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第二部 宰相閣下の謹慎事情
276 ただ、寄り添って
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※1日複数話更新です。お気を付け下さい。
「ユセフ……っ」
どうやら魔道具に反応した王宮護衛騎士の近くに、たまたまフォルシアン公爵もいたらしく、初動で動いた騎士達と共に、従者用の待機部屋へと駆け込んで来た。
その時にはドロテア王女らしき女性(間違いないとは思うけど、私は紹介をされていないし、直接名乗られてもいない)の方も、トーカレヴァが持っていた「睡眠誘発薬」で眠らされて、寝台脇のソファに、文字通り放置されていた。
何人かの騎士が、妙齢の女性がシュミーズ姿のまま寝かせられている事にギョッとしているけれど、エドヴァルドは「これ以上喚き散らされても迷惑だ。自業自得だ」と冷ややかに言い切り、そこには一切助け舟を出さなかった。
後で聞いたら、他の王宮護衛騎士たちは「睡眠誘発薬」なんて持ち歩いていないらしいけど、トーカレヴァだけ、イザク調合の薬をファルコから融通されていたらしい。
それほど仲が良くない割に、協定らしきものが暗黙の裡にどうやら成立しているみたいだった。
「この回廊は通った筈だったのに……見落としなどと何故……」
信じられないとばかりに、茫然と呟くフォルシアン公爵に、無理もないんだとエドヴァルドが軽く片手を上げた。
「装置そのものは後で探させるが、この部屋は認識阻害装置を使われて、入口の扉が、壁にしか見えない状態になっていた。生まれつきの体質で魔力を持たないレイナがいなければ、まだこの部屋は誰にも見つかっていなかった筈だ」
「……レイナ嬢が……」
「た、たまたまです。本当にたまたま、扉が見えたと言うか、壁の方が見えなかったと言うか……そ、それより見つかって本当に良かったです」
特に意識をして、何かをした訳でもないので、私としては過剰な感謝は不要とばかりに両手を振る事しか出来ない。
エドヴァルドも、今はそれよりもこの場を収める事の方を選択したみたいで、私の言葉に被せるように、話を続けた。
「どうやら令息はギリギリのところで踏みとどまっていたらしい。何をどのくらい飲ませられたのかが判然としない。陛下には私の方から報告にあがるから、とりあえずは王宮医務室に運んだらどうだ」
「……しかし……」
「イル」
公爵としての責務と、一人の父親としての私事だとの思いに揺れるフォルシアン公爵の肩を、エドヴァルドはわざと愛称を呼びながら、揺さぶった。
「いいから」
「エドヴァルド……」
「量が多いだけで、既に流通しているような媚薬を飲まされたなら、王宮の医務室でも緩和剤くらいあるだろう。もしなければ、公爵邸から融通するから言ってくれ」
一般的に、媚薬は発散させる事が前提であり、解毒剤が存在しない。
緩和剤とて、需要がニッチなため、常備されていない可能性がある。
今更この国の国王陛下に媚薬を盛る命知らずはいないし、既に結婚して子供がいる、エドヴァルド以外の公爵達にも需要がないからだ。
その点、イデオン公爵邸では少し前にも緩和剤が使用されたばかりであり、もし在庫がなくても、イザクが今いなくても、ナシオがいればすぐに調合は可能な状況にあった。
「王女は貴族用の牢にとりあえずは放り込んでおく。転移装置の無断使用の件も含めて、陛下と、国としての処罰を検討する。最終的にはクヴィスト公からの事情聴取や、サレステーデの国王あるいは第一王子との話し合いも必要になるだろうが、こちらからの要望を伝える必要はあるからな」
エドヴァルドの言い方からするに、恐らく当事者の身内であるフォルシアン公爵は、処罰をするしないに関しては、口を挟む事が出来ないんだろう。
身内の証言が、公には認められないと言うのは、この世界でも変わらないのかも知れない。
「ただ、エリサベト夫人への連絡だけは、もう少し待って欲しい。今はまだ、王宮の外側に話を洩らす訳にはいかない。なるべく早く陛下と結論を出して、無事を伝えられるようにはするから」
「あ…ああ。そうか、そうだな……」
すまない、と目礼するフォルシアン公爵に、エドヴァルドは軽く右手の拳を握りしめると、フォルシアン公爵の胸をトンっと、軽く叩いた。
「こちらもまだ、第二王子の件が片付いていない。逆に貴方の力を借りる事もあるだろう。お互い様だ」
「エドヴァルド……」
それを区切りとするかの様に、エドヴァルドが、今王宮内でユセフ・フォルシアン公爵令息の捜索にあたっていた他の護衛騎士たちを呼び戻す事と、王女を牢に入れておく事や、フォルシアン公爵令息を医務室に運ぶ事なんかを、テキパキと周囲に指示した。
「――レイナ」
「あっ、はいっ」
エドヴァルドに手を差し出されたところで、この場を離れるタイミングだと察した私も、エドヴァルドの手のひらに自分の手を乗せた。
「すまない、レイナ嬢。いくら礼を言っても足りないくらいだが、今は色々と時間がない。妻と息子と三人で、いずれまた改めて場を設けさせて貰いたい」
フォルシアン公爵からの感謝の念は、嫌と言う程伝わっては来るけれど、正直、それはどうなんだろう――と、内心では思わざるを得なかった。
仰々しい御礼はこちらが恐縮すると言うのもあるけれど、それより、しばらく公爵令息の方は、家族以外の女性と接触しない方がいいようにも思うのだ。
ただでさえ女性嫌いと言われていたのなら、今回のこの件は、間違いなくトラウマが加速しそうだ。
「あ…あの、お気遣い不要ですので、ご子息の心の傷が癒えるのを、どうか最優先になさって下さい」
ええ、本当に。
恐縮するフォルシアン公爵に、私はそれだけを伝えて、エドヴァルドと共に部屋を出た。
回廊から国王陛下の執務室へ向かう道すがら、何人もの王宮騎士たちが、慌ただしく廊下をすれ違って行く。
私とエドヴァルドが「恋人つなぎ」で歩いている状況を、誰も驚いていない――と言うか、皆、それどころではないと言った感じだった。
もちろん、起きた事態を考えれば「それどころではない」のは間違いないんだけれど。
「……心の傷、と言うのは」
「え?」
歩いている途中で、不意にエドヴァルドがそんな事を聞いてきた。
「いや。さっきの貴女の話だ。具体的にどうすれば癒されるものなのかと、少し気になった」
ユセフとは別の意味で、貴女にもあるだろうから――。
そんな風に言われた私は、思わず返す言葉に詰まってしまった。
「エドヴァルド様……」
「周りの者は、何をすれば良い?フォルシアン公爵はユセフに、私は貴女に――それぞれ、何が出来る?」
エドヴァルドは足を止めないし、顔は前を向いたままだ。
それでも本気で、出来る事をしたいと思ってくれているのは伝わってきた。
「フォルシアン公爵も、奥様も……しばらくは、ただ、寄り添ってあげるのが良いと思います。新しい縁談も、王都を離れての療養とかも、何も強制せずに…だけど突き放す事はしないで、自分が一人ではないと、自分自身で気が付くまで、寄り添っていてあげるのが良いと思います」
あくまでフォルシアン公爵家の話として口に出してみたけれど、多分、エドヴァルドには伝わっただろう。
「ただ寄り添って……か」
「迂闊に『家族なんだから』…とかは、言わない方が良いと思うんです。もしも日頃の家族仲が悪ければ『今更なんだ!』って反発されるだけだと思うので。少なくとも十河家では反発しか生みません。だから『寄り添う』なんです」
まあ私の場合は、今更元の家族に寄り添ってなんて欲しくないですけど――と、ちょっと自虐ぎみに笑ったところで、エドヴァルドの手に、少し力が入ったみたいだった。
「ああっ、すみません!話が逸れましたよね!フォルシアン公爵家の話でしたね」
「………いや。きっと貴女の言うそれは、ユセフにも当てはまる事なんだろう。もともとフォルシアン公爵は、ユセフに縁談を強要したりする事がなかった。妹のユティラ嬢の結婚が決まったあたりから、彼女に二人以上の子が生まれれば、後継にすれば良いと思っているみたいだからな。だから恐らく、今まで通りに、影から寄り添ってやれと言えば、その通りにするだろうと思う」
「いえいえ、そんな!私ごときの話をフォルシアン公爵にお伝えにならないで下さい!」
「貴女は気にしなくても良い。助言をと乞われれば答えると言った程度の事だ。まともに家族と過ごした覚えのない私とて、何を偉そうに言えた義理でもないしな」
「エドヴァルド様……」
ただ――とそこで少し、視線が私の方を向いた。
「貴女の傍に、この先私が寄り添う事は許して貰えるだろうか」
「……っ」
思いがけない言葉に、うっかり足元に何もないのに躓きそうになった。
どう答えれば良いのか、困って顔を上げたところに――騒ぎは、再び起きた。
「――ぁあっ‼」
「⁉」
男性の声と思しき低めの、悲鳴にも似た声が、行く手から聞こえてきた。
「今の……声……」
私の問いかけに、エドヴァルドの表情が険しくなる。
「いや、フィルバートじゃない。じゃないが……声がしたのは、陛下の執務室である事は間違いない」
サタノフ、とエドヴァルドが声を発したところに、どこからともなくトーカレヴァが姿を現す。
「先に行って、中の様子を探れるか」
トーカレヴァは無言のまま、黙礼だけを残して再び姿を消した。
私とエドヴァルドは、歩く速度を落としながら、執務室の方へと近付いて行った。
「ユセフ……っ」
どうやら魔道具に反応した王宮護衛騎士の近くに、たまたまフォルシアン公爵もいたらしく、初動で動いた騎士達と共に、従者用の待機部屋へと駆け込んで来た。
その時にはドロテア王女らしき女性(間違いないとは思うけど、私は紹介をされていないし、直接名乗られてもいない)の方も、トーカレヴァが持っていた「睡眠誘発薬」で眠らされて、寝台脇のソファに、文字通り放置されていた。
何人かの騎士が、妙齢の女性がシュミーズ姿のまま寝かせられている事にギョッとしているけれど、エドヴァルドは「これ以上喚き散らされても迷惑だ。自業自得だ」と冷ややかに言い切り、そこには一切助け舟を出さなかった。
後で聞いたら、他の王宮護衛騎士たちは「睡眠誘発薬」なんて持ち歩いていないらしいけど、トーカレヴァだけ、イザク調合の薬をファルコから融通されていたらしい。
それほど仲が良くない割に、協定らしきものが暗黙の裡にどうやら成立しているみたいだった。
「この回廊は通った筈だったのに……見落としなどと何故……」
信じられないとばかりに、茫然と呟くフォルシアン公爵に、無理もないんだとエドヴァルドが軽く片手を上げた。
「装置そのものは後で探させるが、この部屋は認識阻害装置を使われて、入口の扉が、壁にしか見えない状態になっていた。生まれつきの体質で魔力を持たないレイナがいなければ、まだこの部屋は誰にも見つかっていなかった筈だ」
「……レイナ嬢が……」
「た、たまたまです。本当にたまたま、扉が見えたと言うか、壁の方が見えなかったと言うか……そ、それより見つかって本当に良かったです」
特に意識をして、何かをした訳でもないので、私としては過剰な感謝は不要とばかりに両手を振る事しか出来ない。
エドヴァルドも、今はそれよりもこの場を収める事の方を選択したみたいで、私の言葉に被せるように、話を続けた。
「どうやら令息はギリギリのところで踏みとどまっていたらしい。何をどのくらい飲ませられたのかが判然としない。陛下には私の方から報告にあがるから、とりあえずは王宮医務室に運んだらどうだ」
「……しかし……」
「イル」
公爵としての責務と、一人の父親としての私事だとの思いに揺れるフォルシアン公爵の肩を、エドヴァルドはわざと愛称を呼びながら、揺さぶった。
「いいから」
「エドヴァルド……」
「量が多いだけで、既に流通しているような媚薬を飲まされたなら、王宮の医務室でも緩和剤くらいあるだろう。もしなければ、公爵邸から融通するから言ってくれ」
一般的に、媚薬は発散させる事が前提であり、解毒剤が存在しない。
緩和剤とて、需要がニッチなため、常備されていない可能性がある。
今更この国の国王陛下に媚薬を盛る命知らずはいないし、既に結婚して子供がいる、エドヴァルド以外の公爵達にも需要がないからだ。
その点、イデオン公爵邸では少し前にも緩和剤が使用されたばかりであり、もし在庫がなくても、イザクが今いなくても、ナシオがいればすぐに調合は可能な状況にあった。
「王女は貴族用の牢にとりあえずは放り込んでおく。転移装置の無断使用の件も含めて、陛下と、国としての処罰を検討する。最終的にはクヴィスト公からの事情聴取や、サレステーデの国王あるいは第一王子との話し合いも必要になるだろうが、こちらからの要望を伝える必要はあるからな」
エドヴァルドの言い方からするに、恐らく当事者の身内であるフォルシアン公爵は、処罰をするしないに関しては、口を挟む事が出来ないんだろう。
身内の証言が、公には認められないと言うのは、この世界でも変わらないのかも知れない。
「ただ、エリサベト夫人への連絡だけは、もう少し待って欲しい。今はまだ、王宮の外側に話を洩らす訳にはいかない。なるべく早く陛下と結論を出して、無事を伝えられるようにはするから」
「あ…ああ。そうか、そうだな……」
すまない、と目礼するフォルシアン公爵に、エドヴァルドは軽く右手の拳を握りしめると、フォルシアン公爵の胸をトンっと、軽く叩いた。
「こちらもまだ、第二王子の件が片付いていない。逆に貴方の力を借りる事もあるだろう。お互い様だ」
「エドヴァルド……」
それを区切りとするかの様に、エドヴァルドが、今王宮内でユセフ・フォルシアン公爵令息の捜索にあたっていた他の護衛騎士たちを呼び戻す事と、王女を牢に入れておく事や、フォルシアン公爵令息を医務室に運ぶ事なんかを、テキパキと周囲に指示した。
「――レイナ」
「あっ、はいっ」
エドヴァルドに手を差し出されたところで、この場を離れるタイミングだと察した私も、エドヴァルドの手のひらに自分の手を乗せた。
「すまない、レイナ嬢。いくら礼を言っても足りないくらいだが、今は色々と時間がない。妻と息子と三人で、いずれまた改めて場を設けさせて貰いたい」
フォルシアン公爵からの感謝の念は、嫌と言う程伝わっては来るけれど、正直、それはどうなんだろう――と、内心では思わざるを得なかった。
仰々しい御礼はこちらが恐縮すると言うのもあるけれど、それより、しばらく公爵令息の方は、家族以外の女性と接触しない方がいいようにも思うのだ。
ただでさえ女性嫌いと言われていたのなら、今回のこの件は、間違いなくトラウマが加速しそうだ。
「あ…あの、お気遣い不要ですので、ご子息の心の傷が癒えるのを、どうか最優先になさって下さい」
ええ、本当に。
恐縮するフォルシアン公爵に、私はそれだけを伝えて、エドヴァルドと共に部屋を出た。
回廊から国王陛下の執務室へ向かう道すがら、何人もの王宮騎士たちが、慌ただしく廊下をすれ違って行く。
私とエドヴァルドが「恋人つなぎ」で歩いている状況を、誰も驚いていない――と言うか、皆、それどころではないと言った感じだった。
もちろん、起きた事態を考えれば「それどころではない」のは間違いないんだけれど。
「……心の傷、と言うのは」
「え?」
歩いている途中で、不意にエドヴァルドがそんな事を聞いてきた。
「いや。さっきの貴女の話だ。具体的にどうすれば癒されるものなのかと、少し気になった」
ユセフとは別の意味で、貴女にもあるだろうから――。
そんな風に言われた私は、思わず返す言葉に詰まってしまった。
「エドヴァルド様……」
「周りの者は、何をすれば良い?フォルシアン公爵はユセフに、私は貴女に――それぞれ、何が出来る?」
エドヴァルドは足を止めないし、顔は前を向いたままだ。
それでも本気で、出来る事をしたいと思ってくれているのは伝わってきた。
「フォルシアン公爵も、奥様も……しばらくは、ただ、寄り添ってあげるのが良いと思います。新しい縁談も、王都を離れての療養とかも、何も強制せずに…だけど突き放す事はしないで、自分が一人ではないと、自分自身で気が付くまで、寄り添っていてあげるのが良いと思います」
あくまでフォルシアン公爵家の話として口に出してみたけれど、多分、エドヴァルドには伝わっただろう。
「ただ寄り添って……か」
「迂闊に『家族なんだから』…とかは、言わない方が良いと思うんです。もしも日頃の家族仲が悪ければ『今更なんだ!』って反発されるだけだと思うので。少なくとも十河家では反発しか生みません。だから『寄り添う』なんです」
まあ私の場合は、今更元の家族に寄り添ってなんて欲しくないですけど――と、ちょっと自虐ぎみに笑ったところで、エドヴァルドの手に、少し力が入ったみたいだった。
「ああっ、すみません!話が逸れましたよね!フォルシアン公爵家の話でしたね」
「………いや。きっと貴女の言うそれは、ユセフにも当てはまる事なんだろう。もともとフォルシアン公爵は、ユセフに縁談を強要したりする事がなかった。妹のユティラ嬢の結婚が決まったあたりから、彼女に二人以上の子が生まれれば、後継にすれば良いと思っているみたいだからな。だから恐らく、今まで通りに、影から寄り添ってやれと言えば、その通りにするだろうと思う」
「いえいえ、そんな!私ごときの話をフォルシアン公爵にお伝えにならないで下さい!」
「貴女は気にしなくても良い。助言をと乞われれば答えると言った程度の事だ。まともに家族と過ごした覚えのない私とて、何を偉そうに言えた義理でもないしな」
「エドヴァルド様……」
ただ――とそこで少し、視線が私の方を向いた。
「貴女の傍に、この先私が寄り添う事は許して貰えるだろうか」
「……っ」
思いがけない言葉に、うっかり足元に何もないのに躓きそうになった。
どう答えれば良いのか、困って顔を上げたところに――騒ぎは、再び起きた。
「――ぁあっ‼」
「⁉」
男性の声と思しき低めの、悲鳴にも似た声が、行く手から聞こえてきた。
「今の……声……」
私の問いかけに、エドヴァルドの表情が険しくなる。
「いや、フィルバートじゃない。じゃないが……声がしたのは、陛下の執務室である事は間違いない」
サタノフ、とエドヴァルドが声を発したところに、どこからともなくトーカレヴァが姿を現す。
「先に行って、中の様子を探れるか」
トーカレヴァは無言のまま、黙礼だけを残して再び姿を消した。
私とエドヴァルドは、歩く速度を落としながら、執務室の方へと近付いて行った。
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