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第二部 宰相閣下の謹慎事情
【宰相Side】エドヴァルドの宣告(前)
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その一報は、午後の日が翳り始めた頃にもたらされた。
副官に、シャルリーヌ・ボードリエ伯爵令嬢の来訪を告げられて、不吉な予感に顔を上げる。
あの令嬢が来るとなると、十中八九レイナ絡みの話になる――と言うか、むしろそれしかない。
とは言え、執務室の奥の部屋へ通してしまうと、何かの拍子に誤解を招きかねない為、とりあえずは通常の訪問客と同じ対応で、応接用のソファに腰を下ろして貰った。
「お忙しいところ申し訳ございません、宰相閣下。従来の手順であれば、公爵邸にご連絡を差し上げるべきなのは承知しております。ですが今回に限りましては、緊急性の高い案件につき、どうかご容赦を頂きたく」
そう言って深々と頭を下げたボードリエ伯爵令嬢は、テーブルの上にそっと封書を乗せた。
「これは――」
「いえ、中身に関しては宰相閣下はお読みになれないと思います。その、決して貶している訳ではなく、私とレイナとの間でしか分からない言語で書かれているからです」
「ニホンゴ、だったか」
「はい。つまり、誰かに手紙の内容を見られてしまうと危険かも知れない状況下で、彼女が手紙を出したと言う事なんです」
「――⁉」
私の驚きと動揺を受けたブレスレットが、ピシリと罅の入る音を部屋に響かせた。
「今の音は……」
「気にしないでくれ、ボードリエ伯爵令嬢。それよりも、その手紙の内容を聞かせて貰う事は出来るか?それとも陛下にも聞いて頂くべき話だろうか?」
一瞬、悩む心の内が目に出ていた様な気がしたが、それはそう長い間の事ではなかった。
「まずは、こちらで閣下にお話し致しますわ。陛下にご奏上されるか否かは、どうか閣下の方でご判断下さいませ。レイナもきっと、そのつもりで書いたと思いますから」
そう前置いたボードリエ伯爵令嬢は、やや声の調子を落として、なるべく私以外の人間の耳には届かせまいと、と言っても顔を近付けて誤解を生むような仕種もすまいと気も遣いながら、手紙の内容を語り始めた。
そのあたりの気遣いはさすが――と、感心をしていた余裕は、話が進むにつれ、あっと言う間に吹き飛んでしまった。
「別行動中のテオドル大公殿下と連絡が取れなくなった……?」
「ええ。ただどうやら、大公殿下が狙われたとか、そう言う話ではなく、行かれた地域で内部抗争が起きて、その地域に至る街道が封鎖されてしまったんだそうです。その為に連絡の手段がなくなり、大公殿下自身も予定の時間に戻られていないとか」
「内部抗争……?」
テオドル大公は行き先を明言されなかったとレイナは言っていたが、間違いなく行き先は北部、亡くなった先代宰相の元婚約者が眠る土地の筈だ。
あの近辺は少数民族が多く暮らしていると聞いていたが……その民族間での揉めごとと言う事か。
「バリエンダールの北部地域と言うのは、少数民族が多く暮らしていて、先代陛下の時代には衝突も多くあった難しい土地らしいですわね?だから王宮側としても、動きが慎重になっているようだと、レイナが」
「ああ。今の国王は穏健派で知られているし、北部地域に対しても融和、対話を重視されていると聞く。元々テオドル大公も、その地域に対しては長い間礼を尽くした付き合いをされてこられている。そんな中で兵を出せば、実際には戦わずに済んだとしても、兵を出した行為そのものが非難されて、これまでの努力が無になってもおかしくない。動きが慎重になるのも分からなくはないが……」
「恐らくは今夜ひと晩は、連絡待ちと言う事でアンジェスの王宮側には連絡はいかないのではないか、と。それと、この後は大公殿下以外の随行者は皆、王宮内で留め置かれる可能性がある。だから先にこの手紙を送る――とも書いてありました」
「!」
なるほど、万一の事を考えた王宮側が、事態が決着するまで軟禁して情報のやり取りを制限してくる可能性があると、レイナは考えたのか。
手紙を出しにギルドへ行くなどと、もってのほかになるだろうと。
「分かった。書いてあったのはそれだけだろうか?であれば、私は今から陛下にお会いして、話をしてくるが――」
「あ、いえ!」
既に腰を浮かそうとしていた私を遮る様に、ボードリエ伯爵令嬢が片手を上げた。
「その……個人的な事に立ち入るようで申し訳ないのですが」
「?」
「レイナと王都のレストランで食事の約束をされていらっしゃるとか」
すみません、ホント、立ち入ってますねスミマセン…などと、ボードリエ伯爵令嬢は平身低頭だが、私はそれまでの話との落差について行き損ねていて、とっさに何も言う事が出来なかった。
「その……手紙にですね……『戻って王都の高級レストランで舌鼓を打つのを楽しみにしていたんですが、延期をお願いせざるを得ないようです』と……っ⁉」
延期。
その言葉を聞いた瞬間、私の中に存在していた箍が、確かに揺らいだ。
腕にあったブレスレットは今度こそ完膚なきまでに砕け散り、部屋の中を冷やか過ぎる風が駆け抜けた。
「延期……」
「さ、宰相閣下落ち着いて下さいませ……っ」
「閣下⁉」
ボードリエ伯爵令嬢とシモンが声を震わせている事に、私はしばらく気が付かなかった。
分かっている。
レイナはもちろん、悪くない。
現実問題として、街道が封鎖されてテオドル大公が身動き取れなくなっているとなれば、果たして今日明日でどうにかなるとは思えない。
明後日の時点で、レイナがアンジェスに戻れる可能性の方が、むしろ低い。
それでも。
「……やってくれたな……」
どこの民族かは知らないが、このご時世、身内の争いとの抗弁が通用するとでも思っているのだろうか。
身の危険がある、なしじゃない。
このタイミングで、帰国が困難になる外部要因が発生する――それが問題だ。
「ボードリエ伯爵令嬢、他には……?」
盛大に表情を痙攣らせている、この目の前のレイナの親友に、私はとりたててツラくあたったつもりはないのだが、顔色はこれ以上ないくらいに青く変わっていた。
「あの……レイナが戻って来たら、またお庭を拝借して、海鮮料理でパーティーをする事をお許しくださいませ……?」
手紙を届ける対価が、バリエンダールで見つけた海産物を使っての食事会、と言う事らしい。
そんな文面を聞けば、今のところレイナの身が脅かされる様な事態にはなっていないのだろう――とは推測出来るが。
「……承知した。彼女がそう望むなら」
では陛下には宜しくお伝え下さいませ――そう言って、ボードリエ伯爵令嬢は、表情の上では冷静さを保ったまま、部屋をあとにしていった。
「……シモン」
「はいっ⁉」
いつだったか「腹芸が出来ない」などとレイナがシモンを評していたのを思い出す。
なるほど、言われてみればそうなのかも知れない。
私は、砕け散ったブレスレットの破片を指さして、回収して管理部に届けるようにとシモンに依頼した。
「すまないが、私は陛下にお会いして来る」
多分、私の怒りあるいは八つ当たりの矛先を向けられたくなかったんだろう。
どうぞどうぞと言わんばかりの勢いで、私は宰相室を出される事になった。
副官に、シャルリーヌ・ボードリエ伯爵令嬢の来訪を告げられて、不吉な予感に顔を上げる。
あの令嬢が来るとなると、十中八九レイナ絡みの話になる――と言うか、むしろそれしかない。
とは言え、執務室の奥の部屋へ通してしまうと、何かの拍子に誤解を招きかねない為、とりあえずは通常の訪問客と同じ対応で、応接用のソファに腰を下ろして貰った。
「お忙しいところ申し訳ございません、宰相閣下。従来の手順であれば、公爵邸にご連絡を差し上げるべきなのは承知しております。ですが今回に限りましては、緊急性の高い案件につき、どうかご容赦を頂きたく」
そう言って深々と頭を下げたボードリエ伯爵令嬢は、テーブルの上にそっと封書を乗せた。
「これは――」
「いえ、中身に関しては宰相閣下はお読みになれないと思います。その、決して貶している訳ではなく、私とレイナとの間でしか分からない言語で書かれているからです」
「ニホンゴ、だったか」
「はい。つまり、誰かに手紙の内容を見られてしまうと危険かも知れない状況下で、彼女が手紙を出したと言う事なんです」
「――⁉」
私の驚きと動揺を受けたブレスレットが、ピシリと罅の入る音を部屋に響かせた。
「今の音は……」
「気にしないでくれ、ボードリエ伯爵令嬢。それよりも、その手紙の内容を聞かせて貰う事は出来るか?それとも陛下にも聞いて頂くべき話だろうか?」
一瞬、悩む心の内が目に出ていた様な気がしたが、それはそう長い間の事ではなかった。
「まずは、こちらで閣下にお話し致しますわ。陛下にご奏上されるか否かは、どうか閣下の方でご判断下さいませ。レイナもきっと、そのつもりで書いたと思いますから」
そう前置いたボードリエ伯爵令嬢は、やや声の調子を落として、なるべく私以外の人間の耳には届かせまいと、と言っても顔を近付けて誤解を生むような仕種もすまいと気も遣いながら、手紙の内容を語り始めた。
そのあたりの気遣いはさすが――と、感心をしていた余裕は、話が進むにつれ、あっと言う間に吹き飛んでしまった。
「別行動中のテオドル大公殿下と連絡が取れなくなった……?」
「ええ。ただどうやら、大公殿下が狙われたとか、そう言う話ではなく、行かれた地域で内部抗争が起きて、その地域に至る街道が封鎖されてしまったんだそうです。その為に連絡の手段がなくなり、大公殿下自身も予定の時間に戻られていないとか」
「内部抗争……?」
テオドル大公は行き先を明言されなかったとレイナは言っていたが、間違いなく行き先は北部、亡くなった先代宰相の元婚約者が眠る土地の筈だ。
あの近辺は少数民族が多く暮らしていると聞いていたが……その民族間での揉めごとと言う事か。
「バリエンダールの北部地域と言うのは、少数民族が多く暮らしていて、先代陛下の時代には衝突も多くあった難しい土地らしいですわね?だから王宮側としても、動きが慎重になっているようだと、レイナが」
「ああ。今の国王は穏健派で知られているし、北部地域に対しても融和、対話を重視されていると聞く。元々テオドル大公も、その地域に対しては長い間礼を尽くした付き合いをされてこられている。そんな中で兵を出せば、実際には戦わずに済んだとしても、兵を出した行為そのものが非難されて、これまでの努力が無になってもおかしくない。動きが慎重になるのも分からなくはないが……」
「恐らくは今夜ひと晩は、連絡待ちと言う事でアンジェスの王宮側には連絡はいかないのではないか、と。それと、この後は大公殿下以外の随行者は皆、王宮内で留め置かれる可能性がある。だから先にこの手紙を送る――とも書いてありました」
「!」
なるほど、万一の事を考えた王宮側が、事態が決着するまで軟禁して情報のやり取りを制限してくる可能性があると、レイナは考えたのか。
手紙を出しにギルドへ行くなどと、もってのほかになるだろうと。
「分かった。書いてあったのはそれだけだろうか?であれば、私は今から陛下にお会いして、話をしてくるが――」
「あ、いえ!」
既に腰を浮かそうとしていた私を遮る様に、ボードリエ伯爵令嬢が片手を上げた。
「その……個人的な事に立ち入るようで申し訳ないのですが」
「?」
「レイナと王都のレストランで食事の約束をされていらっしゃるとか」
すみません、ホント、立ち入ってますねスミマセン…などと、ボードリエ伯爵令嬢は平身低頭だが、私はそれまでの話との落差について行き損ねていて、とっさに何も言う事が出来なかった。
「その……手紙にですね……『戻って王都の高級レストランで舌鼓を打つのを楽しみにしていたんですが、延期をお願いせざるを得ないようです』と……っ⁉」
延期。
その言葉を聞いた瞬間、私の中に存在していた箍が、確かに揺らいだ。
腕にあったブレスレットは今度こそ完膚なきまでに砕け散り、部屋の中を冷やか過ぎる風が駆け抜けた。
「延期……」
「さ、宰相閣下落ち着いて下さいませ……っ」
「閣下⁉」
ボードリエ伯爵令嬢とシモンが声を震わせている事に、私はしばらく気が付かなかった。
分かっている。
レイナはもちろん、悪くない。
現実問題として、街道が封鎖されてテオドル大公が身動き取れなくなっているとなれば、果たして今日明日でどうにかなるとは思えない。
明後日の時点で、レイナがアンジェスに戻れる可能性の方が、むしろ低い。
それでも。
「……やってくれたな……」
どこの民族かは知らないが、このご時世、身内の争いとの抗弁が通用するとでも思っているのだろうか。
身の危険がある、なしじゃない。
このタイミングで、帰国が困難になる外部要因が発生する――それが問題だ。
「ボードリエ伯爵令嬢、他には……?」
盛大に表情を痙攣らせている、この目の前のレイナの親友に、私はとりたててツラくあたったつもりはないのだが、顔色はこれ以上ないくらいに青く変わっていた。
「あの……レイナが戻って来たら、またお庭を拝借して、海鮮料理でパーティーをする事をお許しくださいませ……?」
手紙を届ける対価が、バリエンダールで見つけた海産物を使っての食事会、と言う事らしい。
そんな文面を聞けば、今のところレイナの身が脅かされる様な事態にはなっていないのだろう――とは推測出来るが。
「……承知した。彼女がそう望むなら」
では陛下には宜しくお伝え下さいませ――そう言って、ボードリエ伯爵令嬢は、表情の上では冷静さを保ったまま、部屋をあとにしていった。
「……シモン」
「はいっ⁉」
いつだったか「腹芸が出来ない」などとレイナがシモンを評していたのを思い出す。
なるほど、言われてみればそうなのかも知れない。
私は、砕け散ったブレスレットの破片を指さして、回収して管理部に届けるようにとシモンに依頼した。
「すまないが、私は陛下にお会いして来る」
多分、私の怒りあるいは八つ当たりの矛先を向けられたくなかったんだろう。
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