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12.ー閑話ー類の家にて side類
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駅で歩と別れてから、迎えの車に皆を乗せて俺の家に連れて帰った。車の中は終始無言だった。
「ただいま」
「お帰りなさい類。あら、みんなで来るなんて久しぶりね」
「「「「お邪魔します」」」」
「ゆっくりしていってね」
母さんと別れ、自分の部屋へと皆で向かう。それなりに広いので、男5人でいても問題は無い。それに、人には聞かれたくない話だし。
「さて。那都、風悠。かなり抜け駆けしてるね?」
「「類君もした」」
「そうそう!類だってこの間二人っきりで生徒会室にいたんだぜ!しかも鍵掛けて!」
「うっ…それは…俺が1番接点無かったんだからそれくらいいいじゃないか!」
「いや、それなら俺だって最近だし」
「…俺、同じクラスだけどなかなか話せてもらえてない」
「と、とにかく!那都と風悠はちょっとやり過ぎ!」
そう!那都と風悠は俺達の見てないところで、歩とスキンシップをしている。俺だって、歩にギュッとかしたいのに、先輩とか生徒会長の肩書きが邪魔をする。
「そういえば、歩の目元にキスしてたな」
「「あ」」
「何それ?俺知らない」
圭から話を聞き、俺は溜息をついた。
「「だって、歩君が泣いたから…」」
この双子は、考えるよりも先に行動するからなぁ…。
「わかった。今回は全部無しにしよう。その代わり、次からは遠慮無しだ!」
「「「「!!!」」」」
「俺も、権限使いまくるからな」
「え~!類、ズルくない?俺が1番不利なんだけど!」
「俺は、とりあえず話さなきゃ…」
「「俺達は…もっと甘えよう!」」
「あ、でも歩を困らせるのは無しだぞ」
皆、真顔で頷いた。
歩には笑っていて欲しいから。
「ただいま」
「お帰りなさい類。あら、みんなで来るなんて久しぶりね」
「「「「お邪魔します」」」」
「ゆっくりしていってね」
母さんと別れ、自分の部屋へと皆で向かう。それなりに広いので、男5人でいても問題は無い。それに、人には聞かれたくない話だし。
「さて。那都、風悠。かなり抜け駆けしてるね?」
「「類君もした」」
「そうそう!類だってこの間二人っきりで生徒会室にいたんだぜ!しかも鍵掛けて!」
「うっ…それは…俺が1番接点無かったんだからそれくらいいいじゃないか!」
「いや、それなら俺だって最近だし」
「…俺、同じクラスだけどなかなか話せてもらえてない」
「と、とにかく!那都と風悠はちょっとやり過ぎ!」
そう!那都と風悠は俺達の見てないところで、歩とスキンシップをしている。俺だって、歩にギュッとかしたいのに、先輩とか生徒会長の肩書きが邪魔をする。
「そういえば、歩の目元にキスしてたな」
「「あ」」
「何それ?俺知らない」
圭から話を聞き、俺は溜息をついた。
「「だって、歩君が泣いたから…」」
この双子は、考えるよりも先に行動するからなぁ…。
「わかった。今回は全部無しにしよう。その代わり、次からは遠慮無しだ!」
「「「「!!!」」」」
「俺も、権限使いまくるからな」
「え~!類、ズルくない?俺が1番不利なんだけど!」
「俺は、とりあえず話さなきゃ…」
「「俺達は…もっと甘えよう!」」
「あ、でも歩を困らせるのは無しだぞ」
皆、真顔で頷いた。
歩には笑っていて欲しいから。
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