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第二部 宰相閣下の謹慎事情
302 ねないおとなだれだ(前)
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※1日複数話更新です。お気を付け下さい。
どうやら、対サレステーデ第一王子対策と言う事で、色々と王宮内で打ち合わせをしないといけないらしく、夕食は先に食べて良いとの連絡が、王宮のエドヴァルドから届けられた。
なのでとりあえず昼食会終了後からは、今回の分も含め、シーカサーリ王立植物園に送るレシピを整理して、まとめていた。
夜は夜で、ミカ君が寝た頃を見計らって、ベルセリウス将軍とウルリック副長が、公爵邸に再度やって来るらしい。
明日、護衛としてファルコ達も含めて王宮入りして良いと、この前国王陛下から言質を取ったので、多分その話をするんだろう。
うん、まあ、何だろう。ファルコとベルセリウス将軍が組んだら、一個中隊か、下手をしたら大隊レベルで壊滅させそうな気がする。
くれぐれも、やりすぎてエドヴァルドが玉座を狙っているとか、馬鹿な疑いを持たれないように気を付けて欲しいと思う。
「そうですね。将軍とファルコがいれば、レイナ様も旦那様も何の心配もないと思いますが、確かに謁見の間の破壊の心配は必要かと」
「そこまで⁉︎って言うか、私、声に出てた⁉︎」
そうですね、と紅茶を注ぎながらセルヴァンが微笑った。
「下手をしたら大隊レベルで壊滅させそうだとか、玉座を狙っているとか馬鹿な疑いを持たれないようにとか、断片的ですが想像はつきました」
「あはは…」
「ですが、レイナ様が王宮内に彼らが入る許可を取ってこられたのは、このうえなく正しい事だと思いますよ。あのように無礼な王族や護衛を相手取るとなれば、下準備は完璧に致しませんと。事前の仕込みこそが、戦の勝敗を決すると言っても良いですからね」
家令の発言にしては、ちょっとどころじゃなく物騒だけれども、この公爵邸ではそのくらいは当たり前なのかも知れない。
それに加えて、ドナート第二王子と護衛がこの邸宅に押しかけて来たとの話だから、何かしら不愉快な思いもしたのかも知れない。
――たとえ、倍返し以上の事をしてのけたのだとしても。
「…私が以前に学校で読んだ本には『戦略なき戦術は、敗北の前の戯言である』ってあったんだけど、セルヴァンも賛成?」
この世界では「孫子」なんて読みようもないけれど、試しに聞いてみたところ、セルヴァンは一瞬だけ目を瞠ったけれど、すぐに「至言ですね」と、ほとんど間を置かずに答えてくれた。
「その本が手に入るようでしたら、旦那様はもちろん、イザクやウルリック副長あたりが好んで読みそうです」
確かに、と私も思った。
戦略とは計画、戦術とは手段だと、現代でも、孫子を引用して語られる事はある。
エドヴァルドやイザク、ウルリック副長なんかは、作戦そのものがもたらす利や影響を考える側で、ファルコやベルセリウス将軍は、立てられた作戦を、先陣切って実行する側だ。どちらも大事だ。
「…おや、ミカ様がお休みになられたようですね。将軍と副長がお越しですよ」
耳が良いのか、何か魔道具的な仕掛けがあるのか、セルヴァンがふと顔を上げた。
「エドヴァルド様のお戻りまで、団欒の間で待って貰う…ので良いのかな?」
「そうですね。座れない訳ではございませんし、飲み物もお出し出来ますし、それが宜しいかと」
「私のこの恰好も大丈夫?」
「将軍と副長に、ご令嬢対策のドレスを着て見せる必要もございませんから、大丈夫ですよ」
それもそうかと納得をして、私は団欒の間に向かった。
「む。お館様はまだお戻りではないと言う事か」
「話の順序を間違えていますよ、将軍。レイナ嬢、今日はお疲れ様でした。朝から準備も含めて色々と大変でしたでしょう。ミカ殿でさえ、夕食後早々に寝てしまわれましたからね。彼なりの気遣いはあったでしょうし」
相変わらずウルリック副長は、上司に容赦がない。
将軍の弟、ルーカスさんから「せめて人並みのデリカシーを兄に持たせてくれ」と、懇願されての事らしいけど、前途は暗いと、ため息を溢す日々は続いている。
「うむ、事前に『高級レストランで出されるようなメニューではない』と聞いていたが、あれはどれも美味かった!やはり我々もハーグルンド領に行って、現状の確認と、伯爵と料理の話はすべきだと、ケネトとも話していたのだ!」
「まだ何人か街道復旧の協力に、軍から現地に派遣はしているんですよ。その彼らと合流して、今、現地が欲している物を確認するのは我々の日常業務にも相当しますから、そこはルーカス様も納得されるかと」
おまえは弟の部下か何かか、とベルセリウス将軍が呻いているけれど、ウルリック副長は、しれっと無視している。
「将軍が軍本部に缶詰めにならずに済んでいるのは、ルーカス様が日頃から事務仕事を引き受けて下さっているからでしょう。ルーカス様にへそを曲げられたり、許容量を超えられたりしたら、強制送還させられるのは私なんですから、それは確認もしますよ」
なるほど前線の事務仕事をウルリック副長が回していて、日常的な事務仕事は、非戦闘要員であるルーカス・ベルセリウスが回していて、定例報告の前には二人で資料のすり合わせをした後、ウルリックが説明方々持参すると言うのが毎年の基本らしかった。
「商業ギルドを通して出す手紙は、民間の中では最も早いとか。王都公爵邸からそれが出せると言うのは今回初めて知りましたが、ぜひ我々が本部に出す分としても、利用させていただきたいと、お館様に後程申し上げるつもりではいるのですよ」
それはそうか、と私も思った。
普通に手紙を出していたら、軍本部に届くまで1週間以上かかってしまうだろう。
手紙が着く頃に、また事態が急変していないとも限らない。
「えっとですね、実は商業ギルド経由の手紙に関しては、出せる資格を持っているのは私でして……」
え?とか、うん?とか、ウルリック副長とベルセリウス将軍、それぞれが怪訝そうな表情をそこで垣間見せた。
「と言っても、もちろんエドヴァルド様の許可なくお預かりする訳にもいかないので、戻って来られたら要相談と言うのはもちろんなんですけど。手紙を出す時は、私が行かなくちゃならないと言いましょうか」
「「………」」
二人ともが、じっとこちらを向いたまま沈黙している。
「あの……?」
「――いや。我らが〝貴婦人〟の底無き力を見たと言おうか、何と言おうか」
「確かに、特許権申請がどうのと言う話をされていたんですから、さもありなんでしたね」
そのまま勝手に納得をされてしまった。
「いえいえ、お気になさらず。では、お館様の許可をいただいて、手紙が出せるとなったら、レイナ嬢にお声がけをして、共に商業ギルドまで護衛かたがた行けば宜しいと言う事ですね」
「………多分」
自分の預かり知らぬところで、勝手に行くなとか言われそうだけど。
まあそれは、その時になってから確認すれば良いのかな、うん。
私の複雑な沈黙を、ウルリック副長は察してくれたみたいで、ちょっと表情が痙攣っていた。
「ま、まあ、わざわざ物騒な予想を立てなくても良いですし。とりあえずは、お館様のお戻りを待ちましょう。サレステーデから王族のどなたかが来ると言うのは小耳に挟みましたが、我々だけではなく〝鷹の眼〟まで王宮警護を許可されると言うのは、あまり良い予感はしませんしね」
「……あの、その事なんですけど」
エドヴァルドが戻って来る前に、私はどうしても、念を押しておきたい事があった。
私の声色が変わったのを素早く悟った将軍と副長の顔つきも変わる。
「今の状況については、エドヴァルド様がお戻りになられてからしか分からない部分もあるので、この場での説明は差し控えさせて頂きたいんですけど、今、エドヴァルド様がいらっしゃらないからこそ、予めお願いしておきたい事があって」
「…と、言うと?」
「王宮内での警護に関しては、お二人はどうか、エドヴァルド様を最優先になさって下さい。きっとエドヴァルド様は逆の事を仰ると思うんですけれど、そこは頷きつつも――実際には、それには従わないで下さい」
――将軍や副長だけではなく、その場にいたセルヴァン、ヨンナも含めて、表情も場の空気も激変した。
どうやら、対サレステーデ第一王子対策と言う事で、色々と王宮内で打ち合わせをしないといけないらしく、夕食は先に食べて良いとの連絡が、王宮のエドヴァルドから届けられた。
なのでとりあえず昼食会終了後からは、今回の分も含め、シーカサーリ王立植物園に送るレシピを整理して、まとめていた。
夜は夜で、ミカ君が寝た頃を見計らって、ベルセリウス将軍とウルリック副長が、公爵邸に再度やって来るらしい。
明日、護衛としてファルコ達も含めて王宮入りして良いと、この前国王陛下から言質を取ったので、多分その話をするんだろう。
うん、まあ、何だろう。ファルコとベルセリウス将軍が組んだら、一個中隊か、下手をしたら大隊レベルで壊滅させそうな気がする。
くれぐれも、やりすぎてエドヴァルドが玉座を狙っているとか、馬鹿な疑いを持たれないように気を付けて欲しいと思う。
「そうですね。将軍とファルコがいれば、レイナ様も旦那様も何の心配もないと思いますが、確かに謁見の間の破壊の心配は必要かと」
「そこまで⁉︎って言うか、私、声に出てた⁉︎」
そうですね、と紅茶を注ぎながらセルヴァンが微笑った。
「下手をしたら大隊レベルで壊滅させそうだとか、玉座を狙っているとか馬鹿な疑いを持たれないようにとか、断片的ですが想像はつきました」
「あはは…」
「ですが、レイナ様が王宮内に彼らが入る許可を取ってこられたのは、このうえなく正しい事だと思いますよ。あのように無礼な王族や護衛を相手取るとなれば、下準備は完璧に致しませんと。事前の仕込みこそが、戦の勝敗を決すると言っても良いですからね」
家令の発言にしては、ちょっとどころじゃなく物騒だけれども、この公爵邸ではそのくらいは当たり前なのかも知れない。
それに加えて、ドナート第二王子と護衛がこの邸宅に押しかけて来たとの話だから、何かしら不愉快な思いもしたのかも知れない。
――たとえ、倍返し以上の事をしてのけたのだとしても。
「…私が以前に学校で読んだ本には『戦略なき戦術は、敗北の前の戯言である』ってあったんだけど、セルヴァンも賛成?」
この世界では「孫子」なんて読みようもないけれど、試しに聞いてみたところ、セルヴァンは一瞬だけ目を瞠ったけれど、すぐに「至言ですね」と、ほとんど間を置かずに答えてくれた。
「その本が手に入るようでしたら、旦那様はもちろん、イザクやウルリック副長あたりが好んで読みそうです」
確かに、と私も思った。
戦略とは計画、戦術とは手段だと、現代でも、孫子を引用して語られる事はある。
エドヴァルドやイザク、ウルリック副長なんかは、作戦そのものがもたらす利や影響を考える側で、ファルコやベルセリウス将軍は、立てられた作戦を、先陣切って実行する側だ。どちらも大事だ。
「…おや、ミカ様がお休みになられたようですね。将軍と副長がお越しですよ」
耳が良いのか、何か魔道具的な仕掛けがあるのか、セルヴァンがふと顔を上げた。
「エドヴァルド様のお戻りまで、団欒の間で待って貰う…ので良いのかな?」
「そうですね。座れない訳ではございませんし、飲み物もお出し出来ますし、それが宜しいかと」
「私のこの恰好も大丈夫?」
「将軍と副長に、ご令嬢対策のドレスを着て見せる必要もございませんから、大丈夫ですよ」
それもそうかと納得をして、私は団欒の間に向かった。
「む。お館様はまだお戻りではないと言う事か」
「話の順序を間違えていますよ、将軍。レイナ嬢、今日はお疲れ様でした。朝から準備も含めて色々と大変でしたでしょう。ミカ殿でさえ、夕食後早々に寝てしまわれましたからね。彼なりの気遣いはあったでしょうし」
相変わらずウルリック副長は、上司に容赦がない。
将軍の弟、ルーカスさんから「せめて人並みのデリカシーを兄に持たせてくれ」と、懇願されての事らしいけど、前途は暗いと、ため息を溢す日々は続いている。
「うむ、事前に『高級レストランで出されるようなメニューではない』と聞いていたが、あれはどれも美味かった!やはり我々もハーグルンド領に行って、現状の確認と、伯爵と料理の話はすべきだと、ケネトとも話していたのだ!」
「まだ何人か街道復旧の協力に、軍から現地に派遣はしているんですよ。その彼らと合流して、今、現地が欲している物を確認するのは我々の日常業務にも相当しますから、そこはルーカス様も納得されるかと」
おまえは弟の部下か何かか、とベルセリウス将軍が呻いているけれど、ウルリック副長は、しれっと無視している。
「将軍が軍本部に缶詰めにならずに済んでいるのは、ルーカス様が日頃から事務仕事を引き受けて下さっているからでしょう。ルーカス様にへそを曲げられたり、許容量を超えられたりしたら、強制送還させられるのは私なんですから、それは確認もしますよ」
なるほど前線の事務仕事をウルリック副長が回していて、日常的な事務仕事は、非戦闘要員であるルーカス・ベルセリウスが回していて、定例報告の前には二人で資料のすり合わせをした後、ウルリックが説明方々持参すると言うのが毎年の基本らしかった。
「商業ギルドを通して出す手紙は、民間の中では最も早いとか。王都公爵邸からそれが出せると言うのは今回初めて知りましたが、ぜひ我々が本部に出す分としても、利用させていただきたいと、お館様に後程申し上げるつもりではいるのですよ」
それはそうか、と私も思った。
普通に手紙を出していたら、軍本部に届くまで1週間以上かかってしまうだろう。
手紙が着く頃に、また事態が急変していないとも限らない。
「えっとですね、実は商業ギルド経由の手紙に関しては、出せる資格を持っているのは私でして……」
え?とか、うん?とか、ウルリック副長とベルセリウス将軍、それぞれが怪訝そうな表情をそこで垣間見せた。
「と言っても、もちろんエドヴァルド様の許可なくお預かりする訳にもいかないので、戻って来られたら要相談と言うのはもちろんなんですけど。手紙を出す時は、私が行かなくちゃならないと言いましょうか」
「「………」」
二人ともが、じっとこちらを向いたまま沈黙している。
「あの……?」
「――いや。我らが〝貴婦人〟の底無き力を見たと言おうか、何と言おうか」
「確かに、特許権申請がどうのと言う話をされていたんですから、さもありなんでしたね」
そのまま勝手に納得をされてしまった。
「いえいえ、お気になさらず。では、お館様の許可をいただいて、手紙が出せるとなったら、レイナ嬢にお声がけをして、共に商業ギルドまで護衛かたがた行けば宜しいと言う事ですね」
「………多分」
自分の預かり知らぬところで、勝手に行くなとか言われそうだけど。
まあそれは、その時になってから確認すれば良いのかな、うん。
私の複雑な沈黙を、ウルリック副長は察してくれたみたいで、ちょっと表情が痙攣っていた。
「ま、まあ、わざわざ物騒な予想を立てなくても良いですし。とりあえずは、お館様のお戻りを待ちましょう。サレステーデから王族のどなたかが来ると言うのは小耳に挟みましたが、我々だけではなく〝鷹の眼〟まで王宮警護を許可されると言うのは、あまり良い予感はしませんしね」
「……あの、その事なんですけど」
エドヴァルドが戻って来る前に、私はどうしても、念を押しておきたい事があった。
私の声色が変わったのを素早く悟った将軍と副長の顔つきも変わる。
「今の状況については、エドヴァルド様がお戻りになられてからしか分からない部分もあるので、この場での説明は差し控えさせて頂きたいんですけど、今、エドヴァルド様がいらっしゃらないからこそ、予めお願いしておきたい事があって」
「…と、言うと?」
「王宮内での警護に関しては、お二人はどうか、エドヴァルド様を最優先になさって下さい。きっとエドヴァルド様は逆の事を仰ると思うんですけれど、そこは頷きつつも――実際には、それには従わないで下さい」
――将軍や副長だけではなく、その場にいたセルヴァン、ヨンナも含めて、表情も場の空気も激変した。
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