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第三部 社会人編
第46話 最高営業責任者の実力を把握しておかねば3(藤堂CEO視点)
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「僕で効果確認しませんかって提案をしまして。」(船越さん)
「・・・え?」(私)
日頃、頭の回転が速いってよく言われる私だけど、その時は船越さんの言葉の意味がよく分からなくて、数秒間リアクションできないまま間が空いてしまった。
「そ、それって・・?」(私)
え・・・、ちょっと・・、聞きたくなかった真実だったり?ま、まさか船越くんが木島さんと・・できてた?
・・・わ、私、ショック受けてる。いや、早瀬さんの紹介してくれた人材で、男の人で、その人に手を出すとか、今後の早瀬財閥との良好な関係を考えたらあり得ないって思ってはいたけど。
でも、庇護欲をかき立てるかわいいショタルックスで、毎日事務所に二人きりな職場環境に、正直有頂天になってる自分がいた。
な、なのに、そんな有頂天な自分の脇で、木島さんが船越君とできてたとか・・。
「もしかして、・・お、お付き合いを?」(私)
「いえ、そういうことではなくて、ビジネスとして木島社長のニーズに応えるためにできることをしようと。」(船越さん)
いや、それって枕営業じゃない。そんな・・。船越君がそんな軽はずみに自分の身体を使う男性だったなんて。あ、でもちょっとショックが和らいでる自分がいる。自分にも脈があるって思った?ショタルックスな見た目とは裏腹に誰にでも竿を立てる(「誰にでも股を開く」の逆のこちらの世界での表現)男性ってところに興奮した?
ゲスい・・。私ってば、ゲスいわ・・。(←大丈夫、目の前の男はもっとゲスいですよ。)
「でも、先ほど船越さん自身がおっしゃいましたけど・・、というか他にもいろいろ聞きたいことがありますが、一旦それは置いておいて、1週間の間隔が空いてしまうので、効果の確認をしたいという木島さんのニーズにはこたえられなくないですか?」(私)
「そこが僕の特徴というか、実は僕、毎日でも身体大丈夫なので、3ヶ月間毎日精子を入れていただいて、妊娠しないことを確認しては、という提案をしたんです。あと、仮に妊娠してしまった場合は、当方で責任を持って対処させていただくと言い添えて。」(船越さん)
・・・毎日?いや、うらやましすぎだろ?反則じゃん!こんなかわいいショタルックス男子の精子をインとか、注射器で入れるにしたって、いいずりネタになるよ。おっと、いけない。心の中とはいえ、言葉が乱れてしまった。感情が揺さぶられすぎだわ。
「そ、そ、そう。ま、毎日というと木島さんのお宅を毎日訪問して?それとも、せ、精子サンプルを毎日送付しているのかしら。」(私)
「あ、営業活動の一環として、訪問させていただいてます。あと、サンプルの提供というか、僕の身体から直接木島さんの中にお渡ししてます。」(船越さん)
「(ギョ)ちょ、それって。」(私)
「その、平たく言いますと、肉体的な関係を持った形で。でも、おかげで課題の解決とともに木島社長により深い満足をいただけて。それが今回の成果につながったのではと思います。」(船越さん)
・・・ちょ・・。なにこの子。こともなげに何言ってんの?
「え?・・・その、それ、枕営業・・・あの、いい方悪いけど、枕営業じゃないかしら。」(私)
「あ・・。やめろということでしたら、今後控えますが。ただ、効果確認として完ぺきを期すという点では、僕の方法は間違ってないと思います。アンプルに取った精子とかも、鮮度でいえば経過時間とともに落ちていくわけで、その分妊娠確率の低下したサンプルになります。」(船越さん)
ま、間違ってはいない・・かな。枕営業は性交渉を駆け引きに商品を売るわけで商品と性交渉に直接の関係性はないけど、今の場合は商品そのものの効果確認が性交渉だから、必要っちゃあ必要なわけで。。
だけど、木島さんが船越君の味見をしておいて私が知らないなんて!ちょっと我慢ならない!
「あの、CEOとして、船越君の実力をしっかり把握しておきたい面もあります。確かにそういう活動もうちの商品の効果確認として有効ですけど、お客様のプライベートにかなり立ち入る行為になりますから。今後の事業活動の支障にならない行為になっているか・・、その・・た、確かめさせてもらえるかしら。」(私)
「あ、はい!喜んで!」(船越さん)
え?何、今の嬉しそうな顔。私、今かなりセクハラ・パワハラな感じの発言を意を決してしたと思ったんだけど、普通の男性だったら、立場を利用して肉体関係を強要されたとか訴えかねない発言しちゃったんだけど。。。
全然OK?
ヤバッ、全然OKなの?
「あ、で、でも、向こう3ヶ月は木島さんのところで致さなければならない訳よね。そのスケジュールの中で私とというのは体力的に厳しいでしょうから。」(私)
「大丈夫です。僕、一日何回かするのも可能ですし。・・・魅力的な藤堂CEOとでしたら、僕、いつでもできちゃいます。」(船越さん)
ブッ
は、鼻血が・・。や、ヤれる?い、今からでもヤれるってこと?
「・・・え?」(私)
日頃、頭の回転が速いってよく言われる私だけど、その時は船越さんの言葉の意味がよく分からなくて、数秒間リアクションできないまま間が空いてしまった。
「そ、それって・・?」(私)
え・・・、ちょっと・・、聞きたくなかった真実だったり?ま、まさか船越くんが木島さんと・・できてた?
・・・わ、私、ショック受けてる。いや、早瀬さんの紹介してくれた人材で、男の人で、その人に手を出すとか、今後の早瀬財閥との良好な関係を考えたらあり得ないって思ってはいたけど。
でも、庇護欲をかき立てるかわいいショタルックスで、毎日事務所に二人きりな職場環境に、正直有頂天になってる自分がいた。
な、なのに、そんな有頂天な自分の脇で、木島さんが船越君とできてたとか・・。
「もしかして、・・お、お付き合いを?」(私)
「いえ、そういうことではなくて、ビジネスとして木島社長のニーズに応えるためにできることをしようと。」(船越さん)
いや、それって枕営業じゃない。そんな・・。船越君がそんな軽はずみに自分の身体を使う男性だったなんて。あ、でもちょっとショックが和らいでる自分がいる。自分にも脈があるって思った?ショタルックスな見た目とは裏腹に誰にでも竿を立てる(「誰にでも股を開く」の逆のこちらの世界での表現)男性ってところに興奮した?
ゲスい・・。私ってば、ゲスいわ・・。(←大丈夫、目の前の男はもっとゲスいですよ。)
「でも、先ほど船越さん自身がおっしゃいましたけど・・、というか他にもいろいろ聞きたいことがありますが、一旦それは置いておいて、1週間の間隔が空いてしまうので、効果の確認をしたいという木島さんのニーズにはこたえられなくないですか?」(私)
「そこが僕の特徴というか、実は僕、毎日でも身体大丈夫なので、3ヶ月間毎日精子を入れていただいて、妊娠しないことを確認しては、という提案をしたんです。あと、仮に妊娠してしまった場合は、当方で責任を持って対処させていただくと言い添えて。」(船越さん)
・・・毎日?いや、うらやましすぎだろ?反則じゃん!こんなかわいいショタルックス男子の精子をインとか、注射器で入れるにしたって、いいずりネタになるよ。おっと、いけない。心の中とはいえ、言葉が乱れてしまった。感情が揺さぶられすぎだわ。
「そ、そ、そう。ま、毎日というと木島さんのお宅を毎日訪問して?それとも、せ、精子サンプルを毎日送付しているのかしら。」(私)
「あ、営業活動の一環として、訪問させていただいてます。あと、サンプルの提供というか、僕の身体から直接木島さんの中にお渡ししてます。」(船越さん)
「(ギョ)ちょ、それって。」(私)
「その、平たく言いますと、肉体的な関係を持った形で。でも、おかげで課題の解決とともに木島社長により深い満足をいただけて。それが今回の成果につながったのではと思います。」(船越さん)
・・・ちょ・・。なにこの子。こともなげに何言ってんの?
「え?・・・その、それ、枕営業・・・あの、いい方悪いけど、枕営業じゃないかしら。」(私)
「あ・・。やめろということでしたら、今後控えますが。ただ、効果確認として完ぺきを期すという点では、僕の方法は間違ってないと思います。アンプルに取った精子とかも、鮮度でいえば経過時間とともに落ちていくわけで、その分妊娠確率の低下したサンプルになります。」(船越さん)
ま、間違ってはいない・・かな。枕営業は性交渉を駆け引きに商品を売るわけで商品と性交渉に直接の関係性はないけど、今の場合は商品そのものの効果確認が性交渉だから、必要っちゃあ必要なわけで。。
だけど、木島さんが船越君の味見をしておいて私が知らないなんて!ちょっと我慢ならない!
「あの、CEOとして、船越君の実力をしっかり把握しておきたい面もあります。確かにそういう活動もうちの商品の効果確認として有効ですけど、お客様のプライベートにかなり立ち入る行為になりますから。今後の事業活動の支障にならない行為になっているか・・、その・・た、確かめさせてもらえるかしら。」(私)
「あ、はい!喜んで!」(船越さん)
え?何、今の嬉しそうな顔。私、今かなりセクハラ・パワハラな感じの発言を意を決してしたと思ったんだけど、普通の男性だったら、立場を利用して肉体関係を強要されたとか訴えかねない発言しちゃったんだけど。。。
全然OK?
ヤバッ、全然OKなの?
「あ、で、でも、向こう3ヶ月は木島さんのところで致さなければならない訳よね。そのスケジュールの中で私とというのは体力的に厳しいでしょうから。」(私)
「大丈夫です。僕、一日何回かするのも可能ですし。・・・魅力的な藤堂CEOとでしたら、僕、いつでもできちゃいます。」(船越さん)
ブッ
は、鼻血が・・。や、ヤれる?い、今からでもヤれるってこと?
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