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獣人編
逃亡者、レベルを上げる
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色々あったけど、ギルドを出た僕達は当初の予定通りダンジョンに行く
「レベルを上げていくよ。まずはダンジョンの奥の方まで潜って僕が魔物を倒すからミアは2人を見ててね。ある程度2人のレベルが上がったら入り口付近に戻って実践経験を積む為に2人にメインで戦ってもらうからそのつもりでね」
予定を確認してから奥に進み始める
道中の魔物を適当にあしらいつつ進む。
途中ですれ違うパーティが珍しいものを見る目で見てくるが気にしない。
ダンジョンの5層まで来たところでボスとの戦闘になる。
5層毎に必ずボス部屋があるらしい。次の階層への通路を塞いでいる。
前回戦ったスケルトンナイトはランダムで発生するイベントみたいなやつなので今回とは趣旨が異なる
ボス部屋への扉を開けるとそこにはオークがいた。
聞いてた通りだね。固定のボス部屋には同じボスがいつもいるらしい。不思議だ
僕がオークをサクッと処理すると粒子になって消えた
やっぱり不思議だ
さらに奥に進んでいき28層にてボス部屋を見つけたので入ることにする。
「前みたいにヤバい相手がいるかも知れないから、僕が一人で入るよ。倒せればここを拠点に利用できるし」
1人なら逃走で逃げれるし、今ならミアだけでも2人を地上まで送り届けれる
中に入ると中にはゴーレムが鎮座していた。
近づくと立ち上がり攻撃してくる
僕は避けてからカウンターの要領でゴーレムを殴って破壊する
普通はこんなものか
僕は3人を中に呼ぶ
「あっけなかったよ、宝箱が出たから一緒にあけよう」
宝箱を開けると中にはスキル書が入っていた
スキル書
[毒]を獲得する
鑑定便利だけど、鑑定結果に対して詳細は見れないんだよなぁ
「スキル書だね。一応買い取ってくれるよ」
「[毒]スキルだって、知ってる?」
「ハズレスキルだね。獲得すると攻撃に毒属性が乗るんだけど、自分も常に毒に侵されるんだよ。パッシブスキルだから解除はできないの」
厄介すぎる
「買った人がかわいそうだから、収納に眠らせとくよ」
「……そうだね」
「とりあえず、この今日はここで休もうか。ボス部屋には魔物は入ってこれないらしいからね。明日はこの階層でレベル上げをした後にあの転移陣で帰ろう」
3人は頷く
収納からテント、布団などを取り出して準備する
「ダンジョンの中で布団で寝るなんて考えられないよ…」
フィルが呟く
まあ普通は荷物を減らすために最低限しか物資は持ち運ばないからね
「気にしないの。夕食食べるよ」
サラさんに多めに弁当を作ってもらってあるので、食事の心配もない。快適だ
翌日は28層で手当たり次第に魔物を倒して、思ったよりレベルが上がったので昼過ぎに早めに切り上げて帰ることにする。
しかし、ボス部屋に戻ろうとしたらボス部屋が消えていた。
ダンジョンって本当に謎だ。
「……歩いて帰ろうか」
歩いて地上に戻ると地上ではもう深夜だった。
納得いかない
ダンジョンを作った人に文句を言いたい
「みんなお疲れさま。こんな時間になっちゃってごめんね。屋敷に帰って寝よう」
屋敷で寝た僕達は昼までゆっくりした後にダンジョンに向かう
「今日は出来るだけ2人で魔物を倒すんだよ。ステータス的には十分勝てるから色々考えながら経験を積むようにね」
フィルとフェンに頑張るように伝える
クルトの計画もあるけど、僕が考えている計画も別である。両方出来ればさらに良い。そのためにはフィルとフェンには強くなってもらわないといけない。
「フェンもまだ魔物が怖いと思うけど頑張ってお姉ちゃんを助けるんだよ」
「うん、頑張る」
本当だったらこんな小さい子に戦わせるなんてやめた方がいいんだけどなぁ
2人はダンジョンを戦いながら進んでいく。
僕が言ったように色々と試しながら立ち回りを考えているようだ。
素直で良い子達だな
僕がやる事は2人が倒した魔物を収納に入れるだけ
2人は順調に進み、8層まで進む
「2人ともちょっと待って、その先はモンスターハウスだよ」
モンスターハウスはわかりやすい。不自然な程の真四角の空間になってるから。
浅い階層だといいけど、深くなるに連れて罠が増えてきて転移でモンスターハウスへ無理矢理入らされるとかあるらしい。
入ってみないと何が出てくるかわからないんだよなぁ
「これも経験だから2人で頑張ろうか。やばそうなら変わるから。あと、スライムだけだったら僕に変わってね」
スライムの涙の件もあるからモンスターハウスは見つけたら出来るだけ入りたい
2人が部屋に入るとモンスターが湧き出した。
あれなら大丈夫そうかな
変わった敵はいなさそうなので、苦戦しつつも倒せるだろう
「ミア、危なそうになったら2人に支援魔法を掛けて上げて」
「大丈夫だと思うけど、準備しとくね」
僕の心配は杞憂に終わり、2人はなんなくモンスターハウスを突破する
疲れも見えるし今日はこれで終わりにしようかな
「お疲れさま。そろそろ引き上げようか」
センスがいいのか動き自体はいいんだよな。後はやっぱりレベルを上げるのとスキルが欲しいな
…お金貯めてスキル書を買い占めるか
鑑定していいやつだけ買うのはなんだかズルしてるみたいだけど、全部買えばいいかな。ヤバい奴と思われるかもだけど…
冒険者ギルドで魔物の報酬をもらってから屋敷に帰る
今日の分の報酬を2人に渡そうとしたけど断られる。
しょうがないので他と分けて代わりに保管しておくことにした
「レベルを上げていくよ。まずはダンジョンの奥の方まで潜って僕が魔物を倒すからミアは2人を見ててね。ある程度2人のレベルが上がったら入り口付近に戻って実践経験を積む為に2人にメインで戦ってもらうからそのつもりでね」
予定を確認してから奥に進み始める
道中の魔物を適当にあしらいつつ進む。
途中ですれ違うパーティが珍しいものを見る目で見てくるが気にしない。
ダンジョンの5層まで来たところでボスとの戦闘になる。
5層毎に必ずボス部屋があるらしい。次の階層への通路を塞いでいる。
前回戦ったスケルトンナイトはランダムで発生するイベントみたいなやつなので今回とは趣旨が異なる
ボス部屋への扉を開けるとそこにはオークがいた。
聞いてた通りだね。固定のボス部屋には同じボスがいつもいるらしい。不思議だ
僕がオークをサクッと処理すると粒子になって消えた
やっぱり不思議だ
さらに奥に進んでいき28層にてボス部屋を見つけたので入ることにする。
「前みたいにヤバい相手がいるかも知れないから、僕が一人で入るよ。倒せればここを拠点に利用できるし」
1人なら逃走で逃げれるし、今ならミアだけでも2人を地上まで送り届けれる
中に入ると中にはゴーレムが鎮座していた。
近づくと立ち上がり攻撃してくる
僕は避けてからカウンターの要領でゴーレムを殴って破壊する
普通はこんなものか
僕は3人を中に呼ぶ
「あっけなかったよ、宝箱が出たから一緒にあけよう」
宝箱を開けると中にはスキル書が入っていた
スキル書
[毒]を獲得する
鑑定便利だけど、鑑定結果に対して詳細は見れないんだよなぁ
「スキル書だね。一応買い取ってくれるよ」
「[毒]スキルだって、知ってる?」
「ハズレスキルだね。獲得すると攻撃に毒属性が乗るんだけど、自分も常に毒に侵されるんだよ。パッシブスキルだから解除はできないの」
厄介すぎる
「買った人がかわいそうだから、収納に眠らせとくよ」
「……そうだね」
「とりあえず、この今日はここで休もうか。ボス部屋には魔物は入ってこれないらしいからね。明日はこの階層でレベル上げをした後にあの転移陣で帰ろう」
3人は頷く
収納からテント、布団などを取り出して準備する
「ダンジョンの中で布団で寝るなんて考えられないよ…」
フィルが呟く
まあ普通は荷物を減らすために最低限しか物資は持ち運ばないからね
「気にしないの。夕食食べるよ」
サラさんに多めに弁当を作ってもらってあるので、食事の心配もない。快適だ
翌日は28層で手当たり次第に魔物を倒して、思ったよりレベルが上がったので昼過ぎに早めに切り上げて帰ることにする。
しかし、ボス部屋に戻ろうとしたらボス部屋が消えていた。
ダンジョンって本当に謎だ。
「……歩いて帰ろうか」
歩いて地上に戻ると地上ではもう深夜だった。
納得いかない
ダンジョンを作った人に文句を言いたい
「みんなお疲れさま。こんな時間になっちゃってごめんね。屋敷に帰って寝よう」
屋敷で寝た僕達は昼までゆっくりした後にダンジョンに向かう
「今日は出来るだけ2人で魔物を倒すんだよ。ステータス的には十分勝てるから色々考えながら経験を積むようにね」
フィルとフェンに頑張るように伝える
クルトの計画もあるけど、僕が考えている計画も別である。両方出来ればさらに良い。そのためにはフィルとフェンには強くなってもらわないといけない。
「フェンもまだ魔物が怖いと思うけど頑張ってお姉ちゃんを助けるんだよ」
「うん、頑張る」
本当だったらこんな小さい子に戦わせるなんてやめた方がいいんだけどなぁ
2人はダンジョンを戦いながら進んでいく。
僕が言ったように色々と試しながら立ち回りを考えているようだ。
素直で良い子達だな
僕がやる事は2人が倒した魔物を収納に入れるだけ
2人は順調に進み、8層まで進む
「2人ともちょっと待って、その先はモンスターハウスだよ」
モンスターハウスはわかりやすい。不自然な程の真四角の空間になってるから。
浅い階層だといいけど、深くなるに連れて罠が増えてきて転移でモンスターハウスへ無理矢理入らされるとかあるらしい。
入ってみないと何が出てくるかわからないんだよなぁ
「これも経験だから2人で頑張ろうか。やばそうなら変わるから。あと、スライムだけだったら僕に変わってね」
スライムの涙の件もあるからモンスターハウスは見つけたら出来るだけ入りたい
2人が部屋に入るとモンスターが湧き出した。
あれなら大丈夫そうかな
変わった敵はいなさそうなので、苦戦しつつも倒せるだろう
「ミア、危なそうになったら2人に支援魔法を掛けて上げて」
「大丈夫だと思うけど、準備しとくね」
僕の心配は杞憂に終わり、2人はなんなくモンスターハウスを突破する
疲れも見えるし今日はこれで終わりにしようかな
「お疲れさま。そろそろ引き上げようか」
センスがいいのか動き自体はいいんだよな。後はやっぱりレベルを上げるのとスキルが欲しいな
…お金貯めてスキル書を買い占めるか
鑑定していいやつだけ買うのはなんだかズルしてるみたいだけど、全部買えばいいかな。ヤバい奴と思われるかもだけど…
冒険者ギルドで魔物の報酬をもらってから屋敷に帰る
今日の分の報酬を2人に渡そうとしたけど断られる。
しょうがないので他と分けて代わりに保管しておくことにした
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