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4.思い出③~一緒に旅行

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颯ちゃんと征ちゃんの大学の卒業式。
僕は二人分の花束を持って待っていた。
二人とも式には出たくなっかたみたいなんだけど、代表?になったから
絶対出ないといけなくなったんだって。渋ってたけど、

「颯ちゃんと征ちゃんの、かっこいいとこみたいな~」

僕の言葉で、二人はスーツを新調して式に出席した。
会場には入れないから、僕はロビーのモニターでその姿を見てた。

「あ、終わったかな?」

モニターから締めくくりの言葉が聞こえた。

「「亜樹~!!」」
「颯ちゃん!征ちゃん!」

いつも通り、二人が僕のもとへ走ってきてくれる。

「颯ちゃん、征ちゃん。卒業おめでとう!!すっごくカッコ良かったよ♡」
「「ありがとう、亜樹」」

お花を差し出すと、お花ごとギュってしてくれた。
喜んでもらえて良かった♡

「亜樹、旅行の準備は出来た?」
「うん、バッチリだよ!温泉楽しみだね!」

明日から三人で二泊三日の温泉旅行に行くんだ。
卒業&就職おめでとうお祝いだって。
僕がお祝いしないといけないのに、旅費は全部颯ちゃんと征ちゃんが出してくれた。
二人が言うには、

「「亜樹が一緒なのが最高のプレゼント。
  それに、お兄ちゃんが出すのが普通だよ」」

なんだって。
プレゼントは内緒で用意することにして、甘えることにした。

翌日、旅館に着いて豪華な部屋にびっくりした。
お部屋に温泉があって、すっごく大きなベッドがあった。

「すっっご~い!!」
「亜樹、気に入った?」
「うん!颯ちゃん征ちゃん、連れてきてくれてありがとう!」

僕は二人の口にチューをする。
兄弟の間では、ありがとうの時にもするんだよってこの前教えてもらったんだ!
もっと早く教えて欲しかったなぁ~。ありがとういっぱいなのに。

しばらくすると、お部屋に夕食が運ばれてきた。
これもすごく豪華な食事で、ほっぺが落ちそうだった。
二人は少しお酒を飲んでいたよ。僕も飲んでみたかったけど、
今はダメって言われちゃった。未成年だもんね。

ご飯の後は、もちろんお風呂!!久しぶりに三人で入ったよ。
颯ちゃんと征ちゃんの体は、昔よりもさらに大人で綺麗でちょっとドキドキした。
(だって、おちんちんが腰に巻いたタオルで隠れてないんだもん!!)
僕は相変わらず体は小さくて細くて肌も真っ白で…。
僕だって大人になれば!!

「亜樹~。久しぶりに頭洗うか?」
「うん!!」

ちょこんと座って、二人から頭を洗ってもらう。

「さっ、体も綺麗にしような」

タオルでモコモコに泡立ててから、泡で僕の体を包む。

「全身手で洗う方が体にいいんだって」
「そうなんだ~」

颯ちゃんと征ちゃんの手が僕の全身をなでるように洗ってくれる。

「くすぐったいよ~ww」
「じっとして亜樹。ちゃんと洗わないとダメだよ~」
「は~い」

昔みたいに、おちんちんも洗ってもらってると、
なんだかフワフワして頭がぼーっとしてきて、力が入らなくなってきた。
のぼせちゃったのかな?





~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
次回、少し長めです(^_^;)
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