるかと——」
アンジェスに戻る。
その一言で、おネェ様の目が鋭くなった。
明らかに「駆け落ちでしょ?」とその目が語っているけれど、私もニッコリと微笑ってとぼけるしかない。
「そう。じゃあリーリャに、良い機会だから交流再開しましょうって言っておいて頂戴。ユングベリ商会がどんな商品を扱っていくか、特許権取得後の商売も楽しみにしてるわ」
もちろん、小説の出版優先よ!と、おネェなギルド長様は「らしさ」を発揮する事を忘れなかった。
ベクレル伯爵夫妻宛のシャルリーヌの手紙は「元気にしている」「ボードリエ伯爵夫妻にはよくして貰っている」と言った、出来る限り心配をかけないようにとの配慮に満ちた文章が並ぶ手紙だったようだ。
まさか夕食の席で、手首の話とか言語道断だろうと、私の方は逆に乾いた笑いしか返せない。
せいぜい「アンジェスの陛下に請われて〝転移扉〟に魔力を融通したりはしているようですけど、他の公爵家や伯爵家への伝手も増えて、落ち着いて生活が出来るようになったみたいです」と答えるのが精一杯だ。
フォルシアン公爵やミカ君とそれなりに顔繋ぎが出来たみたいなので、嘘ではない。
それだけ中枢と近いと言う事は、多分きっと言わなくても良い事だ。
って言うか、親相手にネコ被ってどうするの、シャーリー……。
私の言葉に喜んでいる夫妻を見るにつけ、とってもいたたまれない。
「ただ、そろそろ宰相閣下が帰国しない事に関して陛下の我慢が限界に近付いているようだと、彼女からの手紙にはありました。ですので、ラハデ公爵に連絡をとって、帰国の準備を進めたいと思っています」
「そうか……私やフィロメナに、他にも手伝える事があれば、遠慮なく言ってくれ。シャルリーヌの近況が知れただけでも、貴女には感謝してもし足りないほどだ」
「とんでもありません。こちらこそ、滞在させて頂いているだけではなく、ラハデ公爵に繋ぎを取って頂いたり、王立植物園に通わせて頂いたりと、充分以上によくして頂いています。今は手紙のやり取りだけですけど、いずれ必ずシャーリーと会えるように取り計らわせて頂きますので」
「レイナ嬢……」
「それといったん帰国はしますけれど、色々あって〝ユングベリ商会〟が本格活動する事になりそうなので、これからも交流を続けさせていただければ嬉しく思います」
「そ…そうか。それはもちろん、願ってもない事だ。実は使用人たちから、貴女の活動が相当シーカサーリの街を活気づかせているようだと聞いていた。帰国したら終わりではなく、将来があると言うのは領主としても歓迎すべき事だよ」
後は帰国まで手紙を出す事はないだろうけど、手紙の他に食べ物とか洋服とか宝石とか、シャルリーヌに何か渡したい物があれば、帰国の時に預かると、伯爵夫妻には告げておいた。
数日中と言えば、それだと刺繍やドレスを仕立てたりは出来ないと、少しだけフィロメナ夫人が残念そうだったけれど、何かしらは用意をしたいと、すぐに気持ちを切り替えて、意気込んでいた。
つくづく、良いご両親で羨ましいと思った。
* * *
翌朝。
とりあえず「体調不良で遅刻する」との使者を植物園に立てて、私は商業ギルドに立ち寄る事にした。
朝ちょっと早めなので、ギルド長とか副ギルド長とか、まだ来ていない可能性もあるとは思ったけど、とりあえず昨日、植物園の去り際ギリギリにエドヴァルドの許可は貰ったので(ちょっとの間無言になった後「……戻ったら覚悟しておけと言っておいたのは聞いているな?――なら良い」と、低ーい声で言われた事は、出来れば忘れたい)、とっとと行商人登録しておこうと思ったのだ。
「まぁ、夜に来たり朝に来たり、よく動くコねぇ……」
ギルドの表玄関で、バッタリとレノーイ・リーフェフットギルド長、もといおネェ様に会ったのは、果たしてラッキーなのかどうか。
「夜討ち朝駆けを厭うようでは一人前になれませんからね」
「あら、何よそれ」
どうやらそれは日本独特の言い回しのようで、玄関先でおネェ様は、興味深そうに眉根を寄せた。
「私の住んでいたところの慣用句みたいなもので、夜に攻め、また朝にも攻める――朝早く、または夜遅くに動くことで、通常のタイミングでは得られない効果を得る――と言う意味ですね。語源は大昔の王家の内部抗争からきているみたいですけれど」
元は保元の乱で、夜討ちを卑怯と却下した上皇方が夜討ちを受けて敗北したところに端を発していて「夜討ち朝駆けは武士の習い」とまで言われていた程だったのが、いつの間にやら武士が「記者」と揶揄されるようになって、現代ではむしろブラックの代表の様に言われて禁止行為となっている訳だけれど……今日のところは、時間帯を考えればこの発言で合っている筈だと思う。
「何だか日中も夜も休みなく稼働しているギルドの為にあるような言葉ね」
「情報は鮮度が命ですもんね」
レノーイと共に中に入って、どうしたものかと一瞬思ったけれど、おネェ様は顎でクイッと「ついて来い」と合図して下さった。
「お金持って来たんでしょう?」
「あ、はい。銀そのものでも構わないとの事だったので……」
「そうね。一般的な相場よりは多少は優遇措置をとっているわよ」
「あと、手紙を出しに」
これはアンジェス側への返信ではない。
ラハデ公爵への「エヴェリーナ妃からの申し入れを受け入れます」と言う決意の現れだ。
「……そう。じゃあそれは、行商人登録の手続きが終わってから、下で立ち寄って頂戴」
「分かりました。開業届と保証金です。確認していただけますか?」
そう言って私はギルド長サマの前に、書類と小さめの延べ棒状の銀を複数並べた。
新入社員の初任給に準じた額面年収分くらいの価値らしい。
確かに、一宿一飯どころじゃない恩義を背負ったようなものだ。
開業届は開業届で、読めたところで理解が追いつかない難解な言い回しも多く、ベクレル伯爵がいなかったらすぐには完成させられなかったかも知れない。
「まあ、到底一人では仕上げられない書類を書かせるのもね、本人の開業に対する意欲を図ったり、冷やかしや詐欺で開業しようとする人を防いだりと、意図は色々とあるワケなのよ」
私の表情から察したらしいおネェ様は、そんな言い方をして、書類を受け取った。
「身分証貸して頂戴。裏に焼き鏝で行商人登録の完了印を押すから。アンジェスに行って実店舗登録するなら、隣にでもリーリャが印を押すでしょうよ」
これでいよいよ、仮想店舗だった〝ユングベリ商会〟が実体を持った事になる。
「あの……多分、近々一度、アンジェスに戻ります。ただ商会の仕事は続けますので、今後は時々行き来をする事になるかと——」
アンジェスに戻る。
その一言で、おネェ様の目が鋭くなった。
明らかに「駆け落ちでしょ?」とその目が語っているけれど、私もニッコリと微笑ってとぼけるしかない。
「そう。じゃあリーリャに、良い機会だから交流再開しましょうって言っておいて頂戴。ユングベリ商会がどんな商品を扱っていくか、特許権取得後の商売も楽しみにしてるわ」
もちろん、小説の出版優先よ!と、おネェなギルド長様は「らしさ」を発揮する事を忘れなかった。
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