25 / 50
第四章 北衙禁軍の暗躍
4-5
しおりを挟む
平凡な一般市民であれば、実際には国の皇族の名前は、最初から知りもしないことが多い。
皇帝陛下、皇太子殿下、皇女殿下と言った敬称で充分通じていて、そもそもよほどのことがなければ会話に上ることすらないからだ。
ただし珠葵の場合は、様々な地位の者が出入りをする妓楼の中に店があることに加えて、雪娜や圭琪、御史台更夜部の複数の官吏らと懇意にしていることが相まって、一般市民では知り得ない知識までもが身に付いてしまっていた。
春宮は、当代皇太子の住まう宮。
游と言う姓は、皇族のみが名乗ることを許された姓。
すなわち春宮・游皐瑛とは、当代の皇太子を指す――と。
何でこんなところに――! という珠葵の絶叫も、無理からぬ話だった。
足元が冷たい石だったとしても、跪拝をしないわけにはいかない。
珠葵が膝をつきかけたところで「牢の中でまで作法は遵守せずとも良い」と、鉄格子越しに声がかけられた。
「いえっ、ですが――」
「大事な秘蔵っ子にそのようなことをさせたと知られれば、私が雪娜に叱られ――いや、無視されてしまう。社交辞令と取るな。そのまま楽にしていろ」
「は、はあ……」
ちらりと様子を窺えば、意外に表情が真剣だ。
本気で雪娜に無視されるのは困る、と言った感じだ。
考えてみれば、確かに雪娜はそう言いそうな気もするので、珠葵もとりあえず、跪拝をすることは止めた。
「あ、あのっ、雪娜様に何かあったんでしょうか⁉」
先ほど皐瑛は、御史台更夜部がすぐには動けないようなことを口にしていなかったか。
雪娜だけではなく、鄭圭琪もだと。
ここまで詳細を確認する時間も伝手もなかったが、皇太子までが姿を見せたとなれば話は別だろう。
珠葵はぐっと牢の鉄格子の方へと近づいた。
南陽楼に李明玉が現れて、多種多様な物を売り払って行ってから、珠葵の周りは騒がしくなる一方だ。
それでも、雪娜に何か危険が降りかかるのかも知れないとなれば、珠葵はここでじっとしてなんていられない。
「わ、私に出来ることはありますか⁉」
「……ほう。わざわざ首を突っ込むと?」
「雪娜様の為でしたら! あっ、でも、守護龍の子を差し出せと言われるのは困ります! 他ならぬ雪娜様から、誰にも、それこそ親である龍泉様が望む時以外は、誰にも触らせるなと言われているので!」
珠葵が素早く話の先回りをしたところ、皐瑛は「惜しい」とでも言いたげに微笑った。
「よほどそう言ってやろうかと思ったが、己でも理解をしていたか。……まあいい」
片手を不意に持ち上げた皐瑛が、パチンと指を鳴らす。
その途端、柔らかな風が珠葵の頬を撫でていった。
「これで会話は外には洩れぬ。あまり長い時間こうしておくと外から怪しまれてしまうが、短時間の話であれば構うまい」
「……怪しまれる?」
「なんだ、腰でも引けたか?」
「いえ」
「そうか。虚勢だろうと、張れるだけ大したものだがな」
あまり本気で感心しているようには思えないが、仕方がない。
珠葵は両手の拳をぐっと握りしめて「聞く」体制をとった。
「実際に親しかろうと親しくなかろうと、現状を打破するためには凌北斗を探し出す必要がある。まずはそのことを理解しろ」
「……え」
珠葵は思いきりイヤだと表情に出してしまったが、皐瑛は取り合わない。
それがかえって真剣さを感じさせるようで、珠葵はその不快感を口に出す事までは出来なかった。
「事の発端は凌北斗、いや、その養父が死んだところにある」
皐瑛の言葉に、そう言えば父親がどうのと言う話は、北斗自身がしていたかも知れないと、珠葵は北斗の行動に振り回されていた間のことを反芻する。
「それまで『凌北斗』と言う存在は秘されていた。存在自体が噂でしかなかった。それが養父の死で、紗が剥がれるかの如く一気に表面化してしまったのだ」
もしかしたら、人ひとり隠し通すだけの『術』のようなものがかかっていたのかも知れない、と皐瑛は言った。
それが養父の死によって解けてしまったのではないか、と。
「つまりは、そうとしか考えられないくらいに突然で、しかも不自然な発覚の仕方だったとも言えるな」
「確かにあれだけ猪突猛進に騒ぎ立てる性格だったら、これまで誰の話題にも上らないって言うのも不自然と言えば不自然……」
うっかり顔を顰めたまま呟く珠葵に、皐瑛は苦笑ぎみだった。
「なるほど、猪突猛進」
「もしかしたら、その養父と言う人が殺されて、頭に血が上ってるだけかも知れませんけど。絶対真相暴いてやる! って言うくらいの勢いでしたし」
「……殺された? 凌北斗は、そんな風に言っていたのか」
「あ、はい。明明さん――李明玉のことを知りたかったのは、その養父が最後に会ったからだ、みたいなことを言ってたような……」
珠葵をここに放り込んだ連中と違って、居丈高に聞いてこないせいだろうか。
気付けば珠葵はスラスラと、北斗との会話のあれこれを皐瑛に対して答えていた。
「ああ……そうなると、その時点で凌北斗はもう向こうに見つかっていて、養父の存在だけが邪魔だったということか……」
「向こう?」
「殺されたと言う妓女は、凌北斗の養父を殺害するためだけに利用された。目的を果たした時点で口封じの為に殺され、凌北斗の捕獲あるいは殺害自体は別の者に依頼したんだろう。出来る限り、自分に辿り着かないよう幾重にも罠が張り巡らされた」
「明明さん、本当に亡くなってしまったんですか?」
何でもないことのように皐瑛は言うが、珠葵はそれを自分の目で見てはいない。
どうしても、どこかにまだ別人であって欲しい思いが消せずにいる。
「私のところには、不確かな段階での情報は滅多と届かない。ここを出られたなら、自力で確かめに行くのも自由だが……今はその前提でいて貰わなければ話が進まん」
皐瑛と珠葵は、今日が初対面だ。彼が珠葵を慮る理由はこれっぽっちもない。
生きていないと思え――そう言われてしまえば、今は従わざるを得なかった。
「あの、ちなみになんですけど……その『罠』を張ったという人なり組織なりにも、もしかして、お心あたりが?」
さっきからの皐瑛の口ぶりは、既に誰かを想定してのものであるような気がするのだ。
分かっているならどうして、捕らえるなり尋問するなりしないのだろうと思ったのを見透かしたのか、皐瑛はやや皮肉っぽく口の端を歪めた。
「春宮住まいだからと言って、そう何もかもが思い通りなる訳ではない。現に今、私の味方であるはずの御史台更夜部は動かせない。動かしたところで、雪娜を絡めとるための口実にされるだけだ。本人たちがどう思おうと一歩たりとも外へは出せん。かと言って、本来であれば自由に動けるはずの秘蔵っ子は牢の中ときている」
秘蔵っ子、と言われたところで珠葵が自分を指差すと「他にいたら教えてくれ」などと大真面目に返されてしまった。
「……ちなみに聞くが、北衙禁軍と言うのがどう言う組織か知っているか?」
「えーっと、以前に雪娜様から教わりました! 確か表向きは王族の警護でも、実際は皇帝陛下直属の親衛隊――あれ?」
何気なく答えを返したところで、珠葵はおかしな可能性に気が付いてしまった。
ここに珠葵を放り込んだ連中や、丹劉帆。彼らはそれぞれ所属を何だと名乗っていたか。
「妓女に殺されたのは、凌北斗の養父。当然、凌はその養父の姓」
皐瑛の声が、頭の中の「まさか」と言う声にかき消されそうになる。
「ならば実父の名は? 何だと思う?」
「……っ」
珠葵は言葉の代わりに、ヒュッと息を呑み込んでしまった。
皇帝陛下、皇太子殿下、皇女殿下と言った敬称で充分通じていて、そもそもよほどのことがなければ会話に上ることすらないからだ。
ただし珠葵の場合は、様々な地位の者が出入りをする妓楼の中に店があることに加えて、雪娜や圭琪、御史台更夜部の複数の官吏らと懇意にしていることが相まって、一般市民では知り得ない知識までもが身に付いてしまっていた。
春宮は、当代皇太子の住まう宮。
游と言う姓は、皇族のみが名乗ることを許された姓。
すなわち春宮・游皐瑛とは、当代の皇太子を指す――と。
何でこんなところに――! という珠葵の絶叫も、無理からぬ話だった。
足元が冷たい石だったとしても、跪拝をしないわけにはいかない。
珠葵が膝をつきかけたところで「牢の中でまで作法は遵守せずとも良い」と、鉄格子越しに声がかけられた。
「いえっ、ですが――」
「大事な秘蔵っ子にそのようなことをさせたと知られれば、私が雪娜に叱られ――いや、無視されてしまう。社交辞令と取るな。そのまま楽にしていろ」
「は、はあ……」
ちらりと様子を窺えば、意外に表情が真剣だ。
本気で雪娜に無視されるのは困る、と言った感じだ。
考えてみれば、確かに雪娜はそう言いそうな気もするので、珠葵もとりあえず、跪拝をすることは止めた。
「あ、あのっ、雪娜様に何かあったんでしょうか⁉」
先ほど皐瑛は、御史台更夜部がすぐには動けないようなことを口にしていなかったか。
雪娜だけではなく、鄭圭琪もだと。
ここまで詳細を確認する時間も伝手もなかったが、皇太子までが姿を見せたとなれば話は別だろう。
珠葵はぐっと牢の鉄格子の方へと近づいた。
南陽楼に李明玉が現れて、多種多様な物を売り払って行ってから、珠葵の周りは騒がしくなる一方だ。
それでも、雪娜に何か危険が降りかかるのかも知れないとなれば、珠葵はここでじっとしてなんていられない。
「わ、私に出来ることはありますか⁉」
「……ほう。わざわざ首を突っ込むと?」
「雪娜様の為でしたら! あっ、でも、守護龍の子を差し出せと言われるのは困ります! 他ならぬ雪娜様から、誰にも、それこそ親である龍泉様が望む時以外は、誰にも触らせるなと言われているので!」
珠葵が素早く話の先回りをしたところ、皐瑛は「惜しい」とでも言いたげに微笑った。
「よほどそう言ってやろうかと思ったが、己でも理解をしていたか。……まあいい」
片手を不意に持ち上げた皐瑛が、パチンと指を鳴らす。
その途端、柔らかな風が珠葵の頬を撫でていった。
「これで会話は外には洩れぬ。あまり長い時間こうしておくと外から怪しまれてしまうが、短時間の話であれば構うまい」
「……怪しまれる?」
「なんだ、腰でも引けたか?」
「いえ」
「そうか。虚勢だろうと、張れるだけ大したものだがな」
あまり本気で感心しているようには思えないが、仕方がない。
珠葵は両手の拳をぐっと握りしめて「聞く」体制をとった。
「実際に親しかろうと親しくなかろうと、現状を打破するためには凌北斗を探し出す必要がある。まずはそのことを理解しろ」
「……え」
珠葵は思いきりイヤだと表情に出してしまったが、皐瑛は取り合わない。
それがかえって真剣さを感じさせるようで、珠葵はその不快感を口に出す事までは出来なかった。
「事の発端は凌北斗、いや、その養父が死んだところにある」
皐瑛の言葉に、そう言えば父親がどうのと言う話は、北斗自身がしていたかも知れないと、珠葵は北斗の行動に振り回されていた間のことを反芻する。
「それまで『凌北斗』と言う存在は秘されていた。存在自体が噂でしかなかった。それが養父の死で、紗が剥がれるかの如く一気に表面化してしまったのだ」
もしかしたら、人ひとり隠し通すだけの『術』のようなものがかかっていたのかも知れない、と皐瑛は言った。
それが養父の死によって解けてしまったのではないか、と。
「つまりは、そうとしか考えられないくらいに突然で、しかも不自然な発覚の仕方だったとも言えるな」
「確かにあれだけ猪突猛進に騒ぎ立てる性格だったら、これまで誰の話題にも上らないって言うのも不自然と言えば不自然……」
うっかり顔を顰めたまま呟く珠葵に、皐瑛は苦笑ぎみだった。
「なるほど、猪突猛進」
「もしかしたら、その養父と言う人が殺されて、頭に血が上ってるだけかも知れませんけど。絶対真相暴いてやる! って言うくらいの勢いでしたし」
「……殺された? 凌北斗は、そんな風に言っていたのか」
「あ、はい。明明さん――李明玉のことを知りたかったのは、その養父が最後に会ったからだ、みたいなことを言ってたような……」
珠葵をここに放り込んだ連中と違って、居丈高に聞いてこないせいだろうか。
気付けば珠葵はスラスラと、北斗との会話のあれこれを皐瑛に対して答えていた。
「ああ……そうなると、その時点で凌北斗はもう向こうに見つかっていて、養父の存在だけが邪魔だったということか……」
「向こう?」
「殺されたと言う妓女は、凌北斗の養父を殺害するためだけに利用された。目的を果たした時点で口封じの為に殺され、凌北斗の捕獲あるいは殺害自体は別の者に依頼したんだろう。出来る限り、自分に辿り着かないよう幾重にも罠が張り巡らされた」
「明明さん、本当に亡くなってしまったんですか?」
何でもないことのように皐瑛は言うが、珠葵はそれを自分の目で見てはいない。
どうしても、どこかにまだ別人であって欲しい思いが消せずにいる。
「私のところには、不確かな段階での情報は滅多と届かない。ここを出られたなら、自力で確かめに行くのも自由だが……今はその前提でいて貰わなければ話が進まん」
皐瑛と珠葵は、今日が初対面だ。彼が珠葵を慮る理由はこれっぽっちもない。
生きていないと思え――そう言われてしまえば、今は従わざるを得なかった。
「あの、ちなみになんですけど……その『罠』を張ったという人なり組織なりにも、もしかして、お心あたりが?」
さっきからの皐瑛の口ぶりは、既に誰かを想定してのものであるような気がするのだ。
分かっているならどうして、捕らえるなり尋問するなりしないのだろうと思ったのを見透かしたのか、皐瑛はやや皮肉っぽく口の端を歪めた。
「春宮住まいだからと言って、そう何もかもが思い通りなる訳ではない。現に今、私の味方であるはずの御史台更夜部は動かせない。動かしたところで、雪娜を絡めとるための口実にされるだけだ。本人たちがどう思おうと一歩たりとも外へは出せん。かと言って、本来であれば自由に動けるはずの秘蔵っ子は牢の中ときている」
秘蔵っ子、と言われたところで珠葵が自分を指差すと「他にいたら教えてくれ」などと大真面目に返されてしまった。
「……ちなみに聞くが、北衙禁軍と言うのがどう言う組織か知っているか?」
「えーっと、以前に雪娜様から教わりました! 確か表向きは王族の警護でも、実際は皇帝陛下直属の親衛隊――あれ?」
何気なく答えを返したところで、珠葵はおかしな可能性に気が付いてしまった。
ここに珠葵を放り込んだ連中や、丹劉帆。彼らはそれぞれ所属を何だと名乗っていたか。
「妓女に殺されたのは、凌北斗の養父。当然、凌はその養父の姓」
皐瑛の声が、頭の中の「まさか」と言う声にかき消されそうになる。
「ならば実父の名は? 何だと思う?」
「……っ」
珠葵は言葉の代わりに、ヒュッと息を呑み込んでしまった。
167
あなたにおすすめの小説
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~
ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした芽依は、お詫びとして大好きな異世界へ転生させてもらえることに。だが転生の際、またしても神のミスで、森の奥地に幼女の姿で送られてしまい。転生の反動で眠っていた瞳は、気づかないうちに魔獣たちに囲まれてしまう。
しかしそんな危機的状況の中、森を巡回していた、獣人だけで構成された獣騎士団が駆け付けてくれ、芽依はどうにかこの窮地を切り抜けることができたのだった。
やがて目を覚ました芽依は、初めは混乱したものの、すぐに現状を受け入れ。またその後、同じ種族の人間側で保護する案も出たが、ある事情により、芽依はそのまま獣騎士団の宿舎で暮らすことに。
そこで芽依は、助けてくれた獣騎士たちに恩を返すため、そして日々厳しい任務に向かう獣人たちが少しでも平穏に過ごせるようにと、お世話係を買って出る。
そんな芽依に、当初は不安だった獣人たちだったが、元気で明るい瞳の存在は、次第に獣人たちの力となっていくのだった。
これはちびっ子転生者の芽依が、獣人や魔獣たちのために奮闘し、癒しとなっていく。そんな、ほっこりまったり? な物語。
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
こわいかおの獣人騎士が、仕事大好きトリマーに秒で堕とされた結果
てへぺろ
恋愛
仕事大好きトリマーである黒木優子(クロキ)が召喚されたのは、毛並みの手入れが行き届いていない、犬系獣人たちの国だった。
とりあえず、護衛兼監視役として来たのは、ハスキー系獣人であるルーサー。不機嫌そうににらんでくるものの、ハスキー大好きなクロキにはそんなの関係なかった。
「とりあえずブラッシングさせてくれません?」
毎日、獣人たちのお手入れに精を出しては、ルーサーを(犬的に)愛でる日々。
そのうち、ルーサーはクロキを女性として意識するようになるものの、クロキは彼を犬としかみていなくて……。
※獣人のケモ度が高い世界での恋愛話ですが、ケモナー向けではないです。ズーフィリア向けでもないです。
もふもふと始めるゴミ拾いの旅〜何故か最強もふもふ達がお世話されに来ちゃいます〜
双葉 鳴
ファンタジー
「ゴミしか拾えん役立たずなど我が家にはふさわしくない! 勘当だ!」
授かったスキルがゴミ拾いだったがために、実家から勘当されてしまったルーク。
途方に暮れた時、声をかけてくれたのはひと足先に冒険者になって実家に仕送りしていた長兄アスターだった。
ルークはアスターのパーティで世話になりながら自分のスキルに何ができるか少しづつ理解していく。
駆け出し冒険者として少しづつ認められていくルーク。
しかしクエストの帰り、討伐対象のハンターラビットとボアが縄張り争いをしてる場面に遭遇。
毛色の違うハンターラビットに自分を重ねるルークだったが、兄アスターから引き止められてギルドに報告しに行くのだった。
翌朝死体が運び込まれ、素材が剥ぎ取られるハンターラビット。
使われなくなった肉片をかき集めてお墓を作ると、ルークはハンターラビットの魂を拾ってしまい……変身できるようになってしまった!
一方で死んだハンターラビットの帰りを待つもう一匹のハンターラビットの助けを求める声を聞いてしまったルークは、その子を助け出す為兄の言いつけを破って街から抜け出した。
その先で助け出したはいいものの、すっかり懐かれてしまう。
この日よりルークは人間とモンスターの二足の草鞋を履く生活を送ることになった。
次から次に集まるモンスターは最強種ばかり。
悪の研究所から逃げ出してきたツインヘッドベヒーモスや、捕らえられてきたところを逃げ出してきたシルバーフォックス(のちの九尾の狐)、フェニックスやら可愛い猫ちゃんまで。
ルークは新しい仲間を募り、一緒にお世話するブリーダーズのリーダーとしてお世話道を極める旅に出るのだった!
<第一部:疫病編>
一章【完結】ゴミ拾いと冒険者生活:5/20〜5/24
二章【完結】ゴミ拾いともふもふ生活:5/25〜5/29
三章【完結】ゴミ拾いともふもふ融合:5/29〜5/31
四章【完結】ゴミ拾いと流行り病:6/1〜6/4
五章【完結】ゴミ拾いともふもふファミリー:6/4〜6/8
六章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(道中):6/8〜6/11
七章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(本編):6/12〜6/18
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる